Roselia Fantasy Online 作:ゆるポメラ
悩みに悩んだ結果、りんりんの回にしました。
視点はリサちゃんになります。
楽しんでもらえると嬉しいです。
それではどうぞ。
「鉱山って結構離れてるんだね。一瞬で行けるものかと思ってた」
「移動スキルもあるんですけど……制約もあるので、このぐらいの距離なら歩いた方が効率がいいんです」
アタシ達、Roselia一行は、
あこのお願いでゲームをプレイ中で目的地の鉱山に移動中。
それで今は、移動しながら燐子と2人でチャット中。
「それって現実世界で例えるなら、ちょっと離れたところまで行くのにタクシーを使わずに歩きで行く……みたいな?」
「そんな感じです(*´▽`*)」
へぇ~、なんかゲームと現実世界って似てるところあるんだ~。
無駄なお金を使わずに節約……みたいな?
「ゲームの世界でも節約って必要なんだね。そういうところは結構シビアなんだ」
「NFO、というかオンラインゲームは基本的に現実世界とあまり変わらないと思います。モンスターがいたり便利な魔法があったりしますけど……」
「でも、節約するとこは節約して、協力するとこは協力してっていうのは現実世界と同じだよね」
「そうですね。それぞれの職業に得意なこと不得意なことがあるからこそ、みんなで力をあわせて進んでいくんですよ」
そう聞くと、なんか奥深いなぁ~……
「そう考えると、燐子がこうやってゲームにはまってるって意外かも。ほら、燐子ってみんなと何かをするの得意じゃないのかなって思ってたからさ」
「だからウィザードを選んだんです……」
え……?
「それって、どういうこと?」
「今井さんの言う通りわたし、誰かと何かをするのは苦手で……ウィザードって攻撃も回復もできるし補助魔法も使えるから、一人で遊ぶのに向いている職業なんです。さすがにボスは倒せないことも多いんですけど……簡単なクエストとか、そういうのは一人でできる職業だからウィザードになったんです。一人で遊んでいたとき、通りすがりに回復魔法をかけてくれることがあって、でも、そいうときお礼を言いたいけど、どうしていいかわかんなくて……だから、なるべくプレイヤーが少ない地域で遊んでいたんです。ずっと一人で遊べる場所があればいいのにって思ってました」
あ、あれ?
アタシもしかして何かマズイ事を言っちゃったかな……?
なんか聞いてて重い話になっちゃってる気がする……そう感じたアタシは少し話題を変える。
「でもさ、今はあこと悠里の3人でやってるんだよね?」
「はい。あこちゃんとゆうりくんに出会ってから、ゲーム内で知り合いが増えていって、協力プレイにも慣れてきてキーボードを打つのも速くなったんです」
「あ、最初から速かったわけじゃないんだ!」
てっきりゲームを始めた頃からだと思ってた……
最初見た時は、びっくりしたな~。
「一人のときは、キーボードを使うことがほとんどなかったので遅かったんです(;´д`A 協力プレイって魔法を使うタイミングとかもちゃんとやらないといけないから、最初は戸惑ってばかりで一人に戻りたいって思ってました。でもあこちゃんとゆうりくんがいつもわたしのことを気にかけてくれて、まずは協力プレイに慣れようって言ってくれたんです。三人でボスを倒したり、パーティーチャットやギルドチャットをしてるうちにいつの間にかこのスピードに……」
確かに、あの2人なら言いそう。
「なるほどね~。あこと悠里との出会いがゲームの楽しみ方を変えたってことね」
「はい。はじめはゲームだけでした。でも、あこちゃんとゆうりくんは現実でもわたしの世界を変えてくれたんですよ。二人がいたから、わたしはRoseliaに入れたし、Roseliaに入れたから、衣装を作ることができたし…… 二人のおかげで、わたしは知らない世界をたくさん知ることができたんです」
「なんかさ、そう考えると、たかがゲームなんて言えないね~。このゲームを燐子とあこと悠里がやってなかったら、アタシ達は、バンドを組んでないかもしれないんだもん」
そういえば悠里も『世間って意外と狭いもんだね』なんて言ってたっけ……
「ですです(*・ω・)(._ .)(*・ω・)(._ .) 全ての始まりはNFOなんですよ。あこちゃんとゆうりくんは、いつも新しい場所へと導いてくれるんです。だから、感謝感謝の感謝なんです(*'ω'*)」
この事を2人に言ったらどんな反応するんだろ?
「あこはあこで、燐子がいつも助けてくれるって言ってたけどね。ゲームでもバンドでも。練習で失敗しても、燐子がいてくれるだけで安心してあんまり落ち込まなくて済むってさ」
「あこちゃんに、そんなふうに思ってもらえるのうれしいです。ゲームの世界でも、現実の世界でも、二人が困ってたり大変だったりしたら、すぐ助けられるような存在に、いつかなりたいです」
燐子って、そんなふうに思ってたんだ……
あんまり喋らないから、2人に対してそこまで考えてるなんて思わなかったよ。
「現実でも、これぐらいいっぱい話してくれればいいのに♪」
「それは難しいです((´д`U))」
「でもさ、あこと悠里もそういう燐子の気持ちを知りたいんじゃないかなー? チャットでもいいけど、言葉で伝えてもらえるのは嬉しいと思うな」
「がんばります……」
「ま、アタシはこうやって燐子とチャットするのおもしろいけどね~」
なんか秘密の話をしてるみたいで新鮮なんだよね♪
「チャットだから、普段聞けない燐子の気持ちも聞けたわけだし」
「(..*)オハズカシイ……」
「そういう顔文字とかもさ、燐子が使うとギャップがあってすっごくいいよ!」
「((^T^))ゞテヘへ 今井さんはあんまり顔文字を使わないんですか?」
「あんま使わないかな~。ほとんどスタンプで済ましちゃうからね」
そういえば最後にメールとかで顔文字を使ったのっていつだろ?
「燐子みたいに色々な顔文字使えたら楽しいだろうなー」
「顔文字を作って辞書登録しておくと便利ですよ! いつでも色々な顔文字が出せます。こんなふうに ビーム(!!・∀・σ)σ」
「カワイイね。そのビームのやつっ!」
「昔わたしが落ち込んでいた時に、ゆうりくんがよくやって励ましてくれたんです」
「えっ!? 悠里が!? それってゲームの時で?」
「いえ、ゲームと現実の両方ですよ」
なんだろう、それ聞くとすっごく見てみたい。
「三人で初めてパーティーを組んだときに、なにを喋っていいか分からなかった時に、ゆうりくんがやったのがきっかけで…… 小さい頃の時にも同じことがあったから、もしかしたら今組んでるキャラって、ゆうりくんかなーって思ってたんです。それで実際に初めてのオフ会に行ったら、まさかの本人でした(n*´ω`*n)」
今の悠里がビーム……
昔とはまた違うギャップがあってイイかも……///
「見た目もカワイイのでお気に入りなんです(*'ω'*) ……ゲームで使いどころがわからないって、ゆうりくんに聞いたら、場を和ませるために使ってるって言ってました」
「なんか今の燐子、すっごく輝いてる気がする。楽しんでるのが伝わってくるもん♪ これが終わったらさ、カフェでおしゃべりでもしない?」
「エエエエエエエエェェェ(゚Д゚)ェェェエエエエ」
「そしたらさ、さっきみたいに色々教えてよ。ね?」
「いきなりは無理かもしれないけど……がんばってみます(。+・`ω・´)」
みんなでゲームも楽しいけど、この後も楽しみだなぁ~♪
「あっ♪ ねぇねぇ♪ 小さい時に燐子が悠里と会った時の事も聞かせてよ♪」
「はい♪ いいですよ(^^♪ 今井さんが知ってるゆうりくんの事も聞きたいです(^^♪」
「もちろん♪ オッケーだよ~☆」
もしかしたらアタシや友希那が知らない、燐子だけが知ってる悠里の意外な一面とかも聞けるかもしれないし♪
「……くしゅんっ!」
すると悠里がいるブースからくしゃみが聴こえた。
あれ? もしかして……
「燐子、悠里……今くしゃみしたよね……」
「はい。ゆうりくん……くしゃみしましたねΣ(゚Д゚)」
読んでいただきありがとうございます。
りんりんのビームの顔文字は見てて笑いました。
次回も頑張りますのでよろしくお願いします。
本日はありがとうございました。