異世界転移の話   作:三重のシェフ

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 本日はキリの良いところで終りそうなので二度目の投稿としました。


都の話の巻
第4話世界について語ろう


 

 あれから飲食店に移動して昼食をとることにした。僕は二人にやさしく告げる。

 

勇一、これから僕がこの世界で知ったことを話していこうと思います。

   よろしいですか?

 

 「はぁい。」素直にうなずく勇一は幼い印象を僕に与える。

 

 「私はどうすれば?」奴隷は落ち着かないといった様子だ。

 

 えー、と、僕の言うことに間違いがあったら教えてくれる?

 

 「わかりました。」

 

 この世界には神と呼ばれるモノが3つある。

 

 良い神様  悪い神様  龍神様

 

良い神様はこの世界を創り、良い方向に導いてくれる神様なのです。

 時に助言をしたり、時に悪い神様を追い払うこの世界の守り神。

 

「その通りです。」ありがとう。

 

 「おぉ」うん、勇一は興味深々だ、どうやら趣味と合うらしい。

 

次に悪い神様はこの世界を狙って災害を起こす神様。

 良い神様からこの世界を奪い取ろうと攻撃を仕掛けては負けているらしい。

 

「悪い子は悪い神様に連れていかれるのです。」なまはげみたいだなぁ。

 

「なまはげ?」

 

「角が生えてて包丁握ったこわーいモノさ、泣き止まない子供を、食べちゃうぞー!!」

 

 泣く子はいねがー、ていいながらね、ああ、怖がらなくていいから。

ここじゃ出ないから。と冗談を言う勇一

 

 「勇一、怖がらせるな」

 

 「すまん。」

 

「ご主人のところではでるのです?」

 

 ご主人とは僕のことらしい

 

 「悪い子だとでるなぁ。」

 

 お前も怖がらせてるじゃねーかと目で訴える勇一。

誰も冗談を言わないとはいってない。

 

「私、良い子です。」

 

 うん、そうだね君はよい子だよ。怖がらせてごめん。

 

「なあ3つ目の神様はなんだよ。」

 

うん、3つ目の神様はこの町の近くにいる。

 

「まじかよ。」まじです。

 

(なにを隠そう転移初日に戦ったドラゴンこそが龍神様なんだよなぁ。)

今では自分よく生きてるなと強く思う。この世界で一番強い生物龍神様と戦い生き残れたのだから、異世界特典バンザイ、神様サンキュー

 

 

 でも殴る絶対に、だ。

 

龍神様は良い神様のお告げを実行する神様、森の木々を創造し、神の怒りを体現することを許された神様である、とかなんとか

 

「なんか凄そうだな。」そうだね、すごいね。

 

「なんかテキトーになってないか?」キノセイだよ?

 

「同時に聖なる生き物なのです。」続きをどうぞ

 

 

 少し間をあけてから奴隷は話す。

 

 「神様の声をお聞きできる龍神様は竜の中でも力の強いおかただけがそう呼ばれます

  人よりも賢く、強く長く生きることのできる完ぺきな生命」

 

 だから竜の神様、人にはどうすることもできない災害のような絶対存在。

 

  ここからが本題になる。

 僕は奴隷に礼をいい、自分たちに必要な話を始める。

 

――けれどただ一人、龍神様と対等な立場で話すことのできる人間がいる――

 

「それは、いったい。」勇一が続きを促してくる。

 

 「ところでさ、きみ名前はなんていうの?」奴隷に話しかける

 

 「なまえはないのです。」

 

 「なんだそりゃ、不便だな。」勇一が僕と目を合わせる。

 

 「じゃあ、名前つけようか。」

 

 「太郎、お前が助けたからお前がつけるか。」

 

  それでいいなら、花と呼んでいいかな

 

 「はい、お願いします。」では改めて、花さん、龍神様と対等な人間とは?

 

 「はい、法王さまなのです。」

 

 正解、ご褒美に温かい「ぶどうケーキ」をあげよう。

 

 頼んだはいいがおなかがいっぱいで食べれなかったのだ。

 

 「わーい」花は喜んで街名物の「ぶどうケーキ」を食べた。

 

 法王、神のお告げを聞き、声を届け、さらにこの国を繁栄させている稀代の人物。

 

 

それが法王様。

 

僕と勇一をこの世界に送った神様につながる人物。この人が二日後この町にやってくる。

 

 

この人に会うために僕はこの街で三ヵ月働き続けたのだ。

 

「なあ、おれを送った神様ってどの神様なんだ?」

 

「たぶん悪い神様じゃない?」人をいきなり送る神は悪いやつに違いない。

 

「おくる?」花がきょとんとした顔をしている。

 

 勇一と僕は顔を合わせてニヤリと笑みをうかべる。

 

 「「僕たちは異世界からきたんだよ。」」

 

 「ほぇ?」花はやはりきょとんとしている。

 

 それがなんだかおかしくて僕と勇一は大声で笑った。

 

 ひとしきり笑ったら食事に戻る勇一。それを見て花も食事を再開する。

 

 問題が一つあった、勇一と花は二日間どこで暮らすかである。

 

正直な話、この二人を街の宿に止めるだけのお金はない。

 つまり、申し訳ないがお世話になっている店長に土下座するしかないのである。

 

  

  つまり

 「このあと僕達三人は店長に土下座をします。うまくいかなければ三人とも路上生活です。」

 

 

 そう告げると勇一と花は食べ物を僕に向かって吹き出した。

 

 

 

 

 

 

 




 以上、まじめな話二本立てでお送りしました。

どこでも、できるはずだ、、、本当に済まないとおもってるなら。


    、、、、土下座が、、、、、、、!!!!!




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