農民でも王女を救えば勇者になれますか?   作:甘い苦瓜

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前書きと後書き書くことないな…

何か書いて欲しいことがあればお願いします。

これ何のお願いだ…


救世主登場!(強いとは言っていない)

「こ、これはゴブリンキングです!逃げましょう!私達には無理です!」

 

そう言ってリリィは俺の手を取り走り出す。

 

「待った!これじゃあ街まで連れて帰ることにならないか?」

 

「そうですね…しかもまだ早い時間…冒険家のみなさんも起きてないかもしれません…」

 

「なら俺たちだけでどうにかするしかないな」

 

しかしリリィは首を振る。

 

「実はゴブリンキングには強力な魔法耐性があります…精霊使いなら近接格闘もできますが、シオンさんはまだ慣れてないのでは?」

 

確かに俺はモンスターと実際に戦ったことはほとんどない。

 

だって逃げてたから。

 

「でも、ここで迎え撃つしかないんじゃないか?」

 

「そうですね…私も攻撃が効かないなりになんとかしてみます!私がまず目眩しの魔法を使うので近接系攻撃でやっちゃってください!『スモーク』!」

 

リリィがそう言い杖を振り上げると杖から出てきた煙がゴブリンキングを覆った。

 

それを見て俺は走りながら唱える。

 

「氷の精霊セリオンよ。(つるぎ)を生成せよ!」

 

俺は氷の剣を作る。

 

ちなみに使ってる本人は暑さなどは感じないらしい。

 

「くらえ!」

 

俺はゴブリンキング足へ氷の剣を突き刺す。

 

「逃げてください!ゴブリンキングが動き出します!」

 

リリィのその声と同時に氷の剣を突き刺したままのゴブリンキングの足に蹴られる。

 

俺は風の精霊の力を使い地面との衝突を避ける。

 

「やっぱり私達だけじゃ無理なんですかね…」

 

「これは確かに強いな。さっきのゴブリン達とは大違いだな…」

 

俺たちが呆然としているとゴブリンキングがいきなり呻き出した。

 

ゴブリンキングの足元を見てみると1人の男が立っていた。

 

「ふっ…待たせたな!私が世界最強の勇者と呼ばれる千年に一人の天才…アロンさ!」

 

なんか高そうな剣に高そうな鎧を着た謎の男は俺たちにドヤ顔を向けてきた。

 

「何ですか…あの変な男…」

 

リリィは軽く引いていた。

 

俺はドン引きだったがな。

 

「こんな雑魚に苦戦するとは可愛い奴らだ…今から見せる私の華麗な剣さばぐへっ⁉︎」

 

調子こいてカッコつけていたアロンは普通にゴブリンキングに殴り飛ばされた。

 

「あいつ馬鹿じゃないんですか…」

 

リリィはゴミを見る目をしている。

 

「光の精霊ルーチェよ。傷つきし者に立ち上がれるくらいの癒しを与えよー」

 

俺は一応アロンに回復を与える。

 

そして土の精霊の力を使いゴブリンキングの周りに落とし穴を作る。

 

その時、丁度アロンは立ち上がった。

 

「なるほど。そう言う使い方もありますね」

 

リリィはようやく立ち上がったアロンを無視して落とし穴に感心する。

 

「くっ…私を傷つけるとは大した奴だ。今回だけは見逃してやるぞ!さらばだ!」

 

そう言うとアロンは街の方へと逃げていった。

 

「じゃあ、俺たちも街へ戻りますか」

 

「ですね」

 

俺とリリィは歩いて街へと戻っていった。

 

 

 

 

 

俺たちはギルドで報酬を貰い、ギルドの端の方のテーブルに座る。

 

だいぶ日も上がってきたからか冒険家らしき人がちょこちょこギルドに入ってくる。

 

「私が精霊使いを知った訳なんですが…実は私は貴族の生まれでしてこの国でもかなり上の方の…そこは代々優秀な魔法使いを生み出していることで有名でして、それで私は小さい頃から魔法の勉強だけをさせられてました。そして、ある日図書室で本を読んでいた時本棚に奇妙な隙間があることに気付きました。周りの本を退けるとそこには地下へと続く階段があり、たまたまその日は家政婦以外の人はいなかったので入っても大丈夫だろうと思い入っていきました。そして階段の終わりには大きな部屋がありました。その部屋には真ん中に本が置いてあるだけでその他には何もありませんでした。私はその本を部屋で読もうと思い。そこから持ち出しました。それがこの本です」

 

リリィは一冊の本を机に置く。

 

「この本には精霊使いがどう言った経緯で生まれたかが詳しく書いてあります。そして、今から約74年前に精霊使いの職業の人間は全滅したとも書かれています。つまりシオンさんは突然変異ということです」

 

「突然変異だと…よりによって俺が?」

 

「それしか無いかと…そもそも今までの精霊使いはほぼ突然変異だったらしいですから」

 

勇者に、精霊使い。

 

俺はとんでもない能力を得てしまっていたようだ。

 

だが、人より優れているのが必ずしも良い訳じゃない。

 

俺はその例を知っている。

 

だからこそ余計に俺は強さというものが怖い。

 

この能力を使うことによってアリスやリリィを傷つけることにでもなれば一生後悔するだろう。

 

「どうしたんですか?少しお顔が優れないようですが…」

 

知らず知らずのうちに俺の表情は変わっていたらしい。

 

「ん?ごめんな。なんでもなぐぼぁ⁉︎」

 

俺が話し終えるよりも前に、右のほうからかなり強めのパンチが飛んできた。

 

「なーにしてるんですか!朝起きたらいなかったから愛想をつかされたのかと思いましたよ!」

 

顔の骨が折れかけるほどのパンチを繰り出したのは、慌てて出てきたのか髪の毛がボサボサのアリスだった。

 

ちなみに俺は3mほど飛ばされました。

 

リリィは何が起きたのか分からずオロオロしている。

 

「お前絶対強化魔法かけて殴っただろ!」

 

「当たり前じゃないですか。私か弱い乙女だから強化魔法でもないと男の子を殴れませんのですよ」

 

「殴るという発想自体が狂戦士(バーサーカー)だわ」

 

アリスはまた殴ろうとしたが青ざめた顔をしているリリィを見ると、近づく。

 

「銀髪に緑よりの蒼眼…どこかで見たような…」

 

アリスは疑いの目でリリィを見る。

 

「き、気のせい…じゃないですかね…」

 

リリィは冷や汗を浮かべる。

 

うん。まぁアリスのことだから8割の確率で勘違いだろ。

 

するとアリスは服の上からリリィと自分の胸の辺りを揉み始めた。

 

「あっ…やめてくだ…さいっ…」

 

こっちとしても直視しずらいからやめろ。

 

「なんだと…私より少し大きい…しかも髪色が違うだけで眼の色も似てる…」

 

アリスは何故かその場に膝から崩れ落ち、リリィは涙目で「お嫁に行けない…」とか言ってる。

 

俺は席に戻り、既に冷めてしまった魚を食べ始める。

 

どうしろってか?この状況。




いかがでしたか?

また説明しておきたいところなどはキャラ紹介の方へ書いておきます。
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