健やかに 幸せに   作:まちょこ

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健やかに 幸せに

今の私は、幼き頃に戻りたいと思う日々。

何の不安も悩みもなかった。

暇さえあれば、近所の子供たちと泣いたり笑ったり騒いだり・・・

ただ、家族に守られていた。

それは、大事に育てたい、守りたい、元気に成長してほしい。子供を持つ家庭なら当たり前にあるはずの愛情の中で普通?に大人へと成長した。

 

現代は、数多くの心の病があるのは誰もが知ることではないかと思う。

でも、生まれたときから心に病を持っていたという人はいないのではないか。なんせ、生まれた時の記憶なんてない人が殆んどだろう。

どこかの、成長過程やきっかけが繋がっていると思う。

 

私も、これだ!というきっかけに自覚がある。

そして、なぜそうなったのか。

それまで、悩みもしなかったひょんなことは私だけなのではないか。気持ちの問題だという自覚もあってなかなか病院へ向かうことができなかった。

 

やっと、重い腰を上げた。

受診をして、聞き慣れない診断に何回も眉間にシワを寄せたが納得はできて楽になった。

また、何かあったら来て下さい。経過診断で優しく女医さんが言ってくれた。

 

さぁ、気持ちを切り替え生活しよう!

長くは続かない。

ある日、動画を見ていて私が診断された病名で苦しむ

人がいることを知ってしまう。

そんな、病気があるんだぁ。へぇー。関係ないや

など悩みや不安が無かった幼き頃はそう思えていただろう。実際、その頃を覚えている。

だが、私はなぜそうなったのだろう?と想像を真剣にした。ただのイメージではあるが、気持ちを分かろうとしてみるとおかしくなった。

病気なんて、何だって誰だってなりたいわけではないと思う。でも、誰でもなる可能性があるんだと。

そう考えてしまうと、不安になり怖くなり・・・

朝、起きれなくなった。

職場に、休みの連絡を入れるのにどんな嘘つこう

頭が痛い、お腹が痛い。

まぁ、これも長くは続かない。

異変に、気づいた親がカウンセリングへ連絡をしてくれていた。申し訳なさに涙が出た。

とりあえず、スッキリ。

だが、今度は職場に来た回覧の中に病名が同じくタイプが違うと思われる方が本を出したと。

見ないようにと思ったが、気になりチラッと。

そして、真剣にイメージ・・・

不安でパニック。病状の種類が載っていた。

また、起きれなくなる。

これではいけない!。何とか出勤した時もあったが

落ち着こうと、深呼吸を頻繁にするようになった。

ふらふら、ビリビリ。変な違和感、倒れないように踏ん張ったが気持ちは悪くなる。

その繰り返し。

そんなこんなで、私だけじゃないか?と悩んでいた頃に受診した病院とは別の精神科へと通院が始まった。

 

幼き頃は、よくしゃべり笑い家族にうるさいと言われていた。楽しいこと面白いこと。大きくなると面白い人だと言われるのが褒め言葉だと思った。

よく、笑うなぁとも言われたことも。

 

だが、そんな自分はどこへ・・・

 

好きなこともあまり夢中になれなくなった。

 

 

私の祖母は80年生きている。

戦争も経験しているから、苦しいことも沢山あっただろう。

おせち料理にある、海老のように立派に腰が曲がっている。ずいぶんと耳も遠くなった。

声をかけると、なかなか通じず「え?なにぃ?」と同じ言葉を繰り返すこともしょっちゅう。

私が、同じ年になるまで後60年・・・

 

そんなことを考えてみると、今から不安だと苦しんでいる場合ではないとは思う。

 

 

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