機動戦士ガンダムSEED〜狂戦士は嗤う〜   作:零崎極識

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ガンダムネタが書きたくなったので書いてみました。拙い文章ですが、よろしくお願いします。


第1話 新たな兵器はガンダム

 コズミック・イラ70 地球連合とザフトの間に戦争が勃発した。それは、ナチュラルとコーディネーターとの血で血を洗う戦争の始まりだった。宇宙に住むザフトと地球に住む地球連合……その戦いは誰もが数で勝る地球連合の勝利で終わるものだと思っていた。

 

 だが、ザフトはニュートロンジャマーと呼ばれる核分裂を抑止する装置を地球に埋め込み、そして……汎用自立機動兵器『モビルスーツ』を開発しその戦力差を縮めていた。

 

 そして戦況は膠着し……早11ヶ月が過ぎようとしていた。

 

□□□□□□

 

「おーい!こっちだこっち!丁寧に扱えよ!」

 

 クレーンを操作し、慎重にコンテナをコロニーの地表に移す。ゆっくりと下ろしたコンテナの中には人型をした巨大なモビルスーツが格納されていた。

 

「これで無事に5機のGを下ろすことが出来たな!」

「……そうですね……」

 

 整備長が肩を叩きながら笑顔を浮かべてコンテナを見つめている。それに合わせて彼、『カナト・サエキ』もコンテナを見るが、その表情はなんとも言えないような顔をしていた。

 

「どうしたカナト、そんな浮かない顔をして」

「……中立のここに……うちのモビルスーツを運び込んで大丈夫なんですか……?」

「まぁ……条約上はよくないが……オーブの協力もあったことだしな、そこは割り切れよ?」

「……はい……」

 

 コンテナの中にあるモビルスーツは、立ち上がるその時を待っていた。

 

「……ガンダム……か……」

 

□□□□□□□

 

 カナトの作業は無事に終わり、持ち場である貨物船に戻ると出迎えてくれたのは護衛を務める『ムウ・ラ・フラガ』大尉だった。

 

「よっ、おつかれさん」

「ありがとうございます……」

 

 地球連合の中でもトップクラスのMA乗りに声をかけられるとさすがに緊張もしてしまう。その結果出てきた言葉はありきたりなものになってしまった。

 

「それにしても……カナト君だっけか?君、すごいよね」

「……そんなことないですよ」

「いやいや、モビルスーツの基礎理論とOSの構築をいとも簡単にやり遂げるなんてそうそうないぜ?」

「あれは……父と母のおかげです」

 

 カナトは弱冠16歳にしてモビルスーツの開発とOSの担当をしている。今回同乗したのも現地での最終調整があったからだ。

 

「……フラガ大尉も、なんでこんな所に……?」

「そうだね……正直なところ、モビルアーマーで戦えるのも限界が近い気がしてね、それなら新兵器を作るしかないだろ?つまりそういうことさ」

 

 ムウのその発言に、連合本部はモビルスーツの開発に難色を示していることを知っているカナトは深いため息を着いた。

 

「……ほんとに連合は勝つ気があるんでしょうか……」

「さぁな?でも、俺たちは軍人だ。言われたことをやるしかないのさ」

 

 ムウはそういうと格納庫に向かった。カナトはブリッジに行き報告を行う。

 

「無事にコンテナを届けました」

「ご苦労さま、あとは……もう一機だけだな」

「そうですね……ほとんど完成しているので動かせないことはないですが……」

 

 実はもう一機がこの船の中に乗っているのだが、武装がほとんどなく、コロニーで受け取る予定になっている。

 

「あとはゆっくり休んでくれたまえ」

「ありがとうございます」

 

 カナトは艦長に礼をするとブリッジを後にし、格納庫に向かった。格納庫にたどり着くと、ムウが『メビウス・ゼロ』から降りてくるところだった。

 

「フラガ大尉……何してるんですか?」

「ちょっとな、いつ敵が来てもいいように準備だよ、準備」

「……まぁそうそうないとは思いますけど……」

 

 その時、不意にアラートが響き渡った。ムウはすぐさま電話機をとりブリッジにかける。

 

「おい!どういうことだこれは!!」

「ザフトに見つかった……!このままでは戦闘になる!出撃してくれ!」

「了解した!」

「艦長……自分も出ます」

 

 カナトは一言だけそう言った。その言葉は艦長には信じられなかったらしく一瞬間があく。

 

「なっ!?しょ、正気か!?」

「ええ正気です……この船が落とされないようにするためには……それしか方法はありません」

「……わかった、だが、くれぐれも無茶はするなよ」

「了解しました」

 

 そして電話を切るとフラガ大尉は疑うような目でカナトを見る。

 

「……ほんとに出撃すんの?」

「大丈夫です、何も問題はありません……」

「……ならいいが、お前の子守りまでは出来んぞ?」

「むしろ、フラガ大尉こそ落とされないでくださいね?」

「ったく……ガキに心配されるほどヤワじゃねぇよ!」

 

 軽口を叩きながらカナトは新兵器に、ムウはメビウス・ゼロに乗る。他の隊員もメビウスに搭乗して次々と出撃する。

 

「ムウ・ラ・フラガ!出るぞ!」

 

 ムウのメビウス・ゼロが宇宙に出撃し、残るはカナトの機体だけだ。

 

「パワーユニット異常なし……各部関節、スタビライザー良好、モニターセンサー……よし」

「サガラ少尉発進どうぞ」

「了解、カナト・サガラ『ベルセルクガンダム』出撃します……!」

 

 カナトの乗るベルセルクガンダムが宇宙へと飛び出し、迫り来るザフトのモビルスーツを迎撃するためにメビウス・ゼロを追いかける。

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