ナビィ「時の勇者がRTA走者だった件について」 作:モコロシ
導入部なので超絶短め。キリがいいからね、しょうがないね。
Hello! アタシ、ナビィ! ハイラル平原の奥地に存在するコキリの森に住んでいる妖精よ! 今日はコキリの森の守り神であるデクの樹サマからお呼びがかかったの!
デクの樹サマっていうのはコキリの森に住むコキリ族を生み出した父であって、アタシたち妖精やコキリ族全員に慕われる凄いお方なの! 勿論アタシも凄く慕ってるワ!
そんなお方に呼び出されたとあってアタシの気分は有頂天! いったいどんな用なのかしら?
そして行ってみると物凄い話をきかされちゃった。要約すると確か……
『ナビィや。妖精ナビィや。このままだと世界がヤバイ。コキリの森には一人だけ妖精を持たぬ子供がいる。そしてそいつが世界を救う勇者みたいなのだから取り敢えずここに連れて来て』
こんな感じだったワ! コキリ族っていうのは一人につき一妖精のパートナーがいるの。逆に妖精を持っていないっていうのはとても不思議な話なんだけど、考えても仕方ないワね! デクの樹サマが言う妖精を持ってない子供って、確か全く喋らない、サリアと仲良しの子だったワよね。遠目で遊んでいるのを少しだけ見かけたの!
デクの樹サマは口にはしなかったけど、これってアタシがパートナーになって一緒に行けって事よね? 世界を救うって正直よく分からないケド、どうやらそうも言ってられない状況みたいだし、こうなったらアタシも覚悟を決めるしかないワね! よ〜し、付き妖精としてしっかりサポートするぞ〜、おー!
……あら、そういえば、その子供の名前はなんていったかしら……? えっと、確か……
────“あ”、だったワね。
そしてナビィはその妖精を持ってない子供の元へと向かう。後に“時の勇者”と謳われるその子供が繰り広げる冒険が、本当の意味でハイラルを崩壊させる冒険だとも知らずに……。
──
世界を欺き、己すらも欺く(誰だお前現象)。
そんな冒険を繰り広げる事になる、全く喋らない無口な子供の考える事は、常に只一つだけ。
──如何にして世界一早く世界を救うか
世界を救う事は、決して早さを競うものではない。だが今回はその限りではない。普通であればナビィはこれから時の勇者“リンク”のパートナーとして冒険を“普通”にナビゲートし、“普通”にアドバイスを送り、そして“普通”に世界を救う筈だった。
しかし、この世界は所謂パラレルワールド。時の勇者の名前は“リンク”ではなく“あ”である。それを意味するは通常の
「ナビィ、もう(RTA走者から)逃げない!」
「(RTA走者の)弱点なんて分からないよ……」
これはそんなバグに満ち溢れたRTA世界に巻き込まれてしまった妖精ナビィの視点に着目した、最初から最後まで破綻している冒険物語である。
逆滑走とsuperslideどっちにするか悩んだけど日本語で統一。
感想、評価おまちしております。