Etheric Crystal   作:刹那 澪

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7話 勝利に足りないモノ

7話 勝利に足りないモノ

 

 

視界を黄金で埋め尽くす、太陽の海《サンセットオーシャン》。

外界からの冒険者達とテリメインの雄との間に、

海の熱気をなお凌駕する闘志が満ちていた。

 

背後からトールの一撃を浴びた銀髪の少年は、薄く笑みを浮かべゆっくりと立ち上がる。

ラティスは『冥府の蝶』を右手に集め、ライフル状の武結晶を形成させるが、

照準を合わせる前に、闇の空間が少年を覆ってしまった。

 

「エネルギーの数値がめっちゃ減ってる! 狙撃急いで!!」

「無茶なこと言わないで! 下手に外すと『彼』に当たるわ!」

 

闇の球体に向かってライフルを構えるが、

ラティスが引き金を引く前に、目標は消え失せた。

一同は消化不良の闘志を残しつつも、胸を撫でおろした。

 

戦闘が終わったあと、女達の視線は後からやって来た一人の少年に集中した。

白面の少年は、ばつが悪そうに紅い左目を海底へ落とす。

 

「トール……聞きたいことは沢山あるけれど、

 あなた本当に本社から選抜された社員なの?」

 

トールを見つめるラティスの様子は、まるで亡霊を見るかのようであった。

彼女がテリメインに着任した頃は冷凍睡眠をしていたのだから、無理もない。

本当にトール自身かまず確認したいというのが本音であろう。

 

「正式にはレイズのおっさんに雇われたアルバイトっす。

 戦闘員の補完のために1人用の緊急高速艇で現場へ向かっていたら、

 着地地点がビミョーにズレたあげく、敵に突っ込みそうになってあの有様」

 

トールはそう言って、背後の海を指差した。

かろうじて視界に入る場所に、

黄金の海原に卒塔婆のごとくそそり立つ、黒い楕円形の船体とおぼしきものが確認された。

 

「最初は敵にこのまま突っ込もうかなと思ったんすけど、

 緊急高速艇を壊すと賠償金払えないだろうから、乗り捨てたってわけで」

 

少年の言葉に、ラティスは身震いした。

緊急高速艇の修理費など、とうてい個人が負担できる額ではないからだ。

 

「とりあえず、無事に着いて良かったわ。

 ただ、どうしても聞いておきたい事があるの。

 コールドスリープをしていた筈のあなたが、自由に動けるのはどうして?」

「それは……」

 

トールは後ろに振り返り、銀髪の少年が消えた位置まで移動した。

そして海底から目に見えない『何か』を拾い上げ、左手で頭上に掲げる。

すると透明だったものが、脇差程度の長さはある浅葱色の刀身に変化した。

 

 

「姉ちゃんから、新しい身体を貰ったからです」

 

 

トールは低い声で淡々と答えた。

ラティスは弟の手で蘇った武結晶『一水四見』を見て、その意味するものに言葉を失った。

 

■■

 

誰も言葉を発することなく、熱流だけが人の間を摺り抜けてゆく。

静寂が続く黄金の海だったが、ふいに甲高い警告音が鳴り響いた。

 

「ほらほら、肺呼吸の民は海から上がる時間だよ!

 緊急高速艇も回収しなきゃいけないから、さっさと移動して」

 

各自のイヤホンから、ストレージボディの保全システムを手動で切っている音と

ヘイゼルの声が聞こえた。

ラティスは口元を手で隠し、声を細める。

 

「ヘイゼル、個体分析システムはまだ作動してるわね?

 ここから退避する前に、トールの全身をscanningして頂戴」

「わざわざここでデータを取らんでも、後から調べればいいと思うけど」

「いま確認しておきたいのよ、お願い」

 

通信機から、オペレーターの溜息が漏れてきた。

それから調査が終わるまで少し時間がかかったが、

ラティスは他の人間に気づかれることなく時間を稼いだ。

再度ヘイゼルから連絡が入り、通信機に意識を集中させる。

 

「1年前のトールの能力値と今の能力値を比較してみた。画像送るわ」

 

ストレージボディを介したラティスの視界に、能力値の比較グラフが表示された。

1年前のトールは突出した機動性と正確さを兼ねた天性の遊撃手だったが、

現在のトールはそれに加えて膨大なトラフィック量と姉譲りの回避力の高さも備えていた。

 

「……Unbelievable……!」

「ね? 現実は小説よりも奇なりって言うけど、

 このシナリオを描いた脚本家には『視えて』いたんだろうね」

 

ラティスの脳裏に、ふとかつての部下の姿が浮かんだ。

すぐさま彼女はこめかみを軽く叩いて視界の画像を消したあと、

少女達と一緒にスプラッシュガーデンへ帰ろうとするトールを呼び止めた。

 

「トール! 私達の船へ迎えるのは構わないのだけど、その前に確認させて。

 あなたが持つその『一水四見』の武結晶、

 ライラックのい……化身である『波動晶の御手』と見て間違いないわね?」

「心配しなくても姉ちゃんが死んだのは、マネージャーのせいじゃねぇっすよ」

 

ライラックの死を確認しようとするものの、ラティスは言葉の表現をし損ねていた。

振り帰ったトールの右目が、瞳孔を細めてラティスを見据える。

 

「自分が『波動晶の御手』になれば、俺にトラフィック製の体を用意してやれる。

 戦うに十分な戦力と、あらゆる思考を見透かす『共感透視』の力も継承できる。

 ……そう考えて、結晶化の道を選択したみたいっす」

「あなた、まさか……ライラックからの記憶も、受け継いでいるの……?」

「そのようで。『波動晶の御手』はみんな同じじゃねーんですか?」

 

冷静なライラックがなぜ、1人で『日輪の民の父』と戦いに行ったのか。

トールの言葉を聞いて、その理由にラティスは思い当たった。

すべては、『日輪の民の父』の実戦データを出来得る限り弟に継承させるため。

 

自分の部下ながら、その周到さには恐れ入る。

ラティスはライラックの執念に慄きつつも、この戦いに大きな手ごたえを感じた。

 

「それにしても、チート身体能力にチート武器……。

 ちょっと属性盛り過ぎじゃないですかね?」

 

共通回線通信に切り替えて、ヘイゼルがトールに話しかけた。

ラティスは表情を綻ばせ、トールに向かって右手を差し出す。

 

「テリメインにようこそ、歓迎するわ」

 

険しい表情をしていたトールも、普段の軽快な雰囲気を取り戻す。

彼はエナメルのように艶を帯びる漆黒の掌で、ラティスの白い手を握り返した。

 

 

■■■

 

 

太陽の海《サンセットオーシャン》海域から離脱したあと、

スプラッシュガーデンに戻った一同は、しばしの休息を取ることにした。

2人の少女達は夕食を済ませ、冒険の疲れもあって早めにベッドに潜り夢の世界へ旅立つ。

 

海中の魚も眠る夜半ごろ、1人の少年と社会人達は中央のラウンジに集まった。

ラウンジには長いソファーとテーブル、

ソファーと対になるようにしてビデオ観賞用の大きなディスプレイが設置されていた。

ヘイゼルがディスプレイと個人用PCを接続し、疑似的なホワイトボードを映し出す。

 

「まずはトールの戦力を聞いておかないとね。

 基本的に、あなたの武結晶はライラックと同じく、

 『一水四見』をbaseにしているものと考えていいのかしら?」

 

ラティスが自分用のマグカップに注がれたライスミルクを見つめながら言う。

バターを乱雑に切り取ってコーヒーに投入していたトールは、

声をかけられて立ち上がり、武結晶をトラフィック接続させた。

ヘイゼルは自分の液晶電話で社内用計測アプリを起動させ、武結晶をカメラで撮影する。

 

「うーむ、長さはむしろライラックの大太刀から脇差へ縮小しているけど、

 トラフィックの出力量は段違いだわ。

 アプリの簡易計測でこれだけ差が出るんだから、正式に計ったらもっとじゃね?」

 

そう言うなりヘイゼルは、計測データを自分のパソコンに転送しはじめた。

 

「『一水四見』の性質で私達には見えなかったけど、

 アルシエルの背中を刺したのは、この武結晶で間違いないのよね」

「うっす。現場に早く着くために加速してたんで、その勢いを利用してさっくりと。

 武結晶の長さや大きさなんかも、どうやら自由に調節できるみたいですぜ。

 大太刀で戦っていたのは、半分姉ちゃんの趣味じゃねーかなぁ」

 

武結晶のトラフィック接続を解除したトールは、

その場に再び座りつつバターがまだらに溶けたコーヒーを一口すする。

 

「ラティスさー、『波動晶の御手』クラスが来たっことは、

 正面からガチで戦えるってことだよね?」

「そうね。でも相手は異世界でもenergy吸収、自然治癒が可能なバケモノよ。

 energy吸収を阻害して弱体化を狙っていくという方針は、維持した方がいいわ」

「えぇ~!? サシで戦う能力じゃあトールの方が上じゃん?

 1年前の計測データ見た感じだと、敵の機動性や回避防御、正確性の数値は大したことないべ」

 

少年が残したバターをサイコロ状に切り分けながら、ヘイゼルが不満をあらわした。

言い淀むラティスにかわり、トールが口を開いた。

 

「俺が敵を引き付ける役をすればいいっしょ、マネージャーが奴に吸われても困るし」

「……」

 

ラティスは眉間に皺を寄せ、無言のままライスミルクを一口飲み干す。

 

「マネージャーは狙撃ができて、俺はもともと遊撃手。

 実際テリメインでも狙撃係やってたって話だし、遠距離で援護して欲しいっす」

 

一応願い出る形ではあるが、遠回しな戦力外通知だとラティスは感じた。

険悪になった雰囲気を察して、ヘイゼルが大きく2回手を叩く。

 

「はいはい、仕事の話してんだから喧嘩はなーしー。

 現状の課題点は、どうやってエネルギー吸収を阻害するかだよ」

 

先輩に咎められて、トールは口を尖らせた。

八つ当たりをするように、スプーンでカップの中のコーヒーを掻き回す。

 

「energy吸収については、対策を考えてあるの」

 

そう言って、ラティスは7個のスキルストーンを1つづつテーブルに置いた。

スキルストーンの種類と色から、普段ラティスが戦闘で使用しているものだと2人は考えた。

 

「スキルストーンっていうのは、チューンジェムを填めることで

 テリメインの海で効率よく力を行使するためのツールなのよね」

「確か、スキルストーンを持っていないと異世界の能力は使えないって話だっけ?」

「ロザリアネットさんの説明では、そういうことになるわ」

 

ラティスとヘイゼルの話を聞いて、トールは眉を跳ねた。

 

「ちょっと待て、辻褄が合わない。じゃあうちの姉ちゃんはどうしてやられた?

 あのハゲがスキルストーン持ってたっていうのか!?」

「落ち着きなさい、海賊戦以外でスキルストーンが奪われたなんて話は聞いたことないわ」

 

ラティスはタブレットを操作しつつ、語気を強める。

 

「アクウィットが潜伏していたのは、非海賊水域。

 こんな所で強盗など犯したら、本格的に討伐隊が組まれていたことでしょう。

 あいつはとても用心深い男よ、そんなriskは踏まない」

「じゃあ、ハゲが海の中で暴れることができた理由は何だろう?」

「結論だけ先に言ってしまえば、テリメイン独自の魔力を吸収できたから。

 装備者の能力をテリメインの属性に変換して排出するというスキルストーンの役割を

 自分の体内で行っていたのでしょうね」

「……クレイジー……!」

 

一応人間ということになっているアクウィットの人間離れした所業を聞いて、

ヘイゼルは意図せず自分のコーヒーにバターを落としてしまった。

彼女は渋い顔でバターナイフをコーヒーカップに突っ込む。

 

「直変換が可能とはいえ、この世界の産物であるスキルストーンほど相性がいいとは思えない。

 私とトールがスキルストーンを使用することで、アクウィットの干渉力が落ちる可能性があるわ」

「なるほど、テリメインの魔力はスキルストーンで引き付けると」

「何なら、戦闘域から少し離れたところで

 エリィちゃんやカームちゃんにスキルストーンを使ってもらうという手もあるわね」

 

憮然とした表情で2人の話を聞いていたトールは、

会話が途切れたところで立ち上がり、バターコーヒーを一気に飲み干した。

 

「いいんじゃないすか、それで。俺は俺のやるべきことをやるだけっす」

 

空になったマグカップをテーブルに置き、そのままラウンジからキッチンへ向かう。

 

「トール、具体的な作戦の話がまだ終わっていないわ!」

 

慌ててラティスが呼びかけた。

キッチンの端からフライブリッジに伸びている階段に差しかかったところで、トールは足を止めた。

 

「ボスに到着の連絡すんの忘れてました、電話かけてきます」

 

上司への連絡とはいえ、本来ならば会議中に抜け出すなど許されることではない。

しかし薄暗い光が照らすなか、トールの憂いに満ちた声を聞いて

ラティスはこれ以上、制止する言葉を出せずにいた。

 

■■

 

真夜中のフライブリッジは、闇に包まれていた。

太陽の海《サンセットオーシャン》を抜けて

現在航行している星の海《ディーププラネット》は、深海の宇宙と呼ばれる海域。

天に星は瞬いているものの、光源となるものはなかった。

 

トールはフライブリッジのヘルムとソファー下のライトを灯し、ソファーに腰掛ける。

液晶電話を操作するに十分な灯りは確保できた。

 

彼は緊急高速艇ステーションで上司に遭遇した際、登録してもらった番号に電話をかけ始めた。

3回ほどコールしたのち、相手の声が聞こえた。

 

「うぃっす、上司のおっさんの電話ですか?」

「……その声は、やはりテリメインに送ったクソガキか」

 

相手は、しばらく低い声で唸った後レイズと名乗った。

名前と役職名を聞いて、ようやくトールは姉の記憶と合致した人物だと認識した。

 

「無事テリメインに着いたようだな、ラティスは元気か?」

「元気元気、いま他の冒険者と一緒に共同バトルに参加してるっす。

 こっちの案件も急がないと、カタがつく前に追い出されるんじゃねーかと心配で」

「お前がいるから大丈夫だろ、大型ルーキー様様だ」

「それについてなんすけど、

 ぶっちゃけて言っちまいますが、あの人マトモに戦えるんすか?」

 

トールの質問のあと、電話越しの二人はしばし無言になる。

スプラッシュガーデンの海面を裂く水音だけが、フライブリッジに流れていった。

 

「お前さ、本当はラティスを戦闘に参加させたくないんだろ?」

「……っ!?」

「心配しているなら正直に言わないと、女の子にモテないぞ」

 

じゃああんたは女にモテるのか、とトールは聞き返そうと思ったが、

中年の彼女事情などあまり興味はなかったので、この言葉に突っ込むのはやめておいた。

 

「『日輪の民の父』は、俺が倒します。マネージャーを作戦から外してください」

「不許可だ。お前は姉の二の舞になるつもりか?」

「ならおっさんは、自分の部下をみすみす殺すつもりかよ?」

 

レイズの返答に、すかさずトールが食い下がる。

質問を質問で返すなよという独り言が聞こえたが、少年はあえて耳に入らないフリをした。

しばらく会話が止まったが、やがて上司が口を開いた。

 

 

「お前はただ知らないだけ。知らないから正しい判断が下せない。それだけさ」

 

 

液晶電話のストラップをいじっていたトールの手が止まる。

 

「……どういうことだ?」

「ラティスはこの戦いに必須だっつーこと。

 ぶっちゃけて言えば、この戦いは『波動晶の御手』さえあればお前は不参加でもいいけど、

 ラティスがいなければ戦略的に勝利できない」

「戦略的な勝利ってなんだよ!?」

 

苛立ちまぎれに叫んだあとに、トールは我に返った。

会話内容を誰かに聞かれていないかと、周囲を見渡す。

フライブリッジの周辺には、黒インクを連想させる海しかなかった。

 

「これから動画を送ってやるよ、この戦いに繋がる過去の戦闘記録をな。

 戦略を理解するためには、エビデンスが必要だろ?」

「俺には今のままでも十分に戦う理由があるんすけど」

「任務に必要な資料はちゃんと目を通せ。

 仕事に私情を挟むなとは言わないが、いつまでもアルバイト気分でいられると困る」

 

そういえば雇用契約など結んだ覚えはなかったが、

自分はアルバイトではなかったのか、と少年は心の中で不思議に思った。

 

「お前はまだ社内クラウドからダウンロードしていないようだけど、

 電子契約書にサインしたら、立派なうちの契約社員だからな?」

 

16歳のトールにはアルバイトと契約社員の違いが明確に理解できないが、

戦略的な勝利の条件は知りたかった。

トールは自分の考えは変わらないと前置きしつつも、動画視聴を了承する。

 

「この動画ファイルはミルヒ博士の自宅まで取りに行ったんだぞ、死ぬほど感謝しろよホントに」

「ミルヒ博士……って、マネージャーの実家かなにかで?

 つか動画ファイルならデータを送信してもらえば良かったのに」

「ご名答。ラティスは遺伝子工学者であるミルヒ夫妻の娘だ。

 保管依頼していた動画データを紛失したとか言いやがるから、

 わざわざ片道5時間かけて、シンクタンクの研究所近くの自宅まで探しに行ったワケさ。

 おかげで部下には変な疑惑をかけられるし」

 

集中力が切れて愚痴を聞き流すモードに入る頃、ふいにトールの液晶電話が大きく震えた。

あわてて液晶画面を操作し、動画データの着信許可を出す。

 

「全てに注視しとけよ、お前の知るべき答えはここにある」

 

スピーカー音声に切り替わったレイズの声が、フライブリッジ全体に響いてゆく。

トールは戦略的な勝利とは何なのか見当もつかないまま、

着々と動画データを受信していく液晶電話を眺めていた。

 

 

To be continued......

 

 




【次回予告】

「ケマラプームンの被害は予想以上に大きいようだな」
「弾丸の効かないテロリストかよ、
 『日輪解放同盟』って奴は化物か何かですかね?」
「隣国は大公が治めていらっしゃるはずだが、そういえばお姿を拝見しないねえ……」


「化物ならば退治するまで。何でもやるのが、傭兵というものさ」


8話 猟犬達の出征


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秋に入る前どころか冬に入りそうですが、第7話を投稿しました!
本連載していた定期更新の七海はラスボスが倒れたので、
第8話からはこちらのみで更新していくことになります。

大体ミーティング描写ではメジャーじゃない飲み物を飲ませる私ですが、
登場人物が飲んでいた飲み物はこんな感じでした。

・ライスミルク……
 ラティスが飲んでいた、米粉の汁を発酵させて作る穀物ミルク。
 米粉汁に油と塩を添加するタイプが主流だが、ラティスはよりヘルシーな方を愛用する。
 植物性でアレルゲンフリー、低コレステロールであるため、意識の高い人達に親しまれている。
 玄米から作っているため、薄いミルクティーのように見える。味はほんのり甘い。

・バターコーヒー……
 ヘイゼルとトールが飲んでいた、元々は意識高い人達の御用達コーヒー。
 「バターコーヒーを毎日飲んだら痩せる」というコーヒー会社のキャンペーンによって、
 エクセプト(TZPマテリアルホールディングスが本社を構える地域の名前)で
 数年前に爆発的なブームが起こった。よって2人にも馴染みがある。
 コクのあるカフェオレのような味わいだが、カロリーが高い。
 実は冷蔵庫の中の牛乳が切れていたという裏事情があるかもしれない。船旅だしね。

次回は過去話です。
過去話は基本的に読者がついて行けないからやめようってプロット時に何回か考えましたが、
私がものすごく書きたかったので、やっぱり入れました。
テンション高めに保ちつつ、早めに書き上げようと思います。

1年が終わるまでにはアップしたいですね……。
本家には11月いっぱいまで日記掲載をしております。(本家は次回でゲーム終了です)
次回予告はプロフィール文に掲載しています。

http://www.sssloxia.jp/result/c/1033.html

Twitterアカウント(@mio_setuna)にて更新をお知らせしておりますので、
そちらもチェックしていただけると幸いです。



 
追伸:遅くなりましたが、ワールドトリガー再開おめでとうございます!!
   この話を続けていて、本当に良かった。
   コミックス19巻は12月4日に発売です、要チェックや!
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