書きたい衝動を押さえられるものかよ!!
俺の名前は
どこにでもいるアニメと音楽が好きな高校生だ。
いや、正確にはだったというのが正しいのだろう。
何故ならつい先ほどトラックに跳ねられ死んだからな。
スマホにイヤホンし音楽を聞きながら歩いてたらものの見事に跳ねられた。
はい、俺が悪いです。しかし、そんな俺でも未練がある。
それは…………童貞で死んだことだ!!。
ああ、神はなんて無慈悲な事をするのだろうか、童貞を殺すならまずリア充殺れよ。
「バカか、おぬしは」
「うお!ビックリした、急に話しかけないでもらえます?」
「いや、おぬしがあまりにも無視し続けるからな」
そう、実はさっきから目の前に仙人みたいな髭を生やした爺さんがいる。
死んでも美少女に会えないなんて童貞に厳し過ぎだろ。
「で、なにようですか?お爺さん」
「お爺さんって……儂これでも数千年しか生きとらんからまだピチピチなんじゃがのう」
「いや!十分ジジイだからな!それ!」
「まあ、儂の事はええわい、それでお前さん死んじまっとるんじゃが天国と地獄どっちがええか?儂としては地獄行きにしたいんじゃが」
「えっ!なんで?俺悪いことしてないと思うんだけど」
「さっき儂の事はジジイっていったじゃろ?」
「思いっきり私怨じゃねぇか!クソジジイ!!」
俺はあまりの理不尽に叫んだ。
「また言うし、最近の人間は神に対する敬意が足りんと見える」
「えっ、ジジイ神様なの?」
「見てわかるじゃろうが!!」
やばい、全然わからなかった。てっきり同じ時間に死んだどっかの爺さんにしか思っていなかった。
「なあ、ジジ……、いや神様1つ聞きたいんだけどさ」
「なんじゃ?言うてみ」
「異世界転生とかでき…「無理」」
「最後まで言わせろや!しかも即答かよ!使えないジジイだな!おい!」
ああ、神は無慈悲ではなく無能であったか……。
「異世界転生といった別の世界には無理じゃがおぬしらの世界にある作品の世界にであれば可能じゃ」
「まじか!それがいい!おじいちゃん大好き!」
神は無能ではなく全能でした。
「ところでなんで作品の世界には転生できるのに別の世界にはいけないの?」
「世界1つ1つに神がおるから儂の一存では送れん」
「てことはその別の世界の神様に話しを通せば可能ってこと?」
「うむ、でも儂が面倒くさい」
「神様がそんなのでいいのかよ!」
「ええい!やかましいわ!儂だって面倒くさい事はやりとおないわ!」
「あー、わかった。なら戦姫絶唱シンフォギアって作品の世界でお願い」
「おぬしが死ぬときに聞いとった音楽もその作品のやつじゃったのう」
「じゃ、よろしく」
「わかった、ではその世界におぬしを送ろう、あとおぬしに1つ贈り物をしよう」
「きたー!転生もの特有のなんか凄い能力くれる的なやつだ!」
「グッドラック!」
神様が俺に向けてめっちゃいい笑顔で親指をたててきた。
「は?」
「は?とはなんじゃ、ほれ、早くいかんかい」
その瞬間俺の周りに淡い光が溢れてきた。
「あ、あとおぬしのこっちでの記憶は消えるからのう」
「原作知識も無しかよ!うそだろ!」
「だから言ったじゃろ?グッドラックと」
「くたばれ!クソジジイーーーー!!!」
その言葉を最後に俺の意識は消えた。
残った神は何もない空間で嘯いた。
「まあ、おぬしの成長に限界はないようにしたから強くなれるかどうかはおぬし次第じゃな」
その呟きを聞く者は誰もいない。
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