艦これ がんばれ鯉住くん   作:tamino

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一部の艦娘の特殊な戦闘方法

基本的には艦娘はゲームと同じ戦闘方法をとるのですが、色々と変わったやり方を好む艦娘も結構います。
元々の艤装で武器がついている勢などが、その筆頭ですね。

自前の天龍ブレードで近接戦をする天龍もいますし、日本刀を扱う神通(やっぱり加二倉中佐のとこの神通)がいたりします。
自前のボウガンを艦載機に変えずに、敵をスナイプする大鳳なんかもいたりします。

艦娘が扱う分には、人間が作った武器でも深海棲艦にダメージを与えられるようです。実はこれには理由があるんですけどね。

基本的には砲雷撃戦と航空戦が効率的なので主流ですが、多少の不利をおしてでも、そういう戦闘を好む者はいる、ということです。





第43話

 

 

ずるずる……

 

 

遠い目をした叢雲。その両脇を持って引きずる鯉住君。

目的地は、自身の師匠、鼎大将の待つ会議室(客間)である。

 

 

「……まったく……なんだって急に……」

 

「……」

 

 

ずるずる……

 

 

「……そろそろ諦めがついた?」

 

「……えぇ……」

 

 

叢雲の返答を聞いて鯉住君が手を離すと、彼女は渋々立ち上がった。

パタパタと裾周りについたホコリを掃っている。

 

 

「……アンタ何か心当たりとかないの?」

 

「……全然ない」

 

 

急な来訪の理由を探すも、まったく思いつかないふたり。

半ばあきらめの心で会議室のふすまをたたく。

 

 

トントントン

 

 

(ええよー)

 

 

本当に居るようだ。

観念して中に入ることにしたふたり。

 

 

すぅーっ……とんっ

 

 

「「失礼します」」

 

 

 

「おー、久しぶりじゃのう。

と言ってもまだ1か月ほどしか経っとらんか」

 

「お久しぶりです。鼎大将……と伊勢さん、日向さん」

 

 

目の前で座布団に胡坐をかく鼎大将。

その両隣には、落ち着いた芥子色(からしいろ)の服を着た女性がひとりずつ正座で座っている。

 

 

「久しぶり~!元気してた?」

 

「ふむ。息災な様子で何よりだ」

 

 

こっちにひらひらと手を振っているのが、姉の伊勢さんで、

腕組みをして落ち着いた様子なのが、妹の日向さんである。

 

いつみても逆だとしか思えない性格だが、こういった関係があってもいいとも思う。

 

 

「呉第1鎮守府・第1艦隊のメンバーである、おふたりまでいらっしゃるなんて……

大将、今日は一体どういったご用件なのですか?」

 

「あれ?思ったより落ち着いとるの。

驚く顔を見ようと思って、せっかく連絡しないできたのに。

てっきりわし、もっとうろたえると思ってたよ?」

 

「鯉住殿も提督が板についてきたということだろう。

頼もしいじゃないか」

 

「そうね。最初に会ったときは、あんなに頼りなかったのにさ。

なんだか遠い存在になっちゃったみたいで少し寂しいね」

 

「いえいえ……そういうわけじゃないんですよ……

実は大本営でですね……」

 

 

・・・

 

 

説明中

 

 

・・・

 

 

「なんじゃい。もうサプライズされとったのか……

せっかく気合入れてきたのに、残念じゃのう」

 

「川内さんも足柄さんも、そのつもりはなかったみたいなんですけどね……」

 

「横須賀第3鎮守府も、佐世保第4鎮守府も、相変わらずのようだな」

 

「そうなんですよ……あの人たちには、もっと常識というものを分かってもらいたいです……はぁ……」

 

 

ため息をつく鯉住君を見て、苦笑いする伊勢。

呉第1鎮守府の面々は、比較的まともな感性を持っている模様。

 

 

「あはは……ま、みんな元気そうで何よりよね。

それで提督、さっさと用件話しちゃった方がいいんじゃない?」

 

「なんか腑に落ちんけど、そうじゃの。

というわけで、わざわざわし自らここまで来た理由を説明しようかの」

 

「まったく……鼎大将も大概ですからね? それで、何の用です?」

 

 

ジト目を向ける鯉住君を意に介さず、鼎大将は懐から何枚か書類を取り出した。

 

 

「ほい」

 

「ほい、って……なんですか?これ?」

 

 

大将の差し出した書類をのぞき込むふたり。

1枚目の書類にはこう書いてあった。

 

 

 

 

 

    ~春季大演習開催~

 

この春にひとつ上の実力を身につけましょう!

普段と違う訓練で、一気に練度アップ!

これで海域開放も海域維持も楽勝だ!

 

 

 

 

 

「「 …… 」」

 

 

なんだこれ。学習塾の講習生募集のビラだろうか?

秘書艦の叢雲を見ると、彼女も怪訝な顔をしている。

 

 

「一応演習ってなってるけど、実際は個別指導の訓練もやっとるからの。

むしろそっちがメインのつもりで持ってきたんじゃよ」

 

「個別指導って……やっぱり学習塾っぽいなぁ……」

 

「やっとることは似たようなもんじゃから、気にしない気にしない。

毎季の大演習では、各大将指定の鎮守府が、演習受付もしくは艦娘個別指導を請け負うことになっとるんじゃ。

ということで、わしは一ノ瀬君と加二倉君のふたりに、演習と個別指導開放を頼んでるんじゃけど……」

 

「人気なくて、全然応募者が集まらないのよね~。これが」

 

 

あの異次元鎮守府と演習する、もしくは、自身の部下を預ける。

 

……想像してみると、嫌な予感しかしない。

 

 

「それは仕方ないのでは……」

 

「ふたりとも中佐とはいえ、実力ある提督じゃというのにのう」

 

「あのですね、優秀なプレイヤーが優秀な監督というわけではないんですよ?

まずもってあのおふたりの鎮守府の艦娘は、皆さん常識がずれてるんですから、一般公募しても二の足を踏むのは普通ですって」

 

「なんじゃい、根性無いのう」

 

「そういう問題では……というか、まさか、わざわざそんな話をしたってことは……」

 

「そういうことじゃな」

 

 

眉を顰める鯉住君に対して、鼎大将は笑顔である。

さっき人が集まらないのは仕方ないと言っていたのを、聞いていなかったのだろうか?

 

 

「あのおふたりの鎮守府には、ウチからは部下を出しませんからね?」

 

「えー、なんで?」

 

「なんでもなにも、ウチの大事な部下を、あんな魔境に送り出したくはないんですよ……」

 

「かわいい子には旅をさせろって言うじゃろ?

大体キミ自身が研修経験者なんじゃから、そんなに警戒せんでもいいじゃろうに」

 

「経験者だからこそなんですよ……」

 

 

ちらりと横目で叢雲を見ると、彼女は眉を八の字にしながら、ブンブンと首を横に振っている。

大本営での体験が若干トラウマ化してしまったらしい。申し訳ない。

 

 

「ほら。叢雲もこんな調子ですし、お断りさせていただけないでしょうか?」

 

「うーん、そうじゃのう……

キミはどういった関係を部下の艦娘と築きたいんじゃったっけ?」

 

「え、なんですか? 藪から棒に」

 

「まま、いいからいいから」

 

「えーと、そうですね……

よくある普通の軍みたいな、指揮官と兵士という関係ではなく、

ひとりひとりがお互いの足りないところをカバーできるような、そんな場所にしていきたいと思ってます」

 

「ま、そうじゃろ。

キミは前々からそういう場所にしたいと言っとったからのう。

普通の提督じゃったらそれはお勧めできないが、キミに関しては大丈夫じゃろうしの」

 

「自分じゃよくわからないですけどね……」

 

 

 

・・・

 

 

 

通常の鎮守府は、先ほど彼が言ったようなドライな関係性で成り立っている。

指揮官は部下の艦娘に深入りせず、部下の艦娘も自身の提督には必要以上に干渉しない。

 

このような運営方針がスタンダードとなった原因は、主に提督側にある。

 

数年前、まだ羅針盤が発明されていなかった時代、艦娘の轟沈は日常的なものであった。

そんな中部下の命を一身に預かる提督には、多大なストレスが圧し掛かっていたのだ。

 

そんな状態だったので、良好な関係を築いていた部下が轟沈して精神を壊す者、美人ぞろいな艦娘に対して色々と暴走してしまう者、少女のような彼女らを死地に送り出すことに耐えられなくなる者……

 

とにかくそういったよくない状況が多発し、

提督養成学校では、一線を引いた関係性で艦娘と接することを推奨することになった。

 

 

そして人間と艦娘の関係性が定まり、今に至る。

轟沈が基本的に無くなった現在も、その方針は続いているのだ。

 

結局のところ、問題の根本は変わっていないからだ。

心の負担が軽くなっても、艦娘と必要以上の関係を持つと、特定の部下だけ重視したり、艦隊運用に私情が入ったりと、指揮系統がうまく回らなくなる。

 

可憐な少女達を冷静に指揮し、戦場に送り出すという歪な状況。

それをすんなり受け入れる事ができるほど、人間は理性的な生き物ではない。

 

 

だから鯉住君が言うような鎮守府運営は、現在極めて異例である。

 

元々そうであればこれ以上はないような話だが、人間は弱いもの。

そのような関係性では、普通であれば惰性に流され、鎮守府は形だけの堕落した場所に成り下がってしまうだろう。

 

しかし鼎大将や、彼の弟子たちは、鯉住君のこの方針を認めることにした。

 

その理由はふたつ。

彼の目標が『人類のために戦ってくれている艦娘の役に立ちたい』というものであること。

そして、彼自身が欲望の手綱を理性で握ることができる、謙虚で誠実な人間であるということ。

 

つまり彼は『奪う側』ではなく、『与える側』の人間であると判断したからだ。

そういった人間ならば、本当に大事なものを見失うことはないだろう、ということでもある。

 

 

 

……余談だが、鼎大将が多重ケッコンを薦めていたのは、彼のような善良な提督の活躍の場を増やすことが狙いだったりする。

 

艦娘に好意を持たれるのは、往々にして彼のような、大きなもののために行動できる人間だ。

天狗になる者が多い提督にも、少数派であるが、そのような者たちは存在する。

そしてそんな者のために、練度向上制度でもある、ケッコンカッコカリ制度は存在する。

 

しかしそういった提督の多くは、非常にお堅い貞操観念を持っている。

だからその制度を、そもそも利用しない者が多いのだ。

良いことではあるのだが、それでは多くの女性から好かれることに対して問題が起こる。

 

ひとりを選べずに中途半端な関係で留めておく、または、好意を寄せている部下が多数いる状態で、たったひとりを優遇するのは非常にマズいことだ。

それでは艦隊全体がぎこちなくなり、本来の機能が発揮できなくなるのもやむなし。

 

それならばこの際、踏ん切りがつきやすいように、多重ケッコンを制度化してはいかが?ということである。

ついでに男性提督の抱える性的な問題も解決でき、落ち着かせることもできる。

 

実に合理的だし、一気に諸問題を解決できる策ではある。

が、大和も考えていたように、それは艦娘の心の問題を考えると、ちょっとどうなのか、ということでもある。

艦娘サイドからみると、ちょっと待ったがかかるようなお話なのだ。

 

 

 

・・・

 

 

 

「もし本当にキミがそう思っているのなら、今回の研修の話は、全員でしっかり話し合って決めた方がいいじゃろ。

確かにキミが言う通り、中々ハードな研修になるじゃろな。

しかしそれをやり切れば、確実に、想像できないくらいに、実力はアップすることになる」

 

「まぁ、言ってることはその通りですが……」

 

 

艦娘研修に渋っている鯉住君を見て、おつきのふたりが口を開く。

 

 

「そんなに過保護にならなくてもいいじゃない。

私達艦娘の一番のお仕事は、人類の平和のためにできることをすることよ?

もっとチカラをつけたいって娘が居るんなら、今回の話を黙ってるのは、ちょっとどうかと思うわ」

 

「うむ。伊勢の言ったとおりだな。

キミは部下を大切に思って、研修の話を断った。そのことを部下の皆が知れば、嬉しく思うだろう。

そして同時に、キミに怒りが沸くことだろう」

 

「な、なんで怒りを……?」

 

 

予想外の日向の一言に困惑する鯉住君。

 

 

「そうだな。教えてやれ。秘書艦殿」

 

 

彼女の言葉を受け鯉住君が隣を見ると、叢雲がムスッとした顔をしていた。

 

 

「アンタねぇ、私達のことどう思ってるわけ?」

 

「いや、大切な部下だと……」

 

「そういうところよ、伊勢さんと日向さんが言ってたのは。

自分が目標にしてる鎮守府方針を、もっかい言ってみなさいよ」

 

「えーと……全員で支えあっていくような場所にしたいんだけど……」

 

「気づかない?

アンタはみんなで鎮守府を作りたいと思ってるらしいけど、やってることは、私達の意思を無視した独断専行だってこと」

 

「いやそれは、みんなが大変な目に合うのが火を見るより明らかだし……」

 

「相変わらず察しが悪いわねぇ……

大変な目に合うよりも、不必要なところで守られる方が、私達にとっては屈辱だって言ってるの。

私達だってみんなのことを守りたいし、そのチカラをつけたいと思うのは当然よ。

それがわからないから過保護なのよ」

 

「あー……そういう……いや、でも……」

 

「私達は、みんなでひとつのチームでしょ?アンタが言ったことよ?」

 

 

言いたいことを言い切ったのか、叢雲はまた前を向いてしまった。

 

 

「……わかった。降参だ。

鼎大将、この件はウチの全員で話し合ってから決めることにします」

 

「うむうむ。良い秘書艦に恵まれたようじゃの」

 

「恐縮です……」

 

 

ばつが悪そうな表情で頭をかく教え子を見て、満足げな表情を浮かべる鼎大将である。

 

 

 

 

 

「ところで叢雲は研修には……」

 

「絶対行かないわ」

 

「今しがたあんなこと言ってたのに……」

 

「それとこれとは話が別よ」

 

 

 

・・・

 

 

 

「それで、大将がわざわざここまで来たのは、それだけじゃないんでしょう?」

 

 

調子を取り戻した鯉住君が口を開く。

 

 

「うむ。その通りじゃ。用事はあとふたつほどあってのう。

ひとつは、大規模作戦の準備を進めておいて欲しいと伝えるためじゃ」

 

「だ、大規模作戦ですか?そんな通達は受けていませんよ?」

 

「まだ正式にはこの話は出ておらんからのう。

実はな、わしら呉鎮守府の直轄海域が、今現在不穏な状態なんじゃ」

 

「不穏、ですか」

 

「そうじゃ。呉鎮守府のレベル5海域。そこの深海棲艦が、現在不気味な沈黙を保っておる。

普段であれば湯水のごとく湧き出る深海棲艦を掃討するんじゃが、それがここ数週間、ほとんど姿を現しておらんのじゃ」

 

「それは、確かにおかしいですね」

 

「確実にこれは何かがあるじゃろ。5年前の本土大襲撃と同じパターンじゃ。

おそらく、遅くとも半年以内には、大きな戦闘が起こる」

 

「なるほど……現状はわかりました。それで、私達はどうすればいいですか?

正直レベル5海域ともなると、私達の実力ではどうにもできない気が……」

 

「バックアップ要因として活躍してもらおうかと思ってのう。

戦場がどこになるかはわからんが、そこに近い鎮守府を拠点にして活動してもらうつもりじゃ」

 

「なるほど。そういうことでしたら、了解しました」

 

「戦渦に巻き込まれる可能性も十分にあるから、そのための戦力も整えておくようにの」

 

「レベル5海域か……かなり不安はありますね」

 

「ま、大丈夫じゃろ。

足柄君が異動したと聞いとるし、研修で戦力強化もできるし」

 

「研修は参加メンバーがいるかわからないので、期待しすぎないでくださいね……」

 

「ほっほっほ。まぁまぁ、よかろう」

 

 

なかなか大変な事態なようだ。

彼にとっても初めての大規模作戦。どうしても緊張してしまう。

 

 

「ま、結局わしの勘じゃし、事が起こるのもそこまで近日ではないはずじゃ。

一歩ずつ確実に進むようにの」

 

「はい。そうさせていただきます」

 

 

 

・・・

 

 

 

「それで大将、残りのひとつの用事というのは何なんですか?」

 

「あぁ。異動願いじゃ」

 

「「 あぁ…… 」」

 

 

ついに来てしまった。やっぱりあの人だろう。同時に同じことを察する提督と秘書艦。

 

 

「まあ、そういうことじゃな。

むしろ今まで待たせたんじゃから、存分にかまってやるんじゃよ?

わしも毎日毎日、異動はまだか異動はまだかと、せっつかれ続けてるんじゃから」

 

「あー……なんと言いますか……

本来は鎮守府運営が落ち着く頃合いの1か月後に、異動予定だったですもんね」

 

「そうそう。キミが色々とやらかしたおかげで、それが延期になったんじゃよ。

大規模作戦の対応もあるから、もう少し先のことになる予定じゃ。

だいたい2,3か月くらい先かの」

 

「そ、そうですか……結構先なんですね。

あと、言っときますけど色々起こったのは、俺のせいじゃないですからね……

真面目に素直にマニュアル通りやってたら、こんなことになっちゃったんですからね……」

 

「ま、なんかやらかしてくれるだろうと楽しみにしとったけど、想像以上じゃったのう。

本当に楽しませてもらったわい」

 

 

ゲラゲラ笑う鼎大将にジト目を向ける鯉住君。

 

 

「まぁそれはそうと、大事な婚約者じゃからな。

ずいぶん待たせる分、目いっぱいかわいがってやるように。

あと少し早いが、これはわしからの餞別じゃ」

 

 

鯉住君に構わずそう言うと、鼎大将は別の書類と箱を取り出す。

 

 

「はい。ケッコン書類一式」

 

「ちょ、ま……待って!!

別に俺は初春さんと婚約なんてしてませんし、それを受け取るなんてできません!」

 

「受け取れない? あぁ、指輪は自分で用意したいってことかの?

確かに一生の記念になるし、デザインにもこだわりたい気持ちはわかるんじゃが……」

 

「提督提督、指輪のデザイン選ぶのは、女性の方がいいと思うわ。鯉住君センスがちょっとアレだし」

 

「いや、やはりこういったものは、殿方が相手を想って選ぶ方がいいだろう。

気持ちが大事だろうな」

 

「ふむ。ふたりの言うことももっともじゃが、艦娘と人間とのケッコンは、この一式でないと認められないんじゃよ」

 

「あー、それじゃ仕方ないか」

 

「指輪のデザインくらい自分で選べればよいのにな」

 

「お、そのアイデアいただきじゃ、日向君。

今度大本営の大和君に話でもしてみるかのう」

 

「ちょっとぉ!俺の話を聞いてください!聞いてくださぁい!!」

 

 

必死で訂正する鯉住君に見向きもせず、3人で盛り上がる鼎大将一行である。

その様子を隣で見ている叢雲は、ため息をついていた。

 

 

「はぁ……また大変なことになりそうね……心休まらないわ……」

 

 

 

 

 

 




ちなみに鼎大将が自らラバウルまで足を運んだ真相は、「バカンスしたかった」からです。
伊勢日向はくじ引きで慰安がてら護衛に選ばれました。
自由ですね。
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