Roselia Fantasy Online 作:ゆるポメラ
バンドストーリーのRoselia第2章が楽しみにしてる作者です。
早くやりたいです(笑)
それではどうぞ。
「このまま、まっすぐ行くとリンダさんの所に着きます。もうちょっとですよ(ノ'ω')ノ」
「……やっと着くのね」
迷子になってた友希那ちゃんと無事に合流し、
ロゴロ鉱山を進む僕達。
「あれ? 友希那、ちょっと疲れてるんじゃないの? ヒールしよっか?」
「平気よ」
「ていうか、HP満タンだから意味ないよ……リサ姉……」
「えーほんと~?」
さっきの事もあってか、
より心配性になったリサちゃん。
「あの……」
「紗夜ちゃん? どうかしたの?」
「いえ……何かあちらから大きなものが近づいてくるのですが……」
紗夜ちゃんの言った事が気になったので、
視点切り替えモードを押す。すると、左上辺りから巨大な何かがこっちに近づいてきた。
「ほんとだ! でっか! 何あれ!」
「あこちゃん……ゆうりくん……あれって……((((;゚Д゚))))」
「うん。僕も予想はしたくなかったんだけど……」
近づいてきた正体。
それは……
「フィールドボスだーーー!!」
あこちゃんが今言った通り、この辺りのボスでした。はい。
「フィールド……ボス? 何なのか説明して」
「はい! 燐子ちゃん、出番だよ。友希那ちゃん達に説明よろしく♪」
「ま、またわたしΣ(゚Д゚ えっとですね? この辺り一帯の主みたいなものです。さっきのヘルスケルトンソルジャーよりも危険なモンスターで……」
流石は燐子ちゃん♪
この状況下でも分かりやすく説明してくれます。
「マジ!? どうすんの!?」
「だ、大丈夫です。とりあえず近づいて、足元をそっと歩いていれば、見つからないので……」
「なるほど……灯台下暗し、ということですか」
という事でボスに見つからないように移動する事に……
「そーっと……そーっと」
「うわーなんかめっちゃ手汗でるんだけど……」
よし。あこちゃんとリサちゃんは無事に行けたみたい。
「……!」
「氷川さん……あの、だから盾は構えなくても……」
「燐子ちゃん、紗夜ちゃんの場合は防御するっていう反射神経が身に付いちゃったんだよ、きっと」
「そう言われたらなんか……そんな気がするね」
さてと残りは友希那ちゃんだけなんだけど……と思った矢先、何故かボスがいる方に歩いてしまった。
「ちょっ!? 友希那!?」
「友希那さん! そっちはダメです!」
「なぜか歩き続けてしまうのだけど、これはなに?」
どうやら友希那ちゃんが操作してる訳じゃないみたい。
勝手に歩く……それはイコール……
「もしかしてオートラン押しちゃった!?」
友希那ちゃんはどこかしらで間違ってオートランを押してしまったらしい。
「りんりん、ゆうりん! このままじゃ友希那さんがボスの視界に入っちゃうよ!?」
「あこちゃん! 今井さんと氷川さんを足元に誘導して! ゆうりくんは10秒間だけ時間を稼いで!」
「うい(・ω・)ノ 了解!! あこちゃんは上手くいったらアンデットプレイでやり過ごして!」
「う、うんっ!」
燐子ちゃんの適格な指示によって僕が10秒間だけボスの壁役をし、
念の為にあこちゃんにはアンデットプレイでやり過ごしてもらう。
「アンデットプレイ……?」
「死んだふりをして敵に気づかれなくなる、あこの得意スキルですっ!」
「死んだふりが得意なんですか……」
ボスの攻撃に耐えつつ、
あこちゃんが紗夜ちゃんにアンデットプレイの説明をしていた。
なんだろう……画面の向こうでドヤ顔してるあこちゃんが浮かぶけど……
っていうか意外とこのボスの攻撃力、そこそこあるな……
「ゆうりくん! こっちの準備できたから、次の攻撃をしたらその場から離脱して!」
「了解っぽい(・ω・)ノ」
指示通りに最後の攻撃を当てた瞬間……
「ブラインドカーテン!!」
燐子ちゃんのスキルが発動し、僕達はその場から離脱した。
フィールドボスからある程度離れたので大丈夫だろう……
「……これで大丈夫なの?」
「はい、やり過ごせましたε-(;-ω-A」
「友希那さん、オートランは自動で歩いちゃうボタンなので間違えて押しちゃダメですよ~」
「一体どこを押したのかわからないわ……これ?」
「わわわわっ! もう大丈夫ですっ! そのままで大丈夫ですっ!」
現状況。友希那ちゃんのキャラがあこちゃんのキャラに近づき過ぎるというなんともシュールな光景だ。
「でもなんでボスに見つからなかったの?」
「ああ。それは燐子ちゃんがさっき使ったブラインドカーテンだよ。対象効果になったものの姿を隠す……というか消す事ができるんだ」
リサちゃんの疑問に僕が簡単に答える。
「しかも効果時間がめっちゃくちゃ短いから、あこはあんなに上手に使えないんだけど……」
あこちゃんが補足説明。
どっちかというとブラインドカーテンはパーティー向きのスキル。
燐子ちゃん曰く、ソロでも使ってるって言うから何気に高等技術なのである。
「へぇーすごいんだね、燐子って!」
「そんな事ないです(*ノωノ) わたしより……ゆうりくんの方が……」
「燐子ちゃん、どうかしたの?」
「へっ……え、えっと…その……ゆうりくんのキャラの服が……」
「服がどうかしたの?」
「いやいや!? ゆうりんの服、なんで破れてんの!?」
「ああ、これ? 僕の職業の特徴でダメージ数に比例して服が破けるらしいんだ」
これは仕様なのか分からないけど、
僕の職業『魔女』はモンスターからダメージを受けると、そのダメージ数に比例して服が破ける仕組みらしい。現段階は……うーん、分かりやすく言うなら中破状態かな?
「そーじゃなくて!! 悠里、恥ずかしくないの!? そ、その……視えてるんだけど!?」
「まぁ回復すれば服も直るし、別に気にしなくても大丈夫だよー(・ω・)ノ」
「アタシ達が気にするの!! ほら、ヒールするからじっとしてて!!」
「心配症だなー、大丈夫だってば」
「悠里、おとなしくリサに治されなさい」
「今井さんと湊さんに同意見です。悠里さんはおとなしく治してもらうべきです」
結局、リサちゃんにHPを回復してもらいました。
「それにしても……安全だと言っていたのに思ったより危険な場所ですね……」
「で、でもここまでくれば……っ!」
「うん、リンダさんはすぐそこだよ('ω')/」
「そーそ。目的地までもうちょっとだよ♪」
ーーロゴロ鉱山・祭儀場ーー
指定されたエリアに着くと、
目的の人物を発見した。
「いたーー! リンダさんっ!」
「ほんとだ! やっと見つけた~☆」
「それじゃあ、あこちゃん」
「うんっ! 『手紙を渡す』」
ジェイク氏から預かった手紙をリンダさんに渡す。
「あなた達は……え? ジェイクから手紙……? まぁ……ありがとう、そうだちょっと待って。申し訳ないのだけれど、この手紙をジェイクに渡してほしいの。私は……まだ帰れないから……よろしくね」
『リンダからの手紙』を手に入れた。
「今度はこの手紙を村に持って帰るのね」
「まるで伝書バトですね……」
「伝書バトか……紗夜ちゃん、上手い表現だね(^^♪」
確かに、NPCに手紙等を届けるクエストに関しては、プレイヤーは"伝書バト"という表現は間違ってないかもしれない。
「にしても、こんな近くなのにどうしてジェイクさんはリンダさんに会いに来ないの?」
「それには深い事情があって……」
「リンダさんはここに強いモンスターを封印するために来てるんだ! でも、ジェイクさんみたいな旅立ちの村に住んでる人はしきたり?で、この鉱山に入っちゃいけないんだって!」
「更に補足すると、ジェイク氏とリンダさんはこうやって何万回の手紙をやり取りしてるんだけど……絶対に会えないんだよ」
このストーリークエストは結構考え深いものなんだよね……
「なんか……切ない感じなんだね……」
「そんなことより、ここでの用事はこれで終わりなんでしょう?」
「はい、あとはこの手紙を持って村に戻るだけです」
「オッケー! あとちょっとだね☆」
まぁ……最後まで気を抜かずに……だけどね?
読んでいただきありがとうございます。
次回も頑張ります。
本日はありがとうございました。