登場人物も増えてきたので、白兵戦の強さ一覧(鼎大将一派メイン)をまとめてみました。
横3→一ノ瀬さんのとこ、佐4→加二倉さんのとこ、ト5→三鷹さんのとこ、ラ10→鯉住くんのとこ、未所属→今来てるお客さんたち、呉1→鼎大将のとこ、横1→伊郷元帥のとこ、ラ1→白蓮大将のとこ
☆がついているのは転化体です
・バグ(ティアー1)
☆神通(佐4)、川内(佐4)、武蔵(佐4)、赤城(佐4)、龍驤(佐4)、☆瑞穂(佐4)、☆アークロイヤル(ラ10)、☆天城(ラ10)、☆コマンダン・テスト(ラ10)、☆ガンビア・ベイ(未所属)、☆アイオワ(未所属)、☆コロラド(未所属)
・別次元(ティア―2)
那珂(佐4)、妙高(佐4)、五月雨(佐4)、あきつ丸(佐4)、陸奥(ト5)、天龍(ラ10)、龍田(ラ10)、☆サウスダコタ(未所属)、☆ワシントン(未所属)
・人外(ティア―3)
清霜(佐4)、早霜(佐4)、☆夕立(佐4)、那智(佐4)、北上(ラ10)、大井(ラ10)、☆ノーザンプトン(未所属)
・練度上限突破(ティアー4)
☆ガングート(ト5)、叢雲(ラ10)、古鷹(ラ10)、足柄(ラ10)、初春(ラ10)、☆ヒューストン(未所属)、大和(横1)、瑞鶴(横1)、葛城(横1)、榛名(ラ1)、金剛(ラ1)
・救国の英雄級(ティアー5)
☆鳥海(横3)、霧島(横3)、香取(横3)、ローマ(横3)、大淀(横3)、伊8(横3)、巻雲(横3)、漣(横3)、扶桑(ト5)、山城(ト5)、大鳳(ト5)、電(ト5)、子日(ラ10)、呉第1の過半数艦娘(呉1)、大本営の第1艦隊と第2艦隊メンバー(横1)、阿武隈(ラ1)
純粋に強いのが大半ですが、特定の戦闘スタイルに特化してたりする艦娘もいます。
1日に1回任意で何かを爆発させられる三鷹さんのところの陸奥とか、対潜性能(と近接戦)に特化した鯉住くんのところの龍田とか。
また、横須賀第3(一ノ瀬さんのとこ)はおかしなレベルの実力者はいないですが、艦隊単位での戦闘力は別次元です。佐世保第4(加二倉さんのとこ)と演習でいい勝負できるのも、その辺が理由だったり。
たまりにたまったストレスが爆発してしまった鯉住くんは、とりあえず技術班に独自に動いてもらおうと考えたらしく……まず初めにと言わんばかりに、ラバウル第10基地技術班の目の前で、海産物っぽい深海棲艦の艤装達を集めて問診をし始めた。それはもう楽しそうにマシンガントークで艤装とコミュニケーションをとっている。
最初は以前も来ていたアンドレくん(マッチョマン)とタッフィーくん(わんこ)を相手取ってにこやかな感じで。
「いやぁ、久しぶりだね! アンドレ君にタッフィー君! 元気してたかい!?
うん、見た感じ調子は良さそうでなによりだよ! ああ、アンドレくんはそんなに畏まらなくてもいいからね! 実家のようにくつろいでいってほしい! あ、こらこらタッフィーくん、濡れちゃうからベロで舐めないでくれよ!!」
次には甲殻類っぽいふたりに対してフレンドリーな感じで。
「やあやあ、キミたちは初めましてだね。タラバガニとロブスターなんてカッコいいじゃないか!! ガンビア・ベイさん、このふたりの名前は……キングくんにロブソンくんですね。ふたりともよろしくな!!
……ふんふん、キミたちもカラダに大きな不具合はないみたいだね。上々なことだ! おっと、あまりベタベタされるのは好みじゃなさそうだね。これは失礼。ふたりとも落ち着いた性格みたいだし、『くん』呼びじゃなくて『さん』呼びした方がしっくりきそうだね」
そして2体1対という珍しいタイプの貝型艤装たちに対して紳士的な感じで。
「キミたちは……ふたりでひとつの艤装なんだね。初めて見るタイプだ!
オウムガイとアンモナイトなんて随分と深海深海してるね! 素敵だよ! ……え、どうしたんだいアークロイヤル? アンモナイトじゃなくてチョッカクガイ? アハハハ、これは失礼! 貝には造詣が深くないんだよ、ゴメンね!
って、もしかしてオウムガイのふたりもチョッカクガイのふたりも女の子だったりする? あ、やっぱりそうなんだね、そしたらキミ達はレディと同じ扱いじゃないといけないな!! 名前はええと……オウムガイのキミたちはロウトちゃんとズキンちゃん、チョッカクガイのキミたちはクラッカーちゃんにコーンちゃんか!! かわいい名前じゃないか!!」
最後にジャンボなクジラ型艤装に対して嬉しそうな感じで。
「やあやあようこそいらっしゃい! ウチの港は狭苦しくないかい? え? 勝手に押しかけてきたのにそんなこと言えない? アハハ、謙虚だなぁキミは!! 俺としてはキミみたいなでっかくて強そうでカッコいい艤装ならいつでも歓迎だよ!! ハハハ、そんなに恐縮しなくてもいいって! 実家のように寛いで欲しいな!!」
「ナニアレェ……コワイ……」
「大丈夫よマエちゃん! 師匠のすることに間違いはないから!!」
「エェ……」
「あの艤装達の様子を見てみて! みんな嬉しそうにしてるでしょ?」
「嬉シソウニ……アレッテ嬉シソウナノ?」
「あの動きは嬉しそうな時の動きで合ってるかも。マエストラーレももっと深海艤装と触れ合えば分かるようになるかも!!」
「ソウイウモノナノ……?」
「そういうものですよ、大丈夫! 今回あの艤装くんちゃんたちと触れ合う中で経験値高めていきましょうね!」
「イヤ、アノ、当然ミタイナ反応ダケド、色々ト異常ナ事ナンジャ……?」
「マエっちさぁ、諦めなって。ウチに居るんだから、異常は正常ってね。おとなしく先輩達の指示に従ってけば無事に異常に慣れるよ。やったね」
「慣レタクナイィ……」
明石と夕張に関しては2回目の深海勢訪問だけあり慣れたもの。
秋津洲についても日頃から天城の鳥型艤装をメンテしてるため、こちらも慣れたもの。
北上については全然慣れてないけど、ごちゃごちゃ言っても始まらないし提督の事を信じているしで受け入れ態勢万全。
こんな感じのメンテ班に囲まれた常識人、マエストラーレちゃんはおっかなびっくりの極みだったりする。そりゃそうもなる。
そんな感じでメンテ班が雑談している間に、鯉住くんの円滑なコミュニケーションがいいところで落ち着いたようだ。満足げな表情の鯉住くんは、艤装達をぞろぞろと引き連れてメンテ班の下へと歩いてきた。
堂々としたいでたちで海産物を率いてくる成人男性の姿は、人によっては正気を削られるレベルである。深海よりの使者と言われても文句は言えないだろう。
ちなみにクジラ型艤装のバルターくんも、カラダの両側から生えた何対かの腕を使ってずりずりとついてきている。まるで地上を征くガレオン船である。
「みんな待たせたね!! 簡単に彼ら彼女らの問診は済んだから、それぞれ見合った方針のメンテを指示していく!! 細かいところは明石に任せるけども、俺が他の色々をしている間にメンテを始めちゃっていてくれ!!」
「わかったよ!! それじゃ艤装の皆さんのプロフ教えて?」
「おう。かくかくしかじかで……」
「ふむふむ」
鯉住くんが引き出した情報は、やたらと細かいところまで網羅されていた。
艤装達の性別をはじめとして、性格や兵器としての性質、最近不調を感じている部分、果ては好物や趣味に至るまで。
「ナンデェ……? 艤装ト話ナンテシテナカッタヨネ……?」
「言葉は確かに通じないが、まぁあれだ!! 勘だな!!」
「何言ッテルノ、コノ人……」
「駆逐さぁ、だから諦めて受け入れなってば。ウチの提督は色々と人間離れしてんだから」
「コンナノ絶対オカシイヨゥ……」
・・・
異常に慣れ切ったメンテ班(一部除く)に艤装達を預けた鯉住くんは、次に野次馬として集まってきたその他メンバーの元にやってきた。その場には転化したお客さんも一緒に居る。今のところ古鷹が話し相手をしているようだ。手持ち無沙汰というわけではなさそうで一安心。
「すまないなみんな! 待たせてしまった!!」
「それは別にいいけど……アンタ、どうするつもりよ?」
「叢雲、それは俺が艤装メンテで席を外してる間、お客さんたちをどう扱えばいいかということかな!?」
「そうだけど言い方が腹立つわね……」
「それについては問題ない!! 妖精さんたち、ホワイトボードをもていっ!!」
((( りょうかいですー!! )))
鎮守府中から集まった、総勢100名を優に超える妖精さんたち。その中でもなんか動きが早そうなメンバーが鎮守府棟にすっ飛んでいく。
……待つこと約1分。戻ってきた彼女たちの手には、ホワイトボードと筆記具一式が。
「よーしよし! いい子だ、グッボーイ!! アメちゃんを進呈しよう!!」
((( ありがたきしあわせー!!! )))
「あ、あの時のアメ玉じゃんか。私にも頂戴よ」
「ガンビア・ベイさんは艤装のタッフィーくんのメンテが終わってからです!! 彼がおとなしくいい子にしてるのに、主人だけ寛いでたらよくないでしょう?」
「それはそうだけどさ。……少しくらいならいいじゃん」
「ダメです! あげませんっ!」
「む……ケチ」
人類に散々痛手を負わせてきた相手を手なずけつつも、ホワイトボードにサラサラと何かしら書き込んでいく鯉住くん。そしてボードをくるりとみんなの方に向ける。
そこにやたらと勢い良い字面で書いてあったのは……?
『納涼!! ラバウル第10基地・大夏祭り!!』
「「「 は……? 」」」
ドヤ顔で胸を張る鯉住くんに対し、その他のメンバーは呆気に取られている。そりゃそうもなる。
自分たちしかいないのにいきなり夏祭りとか言われても謎過ぎるし、そもそもここラバウルは常夏の地なので納涼もへったくれもない。
「あの、提督……? それはつまりどういうことですか……?」
「それはな古鷹!! 夏祭りをするってことだぞ!!」
「説明になってないです……」
提督のテンションについていけずしょんぼりしてる古鷹を尻目に、鯉住くんはホワイトボードに新たに色々書き足していく。
『出店班 神輿班 花火班 盆踊り班』
「今からキミたちにはこの4つの班に分かれて活動してもらうっ!!
あ、お客さんのキミたちはゲストだから遊んでてくれていいからな!!」
「あ、そう。それじゃゆっくりさせてもらうよ」
「オーケイ! こちらの姿で動くのはほぼ初めてだから、慣らしがてらエンジョイさせてもらうわ!!」
「突然現れた私たちに対して心からの気遣い! なんて紳士的なのかしらっ!! あなたと合体したいっ!!」
げんなりしている部下たち(一部除く)とは対照的に、転化してくれた皆さんには好感触だったようだ。働きたくないのは誰でも同じらしく、みんなにこやかである。
ちなみに転化してないお客さんたちはというと……
「アラアラ、随分ト頭ノねじガとンデシマッテイル……ゴ様子デスネェ」
「あたし達モ手伝エッテ言ワレタラぶち切レテタガ、ソノ辺ワキマエテンジャネェカ、人間風情ガヨォ。暴レルノハ無シニシテヤルゼ」
「暴レルナンテ、アァ野蛮野蛮……同ジ存在ト思ワレタクナイネ。……シカシコノ人間ノ気振レ具合、コレハモウ人間ジャナクテ私達側ナンジャナイノ?」
「ギャハハハハハハハ!!!! 気ニ入ッタヨォ!
私達ヲ前ニシテ恐レルデモナク憎ムデモナク、コノ意味不明ナ言動ッ!! トンデモナイ変態ダネコイツハ!!」
どうやらこちらにもグッドコミュニケーションだった様子。深海側の面々に言動が気に入られているあたり、鯉住くんの非人間化が甚だしいような気もする。ちなみに妖精さんと深海艤装達にも絶賛好評である。やっぱり感性が人間のそれとズレてるようだ。
しかしそんなこと本人からしたらどこ吹く風。周りの反応なんて気にしてない彼は、どんどこ話を進めている。
「各班3名か4名で運営してもらうから、自分に向いていそうな班を選んでくれ! そしたら右から順に『出店班 神輿班 花火班 盆踊り班』で縦一列に並ぶように!!
当然人数にばらつきが出るだろうから、そこは各班で相談してみるように! やりたいことが決まってる人はその班所属を優先してもらっていいからな!
それと実働は妖精さんたちに頼んでくれ! 色々造ってくれるから、あまりにも無茶じゃなければ問題ないぞ!! 聞くんだ、妖精さんたちの迸るパッショォン!!」
((( やってやるでぇすっ!!! )))
「そういうことだ!! 妖精さんに気を遣うんじゃなくて、どうしたらめっちゃ面白くできるかを優先しようなっ!!
そういうことで通達は以上!! 楽しい夏祭りを期待しているぞ!! 深海で悠々自適な日々を送ってる彼女たちに、人間の熱いパトスを思い出させてやろうなっ!!」
(さすがは、こいずみさんですっ!!)
(わたしたちにできないことを、じょうねつてきにやってみせるっ!!)
(そこにしびれる、あこがれるぅ!!)
(われらがだいおうっ! われらがだいおうっ!)
(おーさっ! おーさっ!)
(いあ! いあ! ふんぐるい! むぐるうなふ!)
「いいぞ諸君! その意気だぁッ!! ハハハハハッ!!」
絶好調である。妖精さんたちにヘドバンされたり五体投地されたり拝まれたりしながら高笑いをする姿は、まさに無敵である。一部の艦娘除いて現実逃避を余儀なくさせるその姿は、まさに重力場である。ちなみに一部の艦娘とは、キラキラした目をしたアークロイヤル、天城、初春、天龍龍田姉妹あたりである。
「よしっ!! 万事上手くいくことが俺の時空で確定したところで、俺は艤装のみんなのメンテに移るからな!!
それじゃ明日の夕方くらいまでに全員のメンテを仕上げるから、それまでにそちらも形にしておいてくれ!! よろしくゥ!!」
((( おまかせあれー!!! )))
「あばよっ!! ハハハハハッ!!」
颯爽と去っていく提督の背中を眺めながら、残された面々は各々違ったベクトルではあるが『どないしよか』という想いを抱くのであった。
「ネェ榛名……」
「どうしましたか金剛お姉さま……」
「これから部屋に全部終わるまで引きこもりたいんデスガ」
「奇遇ですね、榛名もです」
「見なかったことに出来ないですかネェ」
「そうしたいですねぇ」
「アンタら……色々説明してあげたいけど、時間ないから全部受け流しながら、アイツの言う通りにするわよ……」
「「 叢雲サン(さん)…… 」」
「私もああなったアイツはどうしようもないのよ……もう受け入れるしかないのよ……
それで、アンタたちは何やりたいの?」
「私は紅茶が好きなので、屋台で紅茶でも配りマース……」
「ウチの茶畑から調達していいから、それで好きにするといいわ」
「榛名は舞踊の心得が多少あるので、盆踊り班でいいかなと……」
「舞踊と盆踊りがどれだけ違うか知らないけど、それでいいんじゃないかしら」
「「「 …… 」」」
「「「 どうしてこうなったのかなぁ…… 」」」