超・世紀王デク   作:たあたん

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私の寿命もあと一日……アァァァァァァァ!!
10月に届くであろうリボルケインに思いを馳せるしかねえ……!

ってなわけで滑り込み更新のRX篇・前編。例によってスゲー駆け足なのと中途半端なところで終わってます。話数的にはちょうど真ん中くらいなんですけどもね。

そしてオリジナル設定ががっつり。
読んでもらえばわかると思いますが簡単にまとめるとライドロン=クジラ怪人、霞のジョー改め鋼のジョー=デスガロンです。「こうだったら良かったのに…」と思ったので……。そういう経緯を考えるとかなり説明不足かもしれないけど、不思議なことが起きたってことで勘弁してくださいオナシャス!


進化―BLACK RX―

 ゴルゴムとの決戦から母に連れられ帰還したのち、出久は泥のように眠り続けた。窓の外で降り続く雨に共鳴するかのごとく、何日も、何日も。

 

 ようやく雨が止んだのと時を同じくして、出久もまた目を覚ました。しかし雲ひとつなく晴れ渡る青空とは対照的に、少年の心は何ひとつ晴れることはなく。――彼は、抜け殻のようになってしまった。

 ここから暫くに限っては、幼なじみやその取り巻きの言ったとおりだった。自宅どころか、自室からすら満足に出られない。何もせず、ただぼんやりと睡眠と排泄、無理矢理に詰め込むような食事を繰り返すだけの日々。脳裏に浮かび消えるは、信彦や杏子と過ごした幼き日の想い出。そして、

 

『たったひとりの親友を……この信彦を殺め、生き延びたんだからな……。一生、後悔を抱えて生きていくんだ……』

 

 シャドームーン……信彦の最期のことばが、怨嗟のごとく響き続ける。

 

「信彦、くん……ッ」

 

 抱えた膝がぐずぐずに湿っていく。

 

 たった独りの英雄という役割を遂げた少年の哀しみなど知ることもないまま、世界は加速度的に日常を取り戻していく。ゴルゴムも仮面ライダーも、最初から存在しなかったかのように。

 

 

 

 

 

 深く傷ついた少年が佐原一家と出会ったのは、本当に偶然だった。

 ある日手洗いに行こうと部屋を出た出久は、母が電話しているのを聞いてしまったのだ。相手は海外赴任中の父・久。出久の身に起きたことを身を寄せている秋月母娘から聞き、妻子にも移住を勧めてきたのだった。

 

「そうね……。いまのあの子に、日本は辛いだけかもしれないわね……」

(……!)

 

 日本を、離れることになるかもしれない。それがわかった途端、出久はあの決戦の日以来初めて外に出た。着の身着のままで足を向けたのは――秋月邸。総一郎が亡くなった直後から売りに出されていて、もう秋月一家の痕跡は残っていなかった。

 

 そこに引っ越してきたばかりだったのが、佐原一家だった。佐原航空を経営する俊吉に妻の唄子、小学生の茂・一水(ひとみ)の姉弟。 そして佐原航空と業務提携しており、頻繁に遊びに来る若きフリーカメラマン、白鳥玲子。彼らは憔悴しきった出久を追い返すことなく温かく迎え入れてくれた。明るい彼らに囲まれていると、やはりかつての秋月家が思い出されて涙したけれども、そうするたび傷が癒されていくような感じがした。

 新たな居場所を得て、出久はようやく立ち直りはじめた。笑顔を、取り戻した。

 

 

――そうして半年が経ったある雪の夜……かりそめの平和は吹雪に覆い隠され、さらなる邪悪が少年に牙を剥いた。

 

 

 

 

 

 突如、各地に出現した謎の楔。それに呼応するかのごとく街に現れた髑髏の一団。彼らは茂と友人たちの自転車を盗むなど小さい悪事を働く一方、街のあちこちで不可思議な現象を引き起こした。

 そして、茂から連絡を受けて現場に急行した出久。彼は髑髏怪人――スカル魔の襲撃を受けることとなった。

 

「ッ、――変、身ッ!!」

 

 こいつら、ただのヴィランではない。直感した出久は、およそ半年ぶりに変身の構えをとった。しかし憂鬱に沈んでいた精神のためか、リプラスフォームは未だ修復されておらず。彼はバッタ男の姿での戦いを強いられることとなった。

 

「グルルルルッ、グガァアアアアッ!!」

 

 獣のごとく咆哮しながら独り奮戦するバッタの異形。しかし複数体で連携をとって戦うスカル魔相手に次第に追い込まれ、遂には変身解除させられてしまう。

 スカル魔たちは少年をその場で始末することなく捕縛した。彼が連行されたのは、昆虫のような姿をした不気味な(ふね)――異次元からの侵略者"クライシス帝国"のクライス要塞だった。

 そこで待ち受けていたのは、地球攻撃兵団の幹部たち。貴族然とした傲岸不遜な海兵隊長ボスガンに、飄々としたロボットの機甲隊長ガテゾーン、小柄で卑しい牙隊長ゲドリアン、紅一点で冷たい美貌の諜報参謀マリバロン。

 

――そして個性豊かな四大隊長を統率する、威風堂々たる黄金の仮面……ジャーク将軍。

 彼の口から語られたのは、恐るべき計画。日本を戦略基地として地球を侵略する。そして五十億のクライシスの民を移民させる――地球人類を滅ぼして。

 

「人間どもに委ねたままでは遠からずこの星は滅ぶ。しかし我らであれば理想の王国を作ることができる」

「ッ、だから滅ぼすっていうのか、人間を……!」

「そうだ、だが例外はある。――まず緑谷出久、おまえだ」

「何……!?」

「おまえがクライシス帝国のために働くというなら、余より皇帝陛下に奉じておまえを名誉市民にしてやってもよい。おまえひとりではない、おまえが望む人間たちもだ」

「……!」

 

「あんたのことは調べさせてもらったぜ、緑谷出久」ガテゾーンが追随する。「あんたゴルゴムに改造される前は無個性で、周りから蔑まれてたらしいじゃねえか。仮面ライダーBLACKとして必死こいてゴルゴムに立ち向かってる間、ヒーローとかいう連中の多くは見て見ぬふりだったとも聞く。そんな人間どもに義理立てする必要があるのかい?」

「……ッ」

 

 心に傷もつ身である出久が、彼らのことばにまったく心動かされないはずがなかった。もしも傷つき鬱ぎこんだひとりの少年であるだけならば、その甘言に惹かれてしまったかもしれない。

 

 だが半年前のあの日、出久は創世王の誘惑を振り払ってゴルゴムを滅ぼしたのだ。英雄でありたいと願う自分は、決して死んだわけではない。

 

「確かに、おまえたちの言うとおりかもしれない……。でもッ、僕は人間だ!義理立てとか、そんなんじゃない……人間だから、人間の中で生きていたいんだ!!」

「つまり、拒絶すると?」最後通牒のように、ボスガンが訊く。

「当たり、前だ……!」

「……健気だな。その幼さでその心意気たるや見事。だが、」

 

「クライシス帝国に反抗する以上、生かしておくわけにはいかぬ。――緑谷出久、おまえを処刑する」

 

 

――出久は変身機能を完全に破壊され、そのうえで宇宙空間に放り出された。冷たく暗い星屑の海の中で、呼吸もできず、出久の身体は凍りついていく。

 

「………」

 

 遠のく意識のなか、出久は地球を美しく照らし出す燃えさかる恒星――太陽を見た。その光が身体に降りかかる。

 

 

――その時、不思議なことが起こった。

 

 

 再び目を覚ましたとき、出久は地球上にいた。宇宙に生身を晒し、大気圏を突き抜け墜落してもなお、彼は生きていたのだ。

 それどころか、全身に力が漲っているのを感じる。これまでに経験したことない、凄まじい力。――湖面に姿を映して、その理由がようやくわかった。

 

「これは……BLACKの身体じゃない……?」

 

 バッタ男でも、仮面ライダーBLACKでもない。以前より太く頼もしくなった全身を、黒と緑の鎧が覆っている。ベルトの形状も変化している。――そして胸には、"RX"の文字。

 

 太陽の光を受けたことによって、キングストーンが宿主にさらなる進化を促した。新たなる仮面ライダー――"BLACK RX"へと。

 そして進化は、思わぬ副産物をももたらしてくれた。

 

『久シブリダナ、ライダー』

「!、バトル、ホッパー……!」

 

 甦ったバトルホッパー――主とともに進化を遂げたそれは、自らを"アクロバッター"と名乗り、再び仮面ライダーの頼もしい相棒となってくれた。

 

『トモニ戦オウ、ライダー』

「……うん!」

 

――この世界は、歌のように美しくはない。

 

 それでもこの世界が好きで、守りたいと思った。守るために戦う。それを脅かす者が現れる限り、戦い続ける――

 

 

 仮面ライダーBLACK RX。彼は刺客として差し向けられたスカル魔、怪魔ロボット・キューブリカンを激戦の果てに打倒、進化した世紀王の力をクライシス帝国に思い知らせた。

 リボルケインを右手に携え、戦場を去りゆくRX。少年の面影なき大きな背中は、しかし再びの激戦の予感、そして哀愁を背負っていた。自分はまた、孤独な戦いに身を投じることになる――

 

 

 

 

 

 クライシスとの戦いは、確かに激しいものとなっていった。ゴルゴムの怪人を上回る力をもつクライシスの怪魔たち。彼らの実行するより露骨で凶悪な侵攻作戦を前に並みのヒーローたちでは太刀打ちできず、やはり仮面ライダーが矢面に立たなければならなかった。

 

 しかしゴルゴムのときとは異なり、出久はもう磨り減っていくばかりではなかった。

 "風の騎士"怪魔獣人・ガイナギスカンとの戦いの際、怪魔界で出会ったワールド博士より託され、出久の手で造り出した光の車"ライドロン"。その完成に必要不可欠な"勇敢なる戦士の魂"として選ばれたのは、

 

『ライダー、オレは正義の戦士として生まれ変わった。この地球の美しい海を守るため、あなたの矛となり盾となろう』

 

 ゴルゴムとの最終決戦で、命を落としたクジラ怪人。聖なる海の洞窟で眠っていた彼の魂が目覚め、ライドロンを新たなる肉体として甦ったのだ。

 

 アクロバッターにライドロン。BLACK時代に出会った彼らだけでなく、新たな仲間たちも現れた。

 まずクライシス襲来前から親しい仲だった白鳥玲子。アグレッシブで開放的な性格の彼女は、出久が仮面ライダーだと知っても特に態度を変えることはなく、事件あるところどこにでも駆けつけて出久をサポートしてくれた。子供扱いしてくるのも相変わらずだったが。

 

 そして、気兼ねなく肩を並べることのできる仲間。

 いや、出会ったときには仲間ではなかったのだ。彼はクライシスから送り込まれた刺客だったのだから。

 

――怪魔ロボット・デスガロン。

 

 クライシス皇帝の細胞より生まれしガロニア姫の横死に端を発する、マリバロンによる佐原一水誘拐事件の際に送り込まれた怪魔ロボット。対RXに特化した強大な戦闘能力をもちながら、RXに自らの能力を利用され、怪魔界に乗り込まれるという失態を犯してしまった。そのために見限られ、捨て駒にされ――自暴自棄になって襲いかかってくる彼を、出久は処断することができなかった。

 

「デスガロン!どんな目的であれ、おまえだってこの世に生まれてきた命じゃないか!僕は……僕はできるなら、おまえを救けたい!独りぼっちで、死なせたくなんかないッ!!」

「何を馬鹿な……俺は、怪魔ロボットだぞ……」

「命は命だ!そんなこと――関係ない!!」

「――!」

 

 出久のことばに心動かされたデスガロンは、彼と協力して罠の仕掛けられた石室を脱出した。その後ともに怪魔界を彷徨い歩き、同じ怪魔ロボット・ネックスティッカーのコントロール電波によって再びRXと対決する一幕もあったものの、RXの得た新たな力のおかげで再び救われている。

 

 もとより誇り高い精神をもつ彼が、二度命を救われたことを恩義に感じないはずがなかった。事件が解決し、一水と茂――人質として怪魔界に拉致されていた――を出久が連れ帰った際、彼もまたあとを追ってきた。そして、

 

「RX……いや出久どの。あなたには返しても返しきれない借りができてしまった。クライシスにももはや戻れないし、今さら戻る気もない。……だから俺を、あなたの配下にしてほしい」

「お、大袈裟だよそんな……。しかも配下って……」

 

 怪魔ロボット軍団を引きずっているな、と出久は内心思ったが、気持ちは嬉しくないといえば嘘だった。このどことなくシャドームーンに似た機械じかけの戦士は、自分の力になりたいと言ってくれている。宿敵であったはずの彼にそう決心させたのが、他ならぬ自分自身であるという事実も。

 

「……"仲間"なら、いいよ」

「ナカ、マ……?」

「うん。哀しみを一緒に乗り越えて、喜びを分かち合う……そういう、かけがえのない人のことだよ」

「出久どの……ナカマ。俺は、あなたの仲間だ……!」

「うん!よろしく、デスガロン!」

 

 こうしてクライシスの怪魔ロボットは、仮面ライダーBLACK RXの頼もしい相棒となった。

 

――のだが、

 

「さすがにその姿でうろついてると注目されちゃうね。悪さしなければ異形型だと思われるだろうから、騒ぎにはならないだろうけど……」

「なるほど、出久どのは衆目を集めたくないのだな。そういうことなら心配ない」

「?」

「あなたが最初に戦った怪魔ロボット、キューブリカンが人間に擬態していたのを忘れたか?」

 

 言うが早いか、デスガロンの身体は人間のそれに変わった。二十代半ばくらいの青年、身体つきは本来よりずいぶん細くなっている。確かにカモフラージュとしては――

 

「うむ、悪くないな。――せっかくだから、徹底的にデスガロンの面影を排除するか」

「?」

「すぅ……――つーわけでアニキ、これからはアンタについてくぜ!」

「あ、アニキ!?どうしちゃったのデスガロン、キャラ変が過ぎるよ!?」

「怪魔ロボットにかかりゃ、言葉遣いを変えるのなんかお茶の子さいさいってヤツよ!あ、いっそ名前も変えたほうがいいな……。――"ジョー"、俺のことは"鋼のジョー"とでも呼んでくれ!」

「は、鋼のジョー…さん?」

 

 仲間なのは間違いない。しかし日常のデスガロン――鋼のジョーは出久の舎弟とでもいうべきポジションに収まってしまったのだった。

 

 

 その後も出久がRXであることを知り、支えてくれる仲間と呼べる存在は増えていく。クライシスに両親を殺され、敵討ちを望む念動力を操る少女・的場響子に佐原航空の食堂で働くコック・吾郎。佐原兄妹もそうだ。クライシスとの戦いにおいて、出久の周囲には常に多くの仲間の姿があった。

 

 それに応えるように、出久はさらなる力を得た。一水誘拐事件の際、怪魔界において二度にわたって危機に陥ったRX。

 しかしその時不思議なことが起こり、RXはその姿を変えたのである。

 

「悲しみの王子……!――RX!ロボライダー!!」

 

 そして、

 

「怒りの王子……!――RX!バイオライダー!!」

 

 百発百中の射撃手であり、同時に堅牢な不陥要塞(フォートレス)たるロボライダー。液状化能力をもち、どんな攻撃もすり抜けてしまう変幻自在、無敵のバイオライダー。

 

 14歳に差し掛かろうとする少年の身でありながら、緑谷出久の力は既に多くのヒーローを超えてしまっていた。そんな少年と仲間たちの前にクライシスの陰謀はことごとく粉砕され、怪魔たちは斃れてゆく。

 

 ゴルゴムのときは違う。険しいが、それでも充実した日々――出久の心の傷は癒え、やがて悪夢を見ることもなくなった。

 

 

 少年はまだ、気づいていなかったのだ。過去は消せないものだと。癒えたとて、深い傷痕は永遠に残り続けるのだと。

 

 

「俺は誰だ……?何者なんだ……?わからない、何も――いや、ひとつだけわかることがある……。それは仮面ライダー、貴様を倒さねばならないということだ!!」

 

 白銀の、影の王子。

 

 拭えぬ過去である彼が、いまこのとき、再び出久の前に姿を現そうとしていた――

 

 

つづく

 




【登場人物】

緑谷出久/仮面ライダーBLACK RX
折寺中学校一年生→二年生。
ゴルゴム壊滅後は鬱ぎ込む日々が続いていた。佐原一家や白鳥玲子に出会って立ち直りはじめた矢先にクライシス帝国が襲来、仮面ライダーBLACK RXとして戦場に舞い戻る。戦いの中でロボライダー、バイオライダーへの変身能力も獲得した。
ゴルゴムと戦っていた頃のような因縁がなく、佐原家という居場所やともに戦う仲間の存在もあって精神的に安定している。しかしながら、ゴルゴム世紀王の宿命からは未だ逃れることができていなかった。

アクロバッター・ライドロン
RXの頼れる相棒(マシン)たち。
アクロバッター:バトルホッパーがライダーに合わせて再生・進化した姿で、性能が強化されているほか常に会話ができるようになった。『知ッテルケド教エナ~イ』
ライドロン:怪魔界で託された設計図をもとに造り出した"光の車"。キングストーンのおかげで知能も強化されている出久には難しいことではなかった(材料は何で、どう調達したかは不明)。
起動には「勇敢なる戦士の魂」を必要とする。出久が選んだのはゴルゴムを捨て海の守人として命を落としたクジラ怪人だった。※オリジナル設定
最高速度はなんとマッハ1.2。

白鳥玲子
佐原家に出入りしている女性カメラマン。20歳(当時)。
姐御肌で出久を弟のように可愛がっているが、杏子と異なり女性に免疫のない出久をからかう一面も。

怪魔ロボット・デスガロン/鋼のジョー
クライシスを裏切り、出久の頼れる仲間となった怪魔ロボット。普段は20代半ばの青年の姿に擬態し、"鋼のジョー"と名乗っている。言動までがらりと変わる(変える)ため当初は出久を困惑させた。
対RXを想定して造られたため滅茶苦茶強いが、日常生活ではポンコツである。悪の組織を裏切ったという共通点があるためか、ライドロンとはウマが合う様子。
※原作ではデスガロンと(霞の)ジョーはまったくの別人。デスガロンは15話でロボライダーに倒され、16話でジョーが登場した。

佐原一家
俊吉・唄子夫妻と茂・一水兄妹の四人家族。傷ついた出久を迎え入れ、立ち直らせるきっかけをくれた第一人者たちでもある。歳が近くヒーロー大好きな茂と出久は特に仲が良い。
出久と親しいがためにクライシスの騒動に巻き込まれることも多かったが、それでも明るく日常生活を送っていた。しかしそんな彼らにも、やがて残酷な運命が牙を剥くことになる……。

緑谷引子
出久の母。傷つき鬱ぎ込んだ息子を見かね、秋月母娘も身を寄せている夫のもとへの移住も考えていたが、佐原一家との出会いを経て思いとどまった。
息子が立ち直ったことを喜ぶ一方、茂や玲子、ジョーとともに活発に動き回る様子に親離れを感じて寂しく思うことも。

クライシス帝国・地球攻撃兵団
怪魔界にある本国より国民を移住させることを目論み、地球を侵略しに送り込まれた人類の敵。
ジャーク将軍を頂点とし、四大隊長(ボスガン・ガテゾーン・ゲドリアン・マリバロン)とそれぞれの配下の軍団で構成される。ゴルゴム怪人よりも強力でRXを追い込むこと幾度となかったが、仲間割れや油断から結局敗北を喫する爪の甘さが弱点。そもそも最初にキングストーンを摘出しておけば……は禁句である。


次回 明日―KAMEN RIDER―

ぶっちぎるぜ!!

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