あと、未完成のものを間違って投稿しちゃってたみたいです。すみません
翌日、士は昨日と同じように寺子屋へと向かった。寺子屋に着くと、すでに生徒の馬鹿どもは先についていた
「お、きたか士くん」
慧音が申し訳なさそうな笑顔でこちらに話しかけてきた。
「すまない、本来今日は私の担当の日なんだが……私の知り合いの妹紅という女の子の家に居候ができたらしいんだ。なにやら炎の鳥という共通点が多いらしくて意気投合してるんだが……何やら客人をもてなすようなやり方がわからないらしくて手伝いを頼まれているんだ……あ、よく考えたらこんな事言う必要はなかったな。とりあえず昨日と同じように頑張ってくれ!」
そういうと彼女は空を飛んで行ってしまった。
士はやれやれと言った感じに生徒たちの方へと顔を向ける。昨日と同じように頭の悪そうな顔ぶれだ。
「せんせーおはよー!」
「ああ、おはよう」
チルノが大きな声で挨拶をしてきたので、快く挨拶を返す。憎たらしいが、2日目でもう愛着が湧き始めているようだ。
「ねー!せんせー!」
「なんだ?」
「先生って強いの?」
チルノが笑顔で士が強いのか?という疑問を投げかけてきたので、士は当然こう答えた。
「最強だ。俺が1番強い」
「む!サイキョーはアタイよ!」
「フン、そんなちっぽけな体でなにいってんだ?」
「ぐぬぬ!じゃあ弾幕ごっこしようよ!それで勝った方がサイキョーって事で!」
「弾幕ごっこ?」
「えー?先生知らないのー?弾幕ごっこってのは……大ちゃん!」
「え?あ、うん!えーと先生、弾幕ごっこと言うのはかくかくしかじか……」
大妖精の話よると、この幻想郷には“弾幕ごっこ”というものが存在するらしい。それはここにおいて揉め事などの決着をつけるためによく用いられる方法との事だ。ルール等を整備して、あくまでごっこと位置付ける事により、人間と妖怪のパワーバランスが妖怪側に圧倒的に優位な状況にならない公平なものになっているらしい。
「とりあえず外に出ようよ!」
言われた通り外に出て弾幕ごっこと言うものをやってみる事にした。
「先生から霊力とか妖力とか感じないけど戦えるの?」
「フッ、まあ見とけ……変身!」
士はカードを取り出してベルトに挿入した。いつもの音声が流れ、士の体が鎧に包まれてゆき、ディケイドへと変身した。
「うおおおおお!先生かっこいいい!」
「フッ、当然だ!……ん?」
ライドブッカーを開くと、見知らぬカードが入っていた。裏面には陰陽玉のマークが入っている。そのカードを挿入して使用してみると音声が流れた。
ATACK RIDE! DANMAKUA BATTLE!!
どうやら武器やらカードの効果が弾幕ごっこに対応する程度の威力になったりするようになるカードのようだ。
「よくわかんないけど、アタイがサイキョーだかんね!」
「さあ来い!」
そして次の瞬間、2人の弾幕がぶつかり合った。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「うう〜先生強いよ〜」
「だから言っただろ、俺は強いって」
士は得意げな顔で偉そうにふんぞりかえって
「ぐぬぬ、じゃあどうやったら先生みたいに強くなれるの?」
「そうだな……よく寝て、よく働き、よく勉強して、よく努力する……コレが大事だ!」
半分ほど待たせていないような気がするが、士がそういうとチルノか輝き「アタイがんばるー!」などと叫んでいる。
士たちがワイワイと楽しそうにしていると、そこへ来訪者が現れた。
「あ、咲夜さんこんにちは」
「あら、こんにちは」
大妖精が挨拶をすると、咲夜と呼ばれた銀髪の少女がにこりと笑って挨拶を返してきた。
「こんなに揃って何してるの?」
「アタイたち先生に強くなる方法を教えてもらってたんだよ!」
「先生?」
咲夜がこちらの方を向いた。その瞬間、咲夜の笑顔が崩れ、“敵”を見るような表情に変わる。
「あなたは……世界の破壊者ディケイドですね……?」
咲夜は世界をまわるたび耳にするいつもの同じようなセリフを吐いてきた。
「はあ、この世界でもまたこうなるのか……いや、やっとこうなったと言う感じだな」
「おや、否定しないとは潔いですね。何やら我が館の襲撃事件にも関わっているとか」
「まあ、大体予想がつくが誰にそれを聞いた?」
「鳴滝という方です。あなたがいくつもの世界を破壊してきたと聞きました」
「毎回そう言われる度に思うんだが、どの世界の奴もよくあんな胡散臭いおっさんの言葉を信用できるな」
「今の貴方の異形な姿と人の姿をしているのなら、誰だって貴方を疑うと思うわよ?」
「聞いた話よるとこの世界では異形と言うのが身嗜みとのことだが?」
「問答無用、お嬢様に危害を加えようとした罪……あなたの死でつぐなってもらうわ!」
彼女がそういうと同時に、全身を無数ナイフが襲った。体から火花が散り、士は吹き飛ばされて転がる。
「ぐぁぁ!」
体制を立て直し、立ち上がるも背中の方にナイフの雨が遅いかかる。咲夜は背後、右方、左方、前方、頭上と次々と場所が移動している。ギリギリで交わしながら士は打開策を考える。
「クッ!瞬間移動能力か?……いや」
(よく見ると移動する前と後、咲夜の体制が変わっている…まさか)
「時間を止められるって事か」
「ご名答、よくわかりましたね。しかし、気づいたとて無駄!」
士はライドブッカーから一枚のカードを2枚のカードを取り出し、片方。ベルトへと挿入した。
「こっちだって似たような事ができるぞ」
KAMEN RIDE! B B B BLADE!
ディケイドの体が別の鎧、仮面ライダーブレイドへと変化する。そして士はさらにもう一枚のカードを挿入した。
ATACK RIDE! SCCARABEE TIME!
(確かこの力は時間をとめている間は止まっている敵へと干渉できない。だが、同じく止まっている時間を動ける存在なら…!)
ライドブッカーを銃携帯へと変形させ、咲夜に銃撃する。体に直撃した弾は火花を散って咲夜を地面へと転がした。しかし、士は青ざめる
「や、やばい…生身だった」
とっさに撃ってしまったが相手は10代くらいの少女なのだ、今まで幾ばくもの怪人の命を奪ってきた士も、少女の命を奪ってしまうのは精神的にもダメージが入る。
青ざめて倒れた少女を見ていると、咲夜バッと跳ね起きて体勢を立て直した。
「まさか、同じ力を持つ者がいるとは思いませんでした」
士はわりかし平気そうな姿を見て少し安堵する。よく考えればさっきのチルノもそうだったように、この世界の少女は強いらしい。そもそも時間とめながらナイフを容赦なく投げてくるような少女が弱いはずがない。
チルノがさっき言っていた霊力とやらで体を防護しているのだろうか?
「俺の力じゃないけどな、どうする?続けるか?」
「えぇ、続けましょう。早くあなたを殺してお嬢様のお世話をしないと」
ニコリと彼女がわらい、こちらへと飛びかかってきた。士はやれやれと言った対応で迎え撃とうとする……が、激突する瞬間、横から光弾が飛んできた。
「「!?」」
2人はとっさにそれを躱し、後ろの方へと跳ね退く。その光弾は地面に着弾すると爆発した。
「ご機嫌よう諸君。我がフリーズの味はどうだね?」
士と咲夜がその声の音源へと視線を向ける。そこにいたのは毒々しい紫の配色、触れる者全てを傷つけそうなトゲだらけの甲殻、殺意に満ちた右腕の針を持った怪人、カッシスワームだった。