ガールズ&パンツァー ~乙女達の恋愛道~   作:ペスカトーレ

1 / 7
         注意

ドリームタンクマッチの影響で再燃した思いつきのSSです。
アニメ一期OVAの知識しかありません。
ガールズ&パンツァーの知識があることが前提です。
どのような形式で話が進んでいくかもわかりません。
文章力無いです。
オリ主(男)のハーレムになります。

それでもよろしい方のお暇つぶしになれば幸いです。

(3/18行を見やすく、わかりにくい文章を修正。一部文章が端によってしまっていますが直そうとしても直らなかったのでこのままで行こうと思います、見にくかったら申し訳ありませんm(_ _)m)
(3/23更に行を見やすく修正。一部わかりにくい台詞の変更)
(4/4更麻子の母の性格に対する言及があったことを見つめたため台詞の変更)
(4/7報告いただいた大量の誤字の修正)
(4/15ご感想でいただいた、車から逃げる時間があるのではないか。というご指摘を受けて、文章の修正と追加)


ガールズ&パンツァー ~乙女達の恋愛道~ 冷泉麻子 過去編

     訓練が終わったある日

 

 

「急ではあるが、今度の日曜日。練習試合を行うことになった」

 

「ええ~~~…‥」

 

「相手は聖グロリアーナ女学院」

 

「どうしたの?」

 

「聖グロリアーナ女学院は全国大会で準優勝したこともある強豪です‥」

 

「準優勝!?」

 

「日曜は、学校へ朝6時に集合」

 

 

「……やめるっ………」

 

 

「…はい?…」

 

 

「やっぱり戦車道やめるっ…」

 

「もうですか!?」

 

「麻子は朝が弱いんだよ…」

 

「あ、ま、待ってください」

 

「6時は無理だ」

 

そう言い残し立ち去ろうとする麻子。その後ろをみんなが追いかける。

 

「モーニングコールさせていただきますっ」

 

「家までお迎えに行きますからっ」

 

「朝だぞ。人間が朝の6時に‥‥起きれるか」

 

「いえ、6時集合ですから起きるのは5時くらいじゃないと」

  

「人にはできることとできないことがある、短い間だが世話になった」

 

「麻子がいなくなったら誰が運転するのよ!」

 

「それにいいの!?単位!!」

 

「うぐっ」

 

「このままじゃ進級できないよ!?私達のこと先輩って呼ぶようになちゃうからっ!」

 

「私のこと沙織先輩って言ってみ!」

 

「さ‥お‥り‥せん…っ」

 

「…それにさ、ちゃんと卒業できないとおばあちゃんめちゃくちゃ怒るよ?」

 

「おばぁっ!!……う…わかった…やる…」

 

やる気になってくれたことにホッとする一同。

 

落ち着いたところにやや気だるそうな声が上がった。

 

「あ、そうだ西住ちゃーん」

 

「はい?」

 

「明日から戦力強化のために、教官に来て貰うことになってるからー」

 

その一言に誰よりも早く反応したのは沙織だった。

 

「教官ってどんな人ですか!イケメン!?」

 

「まーそれは会ってのお楽しみってことで」

 

干芋を咥えながら嬉しそうな、ニヤリとした表情を浮かべている。

 

「焦らしプレイってやつね!楽しみ!どんな人かなっ!?出会ってそこから恋が芽生えたり…」

 

「以前それで蝶野さんが来たの、忘れてるんですか?」

 

「あ!そういえばそうだった!騙されたんだったよ!」

 

「騙すなんて人聞きの悪い。嘘はついてないでしょー」

 

それはそうだけど…と納得のいってない沙織はみほにも同意を求めているようだった。

 

確かに嘘はついてないけど、なんというかすっきりしない!そんな言葉にやや困ったような笑みを浮かべているみほを杏は見つめる。

 

「(ん~、西住ちゃんにもやる気になってほしいし。いっか)」

 

「そうだなー、やる気にも繋がるかもしれないし名前くらいは言ってもいいかな」

 

「なんて人なんですか?」

 

 

「んーとね扶桑 達真(ふそう たつま)って人だよ」

 

 

「     え     」

 

 

「ええええええええええ!!!!!」

 

 

あんこうチームの全員から同時に声が上がる。

 

 

「扶桑 達真って、あの扶桑 達真殿ですか!?」

 

「あの人だよね!」

 

「あの方が‥」

 

「達真…さん。達真さんに…会えるのか」

 

「達真…お兄さん……」

 

「ってみんな扶桑さんの事知ってるの!?」

 

「それはそうですよ!!扶桑 達真さんといえばすごく有名な・・・!」

 

顔を赤くし戦車の話をする時とは違った表情で語り始める。

 

しかしふと、俯いている麻子の様子が気になり、長くなりそうだった優花里の話を遮り声を掛ける。

 

「麻子?・・・大丈夫?具合悪いの?」

 

「いや、そうじゃないんだ」

 

「そうじゃ…」

 

「麻子…?」

 

「冷泉さん?」

 

「冷泉殿?」

 

他の4人も心配そうに麻子を見つめる。

 

「達真さん…」

 

麻子は苦しそうな、だけども何処か嬉しそうな複雑な表情を浮かべている。

 

あの時のことを思い出していた。初めて達真さんと出会ったあの時を。

 

 

 

 

 

           8年前

 

 

 

 

 

今日は私の誕生日。お父さんとお母さんとおばあとみんなで買い物をしていた。

 

麻子の好きなケーキもあるし、お母さんも頑張って御飯作るからね。

 

そういったお母さんの料理が大好きだった。

 

お父さんも皿並べるの頑張るぞ!そういって何故か誇らしげに笑う。

 

会社ではとても優秀だと言われてる父のそういう部分が大好きだった。

 

麻子。荷物貸しな。 

 

私が両手に持っていた荷物を 大丈夫だよ、と言おうとする前にいいからよこしなと持っていく。

 

あんたは目を離すとふらふらするからたまったもんじゃないよ。

 

そう言いながら優しく私の手を握ってくれるおばあ。素直じゃないけど優しいおばあが大好きだった。 

 

しかしそれは突然だった。みんなで買い物の帰り道、信号が青になり横断する私とおばあの前を歩いていた2人にものすごい勢いで車が向かってきていた。

 

「麻子!」

 

その瞬間に、お父さんとお母さんは私とおばあを突き飛ばした。

 

 

キィィィィィィィィィィィ!!!!!!ガァァァァァァン!!!!

 

 

けたたましいブレーキ音とともに車が曲がりきれずに壁か何かにあたったような音が聞こえる。

 

 

私は何が起こったのかわからず座り込んだまま、放心状態だった。そんな私を後ろからおばあが私を体ごと抱きしめた。  

 

救急車をはやく!

 

大丈夫ですか!!

 

私とおばあのことを心配する声にも何処か他人事のように聞こえた。 

 

そんな中、わずかに緩んだおばあの腕の隙間から景色が見えた。そこに映っていたのは。

 

 

潰れた誕生日ケーキと広がる真っ赤な液体だった。

 

 

「う…あ…あ…ああ……」

 

 

「うわあああああああああああああ!!!」

 

 

その瞬間、私の意識は途切れた。

 

 

 

    ___________________

   ________________

   ___________

   ________

   ____  

 

  

 

……こ………ま……

 

 

なんだろう、声が聞こえる。

 

 

…………ま…こ……

 

 

「麻子!!」

 

 

突然の声に驚くと。私は歩く途中で急に立ち止まってしまい、ぼーっとしていたようだった。 

 

「…お父さん?お母さん?」

 

二人が心配そうに私を見つめている。

 

「どうしたんだい?急に立ち止まったりして」

 

…何かとても嫌な夢を見ていたような気がする。でもそんなのは関係ないただの夢だ。   

 

だって二人はここにいるんだから。

 

「…なんでもない」

 

「しっかりしなよ?今日はお前の誕生日なんだから」

  

…そうだ…、今日は私の誕生日だ。お父さんとお母さんとおばあとみんなで買い物をしていたんだ。

 

麻子の好きなケーキもあるし、お母さんも頑張って御飯作るからね。

 

そういったお母さんの料理が大好きだった。

 

お父さんも皿並べるの頑張るぞ!そういって何故か誇らしげに笑う。

 

会社ではとても優秀だと言われてる父のそういう部分が大好きだった。

 

麻子。荷物貸しな。 

 

私が両手に持っていた荷物を 大丈夫だよ、と言おうとする前にいいからよこしなと持っていく。

 

あんたは目を離すとふらふらするからたまったもんじゃないよ。

 

そう言いながら優しく私の手を握ってくれるおばあ。素直じゃないけど優しいおばあが大好きだった。 

 

しかしそれは突然だった。みんなで買い物の帰り道、信号が青になり横断する私とおばあの前を歩いていた2人にものすごい勢いで車が向かってきていた。

 

居眠り運転の車だった。運転手はハンドルに突っ伏すような姿勢で、クラクションを鳴らしながらふらふらとしていた、しかしはっきりと分かる。

 

 

 

 

お父さんとお母さんに向かってきている。

 

 

 

 

「お父さん!!お母さん!!」

 

 

 

 

私はとっさにお父さんとお母さんのもとに駆け寄ろうとした。しかし私の手を握っていたおばあが私の身体をギュッと抱きしめた。

 

私をかばおうとしたのだろう。

 

「麻子!行くんじゃないよ!」

 

「離してっ!!お父さんとお母さんが…!離してっ!!」

 

二人のもとに向かおうとおばあの胸の中でもがくが、おばあも私を行かせまいと必死に力を込める。

 

あまりの出来事に2人は買い物袋を落とし、放心したまま向かってくる車を見つめていた。

 

その間にクラクションの音がもうすぐ側まで近づいていた。

 

 

「ううう、わあああああああああああああ!!!」

 

 

私は泣き叫んだ。あらん限りの力でおばあの胸から逃れようと身体を動かしながら。

 

おばあも、何処にそんな力があるのかわからないくらい、私の身体を離すまいと抱きしめる。

 

「麻子…」

 

お父さんとお母さんが、同時に私の名前を呼んだ。目に涙を浮かべながら、私の方に身体を向けて、そして微笑んだ。

 

優しい…優しい顔だった。

 

それは今までに見たことがない顔。

 

私が学校のテストで満点をとったときの笑顔でもなく。運動会のかけっこで一番になったときの笑顔でもない。

 

娘の成長を見られない悲しさ、それでもどうか、元気で優しい子に育ってほしいと、そう願うお父さんとお母さんの 笑顔 だった。

 

 

 

キィィィィィィィィィィィ!!!!!!

 

 

居眠り運転の運転手が目を覚ましたのだろう。はっとした表情でブレーキを踏みハンドルを回す。

 

しかし、曲がりきれるはずもない。

 

 

キィィィィィィィィ!!!!!!!!ガァァァァァァン!!!!

 

 

車が曲がりきれずに壁か何かにあたったような音がする。私はおばあに抱きすくめられたまま、顔に両腕をまわされていた。

 

これからの惨劇を孫娘に見せないように。

 

おばあもうずくまるように腰を落とし私の横顔に頬を当てるように下を見ていた。

 

私は、身じろぎ一つもせずおばあに抱きしめられるまま放心していた。現実が受け止められない、お父さんとお母さんが…

 

そうしていると、辺りから声がしてきた。事故があったということをはっきりと認識したのだろう。いろいろな人の声が聞こえる。

 

救急車をはやく!

 

大丈夫ですか!!

 

私とおばあのことを心配する声にも何処か他人事のように聞こえた。

 

そんな中、わずかに緩んだおばあの腕の隙間から景色が見えた。そこに映っていたのは。

 

 

潰れた誕生日ケーキと広がる真っ赤な液体だった。

 

 

「う…あ…あ…ああ……」

 

 

もう限界だった。

  

2人はもういないんだ。

 

私に笑ってくれないんだ。

 

寝坊しても、怒ってくれない。

 

頑張っても、褒めてくれない。

 

もう…‥いないんだ。

 

 

 

  

そう…二人はもう……いないんだ…………。

  

 

 

「あああああああああああああ!!!」

 

 

私は泣き叫んだ。

 

倒れ込み、頭を両手で抱え、叫び続けた。

 

どうして…どうしてこんなことに…‥。お父さんとお母さんがなにか悪いことをしたのだろうか…。私が悪い子だったのだろうか……。

 

わからない……何もわからない……。

 

__________________

   ________________

   ___________

   ________

   ____ 

 

 

……どれくらいたったのだろうか、叫び続けて、喉が痛い。

 

ふと、右手に暖かさを感じた。声も聞こえる、私を呼ぶ声、懐かしい声が。 お父さんとお母さんの声だ!

 

辺りを見回すが、どこにも二人の姿は見えない。立ち上がり、声のする方向へと進んでいく。

 

真っ暗な世界を声を頼りに歩き続けるが、二人は見つからない。

 

「お父さん!お母さん!」

 

かすれた声を必死に張り上げ二人を探し続ける。しかし、ふとした拍子に転んでしまう。その瞬間に遠ざかる二人の声。

 

「待って…!?行かないで!行かないでよ!」

 

涙が乾いた頬に、新たな涙が落ちる。立ち上がれないままの身体、遠ざかる声。

 

絶望を感じていたその時、ふいに左手が暖かくなる。

 

なんだろう…すごく安心する…。

 

 

 

  「大丈夫」

 

 

声が……聞こえた……。

 

その瞬間私の意識は目覚めた。

 

 

私はベッドの上で眠っていた、真っ白い天井が見えた。

 

ぼーっとしたまま、暖かい右手を見るとお父さんとお母さん、おばあが私の手をぎゅっと握っていた。

 

まだ覚めない意識の中、同じく暖かい左手を見つめる。

 

「大丈夫、お母さんもお父さんも、皆ちゃんとここにいるよ」

   

 

そう言って私の手を握ってくれていた男性。その人が、扶桑達真さんだった。

 

 

  




最初にぱっと思いついたのが麻子だったので。麻子の話です。
これから先誰でどの時間軸での話になるかも全く未定です。それでもよろしければお付き合いいただけたら幸いです。
(4/15追記 前書きの通り文章の追加と修正を行いました。前の文章をあまりかえすぎてしまうのは、以前見ていただいた方にも申し訳ないとおもい、以前の文章はかなり残っております。)
できる限り違和感をなくしてみましたので、どうでしょうか?精進してまいりますので、今後共よろしくお願いいたします
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。