今更ですがこれはくっそゆるゆる簡単オリジナルシナリオで、本当に黒山羊まっまに会うのがメインなものなので探索とかも簡単ちんなので、だいたいの技能成功させる江戸川少年に掛かればすぐ終わるかと…。
あと、普通にプレイした時はNPC(PCの友人の幼い兄弟、PCの設定によって変動します)が攫われてそれを探すところから始まります。
妙な女に声を掛けられた翌日の朝、コナンの通う帝丹小学校では全校朝会が開かれていた。
曰、最近東都で起きていた児童の失踪事件は誘拐と判断され、登下校は必ず集団で行うか、可能ならば保護者に迎えに来て貰う事。
そんな話が全校生徒に対して行われた。
もちろん都内に在住のコナンもその件については知って居たし、今朝も蘭が小五郎に依頼が無いのなら夕方コナンを迎えに行くようにと朝食の席で言っていた。
そんなコナンから言わせてみれば、何故今まで誘拐とせずに、失踪なだと言って居たのかと思う程の行方不明者数だった。
ニュース等で公開されている行方不明の子供達も、年長で中学生でそれ以下になってしまえば、漸く一人で歩ける様になった程度の幼児だ。とてもじゃないが、一人で行方を眩ませるとは思えない。
だが、誘拐だと言うにしては、何の要求もなく行方不明者だけが多すぎる。
御稚児趣味の変質者…でないにしても単純に子供が可愛いからと連れ去っていく行くにしては人数が多く、被害範囲も広いらしい。
個人の犯行とは思えず、かと言って身代金の要求もなしに複数の犯人が団結しているというの考え辛い。
…目に見えた理がなく法に触れる行為を複数人がぼろを出さずに出来るか、というのが疑問になる。
目的が全く見当たらず、コナンはその全校朝会どころか、授業中もその事件に関して思考を巡らせていた。
そしてその放課後、いつもの通り少年探偵団の面々で、教師の言葉通りに揃って下校しようとしている時にホームルームを追え一旦教室を後にしたはずの担任教師が廊下から顔を覗かせ声を掛けて来た。
「江戸川君と、灰原さんは帰る前に教務室に寄って貰っても良いかな?直ぐに終わるから、皆にはちょっと待ってもらって…」
「なんだよコナン、何かやらかしたのか?」
「コナン君はともかく灰原さんが呼び出される事するわけないじゃないですか」
「おい」
元太や光彦の若干失礼なもの言いに苦い顔をしつつも、ちゃんと待ってるからねー!という歩美に送り出された。
「それで?本当に何もしていないのね?」
「するわけねぇーだろ」
そんな、小学校の職員室に呼び出される様な事をした覚えはない。
…実際の一年生だった頃はあっちこっちに探検しに行き、幼馴染の母親には良く怒られていたが…。
「…そう。じゃあ用件はきっと、誘拐事件の事ね」
「はあ?なんでそうなるんだよ」
そこまで言って、はたと気づく。
「私もあなたも、親元を離れている子供しょう?」
気づきをそのままに灰原が口にする。
小学生のフリも何だかんだと板について来た様な気がして居たが、実際の所無意識の感覚では自身は大人であり今回の事件の被害の対象として除外して居た。
現に昨日、妙な人物に声を掛けられたばかりだったが…あれは誘拐犯、というよりもむしろ宗教の勧誘染みていたが…。
それにしても…普段それ程意識して居る訳ではない事実。
『親元を離れた子供』。
灰原もすんなり出て来た自身の言葉に、少し驚いた顔をしている。
2人の想像通り、教務室でされた話はすぐに両親への連絡は可能なのかと、現在の保護者達へのプリントを渡され遅くなる前にとの配慮で直ぐに返された。
両親から預かって居る、という体の二人は存在しない両親に言及された際にどう誤魔化すかと若干焦るも「聞いてみないと分からない」で押し通した。
それをやってのけた後に、改めて自身達への何も知らない第三者からの客観的な印象を突き付けられた気がした。
事情があるにしても、非難されても仕方のない両親像が出来上がって居そうな気がする…。
一度、偽…というか本物の母親による変装だったのが、江戸川コナンの母親は顔を合わせて居るがもう少しまともな設定を詰めたの方が良いのかも知れない…。
そして齟齬が出ないよう、念のため、またひょっこり不意打ちに母親が顔を出さないよう連絡でもした方が良いかもしれないと思うコナンは、どこか浮かない顔をした秘密の共有者に気づく事が出来なかった。
そしてその日の晩、灰原哀は姿を消した。
◆
これは、夢、だろうか…。
形容しがたい、輪郭の朧げな夢。
酷く感覚的で直感的な世界。ただただどこまでも続く黒。本来、彼女の恐れる色の筈なのに、その世界を埋める黒はどこか温かく円い眠り、角のない柔らかく優しい密度、安心感を与える穏やかな包み込む様な圧を持っている。
どうせ、瞳を開いても続くのは黒い世界で有るのだから目を閉じても何も変わらない。
瞼を持ち上げて居るのも馬鹿らしくなりそのまま目を閉じる。
母親に抱かれていた記憶、というものは当然の様に無いがもしかしたらこの感覚が近いのかもしれないと思ってしまう様な心地よさ…。
このまま目覚目る事も無く、『母』に抱かれて眠りに付くのなら……それは………、
◇
「ら、ららら、らら、ら、らら~♪」
数体の人間が天井から吊るされ、足元には出来損ないの珍妙なヒト型が転がる礼拝堂に明るい少女のハミングと、一定のリズムを刻む靴音が響く。
その場の惨状など気にも止めずに響く少女の弾んだ声に遅れて彼女の華奢な体を包む司祭の様な服が翻るのは、そのハミングに合わせてくるりくるりとスッテプを踏むように踊って居るからだ。
「お留守番お疲れさま。ちょっとどいてネ」
床に転がるデキソコナイ達に彼女が目を向ける事も無く指示を出せば、ぐぎり…ぎぎ…と歪なヒト型達が不揃いの手足を動かし礼拝堂の隅へと避けていく。
空いた道を尚、ご機嫌にくるくると回りかつ、かつん、とブーツを鳴らしながら薄暗い礼拝堂を進む少女は出かける前にベンチの一つにかけていった黄色のローブが無い事に気づき、その後にタペストリー前の魔法陣の上に居た人物が居ない事に気づく。
きょろきょろと周囲を見回した後に、礼拝堂の隅に横たわっていた筈の女性が彼女の置いていったローブを纏い蹲って居るのを見つけた。
「…おはようございマス?えと……はじめまして。あなたの名前も知らナいんですけド…」
ちょっとした練習の心算で、適当にその辺に有った遺灰や骨、死にたてフレッシュな死体、生体をバラすなどして『復活』をしてみた結果唯一の成功例のこの女の名前を少女は当然知らず初対面の人間に対する当たり前の対応をするが、蹲る彼女は返答をせず、全てを拒むように首を振る。
「んんんー。人見知りデス?せめてローブは返してくれませんか?胸囲と着丈のカクサ社会で私のメンタルがダイレクトアタックを受けて居るんですヨ。あなたの着れそうな服を買って来たので!返しテ!ください!!そして私の事はフレンドリーにりっちゃんか、ご主人様と呼んでいいからネ!」
加賀知「私達はしばらく出番なしかな?」
黒井「人巳はお休みですが、僕はちょっと出ます」
加賀知「……それはそうと、うちのバンド、よくグループ内で宗教戦争起きないなって思うよ」
黒井「日本には信教の自由というものが有りますから」