艦これ がんばれ鯉住くん   作:tamino

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今回の会議の議題一覧


 済・本題……呉第1鎮守府・間宮とラバウル第10基地・伊良湖による艦娘用甘味の生産工場建設と運用について

 

 済・副題1……加二倉中佐による欧州遠征の結果報告(非公開情報)

 済・副題2……一ノ瀬中佐、加二倉中佐、三鷹少佐のそれぞれが上げた功績に伴う昇進について

 副題3……白蓮大将による鉄底海峡の不可侵領域攻略作戦と大規模侵攻の兆候について

 副題4……鼎大将による沖縄沖からフィリピン海にかけての大規模侵攻の兆候について

 副題5……三鷹少佐による北方水姫の迎撃作戦の結果と彼女の転化について

 副題6……一ノ瀬中佐による各地大規模侵攻に対する人員再配置案について

 副題7……伊郷元帥と鼎大将による深海棲艦の正体予想について


 今回は副題3です




第150話 副題3

 まさかの何階級かすっ飛ばしての昇進に驚かされる面々ではあるが、まだまだ会議は続く。

 次の議題はラバウル基地全体で臨む大掛かりな作戦、『鉄底海域の不可侵領域攻略作戦』について。

 

 これについては同基地のトップである、ラバウル第1基地所属・白蓮大将から説明がなされるようだ。

 間宮からマイクを受け取った白蓮大将が、よっこらせとつぶやきつつ起立する。

 

 

「あー、あー、マイクっつーのはいつまでも慣れねぇな……まぁいいか。

今からウチの基地でやろうとしてる作戦のアレコレについて説明する。わかんねぇところがあったら遠慮せず聞いてくれ。まずはアレだ、手元の資料開いてくれ」

 

 

 白蓮大将に促され、レジュメを開く面々。高雄がまとめたとってもわかりやすい資料に目を通していく。

 

 

「まずはアレだな。なんでこの大事な時期に攻勢掛けようとしてるか、ってーとこだな。

鼎のじっさまや元帥殿も言ってるが、敵さんは今こっちに大規模攻勢をかけようとしてる……っぽい感じがする。敵艦隊の配置がおかしくなってたり、輸送艦の数がやたら増えてたり、とかな。なんかアイツら動いてんだよ。

俺達には海の上のことはわかっても、海の下のことはわからねぇ。見える情報だけで判断したら足元を掬われかねん。

海の上の動きで俺たちの動向を縛ろうって考えがあるのかもしれねぇから、対応した作戦打つような博打はできねぇし、そもそもそれを考えられるだけ頭が回る知将がいるのかもわかんねぇ」

 

 

 つまりは、深海棲艦側の情報がほとんどない現状では何も手が打てないということ。

 できることと言ったら、攻勢に備えて哨戒や防衛にチカラを入れることくらいか。

 

 それくらいのことは、この場に集った面々はわかっている。

 白蓮大将の説明を確認した参加者たちは皆、うんうんとうなづいている。

 

 

「ま、そういうことで、俺たちから積極的な動きは取れん。とはいえだな、これも重要なことだが、後手に回るのは戦で最もやっちゃならねぇことだ。

いくら戦力差があろうが、奇襲一発決まりゃあ平気で負ける。桶狭間やらアルプス越えやら剣閣迂回やらなにやらな。

最近じゃあ本土大襲撃があったな。そこの一ノ瀬の嬢ちゃんの機転と勘働きがなけりゃ、日本は終わってた」

 

「そんなに持ち上げないでくださいよ。できることやっただけなんですって」

 

「へぇへぇ。天才肌はみんなそう言うんだよ。

大将からのありがたい言葉なんだから、おとなしく受け取っとけよ。英雄様」

 

 

 こんな重要な場で持ち上げられて苦笑いを浮かべる一ノ瀬提督。

 実は彼女が白蓮大将の言葉を遮ったのは、隣でこれまた苦い表情を浮かべている鳥海のためでもあったりする。

 

 一応転化体のことは秘密になっているため(この場のメンバーはほとんど知ってることだが)、白蓮大将はわざわざ鳥海が主犯だとは言わなかった。しかし当然ながら一ノ瀬提督と現鳥海の関係性を彼は知っている。

 知っていて、しかも鳥海のひたすら負けず嫌いな性格まで知っていて、さっきの話題を出したのだ。流石デリカシーを気にしない白蓮大将と言ったところか。

 

 そんな煽り発言のせいで一ノ瀬提督側からじっとりした視線を受けつつ、白蓮大将は一切気にせず話を続ける。

 

 

「ま、そういうわけでよ。俺たちは後手に回れねぇんだよ。

ついでに言うと、攻略予定海域の動きもだいぶキナ臭くなってんだ。無策で居たら最悪ラバウル基地壊滅もありそうだ。

まーそう考える根拠って言われると、大部分が勘だからハッキリとは言えねぇんだけどよ」

 

 

 白蓮大将が肝心な部分を勘の一言で済まそうとしていたところ、それはマズいと感じたのか、隣にいた秘書艦の高雄が挙手。話に割って入る。

 

 

「すみません、ラバウル第1基地で秘書艦をさせていただいている高雄です。今の話の補足をさせていただきますわ。

たった今、提督は勘だと言って済ませようとしましたが、一応の根拠はあります。お手元の資料、23ページの中段をご覧ください。

……よろしいでしょうか。その部分に目を通していただけますとわかりますが、ラバウル基地内での敵戦力の偏りが見られます。

具体的には、鉄底海峡の南に位置する鎮守府での敵艦隊の動きが緩慢になっています。対して西側の鎮守府では戦力の増強が確認されています。これらの動きには何らかの意図があると考えました」

 

「色々考えられんだけどよ、多分『溜め』じゃねぇえかと思うんだよな」

 

「ちょっと提督……話の途中ですから、口を挟まないでほしいですわ。ハァ……。

……とにかく最終的な結論としましては、今提督が口にした『戦力増強のための一時的な戦力変遷』であると仮定しました。

他にも『こちらの侵攻を誘う策』『深海棲艦の出現が抑えられた』『縄張りの位置が変わる兆候』など……考えられる可能性は色々とありますが、戦力増強中だと仮決めして動くのが、一番固いということで」

 

「ま、楽観視せず手をこまねいて見てるわけでもなく、ってなったら、そういう前提で動くのが一番ってこった。高雄、ご苦労さん」

 

「ハイ。口出し失礼いたしました」

 

「つーわけだ。抑えるので手一杯なヤツらがパワーアップなんて考えたくもねぇ。

ヤツらのなんかの準備が整う前に、さっさと叩く。今回の作戦はそーいうモンだ。

概要としちゃあそんなとこだな。ここまででわかんねーとこあるヤツはいるか?」

 

 

 会議が始まるまでの待ち時間で大半のメンバーはレジュメに目を通していたため、ここまでの話は予習済み。白蓮大将と高雄の説明がスッキリしたものだったこともあり、特に誰も反応せず。

 

 

「うし。無いようだから進める。

でだ、その抑えるだけで手いっぱいな奴らをどう潰すかだが……それについてはウチでやる。あそこにはちょっとした因縁もあるんでな。落とし前つけさせてもらうにはちょうどいい機会だ」

 

「白蓮大将。その方法は」

 

「ああ、元帥殿。当然勝算はあります。

まずひとつに、個々の戦力強化っすね。鯉住のところに金剛と榛名を送り込んでるのを筆頭に、第1艦隊と第2艦隊メンバーは長門にシゴいてもらってます。

なんかこっちに来てから阿武隈が自発的に鍛えてもらってたり、長門の頭固いのがちったぁ良くなってたりで、嬉しい誤算はありますが」

 

「うむ。金剛君と榛名君は非常に厳しい研修を受けているとは聞いている。

本人たちとしては実力の向上を感じているか?」

 

 

 話に出てきた金剛と榛名は、元帥からの質問を受けて苦笑いしている。

 

 

「ハイ。正直言って常軌を逸した研修ですが……実力は遥かにアップしたと言えますネ」

 

「榛名も大丈夫じゃないくらい追い込まれて頑張ってます……」

 

「そうか。実力向上が見込めるとは上々」

 

「その分……本当に追い詰められるけどネー……」

 

「大丈夫じゃないです……」

 

「ふむ」

 

 

 話しているうちにハイライトを失っていく金剛と榛名の瞳である。しかしその反応を見ていた教官陣は……

 

 

「なぁ叢雲、金剛さんと榛名さんを追い込みすぎたりとかは……」

 

「してないわよ。そもそもアークロイヤルとか天城とかに対抗できるくらい強くならなきゃなんでしょ? 多少の無理は飲んでもらってるわ」

 

「だよなぁ」

 

「当然古鷹もわきまえてるわよ」

 

「まぁ、古鷹については心配してないよ。彼女は優しいから」

 

「ちょっと。私と古鷹の扱いに差がある気がするんだけど?」

 

「いやいや、気のせいだって」

 

「……納得いかないわ」

 

 

 

「ほっほ、白蓮君のところのふたり、ずいぶんと絞られてるようじゃのう。

熊野君に五十鈴君や。キミたちは彼女らの研修見学しとったんじゃろ? どうじゃった?」

 

「問題はありませんでしたわ。

わたくしたちが見たのは古鷹さんの研修だけでしたけども」

 

「五十鈴がやるとしても、あれくらいになるってところかしらね。

相手は戦艦なのだから、もう少し厳しくしてもいいとは思ったけど」

 

「そうかそうか。キミたちがそう言うなら間違いないじゃろうて」

 

 

 教える側としては、やることやった、くらいにしか思ってない模様。

 その話を小耳にはさんでいた金剛と榛名、そしてついでに瑞鶴は、目の彩度を先ほどよりも落としてしまっている。必要だとわかっていても無条件に受け入れられるシゴキではないのだ。

 

 なんとなく現状を察した元帥が満足したのを見計らって、白蓮大将は話を引き継ぐ。

 

 

「つーことで戦力増強については順調ですね。

んで、もうひとつ勝算があると言える根拠は、無線技術と艤装の向上ですわ」

 

「うむ。それは私の知るところでもある」

 

「そらそうっすよね。前回は無線封鎖から包囲されて痛い目見ちまったが……

今の無線技術は、妖精さん開発の中継局をいくつか経由する短距離無線。中継基地局と共に橋頭堡として前線基地をいくつかこしらえるつもりです。

もしまた連絡が取れなくなっても、中継基地でそれを即座に感知し、増援を送り込める。そんで今のウチの実力なら、応援が来るまで持ちこたえることもできる。……同じ轍は踏まねぇ」

 

「ふむ」

 

「それに加えて新型偵察機による索敵性能向上、主砲更新による火力増強……艤装の性能も前と比べたら月とスッポンです。

アチラさんも多少は強くなってるのかもしれねぇが……俺たちは負けねぇ」

 

「こちらから増援を送る必要はなさそうだな」

 

「ええ、お気遣いどうも。問題ねぇっす」

 

「ふむ」

 

 

 来る決戦を思って意気軒高な白蓮大将と部下の艦娘を見て、伊郷元帥は納得したようにうなずいている。

 ラバウル第1基地がどれだけ鉄底海峡で仲間を喪ってきたか知る者は、その様子に感じ入っている。

 

 それは榛名から姉妹の不幸を聞いていた鯉住君も同様で、うんうんと首を縦に振っている。

 

 

「伊郷元帥も部下の皆さんも張り切ってて、さすがの迫力。金剛さんと榛名さんの件もあるし、これはウチもなんとかして作戦成功に貢献しないと! なぁ叢雲!」

 

「そうね。私もラバウル第1基地の先輩たちがどれだけ苦労してきたかは聞いてるわ。しっかり役目は果たしましょ」

 

「フフフ、admiralったら張り切っているわね。私は水族館と生け簀の世話があって1日以上空けられないから、応援だけさせてもらうわ」

 

「そうですね……ふわぁ……私も1日以上お布団とは離れられないので、留守は任せてください……zzz……」

 

「な、なに、アナタ達、まさか戦争をしようとしているの……!?

なんて物騒な……Barbare(野蛮人)のすることじゃない!!

絶対に私を巻き込まないでよ!? いい!? Jurer(誓うと言いなさい)!!」

 

「キミたち転化体組はホント自由だよね……

まぁ、戦力的には大丈夫だと信じたいから、キミたちはウチを護っててね……」

 

 

 なんだかんだ転化体組はマイペースすぎて作戦には組み込めないようだ。

 彼女たちがここに居てくれる理由と連動した訴えなので、その心情を思うと鯉住君としても無理を言うことはできない。やっぱり押しが弱いのであった。

 

 

「そうだ白蓮大将。その橋頭堡建設だが、見通しは立っているのか?」

 

「ん? ああ、問題ねぇっす」

 

「ほう。そちらの計画も立っているのか」

 

「いえ、計画が立っているっつーほどでは」

 

「? というと、問題がないというのは」

 

「俺の仕事から上手くやってくれる奴の仕事に変わったんで、大丈夫ってことですよ。詳しくは本人に聞いてください」

 

「本人というと」

 

 

 

 

 

「そこで夫婦漫才してる鯉住です」

 

「ファッ!!???」

 

 

 

 

 

 まさかの飛び火に奇声を上げてしまう鯉住君。

 

 

「ちょ、白蓮大将!? そんなん聞いてないんですけどぉ!?」

 

「あぁん? こないだ言ったじゃねぇか。お前んとこ作戦本部……総督府にするって」

 

「そりゃ言ってましたけど、形だけとも言ってたじゃないですか!?」

 

「ちょっとアンタどういうことよ!! 私そんなの聞いてないわ!!」

 

「うおぉっ!? ごめん叢雲!! 色々あり過ぎで説明のタイミングが……!!」

 

「アンタいっっっっっっつもそれじゃない!!

もう少し人の上に立ってる自覚持ちなさいよ!! 報連相もできないとか、社会人すら失格だわ!! この人間失格!!」

 

「俺が悪かったからやめて! 心にクる!!」

 

 

 確かにラバウル第1基地が到着した時にそういう話はあったのだが、鯉住君としては、総督府として本拠地を任されるのはバックアップをスムーズに行えるようにするためだと理解していた。

 要は、自身の鎮守府の後方支援能力を買ってくれていて、その能力を存分に活かしてもらいたい、と、そう言われていると理解していたのだ。

 だから結局のところ自分たちの役割を存分に果たしてほしいということだけで、自分の中での優先順位があまり高くない事柄だった。

 総督府なんていうと肩書きは偉そうだが、その実は普段通りの仕事の延長をやるというだけの話だからだ。

 

 ……まあ、確かに叢雲と古鷹に報告してなかったのは落ち度ではある。

 

 しかし、白蓮大将曰く、そんな理解とは裏腹に、本当に総督府としての機能をほぼほぼ任せるつもりだったらしい。

 

 ぽっと出の若造で、ものすごいスピードで大佐まで昇進していて、大将や元帥と交流があり、よくわからない奴という認識と共に十二分に妬まれている。

 そして艤装パーツ販売で儲けている銭ゲバというイメージまでもたれている。

 そんな男がいきなり、見せ場も見せ場である『大規模作戦』の旗印を掲げる。

 

 ……そんなことになって、上手くいくビジョンなど見えるはずもない。ラバウル基地の他の鎮守府の提督に、どんな顔して向かい合えばいいというのだろうか。

 

 叢雲に激おこされながらも、鯉住君はお先真っ暗なビジョンに涙目になっている。

 

 

「全く……オマエは気にしすぎなんだよ。いいじゃねぇかそれくらい。

高雄を補佐につけてやるんだし何とかなるだろ。優秀な嫁もたくさんいるし」

 

「いいわけありますか!! この適当オヤジ!!

あああ!! ラバウル基地内で言えば俺ってぼっちみたいなもんなのに、こんなことになっちゃって……どうやって他の提督に接していけば角が立たないって言うんだ!? 無理でしょそんなの!!」

 

「なぁ高雄、アイツついに俺の悪口を面と向かって言い始めたぞ?」

 

「提督が120%悪いのであれは悪口には当たりません」

 

「お前ホント図太くなったよなぁ……太いのはその足だけで……オグゥッ!!?」

 

「何を言ってるのですか!!! セクハラで訴えますよ!? 馬鹿めと言って差し上げます!!! グーパンしますわよ!! グーパン!!」

 

「もうしてんじゃねぇか……痛つつ……」

 

「とにかく! 私も聞いていませんよ、鯉住大佐に丸投げしようだなんて!!」

 

「丸投げじゃねぇよ。決戦艦隊の編成と指揮は俺がやるから、それ以外しか頼まねぇよ」

 

「それ以外って、ほとんど全部でしょう!? 馬鹿めと言って差し上げますわ!!

部下にばかり頼ってないで、提督としての仕事をしてください!!」

 

「だから戦闘は俺が仕切るっつてるじゃねぇか……」

 

「それだけで仕事した気になってもらっては困ります!!」

 

「うるせぇなぁ……」

 

「思春期の中学生男子みたいな拗ね方をしないでください!!」

 

 

 こっちはこっちで高雄が激おこである。

 ラバウル第1基地のメンバーとしては見慣れたものなので、いつものことといった感じで落ち着いたものだが、鯉住君の扱いに対しては憐憫の情がある様子。

 

 

「鯉住大佐がヒドイ無茶ぶりされてるヨー、榛名……」

 

「そうですね、金剛お姉さま……榛名、ドン引きです……」

 

「な、なぁ、金剛、この長門は鯉住大佐を初めて見るのだが、普段からああなのか……?」

 

「ホワッツ? ああ、とは?」

 

「総督府の長を丸投げされたり、元欧州の二つ名個体で対生物特効を持っているような転化体を丸投げされたり、自身の鎮守府の敷地に部下が勝手に工場を建てたりとか、そういうやつだ……」

 

「ああ……大佐はそういうの日常茶飯事だからネー……」

 

「それ以外にも榛名が知る限りでは、横須賀第3鎮守府から姫級深海棲艦に転化してしまった駆逐艦のお世話を任されたり、全人類の支配者となりたい転化体の研修を引き受けさせられたりしているみたいです……

ここに来て榛名は大丈夫じゃない毎日を送ってますけど、鯉住大佐の心労の方がたぶん大丈夫じゃないと思います……」

 

「……なんだろうか。よくわからなかったし、わかったらいけないのだろうな……」

 

「それでいいと思うヨー……大佐には頭が上がらないデース……」

 

「まぁ、なんだ……大佐には強く生きてほしいな……」

 

 

 

 

 

 なんだかんだ漫才が始まってしまったので話題はお開きとなった。

 

 決まったことをまとめると、

 

・日本海軍全体で大規模作戦の予兆はあるが、ラバウル基地が先陣を切ることになりそうだということ

 

・主力部隊の大幅な実力強化と艤装の技術発展により、取れる作戦の幅が増えたことで、勝算は十分に見込めるということ

 

・最終戦闘は白蓮大将率いる精鋭が取りまとめるが、そこまでのそれ以外はすべて鯉住大佐がなんとかすることになったこと

 

 ということになる。

 

 実質全ての後方作戦と前段作戦を丸投げされた鯉住君は、怒って頭部艤装を赤くビカビカさせている叢雲にブンブンと振り回されながら、己の不幸とこれからの激務に頭を悩ませるのだった。




そろそろいちゃいちゃする話が書きたいなぁ(会議進行中は厳しい)

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