ダーリン・イン・ザ・アマゾン   作:イビルジョーカー

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新年明けましておめでとうございます!

平成ジェネレーション・フォーエバー……最高の一言です!

平成の時代を画面の向こう側から駆け抜けて来たライダーたち。
そして、時代は新しい未来へ……。
本当に感慨深いです。クウガから始まった平成ライダーを今に至るまで小さい頃から見てきて、早25歳となった自分……何年経とうと、この仮面ライダーという特撮の一作品への愛を捨てることなんてできません。
そんな気持ちをマグマ燃料にして、新年もダリアマの執筆に励みたい所存です!




君と、この翼で。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「面白い事って……一体何なんだ!」

 

「そいつは言ってみてからのお楽しみだ。まぁ、飽きさせないもんって答えればいいか?」

 

 090の裏切りが起きるのと同時刻。

 セキュリティーゲートの前でスタークは笑みを絶やす事なく、むしろ助長させる。

 それに対しヒロの中で苛立ちが募っていく。

 

「そんな奴、ほっといて行こう!」

 

「ゼロツー?!」

 

 強引に手を組み合わせ、身体を重ね合わせる様に密着させたゼロツーはスタークなぞ知るか、とでも言わん態度で、社交ダンスの如くセキュリティーゲートを潜り抜ける2人。

そして、立ち止まることなく、社交ダンスの体勢のまま長い通路を駆け抜けていった。

 やや、ゼロツーがリードする形で。

 

「ちょ、待っ、えぇ?!」

 

 突然の事で戸惑っていたヒロだが、ゼロツーは彼の耳元で囁く。

 

「あんな奴、相手にするだけ無駄だよ」

 

 端的ながらもゼロツーの言い分は尤もだ。

 スタークは決して、己が素性。知り得ている情報。他諸々を相手に容易く開示するような人物でないことは明白で、今までの暗躍に加えて、ぬらりくらりと。こちらの質問をかわす話術は彼女の底の知れ無さを助長させている。

 スタークが何を企んでいるのか、など。結局知る事はできないし、叫竜が迫りその襲撃を受けている以上は、そちらの方へ専念するのが妥当だろう。

 

「それにダーリン言ったよね? 乗せてくれってさ。なら今は細かいこと置いておいて、一緒に乗って飛ぼうよ!」

 

 ニコリとゼロツーは笑う。その顔がヒロにとって美しく、輝いて見えた。

 

(やっぱり、君は綺麗だ……)

 

 そんな事思いつつ、二人はストレリチアがある格納輸送機のドッグに侵入。当然、警備員のオトナ達がおり、それをゼロツーが容赦無く、一片の躊躇さえもなく、顔を殴るわ蹴り飛ばすわと中々良い動きのアクションで蹴散らしていく。

 やがて、ストレリチアのコックピットである顔の前まで来ると誰かがいた。

 よく見ずとも一目瞭然でジェラルミンケースを手にした鷹山だと判別できた。

 

「ま〜たやってくれちゃってるな、じゃじゃ馬姫」

 

「……まさか、邪魔する気?」

 

 呑気に言う鷹山と目付きを鋭くして問い質すゼロツー。両者それぞれな温度差だが、鷹山は特に何も言わず、ヒロに向かってジェラルミンケースを受け取れ!と一声かけて放り投げる。

 ぞんざいな扱いだが、中に何が入って来るのかを即座に予想したヒロは、手から滑り落ちそうにな

ったのを何とかキャッチし、その中身を見る。

 

「これって、預けてたベルト……」

 

 アマゾンズベルト。

 万が一に、とヒロが鷹山に預けておいた筈の物だったが、どう言う訳なのか。鷹山がここへ持って来たらしい。

 

「一緒に乗るんだろ? なら持っとけ」

 

「いや、あの、持っとけって言われても……」

 

「………いずれにしろお前がアマゾンである事は変わらないし、どうにもならない事だ。いつその本能が目覚めるのか。さすがの俺にも分からない」

 

 アマゾンは、アマゾン。

 

 そんなこと、今更言われるまでもないが改めて自覚するとなると、自己嫌悪に近い悪感情が心に染み込んで来る。例えるなら、白紙に零れ落ちた一滴の真っ黒なインクが広がるような感覚、とでも言うべきか。

 

「だからお前が懸念する気持ちは分かるし、俺も楽観的にこんな事垂れてる訳じゃない」

 

 けどな、と。

 

 一旦間を置いて鷹山はその続きを紡ぐ。

 

「それがお前にとっての“力”って事を忘れるな」

 

「俺の、力……」

 

「そいつを上手く飼い慣らせば、“人喰いアマゾン”じゃなく“アマゾンライダー”になれる。まっ、お前次第ってことだな」

 

 ヒロ自身が望まず、手に入れてしまった凶暴な獣性を秘める“アマゾンとしての力”。

 それは人の血肉を求め、その牙と爪で獲物を切り裂き、噛み砕いて。血の一滴さえも喰らい尽くす人喰いの権化。

 一歩間違えば当事者の精神を侵す毒となり、その心を獣一色に塗り潰してしまう。

 実際、彼は今それに苦しめられている。しかも、心臓が青く変色し肥大化すると言う異常な症状も伴い、状態は心のみならず生命をも喪失しかねない始末。

鷹山から渡された薬のおかげでアマゾンとしての本能の抑制、胸の痛みや諸々の症状らは申し訳程度には和らいでいるものの、それも時間の問題だろう。

 彼の秘めたるアマゾンとしての力は、本人がどう否定し、拒絶しようともヒロの一部であって他の何物でもないのだ。どれほど煩わしく、卑しく、醜く、どこまでも嫌悪しようと、決して捨てる事はできず。ただ背負うしかない。

 

 なら、どうすればいいのか? 簡単だ。

 

 鷹山が言ったように“飼い慣らせばいい”。

 

 “力”は、所詮“力”に過ぎない。

 

 力自体に善悪はないが、それを持つ者によって指向性が定まる。本人の意志次第で如何様にも変化するのだ。不安な情念に駆られるならば、自身がそうであろうと強く、傲慢不遜と他者に言われようが望めばいい。

 

 “自分自身が大切だと思うみんなを守る”。

 

 少年の決意は……在り方を定めた。

 

「この先、自分がどうなるかなんて分かりませんけど……アマゾンライダーとして、とりあえず頑張ってみます」

 

「そうかい。んじゃっ、さっさと行けよ」

 

 ヒロとゼロツーに背を向け、軽く手を振る姿は、ぶっきらぼうながらも鷹山らしい後押しが見て取れた。そんな鷹山の意を汲み、フランクスに乗ったヒロは後方操縦席へ。ゼロツーは四足歩行な格好になる前方操縦席へ。

 それぞれが所定の配置につき、ネガテイブパルスとポジティブパルスのコネクトを図る。

 ピスティルのパラサイトスーツに備えられたコネクト率を示すメーター画面には、赤と青の円形グラフが左右に並び、そこから伸びるメーターグラフがX状に交差する図で示されており、これが意味するのは一つ……。

 コネクト率が成功し、いつでもフランクスを起動できるという合図だ。

 

「行くよ! ダーリン!!」

 

「ああ! ゼロツー!!」

 

 交わされる互いの言葉。そこに不信感や不安と言った負の感情も精神もなく、あるのは、両者の間を介在する信頼だけだ。

 

 かくして、無貌の頭部に少女の顔が映し出される。

 

 鋼鉄の乙女が……動き出す。

 

 

 

 

 

 

 

※ ※ ※

 

 

 

 

 

 

 

 

『ちょ、なんなのよアレ〜ッ!!』

 

「フランクスだけじゃなく、叫竜も?!」

 

 ミクとミツルが驚愕に声を上げる。もっとも声に出さないだけで驚いているのは、皆同じだ。

フランクスのみならず、叫竜までもが姿を変える。形態変化はこれまでに類がなく、今回が初めてのケースだった。

 

「さて。足止めは彼にしてもらおう。僕達はこうして楽しもうじゃないか……」

 

『グゥ……ゥゥゥ……ッッ!!』

 

 異形と化したフランクス、マンティス。

その昆虫のような足で首を押さえつけられているデルフィニウムから伝わる、圧迫感。それは苦痛としてイチゴに負荷をかけており、苦悶の顔がデルフィニウムの表情として映し出されていた。

 

「イイねぇ……クックククク……もっとォォ、見せてよ〜」

 

 そんな彼女の表情を見て楽しいとばかりに、マンティスはフランクスとしての顔に愉悦に満ちた歪過ぎる笑みを浮かべる。

 本来、ピスティルの表情が投影されるはずの顔にはピスティルではなく、人間態であった090の顔が投影されていた。どういう原理でそうなっているのかは分からないが、それはまるで、彼の心境を映し出しているように見える。

 

『は、なせ……アァッ!!』

 

「クソ! こいつ!!」

 

 デルフィニウムに乗るイチゴとゴローは何とかしてマンティスの拘束から逃れようと奮闘するものの、苦痛にもがく以外に何もできず。

 

「ブフゥッ!! あアァ、本当、イイ気分だよこれは。もしこれが君達じゃなくて、あの女だったら

ァァ……どんなにイイィィィんだろうなァァァァァァッッッ!!!!」

 

 ハイテンションでそんな事を宣うマンティスは、もはやその言葉一つ一つに正気の沙汰は感じられず。あるのは、何処までも歪み切った憎悪だけ。それが彼の心を狂気に変質させていた。

 

「このまま首をへし折るのもイイけどォォ………自慢の鎌でゴミ屑に切り裂くのも、悪くないと思わないかい?」

 

 マンティスは、鎌をこれ見よがしにデルフィニウムに見せつけ、何処をどう切り、どんな仕上がりにしてやろうかと思案する。

 完全に強者の余裕だ。そこに自分が敗北するという可能性は微塵もなく、あるのは自分が望む結果のみで、それ以外などないという始末。

 

 しかし、思い通りに進む事があれば、思い通りにならない事も然り。

 

 突如としてオレンジ色の閃光がマンティス・フランクスへと急接近。そのまま異形と化したその機体を吹き飛ばしてしまった!

 

「ぐへァァッッッ!!!!」

 

 間抜けな声を上げ、無様なローリングを披露しながら地面をスレスレ位にまで滑空する様は、新手の芸か何かに見えてしまう。

 そんな格好を繰り広げるマンティスは、自分の身に何が起きたのか分からず、土煙を上げ地面へ接触。その際の衝撃のせいで手痛いダメージを少々ながらも被ってしまった。

 一方、ついさっきまで首の部位を足で踏まれていたデルフィニウムも一体何が起きたのか把握できなかったのだが、自身らを庇う様に猛々しく立つ人影…クイーンパイクを構えるストレリチアを見て

全てを理解した。

 

『ヒロッ……ゼロツーッ?!』

 

「イチゴ! 大丈夫か?!」

 

 白い機体に赤のカラーリングを施し、女王の名を冠する槍の武装を手にする姿は見間違えようもなく、ストレリチアだった。

 

「ククッ、ハッハッハッハッ! ようやく現れたかァァ……会いたかったゾォォォッッ!!」

 

 土煙を振り払い、全身から蒸気のような物を噴出するマンティス。まるで怒りと憎しみを全身で表すかのようなその姿に、ゼロツーの表情が投影されているストレリチアの顔は、何処か憂いを帯びていた。

 

「アレは……フランクス、なのか?」

 

『絶対に違うよ。多分……アレはアマゾンだ』

 

「!!ッッ」

 

 ゼロツーの予測にヒロは驚く。咄嗟にアマゾンの感知能力で正体を把握するが、やはりゼロツーの予測通りだった。

 アマゾンの気配がフランクスの全身に渡り、放出されていたのだ。

 

「そんな、でも、なんで……」

 

「なんでェェ? アマゾンだからに決まってんだろがァァァッッッ!!!!」

 

 通信で映像が表示され、その画面の先に映し出されたマンティス・フランクスの内部は

、やはりヒロも戦慄を覚えるもので、ゼロツーも表情こそ不変ではあったものの、顔色の方は平然とは言い難かった。

 

「Code002」

 

 マンティス・フランクスを操るカマキリアマゾンは、ゼロツーのコードネームを端的に発すると憎しみの感情をこれでもか、とふんだんに含んだ声で吐き散らかした。

 

「僕は、僕はこの時をずっとォ待ってたんだァァァ。君は僕の大切なパートナーを奪った

! あーそうそうそう! あの時の冷静平坦か態度も気に喰わなかった!

あの場でズタズタのボロクソ雑巾にしてやりたいってェェッッ!! 頭がオカシクナルクライ、思ッタヨォォォォォォッッッ!!!!!」

 

 元より言動には難あったが、最後の方で更に拍車を掛けたのか急に片言口調となってしまっている。とは言え、それを口に出して指摘する者はこの場において皆無だが。

 

「………フッシューー………少し、取り乱してしまったようだね。反省しておこう。でもね、僕の怒りと憎しみは……どうあっても消えやしないよ……」

 

 口から蒸気を零し、荒い息で肩を上下動かすカマキリアマゾンは片言口調から元の口調に戻る。しかし、相変わらず恨み言は止む気配が見えない。

 

「待ってくれ! もしかして、君は……」

 

「あァァ。そうだよ。Code090。それが僕の識別番号さ」

 

 あってほしくなかった予想が一つ、現実へと確定付けられてしまったヒロは苦渋に満ちた表情を浮かべた。

 

「……クッ!」

 

『イプシロン……』

 

そして、悔しいとばかりに歯を食いしばりながら苦渋の声を漏らし、だが何も言わず。

事前に腰に巻いたベルトのグリップを握り回し、電子音声と共に起動させる。

 もう何を言っても無駄だという事をすぐに理解したからこその行動だった。

 

「アマゾン!」

 

 ヒロはアマゾン・イプシロンへ変身を遂げた。

 その姿を見て、モニター画面の向こう側にいるカマキリアマゾンは嘲笑と共に言葉を吐き出す。

 

「クックッ、ハッハッハッハッハッ!!!! まさか、こうしてフランクスに乗りながら君と戦う事になるなんてね。まぁ、どの程度なのか拝見させてもらうとしようかッ!!」

 

 カマキリアマゾンの操る機体、マンティス・フランクスは節足を使い全速力で突貫しようとして来るが、それよりも早くストレリチアは一気に距離を詰め、ゼロ距離という所まで来ると胸目掛けてクイーンパイクの刺突を繰り出す。

 が、それを後ろへ跳躍する事で回避したマンティスは、お返しとばかりに口から泡のような弾丸を飛ばす。

 これが只の泡ならば、ダメージなど与えられなかっただろう。

 しかし、そんな無意味な事をする筈もなく、それを理解したイプシロンはストレリチアを右側へとスライドする形で回避させる。

 泡は一個一個がシャボン玉のようなものではなく、一個一個の無数の泡が寄せ集まった物で洗顔やシャンプーなどの泡沫をイメージすれば容易だろう。

 当然、寄せ集まっているだけに重さがあり、浮力など皆無。対象を外してしまった泡は重力に従い地面へ落下。すると、その箇所が抉れたように何かが焼けるような音を醸し出しながら穴を作り上げた。

 

「この泡、強い酸性の物質?!」

 

 泡の正体は、腐食させ溶かす強力な酸性物質だ。

 

「!?ッッ……グゥゥッ、ハァ、ハァ、」

 

 強力な酸性物質という泡の正体に悠長に驚愕する間もなく、肥大化した青い心臓に激痛が疾った。

 

『ダーリン……』

 

「だい……じょうぶ。まだやれる!!」

 

 戦いと言う、命を懸けた状況の中で冷静さを保とうする為か、あるいは。

 本当にパートナーが苦しんでいる様を見ても、何とも思っていないのか。

 真実は分からないが、しかしどちらにせよ、ヒロに対する彼女の声が平坦な物であったのは事実だ

。とは言え、そんな風に投げかけられても気には止めず、ヒロはまだ戦えるという意思表示を彼女に示した。

 

(まただ。最初に乗ったあの時みたいにできないッ!!)

 

 だが内心、焦っていた。

 

 理由は最初の時のようにストレリチアを第3の形態…アマゾン・モードにすることができない事が関係していた。アマゾン・モードとは、ヒロとゼロツーの2人が初めてストレリチアに乗った際に起きた通常形態ともスタンピード・モードとも違う、もう一つの形態。

 フランクス博士と鷹山により命名され、正式な呼称とされているこの形態はその発現のメカニズムが不明であり、現時点ではアマゾン細胞がフランクスに対し何かしらの働きをしている、としか分か

っていない。

 その形態になった際、基本スペックが通常の形態を上回り、本来ならば備わっていない筈の攻撃手段(アームカッターなど)が付与されるなど、メリットが存在する。

 しかしメカニズムさえ分からなければ、どう発現すればいいのかも当然分からず。ヒロはあの時、自身の身体から触手のようなものを伸ばしてゼロツーと接続する形でアマゾン・モードを成し遂げたが、触手はこの前の13部隊初の叫竜戦と同じく、今回も出なかった。

 身体中を巡るギガを集中させ活性化させても、踏ん張るように力んでも、何も起きず。

 

(出ないなら……普通のストレリチアのままでやるしない!!)

 

 是非もなくそう決心するしかないヒロだが、彼がアマゾン・モードに拘る理由は、相手の形態を見たからだ。

 マンティス・フランクスは恐らくアマゾン・モードのソレに近いものか、あるいは同じ物かもしれない。ならば、そのスペックは量産型フランクスとは比較にならず、下手をすればストレリチアと同格を誇る機能性を引き出している可能性がある事は否定できない。

 だからこそ、できる事ならストレリチアもアマゾン・モードで行きたかったのだが、成れないのであれば、無い物ねだりは無意味だ。

 

『ほら、手。貸してあげるよ』

 

 そんな思考に投じるパートナーを尻目にゼロツーは、未だ腰の上がらない倒れたままのデルフィニウムにストレリチアの手を差し伸べて来た。

 彼女なりの親切心から来る行動だが、その手をデルフィニウムは……イチゴは払い除けた

 

『いらない……ヒロを利用するヤツの手なんか借りない』

 

 未だ私情に満ちた猜疑心がゼロツーに対して存在するイチゴにとって、彼女から手助けを受けると言うのは屈辱以外の何物でもなく、それを素直に甘んじる訳にはいかなかった。

 デルフィニウムは立ち上がり、仕切り直しだと言わんばかりにエンビショップを握る手に力を込める。

 

『はぁ〜、全く。頑固だね』

 

 そうボヤきつつも、ストレリチアはデルフィニウムの顔を覗き込む。

 

『そんなにイヤな顔しないでよ。まぁ、嫌いじゃないけどさ!!』

 

 デルフィニウムの顔を一瞥したストレリチアはそう言い残し、再びマンティス・フランクスへと突貫する。今度はデルフィニウムも、だ。

 赤と青のフランクスは、互いに並ぶ様にして一気に駆ける。

 異形のフランクスへ攻めの一手を繰り出す為に……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 








ラストの部分、実はアマゾンズシーズン1のシグマ戦でオメガとアルファが
初めて共闘した、個人的に好きだったシーンのオマージュです。

ぶっちゃけ、この頃はまだ平和だったんですよね……(シーズン2はもう、救われなさ
過ぎますよマジで……)。



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