心月流抜刀術を継ぐ者が行くIS   作:一刀斎

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第23話 やるなら徹底的にやれ

 

 ISを使った実習時に、班に別れるのだが織斑とデュノアの方に固まっていた。

 

 俺の方には、箒と本音と鏡と四十院って子と名も知らない二組の子がいた。

 

 

 その後、織斑先生の吼えるでみんな強制的に班を作っていた。

 

 

「そんじゃまあ、番号順で行くからな。まず鏡だっけ?ISの装着と歩行な」

 

「はーい」

 

 

「取り敢えず、参考書通りにやってみてくれ。俺の感覚はもう別物だからな、受け流すも参考にするも自分で決めてくれ」

 

「常に頭の中でイメージしとけばISは、だいたいその通りに動いてくれる。参考書のイメージが難しいと感じたら直ぐに別のイメージを組み立てろよ」

 

「歩くって参考書のままでいいんですか?」

 

「ん?竹馬が難しいなら厚底ブーツで試してみたら?」

 

「お?あー、うん。竹馬よりはしっくりくる」

 

「そりゃあ、良かった。そろそろ交代だ。しゃがんでから解除してくれ」 

 

 

 

 

 三人目の四十院が立たせたまま解除してしまった。

 

 次は、箒だったな。……しゃーないか。

 

 

「箒、運ぶから掴まってくれ」

 

 

 翼と足のスラスターを展開しておく。

 

 

「す、すまないな翡翠」

 

 

 まあ、そんなこんなでお姫様抱っこで運んでいく。

 

 視線が痛い……。

 

 鈴、お前さんは授業の前にやってあげたでしょ。そんな羨ましそうにこっち見るなって……。

 

 

 

 私にもやってオーラが出ていたが、威圧を込めたオハナシで引き下がってくれた。

 

 織斑班とデュノア班が、織斑先生の撫子を受けて沈んでいる事と銀髪班の葬式みたいなどんよりを除けば平和な感じだったね。

 

 

 昼、食堂にて……。

 

 

「織斑め…あのしつこさは何だよ……普通、険悪な感じで怒った癖に何もなかったかのように誘うなよ……まさかアイツ…男色(ソッチ)の気があるのか?」

 

「絶対って言い切れないのが何とも……」

 

「女子の好意に気付かないってのも真実味を増してるわね……」

 

 

 織斑の誘いをかわして箒と鈴と一緒に食堂に行った。

 

 

「そうだ、翡翠。夕食の献立は私らが決めていいか?」

 

 

 IS学園に戻って来た日から二人が夕飯を作るようになった。

 俺の家族に会ったのが原因だろうか……。葵ねぇが何か言ったのか?

 

 

「ああ、二人が決めたので良いぞ。鈴も箒も料理が美味くなってるからな」

 

「ありがとう。翡翠が料理出来るのは意外だったけどね」

 

 

 それに関しては、仕方ない。両親は家に帰って来ないし、葵ねぇは遠征に行くことがあったから出来るようにした。

 

 

 

 

 

 

 

「そんで、焱姫。白黒どっちだった?」

 

『真っ黒でしたー。ちなみに、胸結構大きかったですよー』

 

「はぁー……めんどうだ……」

 

 

 明らかに男としての反応がおかしいデュノアの白黒をつける為に焱姫に着替えを覗いてもらった。

 

 

『それにしてもお粗末としか言えませんねー。誰も居ないと思ったのか独り言言ってましたー』

 

「内容を訊いても?」

 

『織斑の過剰なスキンシップに対しての愚痴とバレてないかの心配を口に出してましたー』

 

 

 まさか、初日にバレるとは思わないだろうな~。まあ、悪魔がいるなんて誰が思うかって話だがな……。

 

 

 そして用務員室。

 

 

「じーさん。デュノアの件を訊きてーんだが?」

 

「フム……それは、どういう件でしょうか……」

 

「彼女って言った方がいいか?」

 

「なるほど。翡翠くんの相方(悪魔)を使ったってところでしょうか……」

 

「イエスだぜ、じーさん。……はぁ、じーさんよぉ…俺って一応所属はIS学園(ココ)って事になってんだから言ってくれよ」

 

 

 学園が保有していたコアを専用機にしたから所属をハッキリとするために委員会のアホンダラ共に伝えている。

 

 これで俺をどうにかしようとするとじーさんが出てくる事になる。誰が好き好んでバグキャラに会おうとは思うまい。ISをゴミに変える事が出来る人にな……。まあ俺も出来るがな……。

 

 

「翡翠くんなら自分で知るだろうと思っていましたからね。私なりの信頼だと思ってください。実際にキミは知っていますから」

 

「そーですか。…んで?何で男装してんの?…っていうかそれって書類上でも偽ってんの?」

 

「書類上は女ってことになってますよ。フランスから圧力がありましたからね。クラスの件もそういう事です。ああ、先生方は知っているので大丈夫ですよ。まあ、バレてもトカゲの尻尾切りでしょうが……対応が面倒になりそうです。……糞共が」

 

 

 あ、一瞬だけ素を出した。

 

 

「それにしてもフランスとデュノア社ってバカなのか?あんな自分が男って自覚が足りない男装スパイカッコカリを送ってくるって…中途半端過ぎ。やるなら徹底的にやれって……」

 

「それだけ切羽詰まっているって事でしょうねぇ。クックック、滑稽だな」

 

 

 さっきからじーさんの素が出ている件について……。

 

 

 

 

 

 

 

 それで結局は現状維持ってことになった。

 

 決定的な出来事、織斑にバレるまでは何もしないように言われた。

 

 デュノアが何時バレるかねぇ。巻き込まないで欲しいがね。

 

 

 

 自室に戻ると二人が鶏の唐揚げを作っていた。

 

 取り敢えずは英気を養いますかね。

 

 

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