年明けスペシャルなので、ボリューム多めでお送りいたします。
北上を中心にして話に華を咲かせながらドライブを楽しんだ3人は、1時間半ほどかけて港町までやってきた。
鯉住君の振る話題が「最近の任務はどうだ」とか「なにか困ってることはないか」とか、完全に仕事の意見アンケートと化していたため、北上が見かねて話題のかじ取りをしていたりした。
大井は大井で北上の話題に対してしかニコニコで反応しないし、北上としてはやれやれである。
大井は会話の中で鯉住君をないがしろにしていたわけではないのだが、彼女の返答も大概事務的だったので、北上からすると提督とどっこいどっこいだったとか。
そんな感じで、北上が全面的に潤滑油になったおかげでいい感じに和やかな雰囲気を保つことができ、街に到着するまでの1時間半楽しむことができた。
手近なコインパーキングに車を停めてから、街に繰り出す3人。
「ん~! ここに来るのも本っ当に久しぶりだねー!!
前来た時っていつだっけ? 提督とプレゼント一緒に買いに来た時?」
「あー、着任してすぐのアレね。というかそうか、北上はそれ以降は街に出たことなかったか」
「そだよ。大井っちに至ってはこれが初めてだからね」
「ハイ! 北上さんと一緒に初めての街でデートできるなんて夢みたいです!!」
「アハハ~、大袈裟だよ大井っち。喜んでもらえて誘った甲斐があるけどさ~」
「北上と大井だけじゃなくて、みんなももっと連れてきてやれればいいんだけど……どうしても運転できるのが俺しかいないからさ。本当にゴメン」
「ま、それは仕方ないっしょ。って言っても、もっと外出したい子もいるとは思うからね~。自由に自分たちだけで外出できるようにしてもらえたら嬉しいね」
「そうですね。せっかくのお給金を通販だけでというのも味気ないですので、それができるなら頑張ってほしいです」
「うーん……運転の問題が解決できても、保護者というか、艦娘以外の人間がついていないと色々マズいからなぁ。ラバウル第1の高雄さんに相談してみる」
「お? 脈アリっぽい? いいね~」
「よろしくお願いします」
「ああ。キミたちにはできるだけ外の世界を知ってもらいたいから。なんとかするさ」
艦娘を街につれていくには、物理的な問題で車の運転技術が必要であり、防犯的な問題で人間の付き添いが必要となる。
車の運転に関しては艦娘の能力ならサラッと覚えられるだろうから、免許の問題さえなんとかすればどうにかなるのだが……付き添いが必要な部分についてはどうしようもない。
なにせ艦娘は総じて社会経験がないのだ。知識としては知ってはいても、体験がないのではトラブルが起こった時に対応するのは難しい。
鯉住君としては、いつかは部下に社会に出てもらいたいと考えているので、艦娘だけで街に出られるようにするのは大賛成なのである。
……そんな感じで他愛ない話をしつつ、北上と大井がお上りさんのように街の景色を楽しんでいるのを眺めつつ、最初の目的地に到着した。
「えーと、確かこの辺だったはず……お、あった。最初はここで楽しもう」
「おっ、ここってアレじゃん。アクセサリーショップ?」
「そうそう。やっぱり女の子はこういう小物好きかと思って」
「まぁ嫌いではないです」
「よかった。それじゃ欲しいもの選んでよ。代金は俺が出すから」
「お、太っ腹だね~!」
「少しくらいはカッコつけとかないとね」
「ありがとうございます」
普段はアクセサリーなんてつける場面はないが、そこはやっぱりふたりとも年頃の女の子である。楽しそうにキャッキャしながら試着なんかを楽しんでいる。
女性陣が楽しんでいるところに水を差す必要もないということで、鯉住君は鯉住君でよさそうなものをいくつか見繕っていたのだが……
「……ちょっとさぁ提督」
「ん? 欲しいもの決まった?」
「アタシ達ほっといて何してんのさ」
「いや、何って、ふたりの邪魔しないようにしてたんだけど」
「ハァ……そういうところなんだよ、提督がダメなのは……
デートで来たんだから、女の子に付き合って選んだアクセの感想くらい聞かせてよ」
「あー……ふたりとも楽しそうにしてたから」
「だったらせめて近くには居てほしいよねー。話振りたいときは話振るから」
「その方が良かったかぁ」
「当然だよ。どうせあれでしょ? 大井っちに遠慮してたんでしょ?」
「う……」
「だーいじょうぶだって。そっけない態度だけど、大井っちだってその方が嬉しいから」
「そうかなぁ……」
「そうだってば。いいからいくよー、ほれほれ」
「ちょ、引っ張んないで!」
そのあと鯉住君は北上の言った通りに、百合の間に挟まる彼氏ポジションとなってショッピングを楽しんだ。
色々と試着して感想を求める度に、真顔で恥ずかしくなるような褒めを畳みかけていく鯉住君であったが、北上は真正面からそれを受け止めつつ満足そうにしていた。
大井もなんだかんだそっけない態度を取りつつ、彼に褒めてもらったアクセサリーはほとんど購入するというクーデレムーブをかまし続け、北上から生温かい目で見られていた。
そんな感じで結構な時間をショッピングで楽しんだ3人は、次の目的地へ向かう。
「提督~、次はどこに連れてってくれんの?」
「そうだなぁ。ふたりはお腹すいてる?」
「何か食べに行くってこと? 別に構わないよ」
「そうですね……そろそろお昼ですし、ちょうどよいのでは」
「そうか、ちょうどよかった。なら先にお昼にしよう。
普段から足柄さんや秋津洲の食事に伊良湖さんの和スイーツと、かなり美味しいもの食べてるからさ、普段は食べないようなジャンルで予約したんだけど、どうかな?」
「え? 提督レストランの予約してんの!?」
「そうだけど……北上驚き過ぎじゃない?」
「いやだって提督だよ? エスコートって言葉が頭の片隅にもない提督だよ?
そんな気が利いた動きできたんだねぇ……見直したよ」
「そんなしみじみしながらディスられるとは……」
「まぁ、そうですね。私としても気遣っていただけるのは悪い気はしません」
「大井がそう言ってくれるなら、気を回した価値はあったか……
人気のレストランらしいから『突然行って1時間待ち』なんてことになったらしんどいからね。そんなことに時間かけるくらいだったら、ふたりにはもっと楽しんでもらいたいし」
「あー、デートのいろはってことじゃなくて、保護者視点での気遣いだったわけね。なんか納得したよ。それでこそ提督だね」
「なんかガッカリされた気がする……北上が冷たい……」
「……同行者への気遣いができるのはいいことだと思います」
「すまんなぁ大井……フォローしてもらっちゃって……」
「そんな落ち込まないでよねー。短い時間しかなかったのに予約入れるまでしてくれたのは素直に嬉しいからさ。元気出してよ」
「北上さんの言う通りです。……ちなみにどのような食事なんですか?」
「ウチでは大人数な関係もあって和食と中華が多いからさ、イタリアンだよ。
港街だから海鮮が豊富らしくてね」
「おー! いいじゃんいいじゃん! それじゃ行こうぜー」
「そうですね北上さんっ!!」
「オッケー。それじゃついてきて」
・・・
3人はそのあと、鯉住君の予約していたイタリアンレストランまで向かった。
当然ながら予約していたこともあり、スムーズに席に案内してもらった。普段はなかなかお目にかからないメニューを見て、目を輝かせる3人。
「ほへ~、アタシこういう料理見るの初めてだよ」
「そうですね、北上さん! どれも美味しそうです!」
「知識としてはあったけど、実際に初めて食べるとなるとテンション上がるねぇ!
提督、いくつ頼んでいいの?」
「そうだな……そんなにたくさんは食べないよね?」
「まーね。艦娘だからお腹にはそこそこ入るけど……メイン料理をふたり前くらいかな」
「オーケー。予算は気にしないでいいから、ふたりとも満足するまで頼んでいいよ。ただし勢いで注文しすぎないように」
「そりゃそうだね。そんじゃいろんなの食べたいし……大井っち、分けっこしない?」
「き、北上さんっ!? 北上さんと料理をシェアですか!?
こ、こちらこそ望むところですっ!! ウフフフフ……!!」
「……大井は相変わらず、北上が絡むとヤバいなぁ……」
「提督ぅ? 何か言いましたぁ?」
「いえ、なんでもないっす……」
ニコニコしながら圧を放つ大井に、ツッコミすることを諦める鯉住君。下手に藪蛇することもないだろうという判断である。付き合いの長さが生死を分けた形。
そんなやり取りがありつつも、定番メニューから物珍しいメニューまで、3人は気になったものを順々に頼んでいった。
オマール海老とタコのマリネ、スズキのアクアパッツァのパスタ、サワークリームのサーモン巻き、マルゲリータピッツァ、地魚のペスカトーレピッツァ、などなど……
鯉住君にとっては久しぶりの、北上と大井にとっては初めてのイタリアングルメに、3人は舌鼓を打つことになった。
本当に美味しそうに料理を食べるふたりを見て、鯉住君はとっても幸せな気分になった。お金を出してでも見たい表情だよなぁ、なんてしみじみ思ったそうな。
そんなこんなで心行くまでイタリアンを満喫した3人であるが、食事だけで終わりにするのはもったいない。やっぱり女子ふたりとしてはデザートは外せないのだ。
「ふ~、うまかったー。そいじゃ提督、デザート食べよー」
「おう。好きなの注文していいよ」
「ありがとうございます。……北上さん! どれを頼みます!?」
「そだね、メニュー取ってよ提督。……どれどれ……
……うん、これ美味そー。このジェラートなんていいかもねー。さっぱりしたシチリアレモン味で」
「私もそれにしまぁす! 北上さんと同じ味で!」
「本当に仲いいよなぁ……俺も同じレモン味にしようかな。
アイスよりもレモネードで。たくさん食べた後だから、軽いものがよさそうだ」
「いいじゃんいいじゃん。それじゃアタシ、ちょっとお花摘みに行ってくるからさ。注文しといてよね~」
「ああ、わかった。いってらっしゃい」
「任せてください! 北上さぁん!」
「じゃね~」
ひらひらと手を振りながら離席する北上。残されたふたりはというと……
「「 …… 」」
北上が間に入っていてくれたおかげでスムーズに会話できていたのだが、ふたりきりになると何を話していいかわからない様子。
なにせこのふたり、実は執務のこと以外ではほとんど何も話すことがなかったのだ。
仕事の時にはそこそこ充実した会話もするのだが、完全プライベートな状態ではうまく言葉が出てこないのだ。
真面目過ぎてプライベートな話題に頭が回らないのである。そんなところもそっくりだとは北上の談。
「あ、あー……とりあえず注文しちゃおうか」
「……そうですね。私が注文します」
「そうか。その、ありがとう」
「いえ、この程度お礼を言われることではありませんので……」
この距離感である。ぎこちないとかいうレベルではない。
初対面ならまだしも、ひとつ屋根の下で年単位で暮らしてきた間柄でこれはひどい。
大井がベルを鳴らして注文をした後も、北上はしばらく戻らずギクシャクした空気が流れることになった。
「あー……今日はよく晴れてよかったな。外出日和になって」
「そうですね。北上さんと出かけるのには絶好の天気です。本日は連れてきていただいてありがとうございました」
「それくらい気にしないでくれ。まぁ、その、大井が楽しんでくれているなら、俺も嬉しいよ」
「まぁ、その……はい。楽しませていただいております。
それと本日出していただいたお金ですが、申し訳ないので後でお返しします」
「いや、それは受け取ってくれよ。流石にそんなことされたら俺のメンツが立たない」
「そんなことで提督に甘えるわけにはいきません」
「あー、それじゃあ言い方を変えるよ。
今日の俺の目的は、キミたちに心から楽しんでもらうことだ。俺がお金を出すのは、その気持ちだと思ってほしい。
普段から真面目に指示を聞いてくれるキミたちには、日頃からの感謝がある。特にいつも冷静な大井には助けられている。
キミたちが奢られてくれるのは、俺にとってすごく嬉しいことなんだよ」
「……そこまで言ってくれるのなら、ありがたく受け取っておきます」
「悪いね。無理やり渡すような感じになっちゃって」
「いえ、大丈夫です」
今さら天気の話をしたり、奢る奢られないの話をしたり、なんともビジネスライクなやりとりが抜けきらないふたり。
何も知らない人が見たら、取引先との商談と言われても信じてしまいそうである。
そんなやり取りをしていると、ウエイターが注文していたデザートを持ってきた。
「お待たせしました。ご注文の品になります」
「あ、どうも」
「こちらシチリアレモンのジェラートがふたつと、同じくシチリアレモンのレモネードがひとつ」
「そして、ドリンクの『Vero amore(真実の愛)』ピーチ味となります」
「「 !!?? 」」
鯉住君と大井の目の前に現れたのは、注文していたデザートに加えてもうひとつ。桃色のふたり前ドリンクだった。
大きめのグラスにカップル御用達の例のストローがぶっ刺さっている。ハート型になっていて、ふたりで一緒に同じドリンクを飲める例のブツである。
意識の外に衝撃を加えられたふたりは、そのラブラブドリンクを目にしたまま思考停止してしまった。
そんな様子を目の前にしても、プロであるウエイターは動じずに対応する。
「ご注文は以上でよろしいでしょうか?」
「「 …… 」」
「……お客様、ご注文は以上でよろしいでしょうか?」
「あ、えと、あのー……こちらのドリンクはいったい……?」
「こちらはEstathé(エスタテ)と言いまして、イタリアでは一般的なアイスティーとなります。果実の新鮮な香りと紅茶の優雅な香りが合わさり、程よい甘みがクセになる、当店オススメの一品となっております」
「えー……解説ありがとうございます、じゃなくてですね……
こちらは注文した覚えがないのですが……?」
「こちらの注文はもうひとりのお連れ様から受けております」
「北上かぁ……」「北上さぁん……」
このドリンク、北上からの刺客だった。道理で席を立つときにニヤニヤしていたわけだ。
そんな妙な納得の仕方をしつつ、受け取る以外の選択肢が無いことに心の中で頭を抱える鯉住君。
チラッと大井の方を見てみると、死んだ魚のような目をして無表情になっている。相手が北上なだけに怒るに怒れないのだろう。
ウエイターをそのままにしておくわけにもいかないため、鯉住君はとりあえず流れのままに対応することにした。
「あー、はい、わかりました。注文はこれで全部ということで大丈夫です……」
「かしこまりました。ごゆっくりどうぞ」
スタスタと離れていくウエイターを見送ったあと、お互いに目を見合わせる鯉住君と大井。お互いにハイライトがどっかいってしまっているため、なんとも言えない空気が漂っている。
「北上が……やってくれたみたいだな……」
「そうですね……」
「まずは、自分が頼んだ分でも食べようか……?」
「いえ、それは北上さんと一緒に食べるんです……」
「徹底してるなぁ……それじゃ、もしかして……?」
「徹底してるとはなんですか、徹底してるとは……!
非常に心外ですが、先にこのエスタテとかいう悪魔の飲み物を消費しますよ……!!」
「しますよ、って……まさかふたりで飲むつもり!?」
「北上さんがそれを望んでるんです! やるしかないでしょう!?」
「そりゃ北上はそう望んでるだろうけども! 大井はそれでいいの!?」
「いいわけないでしょ! そんな恥ずかしいこと!
でも、それが……それが北上さんの望みなら……!!」
「キミはもうちょっと自分を大事にした方がいいと思うよ!?」
まさかのやる気の大井っち。
いくら北上の意向だといえ、普段は絶対にやらないだろう、人前でのラブラブドリンク同時飲みをノータイムで決意するとは……北上に対しての妄信がとんでもない。
鯉住君としては、大井が相手なのが嫌というわけではないのだが、そもそもこんな大衆の眼がある中でそんなことするなんて御免こうむりたい。
なんとかバーサク状態の大井を説得して、この窮地を乗り切らなければならない。とんでもない緊急ミッションである。
「落ち着くんだ大井! キミは今冷静じゃない!
あとから北上に無理だったって話せば、納得してもらえるって!!」
「そんなことを北上さんに話したら落胆されちゃうでしょう!?
北上さんのそんな顔を見るのは、ぜっっっったいにごめんだわ!!」
「北上にはチラッと残念そうにされるだけでしょ!?
このレストランで他のお客さんからヘンな目で見られる方がキツイでしょ!?」
「背に腹は代えられないわ!!」
「心の中の北上の比重がデカすぎる!!」
「四の五の言わず、いいから覚悟決めなさい!!
いつも穿いてあげてるスパッツ穿かないようにするわよ!?」
「すいませんでしたっ! わかりましたっ!!」
ダメだった。性欲を抑えるために穿いてもらってるスパッツをキャストオフされるのは、鯉住君にとってかなり厳しいことだったらしい。
大井に北上の比重がどうのこうのと言っていたが、スパッツの比重がデカすぎる男が言っていいセリフではなかった。五十歩百歩であった。
……よく分からないウィークポイントを突かれた両者は、大規模作戦の最終海域ボスに挑むような表情で向かい合う。非常に鬼気迫っている。
「それじゃ、できるだけ早く飲み切ろう……!」
「当然です……!」
ふたりは決死の覚悟でラブラブドリンクのストローに口をつける。
そしてそのまま、肺活量の許す限りの勢いでドリンクを吸い上げる!
急激に低下していく水位、ゴクゴクゴクと超スピードで喉を流れていくジュース。
お互い気恥ずかしすぎて目の前の顔を見られず、固く目をつむっている。とにかく必死である。
……そしてズゴゴゴゴという水音が聞こえたのを合図に、仲良くストローから口を離し、目をつむったままそれぞれのイスにすごい勢いでのけぞるふたり。
なんだかんだギクシャクはしていたが、実はかなり似ているふたりである。その動きは事前に打ち合わせしていたかのように、鏡合わせのごとく息ピッタリだった。
「……ッフーッ!! ハァ、ハァ……お、終わった……」
「プハァッ……味なんて全然解らなかったわ……」
疲労感を漂わせつつも、なんだかやり切った雰囲気を醸し出している。
ただ単にふたりでジュース飲んだだけなのだが、全力疾走した後のように息が上がっている。
ふたりして仲良く同じタイミングで目を開くと、通路側からとある気配が……
「お疲れー、ふたりとも」
「「 はい? 」」
そこにはなんと、デジカメを構えてすごくいい笑顔をしている北上の姿が!
「いやー、注文しといてよかったよかった。いい画が撮れちゃったねー」
「き、ききき北上さぁん!?」
「たっだいまー」
「北上……その手に持っているのは、もしかしなくても……!?」
「デ・ジ・カ・メ・♡」
「「 うわあああああっ!!! 」」
またもや仲良く頭を抱えてうずくまるふたりを見て、北上は大満足するのであった。
イタリアンは鎮守府では食べられない貴重なレパートリーです。
大人数のまかない的なメニューが少ないですからね。
やるとしてもパスタくらいです。