異世界転移の話   作:三重のシェフ

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あらすじ
 突然異世界に飛ばされた田中太郎はドラゴンに襲われ大ピンチ!!

 どうなる太郎

 負けるな太郎

 というわけで第2話お楽しみください


第2話森は犠牲になったのだ

白く染まった視界の中で

 田中太郎は自分の一生に思いを馳せていた。

 

 

 

 

 

太郎は母と父と3人で暮らす家庭で育った。

長期休みにはおじいちゃんおばあちゃんの家に行き遊んでいた。

 

両親にも祖父母にも大切にされていたと太郎は思う。

 

太郎もそんな家族のことが大好きだった。恥ずかしいが愛しているといってもいい。

 

(もう一度家族に会いたい)

 

 

友人は少ないほうだったが仲の良い友達が一人いた。

名前は佐藤次郎。ネット小説が好きで太郎に面白いと思う話を勧めていた。

 

(次郎に会って本の感想を言いたい。)

 

 

思い返せば未練が多い。

そんな太郎は今、訳も分からず、殺されかけている。

 

そんな理不尽、許されていいはずがない。

 

 

 ―ーそうだ、僕は帰るんだーー

 こんなところじゃ、終われない。

 

 太郎は必死に生きるため、もがいていた。

 

 

「よし、やれたな」

 ドラゴンは一人空でそうつぶやいた。太郎の視界を白く染め、森を消滅させた魔法それは「核魔法」この世界のあらゆるモノを滅ぼす魔法である。 

 

耐えうる生物は、強いドラゴンのみ。

 

「核魔法」それはこの世界を創り給うた神様の力の再現、ドラゴンがこの世界で最強であることの証なのだ。

 

「なに!??」

だからこそドラゴンは驚愕した

 

「うああああああああああああかあかあ」

叫び声を挙げながら近づいてくる同族となったモノに

 

ドラゴンと化した太郎は思い切り、力を込めてドラゴンに殴りかかる。

 

 手加減などいらない

 

「ぐわっ」殴られたドラゴンはバランスを崩した

 

今度は思い切り足蹴にする。

     

確実に落とすように押し続ける。

 

「うおおおぉぉぉぉぉ!!!!????」

獣のような声を挙げながらドラゴンを地面に叩きつける。

 

 

一匹のドラゴンがドラゴンの腹を踏みつけ見下している。

踏みつけられたドラゴンは力なく横たわっている。

 

  決着だった。

 

 

 「痛ぇじゃねぇかなにすんだよバカヤロー痛ぇ。」

 

 

 太郎は文句を言うばかりでなにもする気配がない。

 

 竜は問いかけた「……殺さないのか?」

 

 「なんでアンタを殺さなきゃならないんだよ。僕はそんなの嫌だよ。」

 

 

 瞬きをするドラゴン

 

 

 「で、もうぼくを襲わない?」

 

 「うむ、お前さんにはかないそうもない、もう何もせんよ」

 

 

 息を大きく吐く太郎

 

 

 「ところで人っぽい化け物を見なかったかのぅ?」とドラゴンが問う

 

 「なにそれ?」

 

 「神のお告げでな、化け物を殺せと啓示があったじゃろ

 お主もそれを受けて人に化けておったのだろう?」

 

 

 「僕は化け物じゃないどんな間違いだ」

 

 「すまんのぅ」 

 

 ふと思う。

(人に化ける?)

 

 自分の手足を見てみる太郎。ドラゴンそっくりだ

これが自分の異世界特典なのだろう、助かったが、あの神はむかつく。

 

 (絶対にぶっ飛ばす、絶対にだ。) 

 

 

 「さて、森を復活させなきゃなぁ、魔力も切れたし飯も食わんとなあ、あー、お詫びにお主も一緒に飯でもどうじゃ?」

 

 

 「嫌だ」

   太郎君はドラゴンといるのがとても嫌らしい。

 瞬時に断る

 

 ドラコンは残念そうに「そうか、ではどうするんじゃ?」と問う。

 

 (帰りたい、そんであの神様を一発ぶっ飛ばす)

 

 

 

「人のいる所に行きたい。近くになんかない?」

 

「あっちに人の通る道がある。もしかしたら馬車が通るかもしれんのぉ」 

 

 

 太郎は元の世界、神についての手がかりを得るため

  人里に行くことに決めた。

 

  (僕は止まらねぇぞ。)

 人に会うまで歩くことを意味もなく決意する太郎。

 人の姿に戻ることも忘れてはいない。

 

 

 

 

 

 ちなみに消滅した森の近くには馬車は近付かず太郎は3日間歩き続けるはめになるのだが

 

 本筋と関係は無いため省略する。

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

     

 




田中太郎、焼肉太郎ルート回避

 次回、やったね太郎君家族が増えるよ

お楽しみに

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