艦これ がんばれ鯉住くん   作:tamino

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なんとついに100話です。
週に1.5話投稿とかいう謎過ぎるハイペースだったことが判明し、のんびり投稿とはなんだったのか……となっています。

このままだと終わるの150話くらいになるのかなぁ……日常回次第で伸びそうだけど。
もっと早めにキレイに終わらせたいとは思いますが、グダグダしてしまったら申し訳ない。

これからもよろしくお願いしますm(__)m




応急修理要員について

この世界では応急修理要員は使い捨てでなく、そういう技能をもった妖精さんだと思ってください。
だから装備してる限り何度も効果が発動します。
なかなかありがたい存在ですね。

とはいえ疲労や熟練度のようなものはあるらしく、1日に最大3回までしか効果を発動させることができません。回数には個体差があるみたいです。
そして効果が発動しても、制服艤装バリアが復旧してない大破状態、航行に必要な燃料のみで復活します。ですので継戦はまず不可能です。

ですので、応急修理要員頼りの無茶な進軍なんてのは出来ません。
そもそもそういった作戦をとろうとする提督の元には、彼女たちは現れないようです。



あと今回は修羅の国での出来事なので、「残酷な描写」タグが適用されます。
そういうシーンは避けるようにしてますが、どうしても今回だけは。
せっかくの100話がこんな感じってのはなんだかなぁ……



第100話

大発動艇で約2日、一行は佐世保第4鎮守府へと到着した。

常時最大船速とはいえこのスピード。途中給油もしているというのに早すぎる。

 

そう思って川内さんに確認してみたところ、色んな技術をぶち込んだ結果スペックが大幅にアップしたとのこと。

彼女はそういった事にそこまで詳しくは無いようなので、「やたらスゴイ」ということくらいしか伝わらなかったが、こちらも門外漢なためそれで十分である。

 

航行中の寝食に関しては、備え付けてあった寝袋と缶詰で凌ぐこととなった。

食べ損ねてきた足柄さんと秋津洲の料理が恋しくなったが、こればかりはどうしようもない。缶詰は缶詰で美味しいし。

それとトイレは備え付き。トイレ休憩は必要ないつくりである。

 

ちなみに艦娘の皆さんについては食事睡眠共に問題なしとのこと。

2日くらいなら平気らしい。

とはいえそれが辛くないというワケではないらしいので、一緒に缶詰め食べたり、眠くなったらごろ寝したりしていた。

 

……神通さんに限ってはそうでなかったが。

だって彼女起きても寝ても、ずっと大発動艇運転してるし、こっちが食事してる時でも「必要ないです」と言いながら運転してたし……バトルジャンキーは伊達じゃない。

 

 

 

・・・

 

 

 

「あぁ……なんか久しぶりだなぁ……この胃が引き締まる感じ……」

 

「胃? 引き締まるって言ったら、普通は身じゃないの?」

 

「普通ならそうですけどね、川内さん……胃が痛くなるとも言える状態ですので……」

 

 

身も心もとんでもなく絞られた場所だけに、当時の思い出がフラッシュバックしては胃をキリキリと痛めつける。

それは天龍龍田姉妹も同様のようで、すごく切ない表情をしている。

 

 

「お、俺もちょっと気分が……」

 

「わ、私もちょっと眩暈が……」

 

「ふたりとも、何か言いましたか?」

 

「「 何も言っておりません!教官! 」」

 

 

ふたりには弱音を吐くことは許されていないらしい。

かわいそう。

 

 

「み、皆さんそんなに辛そうにしなくても……

川内型の皆さんとは普通に接することができてますし、そんなになるほどでしょうか……?

確かに結構、いえ、かなり変わったところはありますけど……」

 

「夕張……それは川内さんたちが、全然本領発揮してないからなんだよ?

彼女たち、まだ本性の1%くらいしか出してないから……」

 

「そ、そうなんですか?」

 

「まぁ嫌でもわかるよ……」

 

「あー!本性とか人聞きわるーい!

いくら龍ちゃんでもそういうのメッ!だよ!

アイドルには裏も表もないんでーす!」

 

「那珂さんは逆に、常にそのテンションなのが異常なんですよ……」

 

 

不安そうな顔をしている夕張には申し訳ないが、フレンドリーな気持ちでここに足を踏み入れるというのは、飢えたライオンの群れに武装無しで飛び込むようなものなのだ。

ちょっとでも事前に脅かしておいて、身構えさせなければならない。

この魔境では、いついかなる事態が起こるとも知れないのだ。

 

 

……なんて考えつつ鎮守府棟に向かっていたら……

 

 

 

 

 

……メキョッ!!

 

 

 

……ボグウッ!!

 

 

 

 

 

そこまで遠くないところ……海の方角から、非常に鈍い音が聞こえてきた。

 

 

「うわぁ……言ってる傍から……」

 

「な、なんですかこの音!?

普段全然聞かないような音なんですけど!?」

 

「あー、今の時間は演習してる頃合いだからねー。

今日はどんなメンツなのかなー?」

 

「え、演習っ!?演習で聞こえる音じゃないんですけど!?」

 

「この打撃音は武蔵さんですね」

 

「え!?な、なんで音だけで……!?」

 

 

よりにもよって、演習中に訪問してしまったらしい。

ここの演習は下手なスプラッタ映画よりもよっぽどスプラッタなので、できることなら関わりたくない。

天龍龍田姉妹も先ほどの音でトラウマを呼び起こされたのか、口を堅く結び、必死で震えを抑えている。

 

音だけでここまで驚いていては、実際光景を目にした瞬間に失神不可避である。

そういうことで夕張に覚悟を決めるよう言葉をかけようとしたところ……

 

 

 

 

 

……ヒュルルルルルッ……

 

 

 

……ズドオォォォンッ!!

 

 

 

グシャァッ!!

 

 

 

「ヒイッ!?」

 

 

目の前に人型の物体が吹き飛ばされてきた。

 

 

「キ、キャアアアァッ!!

う、腕が……脚が……変な方向に……!!

ほ、骨まで見えて……!!」

 

 

 

 

「あ、あと少しで……沈められたの……に……ガハッ!」

 

 

 

ビシャァッ!

 

 

 

「ヒ、ヒイイイッ!!

口から血がっ!血があああっっ!!」

 

「うえっ……久しぶりに見るけど、やっぱりキッツい……

夕張、落ち着きなさい……大丈夫だから……」

 

「怖いよおおおっ!!師匠ぉっっ!!」

 

「よしよし……怖かったねぇ……大丈夫だからねぇ……」

 

 

吹っ飛ばされてきた物体は、重巡洋艦・妙高型1番艦『妙高改二』だった。

どうやら演習で殴り合いの末に敗北し、吹っ飛ばされてきたらしい。

今の彼女はちょっと直視できない。暫く肉が食べられなくなっちゃう……

 

あまりの恐怖でガタガタ震えながらしがみついてくる夕張を抱きしめていると、エライことになってる妙高さんのカラダから光が溢れ始めた。

 

 

 

ピカーッ!

 

 

シュウウゥゥ……

 

 

 

応急修理要員が発動。あれだけ酷く損傷していた肉体が元に戻る。

とはいえ制服については、そのまま据え置きで血だらけボロボロなのだが。

 

 

「……ふぅ。残念。負けてしまいましたね」

 

「お疲れさまー、妙高さん!」

 

「……あら、あなた達……帰ってきていたのですね」

 

「たっだいまー☆

那珂ちゃんたちはぁ、たった今帰った、と・こ・ろ!」

 

「そうでしたか。

……あら、鯉住さんに天龍、龍田もお久しぶりです。壮健そうで何より」

 

「こ、こちらこそお久しぶりです」

 

「「 お久しぶりです!妙高教官! 」」

 

 

さっきまでの震えがウソのように、ビシッと敬礼するふたり。

ふたりには怯えることすら許されていないらしい。

本当にかわいそう。

 

 

「良い返事ですね。

……では私は演習終了後の挨拶に戻りますので、失礼します」

 

「妙高さん、今日はどのような組み合わせだったんですか?」

 

「内容に興味があるなら神通もいらっしゃい。

あとのことは川内と那珂に任せておけば問題ないでしょう」

 

「それではお言葉に甘えて。

川内姉さんに那珂ちゃん、龍太さんの案内、任せますよ」

 

「オッケー!おねーちゃんに任せなさいっ!」

 

「那珂ちゃんもお仕事頑張りまーす!」

 

「ありがとうございます。それでは」

 

 

ペコリとお辞儀をし、妙高さんと一緒に海へ出ていく神通。

 

なんかとんでもない一連の流れだったが、彼女たちにとっては日常なのだろう。

まったくもって平常運転だ。

 

もちろん鯉住君側はあんなもの見て平常運転なんてできっこない。

夕張はボロボロ泣きながらしがみついているし、天龍龍田姉妹は当時の感覚を思い出したらしく、「明日は我が身」とばかりにガタガタ震えている。

 

 

「それじゃ泊まってもらう部屋まで案内するからねー!

私達に着いてきて!」

 

「はひ……」

 

 

 

・・・

 

 

宿泊部屋にて

 

 

・・・

 

 

 

「「「 …… 」」」

 

 

男女別の宿泊部屋まで通された一行は、ひとまず女性部屋に集合した。

川内は「何かあった呼ぶから、それまで自由にしててねー。部屋はここ使っていいからさ!」なんて言ってたので、しばらくどう行動するかの話し合いだ。

 

しかし誰からも言葉が出てこない。

さっきの衝撃体験で、夕張は此処がいかに恐ろしい場所か痛感し、鯉住君は研修で散々な目に遭ったことを思い出し、天龍龍田姉妹はこれから自分たちに起こる惨劇を想像して、誰も言葉を発することができなくなってしまったのだ。

 

……とはいえ、無策で言われるがまま動いていたら、それこそとんでもないメンタルブレイクに遭遇しかねない。

 

皆一様に重くなった口を開き、会議を開始する。

 

 

「……えーですね……自由にしてていいと言われましたが、出歩きたい人はいますか……?」

 

 

誰も微動だにしない。

 

 

「ですよね……外にはレ級がウロウロしてますし、提督もそれでいいと思います……」

 

「……え……?

レ級って、あの戦艦レ級ですよね……?なんでレ級が鎮守府内に……?」

 

「ここではペットとして飼ってるから……

あ、性能や性質は普通のレ級とそんな変わらないから、出会っても話しかけないように」

 

「ひええ……」

 

「もし絡まれても、どこかしらからここのメンバーが出てきて止めてくれるから、命の危険とかはないんだけどね……」

 

「もうやだよぉ……おうち帰りたいよぉ……」

 

「くじけないで……夕張は俺とずっと一緒に居よう……」

 

「うぅ……ありがとうございます……ししょぉ……」

 

 

心がポッキリ折れちゃった夕張をひとりにするわけにはいかない。

流石に寝室は分けるが、それ以外は一緒に居るようにする。

 

気持ちは痛いほどわかるもの……俺も研修で最初のうちは、そんな感じだったなぁ……

 

 

「それで天龍と龍田は……」

 

「怖えよ……怖えよ……グスッ……」

 

「スイマセンスイマセンスイマセン……ヒック……」

 

「ダメみたいですね……」

 

 

ふたりとも半泣きになっている。

教官が神通さんって聞いて悪い予感しかしていなかったのだが、その予感通りふたりとも相当激烈な研修を経験してきたようだ。

 

なんとかしてやりたいのは山々だが、わざわざ神通さんがふたりを名指しで連行した以上、何が起こるかは火を見るより明らかだろう。

 

 

「多分ふたりには、鍛え直しとか実力再確認とか、そういったことが待ち構えていると思う……

俺じゃあの人たちは止められないから、申し訳ないけど、助けてやることができない……本当に申し訳ない……」

 

「いいんだ……提督は悪くねぇよ……

俺たちがまた死ぬ気で乗り切れば済む話だしよ……」

 

「実際何度か死んじゃうと思うけどね~……

さっきの妙高教官みたいに……あはは……」

 

「強く生きて……!!

時間がある時には必ず俺のところまで来て、何があったか報告するように……

そうすれば少しは気持ちも落ち着くはずだろうから……」

 

「ありがとな、提督……あの時とは違うもんな、今は提督がいるもんな……」

 

「そうね、提督がいるもの……

いくら斬られて轟沈しても、一晩で持ち直せるかもしれないわぁ……」

 

「ホントゴメンな……!頼りない提督で……!」

 

 

完全にお通夜状態になってしまった一行であるが、時間は待ってくれない。

これからの行動方針をまとめていく。

 

 

「それじゃ、なにかあった時以外は原則自室待機で。

食事や入浴については仕方ないから、なんとか頑張って交流していこう。

いざという時の覚悟を決めて話をすれば、大丈夫だから……

なんだかんだ言って皆さん真面目で優しいから……

ただちょっと行き過ぎちゃったり、常識がバグってたり、強さが大概なだけだから……

油断しないでフレンドリーに接していこう。

困った様子なら、俺も極力助け舟出していくから……」

 

「「「 はい…… 」」」

 

 

とりあえずこれでいいだろう。つーかこれが限界。

夕張は自分が一緒になって交流させてやれば、少しは落ち着くはず。

天龍龍田姉妹はあちらさん次第だが、こまめにメンタルケアをしてやれば、なんとか持ちこたえてくれるはず。

 

キミたちのこと、信じてるからな……!!

 

 

話が一段落し、少しだけ緊張が解けた。

 

……と思ったら……

 

 

 

 

 

バタァァンッッッ!!!

 

 

 

 

 

「「「 !!!??? 」」」

 

 

 

ものっ凄い勢いでドアが開き、ここの主力のひとり、戦艦・大和型2番艦『武蔵改』が乱入してきた。

 

 

「ハハハハアァッ!!!待ちかねたぞォッ!!

わかるかこの気持ちッ!?貴様に連絡を取ってから、半年以上だッッ!!

なあぁーーーッッッ!!?」

 

「キャーーーッッ!!」

 

「天龍と龍田もずいぶん実力が上がったようだなッ!!

神通のヤツがどれだけ強くなったか確かめると、気合を入れていたぞッ!!

そして……フムフム!!貴様が鯉住殿の弟子かっ!!

そんなに驚くな!!敵襲でもあるまいしッ!!」

 

「む、武蔵さんっ……!!お願いだからノックしてっ……!!」

 

「堅苦しい事を言うなっ!!私とキミの仲だろう!?

では時間が惜しい!この武蔵の艤装をさっさとメンテしろ!!」

 

「いやそんな急に……!!」

 

「つべこべ抜かすな!!そらっ!!」

 

 

ガシイッ!!

 

 

「うおっ!」「キャッ!」

 

 

米俵を担ぐように、両肩に鯉住君と夕張を担ぎあげる武蔵。

人ふたり分だというのに、猫でも持ち上げるかのようにあっさり担ぎ上げた。

 

 

「ハハハハァッ!!

天龍に龍田よ!!貴様らの提督は借りていくぞッ!!」

 

「「 は、はひ…… 」」

 

「それと神通から伝言だ!!

『今から1時間後の11:00に演習場に集合』!!伝えたからなッ!!」

 

「「     」」

 

「ではさらばッ!!」

 

 

 

バタンッッッ!!!

 

 

 

「「 …… 」」

 

 

 

やっぱり駄目かもしれない……

ラバウル第10基地組の心は、例外なく不安な気持ちでいっぱいなのだった。

 





佐世保第4鎮守府メンバー紹介・大型艦特殊艦編




正規空母・赤城改


鎮守府最古参のうちのひとり。
秘書艦は彼女が務めることが多く、あまりにも加二倉提督が執務しないことに対して、しばしば頭を悩ませている。

戦闘力は正規空母の中でナンバーワン。
普通の赤城は4スロット82機だが、ここの赤城は実質24スロット82機。
通常の空母であれば、4部隊(4スロット)を同時運用するだけでもかなりの熟練を必要とするのだが、彼女はその6倍の部隊を操縦することができる。しかもとんでもない精度で。

本土大襲撃の際には駿河湾の守りを任され、ひとりで300を超える深海棲艦を撃沈した。

趣味は食事と運動。
特に最近はボルダリングにはまっており、鎮守府周辺の崖を使って壁のぼりを楽しんでいる。
鯉住君もたまにご一緒させてもらっていた。





軽空母・龍驤改二


この鎮守府で最古参のうちのひとりであり、上位の実力者。
大概な指示を出す加二倉提督に、ここまで嬉々として着いてきた怖い人。

強くなることに対しては人の何倍も貪欲であり、「赤城や加賀には負けへん」というのが口癖。

艦載機搭載数では正規空母に敵わないため、部隊数を増やす(スロットを増やす)ことによって、その差を埋めることに成功した。
しかし当然の権利の如く、同鎮守府の赤城もその境地に達したため、今度は艦載機にプラスして式神を使って戦うバトルスタイルを確立した。
戦闘技術なら他の追随を許さない。

夜間は他の空母(一部除く)同様、艦載機の発艦は不可能なのだが……
彼女は式神なら飛ばせることを活かして戦闘することができる。
式神として使用するのはコピー用紙であり、通常使いには再生紙、やる気がある時には上質紙、本気モードの時にはインクジェットプリンタ紙を使用する。

趣味は式神づくりと書道。
そのバトルスタイルと、この鎮守府のメンバーにしては外への露出が多いことから、『紙剣(カミツルギ)の龍驤』という異名で呼ばれている。





戦艦・武蔵改


世界でただ一隻の大和型戦艦『武蔵』であり、その存在は隠すようにと上から言われている。
そのため基本的に担当海域から外に出ることができず、鬱憤がたまりやすい環境となってしまっている。

戦闘力も戦闘センスも大和型の名に恥じぬもの。
超長距離砲撃、ミドルレンジでの主砲連撃、近接戦での殴り合いと、まったく隙が無い。姫級6隻をひとりで潰したこともある。その時は小破した。

駆逐艦連中から物凄く懐かれており、暇つぶしも兼ねてよく一緒に遊んであげている。意外と面倒見が良い。

趣味は演習と出撃と訓練。
特殊兵装は、指貫グローブ・『大戦艦グローブ(清霜命名)』。
無数の深海棲艦の血を吸い過ぎたせいで、現在は妖グローブと化している。





重巡洋艦・妙高改二


鎮守府の財布のひもを握る会計係で、よく言えば倹約家、悪く言えばドケチ。
資材の消費を抑えるように、常にメンバーを啓蒙している。

優秀な事務員さんというよりは、断捨離がメッチャうまい人。
余計なものはバッサバッサと切り捨てていく。
その徹底っぷりは、大本営からの指令でも、必要ないと判断したら切り捨てるほど。ここだから許される暴挙である。

当然戦闘力も高い。
弾薬の無駄遣いを毛嫌いしているだけあって、無駄な攻撃はしないよう心がけている。
その結果、彼女の砲雷撃は百発百中の精度まで高まっており、攻撃のすべてをクリティカルヒットさせることができる。
最近は近接戦なら弾薬を使わなくて済むと気づき、そちらに戦闘スタイルをシフトさせた。貫手や手刀が得意。

趣味は家計簿をつけることと、鎮守府内の掃除。
特殊兵装は、皮手袋・『すべすべグローブ(清霜命名)』。
無数の深海棲艦の血を吸い過ぎたせいで、現在は妖手袋と化している。





重巡洋艦・那智改二


この鎮守府屈指の常識人にして、唯一の異動経験者。戦闘の天才。
元居た鎮守府では、その苛烈な性格と比類なき戦闘センスから、周りと足並みをそろえられず、うまく活躍できなかった。

ある時龍驤にその能力を見いだされ、更なるバトルフィールドを求め、佐世保第4鎮守府に異動してきた。
しかし異動先はとんでもない魔境であり、自分が井の中の蛙だったことを痛感することになった。

得意なのは索敵と対空。天龍の対空の師匠でもある。
実際鎮守府内で対空に関しては、彼女がナンバーワン。

趣味は花壇の水やりと飲酒。
鯉住君はよく彼女に付き合い、愚痴を聞いていた。


参考までに……


異動前の彼女の発言一例

「撤退だと!?馬鹿を言うな!中破艦の3隻や4隻、なんだというのだ!」
「この那智が居るのだぞ!?どの海域だろうが問題ない!何故強気に攻めないのだ!?」
「周りを置いていくなだと!?この程度の行軍に着いてこれない方がどうかしている!」


異動後の彼女の発言一例

「頼むから撤退してくれ!もう弾薬が残ってないだろうが!何が『問題ない』だ!?」
「いくら歯向かったからといって、その仕打ちは惨すぎるだろう!?やめてやってくれ!」
「ま、待ってくれ!タービンがイカれてしまう!なんで貴様等はそう平然としているんだっ!?」





水上機母艦・瑞穂改


元水母棲姫。香港で無自覚ながら海域ボスをやっていた経験を持つ。頭蓋骨愛好家。
中国海軍と佐世保鎮守府合同の討伐作戦で敗北。加二倉提督に一目惚れして転化した経緯がある。

戦闘性能はバグっているといっても過言でない。
わかりやすく言うと、ペットとして飼っている戦艦レ級flagshipの完全上位互換。ずっと瑞穂のターン。

口調はとっても優雅なもので、挙動もゆとりを感じるもの。
さらにお姫様気質なので、身の回りのことは誰かに任せていくスタイルをとる。
鯉住君はよく彼女の身の回りの世話をさせられていた。

ただし性格は非常に好戦的なため、ギャップがすごいことになっている。

趣味は手品と頭骨収集。
愛用の三方を使った手品で、色々なものを出すのが得意。
鼻歌で『オリーブの首飾り』を口ずさみながら、楽しそうに手品する。
月一ペースで開催する手品披露会は、駆逐艦たちに大人気である。





揚陸艦・あきつ丸改


日本海軍において非常に珍しい陸軍所属船の艦娘。
一応まるゆもいるが、戦闘要員としては唯一。

主なお仕事は、川内同様に諜報活動と特殊任務。
川内が隠密行動を得意とするのに対し、あきつ丸は拠点強襲や部隊を率いてのゲリラ戦を得意とする。
憲兵強襲部隊で陣頭指揮を執ることもある実力派。

海よりも陸での戦闘が得意という珍しい船だが、もちろん通常の艦娘としての戦闘もばっちりこなす。

走馬燈を使った影の実体化技術は唯一無二のもの。
戦闘用の技術ではあるが、趣味としても走馬燈の影絵芝居を楽しんでいる。
月一ペースで開催する影絵芝居披露会は、駆逐艦たちに大人気である。

趣味は出撃と特殊任務と影絵。
特殊兵装は、影槍・『くろとんぼ(清霜命名)』。
無数の深海棲艦の血を吸い過ぎたせいで、現在は妖槍と化している。



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