腐敗公の嫁先生~人外夫をうっかりTSさせまして~【完結】 作:丸焼きどらごん
二章までのざっくりキャラクター紹介です。
■リアトリス・サリアフェンデ
主人公。24歳。
宮廷魔術師として出世街道を進んでいたが、上司(王族)をぶん殴ってその道は潰える。
処刑代わりに腐敗公という大魔物への生贄とされたが、交戦の末、リアトリスの突飛な行動から思いがけず意思疎通に成功。腐敗公が膨大な魔力の使い方も知らず一人ぼっちでうだうだ落ち込みながら過ごしていると知るや、その魔力の使い方を教えるから代わりに自分に相応しい夫になることを要求。嫁兼魔術の先生となった。
授業のために接し易い姿にしようと人化の術を試みるが、疲れていたことと「旦那とかはいらんから可愛い娘が欲しいな」という欲望がだた漏れた結果、腐敗公をうっかり理想の旦那でなく理想の娘の姿にしてしまう。
自信家で短気。遠方からの攻撃魔術や魔術そのものの開発が得意。だがもとからの身体能力と師匠の教育方針もあって、格闘による接近戦も強い。
宮廷魔術師時代は魔将(魔術師が賜る将軍位)として銀鱗の魔将、もしくは銀麗のリアトリスの名で呼ばれていた。銀の鱗を纏う竜を具現化させる固有魔術を使用することが二つ名の由来。
服のセンスが恐ろしく無く、自分で選ぶと悲惨なことになる。
くすんだ色合いの金髪に薄青い瞳。魔術師としての名を賜る前の本名はリーア。
■腐敗公ジュンペイ
何もかもを腐らせる体を持つ巨大なヘドロ状の魔物。青色の大きな単眼を有する。その体は大地をも腐らせ溶かし陥没させてきた。世界の三分の一を占めるその毒の沼のような大地は不朽の大地と呼ばれている。しかし自らの意志ではなく、生まれついての性質。本人ではどうにもならない。
腐敗公の名は魔族の王に一方的に贈られた呼び名で、ジュンペイは魔術師として名づけも得意なリアトリスが直感でつけたもの。その名前の響きから、元聖女であるユリアに自分と同じ世界からの転生者なのではないかと言われている。
精神性は幼く、寂しがりやでやや乙女思考。しかし自分が雄であるという自覚はあるらしく、人化で少女の姿にされたことにショックを受けていた。人になれてきてからは常識的かつ突っ込み気質な面も見えてきたが、長年敵対視され襲撃を繰り返されてきたため、敵と認識したものへの対応は冷酷で淡白。命を屠ることに躊躇はない。途中人間に対しては対話を試みる意志を見せたが、脅威度によっては容赦なく撃退の意志を見せる。
あくまで本体は巨大なヘドロの魔物のままであり、少女の姿は分身体を変化させたもの。術者はリアトリスであり、一度固定されると同じ術者では別の姿に変えられない。
魔力量こそ膨大だが、それを操る術はもっていない。リアトリスに相応しい夫になるため、本体を含めて人化し本当の意味で忌々しい体と大地から自由になるため魔術の習得を目指している。
人の姿は蜂蜜色の巻き毛に鮮やかな碧眼を持つ美少女。
■ユリア・ジョウガサキ
魔王を倒すために大国ルクスエグマにて異世界から召喚された少女。
聖女と呼ばれ、魔族に対する威力の高い聖女としての力を操り仲間と共に見事魔族の王の一人を倒す。が、その後信じていた仲間に裏切られ、有益な処分の仕方として腐敗公の花嫁(リアトリスの翌年の花嫁)にと腐朽の大地に送られた。リアトリスが腐朽の大地の生活で使用していた生命樹のおかげでなんとか生き延びているところを、一時帰還したリアトリスとジュンペイに発見され一命を取り留める。その後リアトリスに誘われて旅の仲間に加わった。
裏切られたことで男嫌いに。その反動もあるのか、一緒に行こうと手を差し出してくれたリアトリスに恋心のようなものを抱いている。清楚系だが、押しが強くて強か。元の世界ではそこそこオタクだったらしく、サブカルや神話系に詳しい。
長い黒髪に焦げ茶の瞳。
■オヌマ・アマルケイン
リアトリスの魔法学校での同期。アリアデスに弟子入りしようと他の弟子入り希望者と競い合ったが、文字通りの意味でリアトリスに蹴落とされた。
気が良く面倒見もいい男だが、やや無神経かつ大雑把。リアトリスにたかられても金を貸すあたり懐は大きい。実家は裕福らしいが、小さな漁村で悠々自適に暮らしている。
ぼさぼさの藍色の髪によれた服と、ぱっと見だらしない。
■アリアデス・サリアフェンデ
元宮廷魔術師長。リアトリスの魔術の師であり、弟子となったリアトリスに魔術師として新たな名と自らの家名を授けた。
八十一歳になる老体だが、日々研鑽しており鍛え抜かれた筋肉に覆われた巨躯を持つ。住居は切り立った断崖の上。上半身はいつも裸で、体中に魔術由来の文様が刻まれている。
うねりの強い白髪を一つに束ね豊かな顎鬚を備えているため、顔だけ見れば普通に賢者。体とセットで見るとどこぞの部族の戦士。
弟子に対しては肉体言語を用いることも多いが、基本的には理知的な人。
■シンシア・サリアフェンデ
アリアデスの孫。祖父と共に暮らしている。リアトリスやオヌマとは魔法学校の同期で、リアトリスの数少ない友人である少女。おっとりしており、使い魔を生み出す魔術に長けている。アリアデスの館の家事を切り盛りする使い魔は全て彼女謹製。
赤紫色の髪を結いあげており、紫色の瞳を有する。
■エニルターシェ・デルテ・アルガサルティス
リアトリスがぶん殴った元上司。殴られたことに対して本人は特に気にしておらず逆にリアトリスを気に入っているが、公私をはっきり分けるタイプなので王族のけじめとして処罰を下した。
アルガサルタの第四王子であり、巷では自ら魔族との戦場へ赴く勇敢な王子として人気。が、その実態は魔族の肉を好んで食する特殊性癖者。直属の部下をして扱っていたリアトリスに魔族を食するための加工、処理などをさせており、徐々に彼女にストレスを溜めさせた。本人に特に悪気はないがその分たちが悪い。
人脈も広いらしく、ルクスエグマの王子にリアトリスと共に行動するユリアの事をリークしたのもこいつ。アリアデスが宮廷魔術師をやめた後、彼の弟子であるリアトリスに興味を持ち、その実力を知ると魔将の地位を授けた(裏から根回ししたのでリアトリスは今まで知らなかった)。
鮮血の様に赤い髪と瞳を持つ。
■ヘンデル・クロッカス
エニルターシェの側近。リアトリスを生贄として腐朽の大地へ運ぶ役目も任されていた。
鳥の使い魔を操る情報収集に長けた男。エニルターシェの命で使い魔を使を用い、リアトリス達を途中まで追跡していた。
■アッセフェルト・ダイナー
ルクスエグマ魔戦騎士天馬隊隊長。魔王討伐にも参加したユリアの元仲間だが、他の者同様にユリアを聖女と持て囃し甘い言葉を吐きながら、その裏で異質な化け物として疎んでいた。
腐敗公の花嫁として捧げたユリアが生きて腐朽の大地の外に居ると知り、再度生贄にするためにアリアデスの館に来ていたユリアを襲撃。しかしジュンペイの魔術実践練習相手として返り討ちに遭う。
レーフェルアルセの戦士三人組
■女戦士エルーザ
■魔術師バーティ
■剣士ドイス
腐敗公の移動を察知し、自分たちの国がこれ以上面積を狭めないようたった三人で討伐隊を組んで腐朽の大地に戦いを挑みに来た。説得され、リアトリス達を伴ってレーフェルアルセへ案内することに。エルーザはレーフェルアルセの将軍を父に持つ。
リアトリスの家族
■妹:ルーカ:お調子者。順応力が高く社交性がある。調子も要領もいい。
■母:エリル:本編名前未出。懐が大きく大体の事は受け入れる。
■父:アドソン:寡黙で独特のペースを維持しており、それはなかなか崩れない。
リアトリス曰くわりと適当でふわふわしている家族。ジュンペイの事も娘の旦那として受け入れた。