Roselia Fantasy Online   作:ゆるポメラ

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ゆるポメラです。
Roseliaのバンドストーリー第2章、感動しました。
つい先程、ストーリー全開放して読み終えたばかりですが……(苦笑)

それでは本編をどうぞ。



第7話 キラぽん発見!

「にしても、思ったよりあっけなくクエスト終わったね☆」

「初心者向けの簡単なヤツだもんっ! あことりんりん、それにゆうりんがいれば楽勝だよっ!」

 

現在、僕達はクエスト達成の報告をする為、

旅立ちの村に戻ろうと鉱山内を移動中である。

 

「モンスターともそんなに会わなかったし、運も良かったよね」

「途中で想定外もあったけど、スムーズに行けたもんね」

「あの大きなモンスターが出てきた時は、少し驚きましたが……」

「フィールドボス、だっけ? あれは確かにね~」

 

まぁ普通はフィールドボスには滅多に遭遇しないんだけどね……

 

「……? あそこでなにか光ってるわ」

 

友希那ちゃんが何かを見つけたようだ。

 

「また薬草じゃないの?」

「リサちゃん、それはないと思うよ。このダンジョン内は主に鉱物とか、あっても回復ポットくらいだし」

 

もしくは、モンスターとか……かな?

 

「あーーーーー!!」

「あこちゃん、どうしたの?」

「キラぽんっ! キラぽんだよっ! ゆうりん!!」

 

光っていた正体は、あこちゃんが探していたレアモンスター『キラぽん』だった。

 

「ええ!? あれが、あこが探していたレアモンスター?」

「そうっ! そうだよっ!!!」

 

お目当てのレアモンスターにあこちゃんは大興奮。

 

「ウサギみたいな形をしているんですね」

「うん。僕も初めて遭遇した時はレアモンスターだなって1発で分かったよ。見た目も可愛いでしょ?」

「ほんとだ……ピカピカしててかわいい~」

 

このダンジョン内だと、明らかに場違いな見た目な為、初心者でもなんとなーく、キラぽんはレアモンスターだって事が分かるのだ。

 

「しっ! 静かにっ!」

「え……なんで?」

「キラぽんはこっちに気づくと逃げちゃうから…… そーっと後ろから近づかないといけないんだよっ!」

「結構敏感なモンスターなのね」

「兎をモチーフにしてるからね。兎って耳が良いでしょ? その辺の特徴もこのゲームでは、こだわってるんだよ?」

「そうなんです。あこちゃん、がんばって!0(>ω<)0 」

 

はたして、あこちゃんはキラぽんを倒す事ができるのか?

 

「よ、よーっし……あこの最強スキルでやっちゃうからねっ!」

「え!?Σ(゚д゚lll) あこちゃん、それは……」

「ま、まさかと思うけど……」

 

僕と燐子ちゃんが言うのをよそに……

 

「常命の円環を逸脱せし常闇の使徒に我命ず、其の混濁たる眼で深淵を破り、彼の者を久遠の狭間へと誘いたまえ……デッドリィーー!!」

 

前口上の詠唱を始め、発動しそうになった瞬間、キラぽんは逃げてしまった……

 

「あーーーーーーーーー!」

「逃げた!!」

「そ、そんなーっ!」

 

落ち込んでるところ悪いんだけど、そりゃ逃げちゃうよ。

 

「あの、さっきの前口上は必要だったんですか?」

「いえ……その、スキルを使うのには必要な詠唱なんですけど……キラぽんは強いモンスターではないので、あのスキルそのものが必要ないというか……」

「…普通に攻撃すれば良かったんだよ。キラぽんは攻撃を1回当てるだけで倒せるからね……」

 

紗夜ちゃんが質問してきたので、僕と燐子ちゃんで分かりやすく説明する。

 

「だ、だってキラぽんを倒せるかもしれないんだもん……せっかくだからカッコよく倒したいなって思って……」

「そんなことをしてるうちに攻撃すればよかったのに……」

「まぁまぁ、リサちゃん。僕はあこちゃんの気持ちは分からなくはないよ」

 

レアモンスターとはいえ、技や魔法等で決めてレアアイテムをカッコよく手に入れたいというのは一部のゲームプレイヤーでもたくさんいる。

 

「まだ間に合うかもしれないわ、追いかけてみたらどうかしら」

「そ、そうですね、行ってみましょう!」

 

友希那ちゃんの提案で逃げてしまったキラぽんを追いかける事になりました。

 

 

 

ーーロゴロ鉱山・深部ーー

 

 

 

「こっちに来たのは間違いないのですが……」

「あの曲がり角の先は、どう?」

「あそこは行き止まりなんですけど……|_-)ジー」

「キラぽんっ! 出てこーいっ!」

「律儀よく、曲がり角の先で待っててくれてたら、ありがたいけど……」

 

すると次の瞬間、曲がり角からナニカが現れた。

しかも辛うじて逃れた筈のフィールドボスだった……

 

「こ、これはさっきのフィールドボス……でしたよね!?」

「マジ!? なんでここにいんの!?」

「僕も知らないよ!? というか、こんな狭い通路内でも出てくるの!?」

「逃げなくて大丈夫なの?」

 

フィールドボスって、普通は広いフロアに出てくるじゃん!!

 

「…あ。でも見つからなければどうという事はないよね?」

「ゆうりくんもう見つかってるから! みなさん入口の方に走ってください!」

「…だそうです! という訳で、みんな走れー!」

「えええーっ!? キラぽーーーんっ!」

 

とりあえずパーティー全滅だけは勘弁なので、

僕達は入口に向かって必死に走り続けた……

 

 

 

ーーアゼミチ村道ーー

 

 

 

 

「はぁはぁ……出られた~。はぁ……」

「外までは追ってこないんですよね?」

「はい、ここまでくれば大丈夫ですよ(q'∀'o)」

「フィールドボスは基本的に、ダンジョン内でしか行動できないから」

 

フィールドボスから逃れた僕達。

……あ~でも、あれはほんとにビックリしたよ……

 

「うう~でも結局キラぽんには逃げられちゃったよお……」

「仕方ないよ……また探そう?」

「その時は僕も手伝うからがっかりしないで?」

「うん……」

 

とりあえずこれで一安心。

するとリサちゃんが……

 

「あれ……友希那は?」

「「「え?」」」

「も、もしかして……友希那ちゃん……また?」

 

友希那ちゃんがいない事に気が付いた。

まさかの友希那ちゃん、本日2度目の迷子になってしまったよ☆

これには他のみんなも大慌て。

 

「ど、どうしようっ!?」

「あこちゃん落ち着いて……フィールドボスにやられていなければ、きっとまだ鉱山の中にいる筈だから」

 

するとここで紗夜ちゃんが……

 

「もし…………やられていたら?」

 

と訊いてきた。

 

「…………燐子ちゃん、代弁よろしく」

「…………(。-__-。)」

 

つまるところ、そういう事です。はい。

 

「ま、まぁまぁもうちょっと待って、来なかったらみんなで探しに行こうよ、ね?」

「そうだね…………」

 

友希那ちゃん……

迷い猫オーバーラン的な状況は勘弁してほしい。

不安になりつつも僕達4人は友希那ちゃんが戻って来るのを待つことにした……

 

 

 




読んでいただきありがとうございます。
それにしてもキラぽんって、NFOでは希少なレアモンスターなんだなぁ……
しかも目が合っただけですぐに逃げ出すのか。
そりゃ、素材集めも大変や……
本日はありがとうございました。
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