この素晴らしい世界にΨ難を!   作:さい

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Ψ難は唐突に

今日も今日とて一日僕は平凡な日常を過ごしていた筈だった。何時ものように学校に行き燃堂に相棒と呼ばれる。急に話しかけられる僕の身にもなってほしいものだ。産まれたときから僕は超能力を宿していた。超能力のうちの一つ。テレパシーであらゆる人間の思考を勝手に読み取ってしまう。なので驚かされるということ事態本来ならば有り得ないのだが、燃堂は馬鹿だった。何も考えずに近寄ってくるからテレパシーでも読み取れないのだ。話を戻すがそんな日常を過ごしていた僕は何故か現在薄暗い部屋の椅子に座っていた。場所が分からない。仕方ない、千里眼を使うか。

 

.....!何も見えないだと?おかしい。確かに僕は一度見た場所しか見ることは出来ない。逆を言えば一度見た場所なら見ることが出来るということだ。なのに何も見えることが出来ないというのはどういうことだ?

 

「初めまして斉木 楠雄さん。貴方は不幸にも亡くなられました」

 

さて誰かいたような気がするが気のせいだ。何があったのか全く思い出せないが覚えている事は、確か海藤が窪谷須と一緒に席まで来て何故か照橋さんまで来たことで僕の席の周りにはクラスじゅうが集まってきたことだ。全く良い迷惑だ。

 

「あのー斉木さん?」

 

それから燃堂に制御装置を抜かれて....そういうことか。つまり僕の力が暴走したわけだ。成る程やはり燃堂が原因だったか。やはり僕はGもNもNGなんだ。

 

「あのー!!聞いてますか!?」

 

なんなんだ煩い奴だな。

 

「聞こえてるなら最初から答えなさいよね!良い?貴方は死んだの。日本にて若くして死んでしまった人を導くのがこのあたし女神。アクアよ」

 

自分の事を女神と呼ぶ痛い人間を見ると人はどんな顔をするのだろうか。きっとこんな顔をするんだろうな。

 

「な、何よ!その顔は!何か言いたいことでもあるわけ!?」

 

神だの女神だの俺は信じていない。幽霊は信じているが。

 

「とにかく!貴方は死んだの!それで今から貴方には二つの選択肢があります。一つは何もない所に行って余生を暮らす。でもつまらないから却下よね」

 

おいそれは選択肢と言わないんじゃないのか?

 

「良いのよ!煩いわね!二つ目は日本とは別の世界に転生して魔王を倒す冒険者になることよ!勿論記憶はそのままよ。どう良いでしょ?しかも特典ももらえるのよ、ゲームでいうところの所謂チートアイテムよ。この中から選んでちょうだい」

 

何枚もの茶封筒を渡されて中を見ていく。

 

サイコキネシスが使えるようになる。

 

使えるからいらないな。

 

空を飛べるようになる。

 

飛べるから必要ないな。

 

聖剣 エクスかリバー

 

超能力あるからいらないな。接近する必要はないだろう。

 

「ねえ、そろそろ決めてくんない?どれ選んでも同じよ、あたしは忙しいの」

 

そうかならこれにしよう。

 

自称女神と豪語するアクアに一枚の紙を見せる。

 

「...あんたまじで言ってるの?」

 

おおまじだ。むしろこんな素晴らしい能力があったことに歓喜している。他を選ぶ余地すらない。

 

「いやでも...そんな能力でどうやって戦うのよ」

 

そうかお前は何も分かっていないようだな。僕はこれさえあればなんだって出来ることに。

 

そう。

 

”コーヒーゼリーを生成できる力“

 

この僕をもってしてもこんな事は出来ない最高の力だ。

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