【完結】先人紅葉は一般人である   作:兼六園

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『結城友奈は勇者部所属』を持ってると分かりやすいです(配慮0)


二十二話 小学生達は勇者である

 

 

 

 

「猫ちゃーん、どこー?」

 

 

そう言いながら、木のように草が伸びた植え込みに上半身を突っ込んで捜索している少女は結城友奈。讃州中学の勇者部に所属している歌野と共に、二人は飼い猫捜索に駆り出されていた。

 

他の依頼が溜まってる犬吠埼……なんだっけ。うどん女? うどん女は出られず、その妹は論外、美森は車椅子だから戦力外。友奈と歌野だけじゃ不安だからと俺が巻き込まれたのだった。

 

 

 

……俺帰宅部なんすけど。

 

まあ暇だしいいか。

 

 

「……しかし、こう、こう言う感じで飛び出てる尻を見ると蹴りたくなるって言うか、叩きたくなると言うか。わかる?」

「言いたいことはわかるけど、友奈にそれやったら東郷に魚の餌にされるわよ。 」

 

「だよねー。」

 

 

頭隠して尻隠さずな状態で「この奥に猫ちゃん居るかも!」とか言って体を突っ込んでる友奈。身をよじっているからか、左右に尻が揺れている。猫じゃらしみたいだなぁと。

 

 

…………。

 

………………。

 

 

 

んーーーーー。

 

 

 

 

「―――ッヘーイ!!」

「ひゃあああん!?」

 

 

ごめん我慢できなかった。

 

俺が友奈の尻をぶっ叩くと、スパーンと小気味良い音が響く。ビクッと友奈が固まり、少ししてもぞもぞ動いたかと思ったら体を植え込みから抜いた。

 

 

「だ、だだ、誰?今のどっち!?」

「こいつ」

「当然のように嘘つかないで……よっ」

「ぐわああああ……!!」

 

さらっと歌野に罪を擦り付けると、本場顔負けのタイキックが俺の尻に叩き込まれた。

 

ガチな蹴りを食らって痛む患部を擦っていると、顔を赤くして詰め寄ってきた友奈に胸元を掴まれてガクガク揺すられる。

 

 

「なっ、なんで叩いたの!?」

「お前が尻だけ出してたからだルォォン!?」

「逆ギレされた……!?」

 

 

「……なんだこいつら」

 

 

やいのやいの騒いでいると、呆れていた歌野が俺と友奈の頭を叩いて上を向かせる。

 

「あれ見て。」

「ぐええ……あ」

「あっ!」

 

 

家の屋根に、純白の毛を揺らして首にリボンを巻いた猫が無駄に優雅な雰囲気を纏って座っていた。高みの見物かコラ

直後に塀を伝って道路に降り、慌てて捕まえようとしてヘッドスライディングした友奈を軽やかに跳躍して避ける。

 

「へぶぅ!」

「だっさ」

 

友奈の後頭部に着地して、猫はわざわざ頭を足場に跳んでから地面に降りて走り出した。

 

 

「アホ言ってないで追いかけるわよ!」

「へーい、起きろ友奈。消毒は後でしてやる。」

「いったぁーい……」

 

擦り傷の出来た額をさすりながら走り出した友奈を追う。猫を追って先に行った歌野は、背中を辛うじて追える程に離れていた。あいつ足早いな。

 

 

 

……帰ったら遺書残さなきゃ。

 

友奈に怪我させた+尻叩いたとか吊るされる以前にその縄で首絞められるわ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

友奈のスマホにあるNARUKOという無料通話にして同アプリ持ちのスマホを追跡出来る機能を使い、歌野を見つける。道路脇の塀に体を隠して姿勢を低くしていた。

 

 

「歌野ちゃん!」

「しっ、あの先に件の猫がいるわ。」

「あの猫野郎気取りやがって……」

 

 

視線の先の道路の真ん中に、さっき友奈の頭を踏んづけた白猫がいた。わたくし血統書付きですが?みたいな顔してるけど、飼い主いわく毛並みが綺麗なだけの元野良猫である。

 

 

「……近くの雑木林……いや竹林?に入られたら厄介だな、どうするよ。」

「肉体労働出来ない分それ考えるのは貴方の役目でしょうが。」

「ごもっともでーす。」

 

 

悲しいことに俺は歌野より筋肉無いしスタミナも無いんだよね。畑弄りで無駄なく自然に鍛えられた上腕二頭筋を見ちゃったときは不思議と涙が止まらなかったぜ。別に悲しくないんだからね。

 

 

「難しく考えるのはやめましょう!友奈行きます!」

「……よし、突撃ィ!!」

 

「私よりは頭良いから忘れてたけど、紅葉も結構馬鹿寄りよね。頭が良いかどうかと馬鹿か賢いかはまた別の話なのねぇ」

 

 

失礼だな。

 

 

一瞬止めるべきかと思ったが、なんかもうめんどくさくなってきたしで、友奈に突撃命令を下す。西部劇の決闘のように堂々と道路のど真ん中に立ち、クラウチングスタートの体勢に入った。

 

ピストルの代わりが無いため、とりあえず後ろに小石を投げる。カツンと音がして、弾丸のように駆け出した友奈。

 

 

そして猫は―――――普通に逃げた。ですよねー。

 

 

友奈に全力疾走されて逃げないのは美森くらいで、避けてバックドロップするのが歌野だと学校でよく噂されてるし。

 

友奈が美森みたいなストッパーが居ないと結構な割合でイノシシになることが分かり、一旦止めるために声を掛けようとした―――その時。

 

 

 

近くの竹林から、子供が飛び出してきた。

 

 

「っ――やべ、友奈止まれ!」

「えっ……わっ!?」

 

「な―――きゃっ!?」

 

大慌てで俺と歌野が飛び出すも間に合わず、友奈は飛び出した子供にぶつかり押し倒す形で倒れた。運動神経が良い事が幸いしてか、子供の頭と道路の間に咄嗟に手を差し込めていた。

 

そんな衝突事故を尻目に逃げる猫は、塀から屋根へと跳ぶ。

 

 

「ちっ、歌野は猫を追ってくれ」

「人使いが荒いこと。」

 

そう言いながらも歌野は走る勢いを緩めず子供ごと踞る友奈を飛び越え、猫と同じように塀を足場に屋根に跳躍する。

……身体能力で言えばお前も大概だぞ。

 

 

「わぁ、忍者だ!」

「違うと思うぞ……?」

 

友奈と一緒に倒れた子供を追って、更に現れた二人の少女は灰色っぽいのとミルクティーっぽい色の髪をしていた。すげー色だな、歌野の葉っぱみたいな深緑の髪の事は棚に上げておくが。

 

 

「……んで、友奈はともかくそっちの小娘は大丈夫かよ」

「あ、そうだった。おーい、須美さんやーい」

 

灰色の子供が黒髪の須美と言うらしい女の子に呼び掛ける。

が、無反応。と言うか友奈に思いっきり抱き締められてるから顔が友奈の胸に埋まってた。

わー美森が血涙流しそう。

 

 

「おーい友奈、起きやがれ。」

 

肩を揺するが、起きない。色々重なって思考がショートしてんのかな。

 

 

「お姉さん起きないねぇ~」

「起きないねぇ、どうすっかなあ。

 

……あ、そうだ。」

 

灰色の子供を手招きする。

 

「どうしました?」

「起こすのに良い手があったわ。」

 

膝立ちになって、子供に耳打ちする。一瞬顔を赤くしたが、起きてもらわないと困るからかすぐ真剣な顔になった。

 

 

「……マジっすか」

「マジマジ。」

「―――じゃあ、アタシやります。

…………起きてくださーーーい!!」

 

「―――うひゃあ!!?」

 

スパーン!!と、良い音がした。

 

凄いぞ友奈、1日に2度も尻を叩かれるなんて中々経験できることじゃない。

 

 

「っ――紅葉くん!?」

「今のは俺じゃねえ」

「アタシっす」

「あれ……?」

 

友奈はキョロキョロ辺りを見回す。

 

「あれぇ……?」

「……あの、そいつ離してくれません?」

「え? あ、ご、ごめんね!大丈夫?」

 

友奈がずっと抱き締めていた女の子は、解放されると青くした顔で大袈裟に深呼吸する。

 

「死ぬかと思った……」

「おっぱいに埋もれて死ぬなんて贅沢だよ~?」

「贅沢じゃ……ない……!」

 

胸に埋もれて窒息死とかされた日には大笑いするわ。

 

肩で息をする女の子は、黒髪にエメラルドグリーンの瞳と、なんかどっかで見たことあるような顔をしていた。

 

 

んーーーーー?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

二人が落ち着いた頃に、俺は現状の説明をした。

 

 

「なるほど、飼い猫の捜索ですか……」

「じゃあアタシたちってか須美が邪魔しちゃった訳っすか。」

「も~わっしーなにしてるの~?」

 

私のせいですか!?という須美……わっしー?がキョドるが、実際そうなのが庇護できない所。

 

「今はあいつに追跡させてるし、自己紹介でもしよーぜー。」

「い~ね~!」

 

イエーイ、とミルクティー色の髪の子供とハイタッチする。勢いでやっちまったが……あれ、鳥肌立たない。変なの。

 

 

「俺は先人紅葉、讃州中学2年の帰宅部ね。」

「私は結城友奈!讃州中学2年、勇者部でボランティアとかやってます!」

 

「おー、『勇者』かぁ。

アタシは三ノ輪銀っす、神樹館小学校の6年です。」

「鷲尾須美と言います。

先ほどはすみませんでした……」

「同じく6年、乃木園子で~っす!」

 

灰色のが銀、黒いのが須美、そんでミルクティー色が園子ね。

 

 

しかし……乃木…………乃木? それやべー権力持ちの家の名字じゃね? ……いや、こんな脳内で花畑栽培してそうな奴が貴族とか世も末過ぎるしそれはないか。ないない。

 

 

「ほーん、神樹館ねぇ……それ大橋市の学校じゃないの?ここ讃州市だぜ?」

「さ、讃州市!? アタシたちさっきまで大橋市の竹林にあった社に居たのに……」

 

良く見たらその制服神樹館の制服だし、嘘はついてないみたいだな。

 

 

「ねえ銀ちゃん、その時何をしたの?」

「えーっと、確かアタシが二人に秘密基地っつって案内したら社がボロボロで須美が張り切って綺麗にして……お供え物持ってこようって一回帰ろうとしたら此処に居ました。」

「えーーーっと……?」

 

「それ大橋市の社が讃州市の社と道を繋げたって事だろ。」

「道を……?」

 

俺の言葉に須美が首を傾げる。俺も変なこと言ってる自覚はあるが、そう言うことでしょうよ。

 

 

「例えば社を綺麗にしてくれたお礼とか、単純に気まぐれでそうしたとか。

あるいは―――『今日』『今』『この瞬間』お前さん達に必要な何かが俺たちから得られるからこうなってるか、だ。」

 

「はえー詳しいんすね。」

「まあ、嫌いなモンほど詳しくなっちゃうよね」

「ん~?」

「なんでもねーよ」

 

 

だーれが好きで神サマ関連の話題に詳しくなんてなるかい。

 

なんて会話をしつつ、歌野に追い付くために5人で友奈のスマホのマップを便りに走る。あっさり着いてこられるとかこれで小学生ってマジ?最近の小学生は高水準なんすねぇ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ、あの人ですか?」

「そー……だな。なにしてんだあいつ」

 

到着した先は公園で、歌野は一本の木の前で立ち往生していた。

 

……歌野が見上げている先には、降りられなくて鳴いている件の猫が居る。今さらになってカマトトぶってんじゃねえぞゴラァ!

 

 

「歌野……うわ引っ掻き傷。」

「一回捕まえたんだけど、してやられたわ。 …………と言うか誰?さっきの子?」

「あーその辺は後回しで。」

 

「猫ちゃん降りられないの?」

「……みたいね。」

 

もうここに飼い主を呼んだ方がいいんじゃ?とすら思えてくるが、散々手こずらせといてそれじゃ俺の気が晴れないんだよなぁ……どうしてくれようかこの猫畜生め。チタタプにしてやろうか。

 

 

「結構高いですし、脚立か梯子でもあればいいんですが」

「時間が掛かるから無理だな」

 

「アタシがよじ登ります」

「危ないから却下」

 

「私が紅葉をぶん投げるとか」

「やめろ」

 

まださっきの根に持ってんのか。

 

あー、どうするか。肩車でもするか?

 

 

でも高さ的に3人くらい要るよなぁ。

 

 

「……あ!ピッカーンと閃いた~」

「うわっ、なんだよ。」

 

俺の横で考え事をしていた園子は、突然そう言うと目を輝かせてアピールをする。

 

「ねーねー、お姉さんって何かやってるの~?」

「うん、武術を習ってるよ?」

「―――あ、そう言うことね。」

 

体幹がしっかりしてる友奈を土台にすれば、子供二人の肩車くらいは行けるかもって事だ。

 

俺? 潰れるからやだ

 

 

「須美とか銀は何かやってたりすんの?」

「……えーっ、と……ゆ、弓を少々」

「アタシは斧かなー」

 

弓道と……なに、木こり?し、渋いね……?

 

頼むから山奥で隠居してるうちのジジイみたいにはならないでよ。

 

 

「じゃあ、友奈を下に須美と銀の順で肩に乗れ。んで銀が猫を捕まえてくれ。」

 

「わかった。よーし、早速やろう!」

「大丈夫なんですか?」

「ま、やるだけやろうぜ?」

 

 

俺と歌野と園子で離れ、友奈たちが縦に合体しているのを横目に観察する。

 

「園子たちの関係ってさぁ、友達で良いの?」

「友達だよ~大親友だよ~!」

「ふぅん、良いわねぇ青春してて」

 

年寄りみたいなこと言うなよ……

 

 

「よーし、猫やーい、こっち来い……よし捕まえた!」

「やるじゃん。」

 

見れば、銀が猫を捕まえて胸に抱き抱えていた。軽く拍手してやると歌野に肩を叩かれる。

 

「ねえ、紅葉」

「あん?」

「あの子どうやって降ろすの」

 

 

………………あ。

 

 

「……おーい銀、受け止めてやるから飛び降りろ。」

「うぇっ?いやこの高さなら自力でイケますよ?」

「あ、そうなの?」

 

はい、と言って銀は須美の肩を足場に飛び降りた。思わず走り寄ろうとしたが、銀は当然のように無傷で着地した。えぇ……

 

 

「……凄いね。」

「鍛えてますから! はい、どうぞ。」

 

疲れたのか寝てしまっている猫を受けとる。友奈が須美を降ろして、友奈以外は皆無事。

これにて、手こずらせてくれやがった飼い猫捜索と言う名の逃走劇は幕を閉じたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

依頼者に猫を渡すと、報酬として大量の菓子類を貰った。

 

友奈たちはあくまでもボランティアの一環だからと渋ったが、帰宅部の俺には関係ないので俺経由で貰ってから小娘共に渡したのでした……と。

 

 

「いっぱい有るね~」

「全部食うなよ園子」

「わかってるよ~だ」

 

「大橋市の社に戻ったらそれお供えしとけよ、運とか上がるかもしれないし。」

 

俺なら全部食うけど。でもテーブルに出しとくと歌野に取られるんだよね。

 

お前人のお茶請けを……!

 

 

「しかし、勇者部なんて名乗ってるこいつらより小娘共の方がよっぽど勇者らしいな。」

「……えっ?」

「だってそうだろ、あんたら被害者じゃん。無視して帰ることだって出来たんだぜ?引き返すだけで良かったんだからな。」

 

疑問符を浮かべる須美の頭をがしがし弄って、お菓子の入った袋を振り回す園子とそれを止めてる銀を見る。俺の後ろで歩きながらコンビニで買った消毒液で傷の手当てをしている二人はまあ、それはそれってことで置いておく。

 

 

「だって猫を逃がしたのは私のせいで……」

「いや普通に逃げてたからね、まあ確かにあのまま走ってたら友奈が捕まえられたかもしれないけどさ。」

 

「まーまー二人とも!猫も捕まってお菓子貰って、アタシたちは普通に帰れば良いんだしそれで良いじゃないっすか。」

「わっしーは深く考えすぎなんよ~」

「う゛……」

 

須美はしっかり者と言うか堅物なのかね。

銀たちがちょうど良い緩和材になっているようで、上手いことバランスが取れている。

 

 

「お、着いたな。」

 

俺達6人は、須美たちと出会った竹林まで戻ってきた。3人はこの先に行けば戻れるのだろう。確証とかないけど。

 

これでお別れかぁ、と言っている友奈を余所に、園子が俺の服を引っ張った。

 

「ねぇねぇもーみん」

「……それ俺?」

「園子アダ名付けるの好きなんですよ」

 

「……あー、なに?」

「皆で写真撮ろ~?」

 

 

えーやだ。 ……と言えたら良かったんだが、この純粋な顔は俺にはキツいぜ。

 

俺は断れず、他の奴等も了承して、集合写真を撮ることになった。

 

 

 

「俺写真に写るの嫌なんだけど」

「とか言いながらちゃんと保存してるのね」

「形だけだ。 」

 

通りすがりの人にスマホを渡して撮ってもらい、6人でデータを分ける。

そこには良い笑顔の5人と、表情筋が死んでる俺が居た。

 

 

「じゃあ、皆またね!」

「気軽には来れないけど、何かあったら頼りなさいな。」

 

「何から何まで、ありがとうございました。」

「じゃあね~!」

 

友奈と歌野、須美と園子が手を振って別れ、銀は俺をじっと見る。

 

 

「……あの、紅葉さん」

「なに」

「また……会えますか?」

「さあ? まあ進学したお前らが讃州中学に来るってんなら、歓迎はしてやるよ。」

 

 

なにしんみりしてんだよ似合わない。

銀の髪を梳すように撫で、ポケットから花の飾りが着いた髪留めをつけてやる。

 

「少しはお洒落しろよ」

「えっ、これって?」

「さっきの依頼者から渡されたんだよ、女の子ならなんか着けろって言ってたぞ。」

 

 

それは牡丹の髪飾りで、灰色に赤が映える。

なんか気恥ずかしくなって銀を竹林に押し込む。

 

「うわっとと、えーっと……じゃあ―――また。」

「おう。」

 

 

名残惜しそうに銀はそう言い竹林の奥に消える。

 

後ろでニヤニヤしてる二人の傷に消毒液を染み込ませる事を心に決めつつ、もう聞こえていないだろうが俺はそれでも……呟くように言った。

 

 

 

 

 

 

 

「―――――『またな』」

 

 





芽吹ちゃんで前後編にしちゃったからって1話に纏めようとしたら結局長くなるとか馬鹿かオメエこの野郎
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