「お願い赫音君!美紀を・・・友達を助けてください!」
自己紹介をして圭(名前で呼べと言われた)に同年代だと驚かれた次の日、叩き起されたと思ったら急にそんな事を言われた。
「おいコラ待てぃ。薮からスティックに言ってもわからんわ。ちゃんと噛み砕いてから詳しく話せ。できればわかりやすく」
「う、うん・・・」
「──うにゅ・・・、おじちゃんおはよぉ〜・・・」
「はい、おはようさん」
この騒ぎでるーちゃんも起きてきたので、その場で話を聞くことにした。
──話によると、圭は俺たちと出会う前にリバーシティ・トロンとゆうショッピングモールで、同じ学校であり同年代であり友達である
「──で?心配で心配でたまらなくなったけど一人で行くのは怖いから俺も一緒に来てほしいと。・・・・・・なんで昨日のうちに言っとかないかなぁ」
「うぅ・・・、ごめんなさい」
「なんか、おじちゃん怖い・・・」
目に見えてショボンとうつむく圭とイライラし始めた俺を見て怯えるるーちゃん。ごめんね、るーちゃん。俺って寝起き悪いから。
「はぁ・・・、まぁもうその件はいいや。ちょっくら朝メシ準備するからその間にそっちも出かける準備済ませとけよ〜」
「え?え?いいんですか?」
「いいもなにも友達なんだろ?話を聞いた後で見捨てたら夢見が悪いし。モヤモヤしたままなのは俺の生活の衛生上よくないの。オーケイ?」
「お、オーケイ」
「よろしい」
とゆうワケで、昨日の今日で再び外出することになったのであった。・・・・・・おいそこ、甘ちゃんとか言わないの。生存者いたら少しでも賑わいが欲しくなるものなんだよ。
▶▦◀
「ここがリバーシティ・トロンだよ」
「へぇ〜、ここが・・・・・・。行ったことなかったけど意外と近場にあったんだなぁ」
「わたしここ行ったことあるー!」
来る途中でヤツらに囲われるとゆう自体に陥ったが、バールを的確に頭部へ振り回しながら逃走し、目的のショッピングモールに到着した。幸いと言うべきか扉は開いている。
「そんじゃその直樹美紀とかゆう友達を探し出して物資を調達しようか。うっしゃ、ついてこい!」
「なんか赫音君、テンション高くない?」
「おじちゃん、いつもこんなかんじだよ?」
昨日は結局のところ物資回収どころか、目的地にさえ行けなかったがその分ここでこんなに大きいリターンが来たのだから興奮を隠せずにいられない。
は?中にいるゾンビ?そんなもの頭を狙えばだいたいは終わる。
「ふんふーん♪ふふーふふんふーん♪」
「ついに鼻歌まで歌い始めたよ・・・」
「おじちゃんなんか楽しそう!」
若干スキップ混じりに中へ入っていく。あちらこちらにヤツらを何体か見かけたが、コッチに気づいてはおらずヌボーっと立っているだけであった。
「それじゃあ祠堂」
「圭!」
「──圭、案内よろしく」
「まっかせて!」
圭に案内されるがままショッピングモール内を探索する。ちょくちょく出てくるヤツらの頭をバールで潰しながら圭が指す方向へ歩を進めると、ある部屋の前にたどり着いた。
「あそこだよ!」
「警備室か・・・。ここにその直樹美紀とやらがいるんだろ?見張っといてやるから助けてこい」
『そこに・・・・・・誰かいるんですか?』
こちらの話し声が聞こえたのだろう。警備室のドアの向こうから直樹美紀らしき少女の声が聞こえた。
「美紀!わたしだよ、圭だよ!」
「うわっと」
「圭?圭なの!?」
「あがっ!?」
圭が俺の体を押しのけてドアに向けて叫ぶと、ドアが勢いよく開いて顔面にぶち当たった。ものすごく痛い。
痛む顔面をおさえながら目の前を見ると、圭と直樹美紀らしき少女が抱き合っていた。感動の再開だな。・・・ものすごく顔面痛いけど(二回目)
「おじちゃん大丈夫?」
「あでで・・・、ありがとるーちゃん」
るーちゃんが心配そうに俺の顔をよしよしと撫でた。やっぱり天使やで・・・。
そのやりとりに気づいたのか、直樹美紀はこっちを見て怪訝そうな表情を浮かべていた。
「ところで圭、この人は・・・?」
「この人はわたしを助けてくれた高木赫音君。これでもわたし達と同い年だよ」
「それとね、おじちゃんはすっごく優しいんだよ」
おいコラ圭、これでもは余計だ。あとるーちゃんは頼むから、そろそろそのおじちゃん呼びをやめてほしい。相手を勘違いさせないためにも。わりと傷つくんだよこれでも。俺はまだ十代だって──
「おじちゃん後ろ!」
「んあ?・・・オラァ!」
──グシャ・・・ッ
ちょっと考え事に集中していたが、るーちゃんのおかげで後ろから迫ってきていたヤツに対処することが出来た。
が、まだ安心できない。目の前にはヤツらが沢山沸いて出てきたからだ。目視で確認できて十五体ほどだが、まだそれ以上いるに違いない。
「圭!るーちゃんと直樹美紀と一緒にその部屋に隠れとけ!」
「わかった!・・・って、赫音君は!?」
「俺はコイツらの相手しとくからいい!」
「でも・・・・・・」
「あーもう!いいから隠れとけっての!」
危ない状況だとゆうのになかなか動かない圭達を力技で警備室に押しやりそのままドアを閉めた。
一呼吸置いて、再び前を向く。
大量にヤツらが押し寄せてきている。とりあえず動き回るのに邪魔なリュックを下ろす。即座に下ろしたリュックの中から石頭ハンマー──両方とも平面になっているハンマーのこと──を取り出し、右手にバール、左手に石頭ハンマーを装備して両手に力を入れる。
こんなせまい所じゃ触手は使えない。──だから確実で地道に数を減らす!
「いらっしゃいませぇ!」
そう言って、ニヤリと口の端を上げて笑って俺は、目の前のヤツらに飛び込んでいった。
繋ぎ回のようなものです。
原作キャラ達の口調考えるのが難しいです。
更に原作未読なため更に難易度が上がるとゆう(涙目)