魔法科高校の劣等生~双子の運命~   作:ジーザス

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新しい作品で発表していましたがこちらで出すことにしました。

内容はオリジナルでいくつもりですが登場キャラも原作キャラと関係がある人物にしようと思います。


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@viyosl2n


17章 次世代編
始まり


私は父 司波克也、母 四葉莉依菜(リイナ)との間に生を受けた四葉優姫。お母様は特殊な事情があって姓を四葉に変えられた方なのです。

 

詳しくは今後話していきますが、かいつまんでお話しさせていただきます。

 

亡命されたお母様を受け入れたのがお父様の家系である〈十師族〉の一角を担う四葉家だったのです。受け入れるための許可をかつて〈最功〉と謳われ、引退しても尚〈閣下〉と呼称された九島烈様に頂き姓を変えられました。

 

話を戻しますね。私は一応四葉家次期当主候補でありますが特にこれといった思い入れはありません。あるとすれば当主になって少しぐらい我が儘な生活を謳歌したいといったところでしょうか。(お父様とあんなことやこんなことまで。ああ、ここには書き切れませんわ!なんと悲しきことでしょう!)

 

そして私は自他共に認める父親大好き通称ファザコンなのです!仕方ないと言っては呆れられるかもしれませんが本当に仕方ないのです!漆黒のように黒い髪に星々を散りばめた黒水晶のように澄んだ瞳。そして何より素晴らしいのが鍛え上げられたその肉体!

 

四十代に差し迫っているというのに、一向に衰える様子を見せないその完成された肉体はもはや作品としか形容できません。容姿もお若いので年齢を知らない方が一目見ると二十代後半としか思われません。

 

一度お父様と二人で買い物(デート)に言った際、ファンであるという女性から「カップルですか?」と言われたときは、内心ガッポーズで空を飛べるかと思えるほど嬉しかったです!

 

実際、お父様はかつて誰も実現できないとされてきた〈常駐型飛行術式〉を完成させた天才なので違う意味では空を飛べます。しかしあの時は本当に術式を使わずとも浮かぶことができるのではないかと思わせられました。

 

家に帰ってそのことをお母様にすると嫉妬されました。優姫悲しい…。そのあとお母様がお父様に噛みついていました(文字通りに)がお父様は微笑を浮かべて抱きしめられました。そうすると顔を真っ赤にさせて俯くお母様が私の眼に映りました。

 

私はそれに嫉妬しました。お父様に撫でられて抱きしめられたいというのにそれを先にしてもらえるとは悔しいです!

 

…コホン、とまあ簡単な私のお家事情は理解されたでしょうか?簡単に言えば我が家は他者から見ると、若干可笑しいものなのです。

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

 

ある日の朝、自宅前にコミューターを呼び乗り込んでいると、心配そうな顔で私を覗き込むお母様のお姿がありました。

 

「CADは持った?ハンカチは?ティッシュは?忘れ物ない?」

「大丈夫ですお母様。もう中学生ではないのでそこまで気にしなくて大丈夫ですよ」

「でも何かあったらどうしようって思うの」

 

お母様は極度の心配性なのです。四葉家当主である叔母様によれば自分にとって最初の子供だから仕方ないとのことですが、私からすれば少々いえ、かなり重いです。あ、お父様ならいくらでもウェルカムですよ!

 

「叔母様、優姫も高校生なのですから心配のしすぎは疎遠扱いされますよ?」

「優姫なんだもん。女の子だし暴漢に襲われないとも限らないから」

「優姫と私なら余程のことが無い限りあり得ません」

 

お姉様の言う通りです。今の私たちであれば想定外の事態が起こらない限り魔法でも体術でも勝てる者はいません。同年代という注釈付きではありますが。

 

だって師に勝てるわけ無いじゃないですか!全国各地で道場破りを行いその行動が伊達ではなかったということを示した赤髪の女性に!

 

「リーナ、少しぐらいは大目に見なさい。優姫だっていつまでも子供じゃないのだから」

 

リーナというのがお母様の本名です。

 

「ミユキは慣れたものでしょうけど私にとってはこれが初めてなんですかね」

「そこまで言うのであれば切り札が必要ね。次にお兄様が帰ってきたときは私優先にするから」

「なっ!そこは譲らないわよミユキ!」

「その通りです当主様!私優先です!」

「優姫まで!カツヤは私のなの!」

「「私たち(・・)(←ここが重要)よ(です)!」」

 

お父様のことで喧嘩しているのをお姉様が見て、脱力気味にため息を吐くというのがいつもの情景です。四葉家関係者からすれば、今日も平和だと思える光景らしいのでこれはこれでよしとしましょうか。

 

「優姫、そろそろ行かないとリハーサルの時間がなくなるわ」

「そうでしたねお姉様。それではお母様、当主様行って参ります」

「「頑張って」」

 

お二人に腰を折って優雅に一礼をしてからコミューターに乗り込みます。見送ってくれるお二人に手を振って私はお姉様と一緒に第一高校へと向かいました。

 

 

 

愛娘を見送った私は少しだけ安堵の息を吐く。

 

実践的な魔法技術を学ぶのは高校からであって中学生の頃は魔法素質がある子供に簡単な魔法を教えるだけ。家によっては幼い頃から魔法を親や研究者などに指導してもらうことができるが、現実的なことを言えばあまり教えない方が世間の眼は柔らかい。

 

魔法師家系であれば指導力や機械などに困らないので指導の質が高くなる。一方、そうでない家庭は金銭を払って専門の魔法師に教えを請うしかないのである。教えを受けられたとしても短時間でしかなく金銭もそれほど安く済むわけでもない。

 

こういうことから強力な魔法師を抱える家系以外は自然と魔法の指導はあまり行わない。

 

それが私がこの国に来て娘を育てる上で身に染みて感じた現状。

 

「あまり心配しすぎないように。そんなことで倒れられたらお兄様に会わせる顔がないわ」

「わかってはいるんだけどね。優姫を見ていると不安になるの昔の私を見ているようで」

 

昔の私は自分のやるべき事を唯為すためだけに動いていた。それをしなければ自分の存在価値は何なのかと疑い正気でいられなかった。

 

でもカツヤと出会って私は変われた。あの頃の自分はUSNAの戦略級魔法師〈アンジー・シリウス〉としてではなく、唯の魔法師である〈アンジェリーナ・クドウ・シールズ〉として見てほしかったのだと今だと思える。

 

無茶なことをして周囲に迷惑をかける性格だった自分のようになってほしくないから、優姫に対して過保護になってしまう。

 

あの頃の自分と今の優姫を重ねて見つめ直すことが今の私がしている行動。それが優姫の枷になっているとわかっていても外せない。

 

優姫につけられた〈四葉家の姫〉という二つ名さえ今の優姫にとっては何物でも無い。唯の二つ名であって自分の精神などに影響するものではない。

 

「優姫なら大丈夫よ。敬愛するお兄様と私の親友であるリーナの間に生まれた子供だから」

「クスッ、ミユキが言うと説得力があるわ」

「もちろんよ。十師族の一角を担う四葉家の現当主の言葉に説得力が無くてどうするの。さてと私たちも仕事に入りましょうか。今日は《七花(・・)》家との対面日なのだから」

「忘れてたわ。改名してから初めての訪問だった」

 

深雪とリーナは顔を綻ばせながら広大で贅沢ではあるが不思議と質素に感じられる日本家屋へと入っていく。二人の表情はとても明るく、過去に辛いことがあったのかと疑問に思うほど純粋な笑顔だった。

 

自宅へと入る艶があり何色にも染まらない黒髪と派手すぎずしかし嘆息するほど可憐な金色の髪を、一吹きの朝の風が揺らす。四月にしては温かくそして柔らかく優しい風は、まるで遠くにいて顔を合わせられなかったことを謝罪するようだった。

 

それを感じたのか二人は入る直前に北東へと顔を向ける。今そこにいるはずの、二人にとって切っても切り離せない人物がこちらを見ているのではないかと思い、淡い笑みを浮かべた。




これからはヒロイン目線での描写が多くなります。

オリジナルストーリーにしようかと思っていますが作者にはシナリオ構成や語彙力がないので原作や他作品から引用することがあると思いますがそこは目をつぶってください。

ついでに言いますと作中では大抵が日常生活を書いてく予定です。これといった事件やテロ的なものはいまのところありませんが構想でき次第投稿になるかと思います。

そのときは優しく見守ってくださいww
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