心月流抜刀術を継ぐ者が行くIS   作:一刀斎

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第18話 クラス対抗戦と襲撃

 

 

 

 クラス対抗戦まで色々あったなぁ……。

 

 箒が同居人になった。鈴は、元の部屋に戻っていった。

 

 じゃんけんで決めたらしい。俺はどちらでも構わなかったんだがな。

 

 ……後、織斑先生に部屋の事を知られて何故か組み手からただの殴り合いに発展したことだろうか。

 

 

 理由が仕事が増えてイライラしたからだった。

 

 

 理不尽だっての、部屋の件に関してはしょうがないでしょうよ。二人がそうしたんだから。

 弟が関わっているからって俺に当たらないでくれ、ホントに……。

 

 

 

 

 GWの時に一度帰省するのに、二人が付いて来そうになった事だろうか……。

 

 出来れば付いてきて欲しくない……。

 

 だって、高確率で烈怒帝瑠のメンバーがいるからだ。

 語彙力皆無の花澤とか葵ねぇ大好き谷村辺りが騒がしくするだろうしな。

 

 

 

 試合前に鈴と話をして頭ナデナデしてとお願いされたので頭を撫でて上げて、隣に居た箒にも頭を撫でて上げた。

 

 代表候補生の実力を見せつけてやる、と意気込んでた。

 

 鈴の様子を見た後に、丁度良く簪が来たので二、三言葉を交わしてから箒と一緒に観戦席に向かう。

 

 

 

 

「ひーにぃ、おりむーとりんりん、どっちが勝つと思う~?」

 

 左隣りの本音が訊いてくる。なんでポップコーン持ってるんだ?

 

 

「ん~?鈴が勝つだろうなぁ」

 

「その根拠は、何ですの……」

 

 オルコット……居たのか。そのしかめっ面は何だ?オルコットは、織斑が好きな感じか?

 

 まあ、好きか嫌いかは置いておくとしても、自分のクラスの代表が負けると言っているモノだからいい気にはならないか……。

 

 根拠、ねぇ~。

 

 

「実際に闘ってみてそう感じたってだけだ」

 

「模擬戦してたんだ~」

 

「まぁな、鈴はISを動かす技術のセンスがある。本気じゃない俺の剣に食らい付く程度の、だがな」

 

「翡翠のレベルがおかしいだけだから気にしなくていいと思うぞ」

 

 

 俺からすればここの人は生身が弱過ぎる。

 

 ISがあるからって鍛えてないのはダメだろ。織斑先生に憧れて来るなら鍛えてこいよ。

 

 ISは身体能力とイメージがモノを言う事を理解していないな。

 

 裏の人間のハズで、鍛えているだろう更識が強い部類に入るのは当然だろうな。

 

 

 

 試合前に鈴と織斑がしゃべってるな……。

 

 織斑、余裕そうだな……。

 

 緊張してないのか?それとも……なにかしらの策があるってことか?

 

 

 

 

 ────試合開始のブザーが鳴り響く。

 

 

『うおおぉぉー!』

 

 

 あ、また一直線に突っ込んだ……。

 

 鈴に一直線に向かったら────

 

 

『ぐあっ!?』

 

 

 ─────衝撃砲の餌食になる。

 

 

『うん。やっぱり見えないし普通避けれないよね……。』

 

 

 ああ、そういえば模擬戦の時に避けたり、妖星剣舞で撃ち落としたっけ……。

 

 単純に鈴の様子を観察して衝撃砲を撃ったタイミングで妖星剣舞をバラ撒いただけなんだがな。

 

 真っ直ぐにしか来ないなら分かりやすいしな。

 

 その時の鈴と箒の顔が釈然としないって顔だったな。

 

 拳圧を避けるよりは、面倒だったぞ?

 

 予備動作がほぼなかったからな。

 

 

『本当に翡翠との模擬戦は、ためになったわ……』

 

 

 あ、なんか鈴が遠い目してる。

 

 

『鈴、本気で行くからな』

 

『はぁ?当たり前でしょ、そんなこと言うまでもないでしょ』 

 

 

 瞬時加速……。

 

 確か、参考書にも書かれている操作技術だったな。

 

 高速で迫る事で動揺させて、零落白夜で倒す。

 

 ブレオンで雪片を持つ織斑にしかない策だな。

 

 

 瞬時加速した瞬間に鈴は、垂直に地面に降りていく。

 

 急に止まれない瞬時加速を上手い事やり過ごすにはいい行動だな。

 

 零落白夜の使用でSEが減っていく中で、鈴が双天牙月の連結を解除して接近戦をしようとした時───

 

 

 

〈マスター!上空に熱源が現れました!所属不明のISの攻撃が来ます!〉

 

 

 アイスの声に驚きながら翠鴉のハイパーセンサーを起動させて上空を見たが遅かった。

 

 

 アリーナのシールドを破壊する一撃が叩き込まれたからだ。

 

 

 殺気を感じなかった……。

 

 

(アイス、全身装甲だが、あれに人は乗ってるか?俺の予想は乗っていないんだが……)

 

〈マスターの予想通りです。あのISから生体反応がありません。おそらく、下手人は天災だと思われます〉

 

(だよなぁー)

 

 

 ISの無人機造れるってことは、それだけ技術があるってことだ。

 自分が犯人ですって、言ってるもんだよなぁ~。

 

 

 さて、これからどうしようか……周りはパニックになっているけど……。

 

 本音は、ポップコーンを呑気に食べてるな。肝が座ってるな。

 

 

 取り敢えず、織斑先生に通信するか。

 

 

(アイスー、織斑先生にプライベート・チャネルで繋げてくれ)

 

〈了解です〉

 

 

 

「(織斑先生、邦枝ですけど、このパニックどうしますか?)」

 

『邦枝か…お前ならアリーナのドアを切断出来るか?』

 

「(ぶっちゃけ簡単ですよー。あのISもついでに斬りましょうか?)」

 

『二人が危なくなったらでいい。ドアを斬ったら何時でも突入できるようにしておけ。』

 

「(了解)」

 

 

 さて、黒蓮を出し、殺気も出して周りを黙らせるか。

 

「五月蝿い、少し…黙れ……」

 

 

 出来るだけトーンを落として言う。

 

 うん、みんな黙ったな。

 

 

 

 ───この時数人顔を赤くしていた女子がいたとか、いなかったとか。

 

 

 

 女子を避けながらドアの前に立ち。

 

 黒蓮を構え技も使わないただの抜刀で斬る。

 

 綺麗に四角に斬ったからドアは倒れなかったので軽く叩いて倒して直ぐに人混みを避けて箒らがいる観覧席に戻る。

 

 

「ほら、オルコット以外はアリーナの外に出ろ。箒、残るのは許さんぞ……」

 

「な、どうしてだ……翡翠…?」

 

「どうしてだって言われてもなぁ、心配だからに決まってんだろ。さっきの見たろ、侵入したISの武装はアリーナのシールドを破壊できる威力だ。いくら俺が強くても護りながら戦うのは正直に言って面倒だ……」

 

 

 顔を下げた箒の頭を撫でて落ちつかせて、話を進める。

 

 

「そんな顔すんなって……直ぐに鈴と一緒に戻ってくるからよ安全な場所に避難してくれ」

 

 

 本音に箒を任せて突入する為に移動する。

 

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