ディザストロはメディウムとしてノクティス一行と合流するためスチリフの社より少し離れたメルダシオ協会本部にほど近い場所で揚陸艇を降りることになった。
今はアラネアには仕事で再び離れると告げてしばしの別れを惜しんでいる最中。
余談ではあるがカリゴは将軍の下に一時帰投となった。
「じゃあ。無理しないように。」
「そちらもな。」
短い言葉を交わして揚陸艇へと戻ったアラネアを見送る。
視認できない距離まで揚陸艇が飛び去ったのを確認し、銀のネックレスにかけられた魔法を一時解除。
黒い髪と瞳に変わっていることを携帯のカメラで確認し、そのまま電話アプリを起動。
車を回せそうな人物に電話をかける。
数コール待つと少しだけ驚いたような声が帰ってきた。
「ーーメディウム様、ご無事で何よりです。」
「悪いなコル。こんな夜中に。」
レギス王に仕える同士としてそれなりに親交のあるコル・リオニスは第二司令塔として現在王の剣の指揮に当たっている。
ルシス国内での情報収集や王都から避難した避難民の支援、メルダシオ協会に協力を仰ぐために塩漬けされた強力なモブハントの受注などなど、およそ人間とは思えない速度で働いている。
そんな彼に突然電話をかけるのは申し訳ないが、人材派遣に関しては適任であった。
「今メルダシオ協会本部にいるんだが、カエムの岬に戻るまでの足がない。車を回せないか。」
「ーー手の空いている者を向かわせます。」
「悪いな。それと、大変な役を押し付けて申し訳ない。代われないのも含めて。」
「ーーメディウム様には別の託された使命があります。新王を導くのは重大なことです。」
「そう言ってもらえると助かる。足の件、頼んだ。コルは適度に休んでくれよ。」
「ーーメディウム様もどうかお気をつけて。」
夜中なのも相まって短い電話で早々に切り上げたが少し疲労がうかがえるコルに心配の念が募るとともに無駄な心配をかけてしまったかもしれないと苦笑いが溢れる。
なぜノクティスと共にいないのかについてコルは何も聞かなかった。
敢えて聞かなかったのだろう。
どこか口をつぐむような息遣いが聞こえた。
コルは不必要にメディウムを疑いはしないが何か怪しければ問答無用で切り捨てるだろう。
容赦しないという部分はメディウムにとって安心材料。
裏切り行為のような期間が長い分心が廃れているため、祖国のためにと潔く切り捨てられた方がいくばくか心持ち軽くなるというものだ。
亡くなったクレイラス・アミシティアは剣の師匠として慕っていたが、その次に信頼していたのはコル・リオニス。
何があってもレギス王を裏切らないし、その息子であるノクティスも見捨てないと言い切れるほど忠誠心の高い男。
今はまだレギス王から授かった武器召喚が使えるため義理立てしているがノクティスに仕えて魔法の契約をし直してくれると戦力面で安心できる。
当分はないだろうが、いつか王に認められる弟と信頼する人の姿を夢見るのも存外悪くない。
いつかの未来に想いを馳せながらも現在に思考をもどす。
「さてどうするか。」
すでに時刻は日付が変わる頃合い。
宿を探すべきだろうがメルダシオ協会本部にはモービル・キャビンしかない。
同伴者もいない今、絶対に使いたくない宿ナンバーワン。
うなされること間違いなしのモービル・キャビンなどごめんこうむる。
ならばキャンプか。
キャンプ地に今から移動するくらいならば敷地内のどこかで寝袋を被った方がまだマシだろう。
結論。
悩むくらいなら体を動かそう。
もはや寝ることも煩わしくなった。
最近鍛錬も疎かになっているし、ちょっくら朝まで筋トレでもしよう。
どうせカエムの岬まで着いたらバッチリ休んで王家の力回収のため、またキャンプ三昧。
グラディオラス大興奮間違いなしのキャンプ日和からノクティステンションだだ下がりの雨の日までキャンプなのである。
かくして、邪魔にならない位置で適度に明かりのある場所に一晩中筋トレする不思議人物が出来上がった。
コル将軍からの指令によりレスタルムにいたとある王の剣はメルダシオ協会本部に車を回していた。
黒髪黒目などルシス国内では大して珍しくもないが、特徴的な美しさと神々しさを兼ね備えているのはルシス王族のみ。
視界に捉えられればすぐにわかるだろうし、泊まる場所はモービル・キャビンしかないと高を括っていたが目的の人物がいない。
モービルは無人でメルダシオ協会の人間もルシス王族は見ていないという。
代わりに、少し離れた明かりのある場所で一晩中トレーニングをする奇人がいるというのでまさかという思いで向かってみる。
頭脳明晰に見えて実のところ脳筋の王族だとは思っていたがまさかそんなと。
恐々としながら近づくと、汗だくの黒髪黒目の若者が一人。
座禅を組んで瞑想をしていた。
青年の周りを多種多様な武器が囲むように置かれて、ただ静かにその場に有る。
その顔は間違いなく探していたルシス王族。
メディウム・ルシス・チェラムその人で有る。
声をかけるのもはばかられるがかけなければ任務が達成できないとそっと足を前に踏み出す。
一歩、地面を踏みしめたその刹那。
地面に置かれた武器が一斉に王の剣に矛を向けた。
いつか見たレギス王が使用する歴代王の力とは違う、有り合わせの即物的な攻撃方法だが寸前に迫る無数の武器に冷や汗を流す。
目と鼻の先にある武器に怯むが背後にも感じる武器の刃先に退路を断たれた王の剣は使えもしない魔法の感覚を感じる。
不用意に彼のテリトリーに踏み入ったことが敗因。
しかし引かせもしないこの武器の配置に公正明大な王族ではなく影を生きる何者かに見えた。
「…名を答えよ。場合によってはその首を落とす。」
目を開かずに侵入者への警告を発するメディウムに王の剣は慌てて名を告げる。
「ニックス・ウリックですっ!」
長い睫毛を震わせ、薄く片目を開く。
深淵を思わせる渦巻く黒い瞳がニックスを捉えると、囲んでいた武器達がきらびやかなクリスタルのように砕けて消滅。
冷たい殺気が去ったことへの安堵と共にニックスは内心、首をかしげる。
コルに王位継承権のないもう一人の王子の話を聞き、歴代王の力が使えないと説明されていたが今のは歴代王の技に酷似していた。
好奇心からニックスは技を問う。
「今のは…?」
「浮遊魔法だ。あまり魔力効率が良くないため使われないが、咄嗟の自衛には役に立つ。飛べるぞ?」
座禅をしたまま軽く浮遊してみせるメディウムに知らない魔法もまだまだあるものだと感心する。
戦闘では役に立たないと付け足すが夢がある魔法だ。
羽もなく鉄の塊でもなく、何もない状態で浮遊するというのは誰もが一度夢見るだろう。
地を歩くしかない人間の浪漫だ。
「ニックスはもう魔法は使えないのだったか。」
「はい。全く。まだ使える者の補助に回っております。」
レギス王が崩御したと同時に魔法を失ったものもいれば未だに持ち合わせている者もいる。
ニックスは前者で、ルナフレーナ救助の際とても苦労した。
魔法がなければ自らは無力だったのとそれ以来痛感し、コルと共に鍛錬に励んでいたと聞くが武器も新調したらしい。
一回り大きなククリ刀を腰に携えていた。
彼が魔法を取り戻す方法は二つ、メディウムに忠誠を誓うかノクティスに忠誠を誓うか。
もちろんメディウムは忠誠を誓わせる気が毛頭ないので事実上選択肢はゼロともいう。
ニックス自身も新王の王の剣としてどうするかの進退はすでに決めているようで、足として回されたのはそもそもカエムに向かう予定があったからでもある。
「今は早朝ってところか。取り敢えずシャワー浴びてから行きたいな…。その顔色だと朝飯はまだだろう。金は持つから適当に頼んどいてくれ。」
「はっ、承知しました。」
一瞬呆気に取られたが、投げ渡された長財布を慌てて受け取る。
モブハントで稼いではいるが、隠れ家の生活費もニックスの調達した資金から差し引かれているため奢りは非常にありがたい。
素直に受け取るべきか悩みはするが今は非常時。
貰えるものは貰っておく精神で、モービル・キャビンのシャワーを借りに行ったメディウムから逸れてハンター御用達の食事場へ向かった。
メルダシオ協会本部。
クレイン地方の山間部に位置する拠点の一つで、その名の通りメルダシオ協会の本拠地。
"協会本部"と聞くだけで巨大な施設だとイメージするかもしれないが、ここにあるのは飲食店とモービル・キャビンと数棟の小屋。
しかし、本部だけあってモブハントの種類も豊富な上に受注難易度も高い。
自然にできたドームのような場所に構えているため常に電気による明かりが灯る。
ニックスに財布を投げ渡したメディウムはモービル・キャビンのシャワーだけを借りて身も心もさっぱりし、買っておいた新しい服を召喚する。
何着か似たようなTシャツを購入したがそろそろ洗濯したい。
カエムの岬に着いたらまずやることが家事になりそうだ。
メルダシオ協会本部がスチリフの社付近にある明るい拠点という理由で立ち寄ったのもあるが大きな目的は別にある。
メルダシオ協会の長、イザニアに用事があるのだ。
いつも小屋の前に置かれたロッキングチェアに腰掛けている、戦いとは縁遠い老婆だがまごう事なきメルダシオ協会の長。
避難民の保護や、王の剣では手の足りない地域にハンターを斡旋して貰っている重要な協力者である。
彼女に好感を持って貰って損なことは無い。
身なりがきちんとしていることを確認し、普段は出さない銀のネックレスを服の中から出して声をかける。
「お初にお目にかかります。イザニア様。メディウム・ルシス・チェラムと申します。」
「あら、兄王子のメディウム様がこんな辺鄙なところに…。わざわざご足労を。」
「ルシス国民のために日々ご助力いただいているイザニア様の為であれば大した苦労では。この度の王都避難民の安全確保への貢献も、民を守る王族として頭が上がりません。」
ロッキングチェアに腰掛ける老婆は穏やかな顔をしながらも眼光が鋭い。
人を品定めするような視線のようでそのものの本質を捉えるような不躾さ。
王族に対して肝が座っている。
まだ若造であることも外の世界を見てきたメディウムはよく理解している上に老婆に一々無礼だと怒鳴る気もない。
存分に見てくれという気持ちで老婆の前に視線を合わせるように膝をつける。
一市民に対して膝をつくのは本来許されない行為だが、メルダシオ協会がなければ王の剣や王都警護隊は一ギル稼ぐのも一苦労になってしまう。
戦うことに特化した部隊を荒稼ぎさせるのにモブハントほど効率の良いものはない。
避難民の生活費や部隊の生活費を賄うにはもってこい。
市民の野獣被害も減り、もはやクリアも難しいと判断されていた高難易度の物もどんどん減っていくのだからメルダシオ協会も文句はあるまい。
「ルシス王家はクリスタルの奪還の準備をなさっているとか。」
「流石にお耳が早い。」
「私から何かいうこともありません。メルダシオ協会としては引き続き避難民の生活補助と今まで通りの野獣退治やシガイ退治を行なっていくつもりです。」
クリスタルがなければ魔法障壁は張れない。
王に戴冠することはできても歴代王が行なってきた魔法障壁が展開できなければ民は安心できない。
そのように考えているのだろうとメディウムはあたりをつける。
イザニアはあくまで民間企業の社長。
ルシス王家も助かっている部分があるため腰を低く対話しているが神話がまだ続いていることは知らない。
現世を見る目はあるが過去と未来を世界が生まれてから滅びるまで見つめ続ける王家と比べてはあんまりだが、都合がいいので黙っておくことにした。
「今後とも良き関係を。部下たちをよろしくお願いする。」
ゆったりと立ち上がって、ニックスの元へと向かう。
とにかく腹が減った。
瞑想していたおかげか思考がクリアだ。
今ならなんでも考えられる気がする。
少し気分良く、ニックスがいるであろう場所に向かえば外に設置されたプラスチックの椅子に腰掛けて行儀よく待っている姿を見つけた。
すでに運び込まれているが手はつけていない。
律儀というか真面目というか、ジョークは飛ばす癖に仕えるものに信頼を抱かせるのが上手い男だ。
これが無意識なのだから素晴らしい。
これで慢心がなければ是非とも諜報部隊に欲しいものだ。
「待たせたな。これは?」
「メルダシオ・ラグー、だそうです。」
「一番高いの頼みやがって…朝からどぎついし。」
「召し上がらないのであればいただきますが。」
「食べる食べる!肉を取ろうとするな!」
お茶目なのか無礼なのか分からないが王都の一戦でなんとなく砕けたニックスが山盛りに守られた肉を取ろうとフォークをちらつかせる。
メルダシオ・ラグーはこれでもかというほど肉が盛られたハンター御用達のスタミナ料理。
甘辛く煮付けられた蕩けるほどの肉が至高の一品。
朝から食べれば胃もたれ待った無しなのだが若さでカバーする気のニックスにメディウムは苦笑いしか出ない。
ちなみにニックスはメディウムの二つ上。
二十八歳である。
黙々と、しかし行儀よく食べるニックスと対照的にもそもそと咀嚼するメディウム。
時たまメモを取り出していることに首を傾げたくなるが、単純に美味しかったメルダシオ・ラグーをイグニスに伝えて作ってもらおうという魂胆だった。
それなりに調理の場数を踏んでいるメディウムには何が使われているか分かる。
代用品も頭に浮かんだが狩ればいいので問題ないという割と野蛮な考えを浮かべながらもそもそと食べ続けた。
メディウムが溢さず音も立てずに食べているのでその気配すらも怪しいのではないかと不安になったニックスがチラチラと顔を上げる。
確かに行儀はいいのだがなんの音もしないというのは不気味だ。
咀嚼音ぐらいするものではないのか。
「静かに食べますね…。」
「ん、すまん。つい癖で。人と食べるときは会話も必要なコミュニケーションだな。」
もそもそと食べではいるが、素早く飲み込んでニックスを見る。
積まれていた肉の山がほとんどなくなっているがそんなに腹が空いていたのだろうか。
「腹減っていたのか?」
「資金はありますが、慎ましく生活せよとの命令ですので。」
「今の状況じゃあ贅沢は敵だからなぁ。だが腹が満たされないと戦う気も起きんだろう。よく食ってよく休んでしっかり働いてくれ。食費を削るくらいならホテル代削れってな。」
「よく休めませんよそれじゃあ。」
「基本野宿でたまにホテル。俺たちもそうしている。」
「…申し訳ございません。」
守るべき王族にハンターのような生活を強いている。
その責任は王を守りきれなかった王の剣や王都警護隊にあると考えているものも少なくない。
レギスを実の父親のように慕っていたニックスもその一人である。
まずい話題だったかとメディウムは早々に話を変える。
「そうそう。ノクトの奴、全く外に出たことないだろ?外の世界はすごいって子供みたいにはしゃいでいてさ。釣り堀も多いし、見たことないものもたくさん。弟が楽しそうにしているのってすごく嬉しい気分になるものだな。」
「分かります。俺も妹がいましたから。」
「釣りなんてしたことないけど、いつか一緒に釣り三昧とかして見たい。」
「旅はまだまだ長いと聞きました。少しぐらい遊んでもバチはあたりませんよ。」
ここにはいない弟に優しい目線を送るメディウムを微笑ましそうにニックスが見つめる。
帝国に殺されてしまった妹を時々引きずる事があるが弟と生きられるメディウムを羨ましいとは思わない。
二十年もほとんど会えずに過ごした彼らが、お互いに近づこうとして行く姿を応援しようと思っていた。
「ニックスは釣りしたことは?」
「あります。王子の護衛のつもりが、一緒に川釣りになっていたことも何度か。」
「そりゃ羨ましい限りだ。今度三人で釣りもいいかもなぁ。」
最後の一つになった肉をヒョイっと口に放り込んで朗らかに笑う。
確かにそれもいいかもしれないとニックスも残っていた肉を口に放り込んだ。
預けていた財布を受け取りつつ、ニックスが乗ってきた外の車に乗り込む。
屋根のついた車など滅多に乗らないが逆に新鮮。
運転を申し出たが、ニックスによって却下され後部座席に押し込まれた。
一晩中起きていた人に運転させるのは恐ろしいとのこと。
ぐうの音も出ない正論という奴である。
イリスが狭いと愚痴っていた外の車は確かに男四人旅、メディウム含めて五人旅となればたしかに厳しいだろう。
レガリアだって長時間乗れば狭いと言ってのける男四人組の時点でだいぶ常識はずれなのだがさらに狭くなるとどんな文句が出るか。
ボンネットの上にとっていた方がまだマシかもしれない。
特にすることもないため、メディウムは早々に目を閉じた。
ーー人間の夢は記憶の整理と言われている。
過去の記憶を整理する過程で物理法則などなく摩訶不思議な現象を夢見ることもあれば、そのままの実体験をただ見続けることもある。
メディウムは朦朧とする意識の中で燃え盛る何処かにいた。
みずみずしく、美しい花を咲かせていたはずの花々が灰となり行く様をただぼんやりと眺めている。
誰かが名前を呼ぶ気がするが、一体誰だったか。
足元には小さく咲き誇っていた草花を焦がし尽くす稲妻が走り渡り、炎を覆い尽くすように厚すぎる氷が覆う。
雷や炎によって削られた氷の塊が溶けては落ちて雨のように降りしきる。
炎と雷が吹き荒れるスノードームのようだと、ずぶ濡れのメディウムは空を見上げる。
氷を砕かんと攻撃し続ける誰かの、泣き叫ぶような呼び声が耳に届く。
少しだけ気になってちらりと後ろを見るが、煙に巻かれて誰だかわからない。
とっても大事な人だった気がするがもうどうでもいい人になったのだ。
ーーあれ?なんでそうなったんだっけ?ーー
全てが灰と化すスノードームでメディウムは疑問に思う。
どうでもいい人間など山ほどいるが、大事な人だったとはどういうことだったか。
もう一度振り返り、未だに矛を向けて壊そうと必死の形相を作る人影を見つめる。
ーーああ、そうだ。お父様だ。ーー
その顔を見つめ笑顔を作る。
一瞬だけ矛がぶれたが、なおも氷を砕かんと剣をぶつけ続ける。
その状況を思い出したメディウムは夢の中だとなんとなく悟り、大きくなった身体で、小さな背中を向ける子供を見る。
泣きながら最高の笑い顔を作る子供はなんとも滑稽なことか。
ただ認めて欲しかっただけに捨てられた時の失望感の大きかった子供は後先考えない自殺を敢行した時の記憶。
結局達成されなかったがレギスとの大きな溝を確固たるものにした出来事。
メディウムが忘れたい、どうしようもない心の傷。
眠りこけるメディウムはただ燃え盛るその場所で、狂ったように笑う子供を眺め続けた。
番外編の「帰省」にてニックスの詳しいあれこれが書かれていたりします。
後書きに書かれていますのでどういうこっちゃという方はそちらを。