新しい家族はメイドラゴン   作:akatsuki4612

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遅れてしまったのはバンドリをやっていたからなんだ、すまない……

ちなみに蘭もひまりも当たりませんでした(半ギレ)


お外で遊びましょう!

「遊びたーい」

 

カンナが俺たちにそう言った。

 

「ゲームとかは?」

 

「飽きちゃった」

 

もう飽きちゃったか……まあ子供は外で遊びたいだろうしな

 

「そうですねぇ……それじゃあ外で遊びに行きます?」

 

トールが俺に聞いてきたので俺は頷いた

 

俺も身体を動かさないとな……

 

「とりあえず、準備をしてくるから待っ……」

 

「よっしゃぁ! そうと決まれば早速行きましょうか! カンナも付いてきてください!」

 

「わかった」

 

トールが俺の腕を掴み、走って外に出る。

 

ちょ……ちょっと待ってってばぁ!

 

そんな俺の声も聞かずに、トールがカンナに認識阻害をかけた後。2人はドラゴンになり空を飛んで移動する。

 

ん? 俺はどこにいるかって? そりゃ……トールに服を掴まれたまま空を飛んでいるに決まってるでしょ。

 

今にも死ぬのではないかとハラハラしている。……本当に大丈夫だよなぁ?

 

「ここら辺でいいですかね〜」

 

そして、何事もなく無事に到着した。 死ぬかと思ったわ……

 

着地した後、周りを見渡すと草原で広がっていて、吹いてくる風がとても気持ちよく上を見ると青空がとてもきれいだったのだが……

 

「……ここ何処?」

 

「とりあえず、広い場所に来たのでよく分かりません」

 

携帯を見ると圏外と書かれていた。日本ですらないのね……

 

「早く遊びたーい」

 

「俊介さんも遊びましょう!」

 

……行きたいのだが、まだ少し目眩がするからな。

 

「俺は少し休んでから入れてもらおうかな」

 

そう言うと、トールは少し残念そうな顔をして

 

「分かりました……でも後で絶対来てくださいよ?」

 

そうしてトールはカンナの所へ行く。

 

というか何して遊ぶんだろうか……? 何も遊べるもの持ってきてないと思うんだが……

 

すると、2人から魔力が放出され拳のぶつかり合いが始まる。そしてカンナがトールを空に投げ飛ばす

 

待て、遊びってそれかよ!? それ決闘だよね? 騎士にとっては誉れある闘いだよね? ドラゴンにとっては遊びなのね……

 

それにしても……ドラゴンってやばいよなぁ……

 

トールがブレスを吐き、それをカンナが転がりながら避け、ブレスが当たった場所が燃えている。

 

その後、カンナが魔力を溜めてそれをトールに打ち出す。そしてトールは魔力砲にブレスを吐き撃ち合いになるが、少ししてその場で爆発する。そしてトールが地面に着地して、2人は睨みあっている。

 

これが遊びなんて信じられないわ!って普通の人を装うならこう言って指摘した方がいいのだろうか……

 

そんな事を考えていると、痺れを切らしたのかトールがブレスを吐いて、それをカンナが蹴って弾く。

 

おぉ〜ブレスを蹴って弾くとは……ん? ちょっと待って、ブレスこっちに飛んできてない?やべぇって! これどうやって対処すればいいの!? 魔力障壁で守るか!? そんなことしてる暇無いし、そもそもバレるし。

 

弾き返しても余計怪しまれそうだ。これもしかして詰み?

 

「俊介さん、危ない!」

 

トールの声が聞こえてきて、直ぐにトールが俺の前に立っていた。まさかブレスを受ける気か!?

 

俺はこのまま甘えてばっかでいいのだろうか。トールに嫌われないように隠してきて、今もこうやってトールに甘えようとしている。俺はトールが怪我するのを見たくないから……もうバレてもいいかな……

 

俺は付けている腕時計にこう言う。

 

「Activate」

 

『Quick start』

 

すると、時計から機械音声が流れて俺の魔力を必要な分だけ吸っていく。

 

そうして吸い終わると発動し、ブレスの速度が急激に遅くなる。

 

俺は立ち上がってトールの手を掴み、走ってブレスの直線上から離れる。……これで大丈夫か。

 

『Time over』

 

機械音声が流れて、ブレスの速度が元に戻りそのまま何処かへ飛んで行ってから少しして爆発した。

 

「…… 一体何が起こったのですか?」

 

トールは何が起こったのかよく理解出来ていなかった。

 

「トール様〜シュンスケ〜大丈夫?」

 

俺達を呼びながらカンナが走ってくる。

 

「えぇ、大丈夫ですよ……何故かブレスの軌道線から離れてましたが……」

 

「トール様とシュンスケ、物凄い速さでブレスの軌道線から離れていった。 全然見えなかった」

 

「カンナが見えない程の速さは私には出せませんし……もしかして!」

 

分かってしまったのかトールが俺の方を向く。

 

「今の俊介さんの仕業ですか!? そうですよね!!」

 

「何の事だ?」

 

無理だとは思うが惚けてみる。

 

「シュンスケ、魔力感じる。何故?」

 

やはり子供は鋭いな……仕方ない、この時計のことに付いてバラすか。

 

「実はこの時計に魔力が込められていて、俺がさっきのように言うと、魔法が発動して自分以外の時間を遅くするんだ」

 

時計に魔力が込められていることにしとけば俺自身は一般人だいうことにできる……これで大丈夫な筈だ

 

「そんなもの何で持ってるんですか!?」

 

「いやー中古店で時計を買って、英語の勉強をしているときに偶然発動しちゃって……」

 

うん、嘘は言ってない。本当に偶然だったのだ。中古店で安い時計を見つけて買って付けていたらこんなものだったなんて思いもしなかった。

 

「面白そうですね、貸してください!」

 

「仕方ないなあ……ほら、一回使ったら返すんだぞ」

 

渡す時に時計に魔力を込める。これでトールから魔力を吸うことはないだろう。

 

「それじゃあ行きますよ……Activate!」

 

『Quick start』

 

機械音声がなった後、トールの姿が消える。他者から見るとこんな感じなのか。てかどれだけ速いんだよ。気配すらも感じれないんだが……

 

『Time over』

 

少ししてから機械音声が後ろから聞こえてくる。ん?後ろにいるのか?

 

そう思っていると、後ろから抱きしめられる。ちょ……何やってるんだ!

 

「これ本当に凄いですね〜! こうやって気づかれないで後ろに周り込めるなんて!」

 

はしゃぎながら俺に抱きついたまま離れない。

 

「早く返せ、あと離れてくれ」

 

「一回だけって約束ですし、返しますよ〜」

 

そうしてトールは離れた後に俺に腕時計を返す。

 

……何故か投げて来たうえに腕時計が俺の肩に当たって地面に落ちたが……そんな返し方するなよ。

 

俺は腕時計を付け直していると、トールが

 

「それを使って私と戦ってみませんか?」

 

「嫌だよ、これの効力が切れた時点で負けるし」

 

まあ、この時計は魔力さえあれば何時間でも使えるけどめんどくさいのであまりしない。あとトールと戦っても魔法縛りとかだと負ける気しかしない。

 

「えぇ〜そんな〜」

 

トールが残念そうな顔をする。まぁ、今の所この時計しか明かさないつもりだ……だからトールと戦うことはないだろう。

 

「シュンスケ〜私にも貸して〜」

 

「もう魔力が入ってないからまた今度な」

 

俺がそう言うとカンナは少しがっかりする。

 

「結局俊介さんは何もしてませんねー」

 

「じゃあしりとりでもする? りんご」

 

「ゴリラ」

 

「ラッパ」

 

「パラシュート」

 

「トルネード」

 

「ド……ドラゴン!」

 

「はい、トールの負けー」

 

「あっ……もう一回やりましょう! もう一回!」

 

「はいはい……」

 

そうして俺たちはしりとりをして楽しんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに後日……

 

「俊介さん、時計貸してください」

 

トールが俺にお願いしてくる。

 

「いいけど、何に使うの?」

 

そう言いつつ俺はトール時計を渡す。

 

「ありがとうございます! それでは……Activate」

 

『Quick start』

 

機械音声が鳴り、トールの姿が見えなくなる。一体何をしているんだ……?

 

『Time over』

 

機械音声が鳴ると、トールが目の前に立っていて汗を拭っていた

 

「ふぅ……これでひと仕事終わりました!」

 

「その時計をそんな事に使うな」

 

俺がそう言いながらトールの頭を軽く叩く。

 

「だって……これ便利ですし」

 

それを聞いて俺はやっぱり教えない方がよかったのだろうかと悩ませることとなった。

 

 

 

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