メタな話をする回
ここ数回くらいの話、闇深い私ばっかりで印象操作的なものを感じるんですけど。私全然そんなことないんですけど。ねえお姉ちゃん?
「いや、知らないわよ・・・。ていうか話って何?貴女は何の話をしてるのかしら?」
いやもうほんとに全然いい子なんですけど私。つまりそろそろ出してくれてもいいよねってことだよ。
「ええ・・・どこに?」
決まってるでしょ!ロストワー
長い夢を見ていた気がする。なんかこう、ちょっとよくわからない夢を。
「目が覚めたかしら?」
お姉ちゃんだ。私、変な夢を見てた気がする。
「それは大変だったわね」
うん、それでね、なかなか私の出番がないっていう悲しい夢だったんだよ。
「それはもちろん貴方の能力のせいでしょうに」
え、でもお姉ちゃんも出番なかっ
「いい?何も目立つことが正義とは限らないわ。重要なのは自分の在り方を見失わないこと。それだけが私達妖怪の唯一の生きていく術なのだからね」
なんか深いこと言って誤魔化そうとしてない?私はメインのお話もってるし大丈夫とか思ってる?ねぇ探偵楽しい?
「い、いやそういうわけじゃ・・・」
目が泳いでるねぇ!?な~~~~にが反則探偵よ美化されすぎでしょこんな産業廃棄物を泥水で煮詰めたような性格してる女がクールぶっちゃってさぁ!お姉ちゃんならお燐におつかいなんて行かせずに自分から見に行って犯人を問い詰めながら言い訳とアリバイを楽しむでしょ?そして相手が自ら墓穴を掘るまで質問攻めして、矛盾が生じた瞬間にこういうの、『あれ?おかしいですねぇ』って満面の笑みでね。推理のプロセスにはなんにも興味がなくて犯人が踊り続ける様を見続けたいっていう、そういう女なんだから!
「・・・」
・・・うん、いや、その、嫉妬でね?やっぱり完璧な姉を持つと妹の私としても劣等感がすごいというか。いやほんとに、あまりにもそういう・・・羨望?うん、そういう感じで。言いすぎちゃったごめんね。私だって本心でこんなこと言ってるわけじゃ・・・あ、そうだ!友達との約束思い出したから行ってくるね!
「座りなさい、こいし」
あ、あはは・・・目が笑ってないよお姉ちゃん。口だけ笑ってると人って怖いんだよね、いやもちろん妖怪もね。だからその絶対零度の視線はちょっと私には聞きすぎるかなぁって。
「お話しましょう?一度私のことどう思ってるのか、私も聞きたかったの。知ってるわよ?あちこちで私のこと溝川を煮詰めたとか最低のクズとか、散々言ってくれてるみたいじゃない?山の神様がこの間お前の妹がすごい色々言ってたぞって教えてくれたの、心の中でね」
あー・・・。ちなみに今日って晩御飯食べれる?
「お昼ご飯なら食べられるかもしれないわね?」
マジかぁ・・・。
教訓:親しき中にも礼儀あり。あと調子に乗っちゃダメ。