まると亮太の改造日誌   作:零君

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第一話 全ての始まり‐all starting ‐

...ここは?

何も見えない...何も聞こえない..

ここは孤独?無の世界?

分からない...助けて...

 

 

「...朝か...」

そう言いながら俺は起床した。

少し狭い自室のベッドの横にある窓から朝日が差し込んでいた。

俺はベッドから出るとゆっくり制服に着替え部屋を出る。

二階建ての自宅の階段を降りながら今日の授業の科目が何だったを思い出す。

確か今日は理科と数学と国語だったような...

現在中学3年生である俺は今から約1年後にある受験にとても悩んでいた。

そのため1日1日を無駄に出来ない。

そう考えているとリビングに着いた。

少し重い木製の扉を開ける。

そこには既に朝食を作り終えた母..大和田愛美がそこに居た。

「おはよう!和希」

「おはよう..母さん」

俺..大和田和希は母さんのこのハイテンションに未だに苦労している。

「朝ごはん出来てるわよ」

笑顔で言ってくる母さんに

「分かってる..」

適当に返事を返しながら朝食を食べ始める。

これが俺の日常だった...

今日までは。

その直後強度の地響きが起こった。

慌てる俺に瓦礫が飛んで来たが何もできず当たる寸前

 

母さんが俺を庇った。

直後母さんから大量の血が流れる。

俺はハッとして気絶した母さんを抱えながら家を飛び出した。

後ろで爆発音が聞こえるが気にしない。

今はただ安全範囲に逃げることだけを考える。

そうやって必死に走っている内自分の中で意識が途切れていくのを感じた。

そんな不思議な感覚に包まれながら俺は意識を閉ざした。

 

 

 

「...ここは?」

何も見えない闇の中俺は眼を覚ました。

しかしどうした事か周りには何もない。

というより見えないし聞こえない。

「参ったな...」

何も分からないのでは身動きが取れない。

そんな中何かが聞こえた。

「生きたいでしょう?」

その声は見下すような感じだった。

「あなたに力を与えます」

「..?」

一瞬何を言われたのかわからなかった。

「その力をどう使うかは自由...」

「さあ!行きなさい!」

どうすればいいのかも分からないまま光に包まれた俺は運命に身を委ねる事にした。

 

 

「..どうした物か..」

そう呟いた俺..丸山零に彼女はこう答える。

「まぁ頑張りなよ」

そう励まされるが嬉しくない。

何故ならば彼女こそが俺を性転換させた張本人だからだ。

殺意にも近い眼を彼女に向ける。

「女として生きろとか..」

「いきなり言われても訳わかんねぇよ」

俺は苛立ちながら呟く。

「そのままの意味だよ?」

そう言うがついさっきまで男だった俺が女として生きるのはかなり辛い。

「お前が性転換した頃は苦労しなかったのかよ?」

その問いに彼女は

「この増田亮太に不可能は無いのだよw」

呑気に返す。

さて..この先どうしようか?

そんな不安感が俺を支配した。

 

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