実は……という事実が明らかになります。
「て、転化とは、どういうことですか!?
私、そんな現象聞いたことありませんよ!?」
動揺で若干声が震えている高雄。
無理もない。『艦娘の顕現』という、基本中の基本の事柄において、未知の部分があったというのだ。
自身の根幹にも関わる重要な話である。
「高雄さんが聞いたことないのも無理のないことです。
この現象を知っているのは、世界でもごく一部だけでしょうから」
「えぇ……?な、なんでそんな……」
「まぁ、そのあたりも含めて説明します。
……叢雲。悪いけど、古鷹を呼んできてくれない?」
「はぁ~……アンタ、また私達に悩みの種を植え付けようって言うの……?」
「すまないねえ……でも、早いうちに知っとかないとだから……
これから本人たちと会うこともあるだろうし……」
「本人たち……?
まぁいいわ……今から呼んでくるわよ……なんか伝えとくことはある?」
「言葉通りの現実を受け入れて欲しい、とだけ」
「はぁ……またそういうパターンなのね……わかったわ……」
すぅーっ……とんっ
若干死んだ目で執務室を退室する叢雲。
研修で様々なストレス耐性を身につけた彼女だが、それでも常識ブレイクには慣れることができない模様。さもありなん。
「ちょ、ちょっと、少佐、今のってどういう……」
「まぁ、すぐにわかりますよ」
・・・
秘書艦召集中
・・・
「……お待たせしました」
叢雲に続き、古鷹が執務室に入ってきた。すでに死んだ目をしている。
具体的には彼女の目の光が、切れかけの電球のようになっている。
「なんか……ごめんね?」
「いいんです……提督の傍に居ると、いつものことですし……」
「ホントごめんね……」
なんで話をする前から、すでにお通夜状態なんだろうか……
不安に駆られる高雄。
そんな高雄の様子を見て、さっさと説明するのが吉と判断した鯉住君は、本題に入ることとした。
・・・
「それじゃイチから説明しますね。
まず艦娘の顕現方法は、建造とドロップの2種類。そういうことになってます」
「え、えぇ……それが当然だとばかり……」
「世間一般ではそうなんですが……
そうだ、古鷹。現状確認がてら、ドロップにはどういうケースがあるか説明してみてくれない?」
「は、はい。
ドロップには大きく分けて2つのケースがあります。
海域を漂っている艦娘と遭遇するパターンと、海域ボス攻略後にどこからか顕れるパターン。合っているでしょうか?」
「オッケー。丁寧な説明ありがとう。問題ないよ。
……だから今回の深海棲艦の艦娘化というケースは、『ドロップ』じゃありません。
『転化』と言います。
現にドロップ艦の北上に確認したことがあるけど、彼女は発見前の記憶がないみたいだし、深海棲艦だったという感覚もないみたい。
これはアークロイヤルさんや天城さんのケースとは、決定的に異なるところだね。
それを踏まえて見ても、『ドロップ』と『転化』はまったく違う現象と言っていい」
「そ、そうですか……
し、しかし!今まで今回のようなケースなんて、確認されていないじゃないですか!
何故鯉住少佐には、その知識があったのですか!?」
「『確認されていなかった』わけじゃありません。
『公表されていなかった』んです」
「え、えぇ……?」
「なんで私がそんな秘匿情報を知っているかと言えば、本人たちと面識があるからです。
……正直こんな裏情報なんて知りたくなかったんですが、関わり合いがある以上、そういうわけにもいかず……」
「本人たちと面識……?
そ、それって、もしかして……少佐が研修に赴いた……」
「はい。お察しの通りです。
私が知る範囲ですが、『転化』によって艦娘となった人たちは4名います。
横須賀第3鎮守府(一ノ瀬中佐のとこ)の鳥海さん。
佐世保第4鎮守府(加二倉中佐のとこ)の神通さんと、瑞穂さん。
トラック第5泊地(三鷹少佐のとこ)の阿賀野さん。
これ以上いるかどうかは知りませんが、少なくともこれだけの艦娘が、『転化』によって艦娘化した事実があります」
「……え、ええと……」
困惑が隠せない高雄。ついでに秘書艦ふたりも固まっている。
なんだか知ってはいけない情報のような気がするが、ここまで知ってしまった以上、もう後には引けない。
「それと転化にはいくつか特徴がありまして……
元々の実力が相当高い深海棲艦でないと、この現象は起こらないようです。
今回のふたりもこの例には漏れていませんね。
あとは深海棲艦だった時と、性格はあまり変わらないようです。
人間に対する敵対心の変化については、私も今回初めて知りましたが」
「へ、へぇ……」
「色々知ってるように話してますが、私も知らないことは多くって……
特に今回驚いたのが、深海棲艦と艦娘の姿がコンバート可能だということです。
そんなことができるなんて、誰も言ってませんでしたし……
ただ、昨日鼎大将に聞いた話だと、それはすでに知られていることだったようです。
ただ私が知らなかっただけという話でして」
「は、はぁ……」
「まぁ、少なくともこれだけの内容が、現在わかっています。
ご理解いただけたでしょうか?」
「はひ……」
怒涛の新情報に、情報処理能力が限界にきている高雄。
ふたりの秘書艦も同様だが、悲しいかな、このような事態は慣れっこである。
高雄よりも先に立ち直り、疑問を口にする。
「ちょ、ちょっと、アンタ。
実際目にしたから疑うつもりはないけど、なんでそんな大事なこと、秘匿情報になってるのよ?
そんな重要な話なら、公表するべきじゃないの?」
「……俺も初めてこの話聞いたときは、おんなじ反応したよ。
でもさ、よく考えてごらん?
キミたち最初、今回の件はドロップだと思ったよね?」
「まぁ、そりゃそうよ。それしか選択肢なんて無いもの」
「だよね。それが普通の反応だと思う。
……つまり今回の話を聞いた人はほぼ全員、キミたちと同じ状態になる。
そしてこう思うはずだ。『今までドロップ艦と思っていた艦娘に、転化体が潜んでるんじゃないか?』ってね。
深海棲艦にいつでも変身できて、はたから見ると絶対に区別できない艦娘がさ」
「あー……そういうこと……納得だわ」
「そうなんだよねぇ……
戦場で一番怖いのは、『味方の裏切り』だから……
そうでなくとも、同じ屋根の下、自分を殺しに来るかもしれない存在と一緒なんて、精神が持たないよねぇ……」
「もしこの事実が公表されたら……!
ちょっと眩暈がしてきました……」
「古鷹の反応が、『転化』が秘匿情報にされてる一番の理由かな。
『転化』の詳しい条件が元から浸透していれば、問題ない話なんだけどねぇ……
あとからこんなこと公表したら、絶対みんな疑心暗鬼になっちゃうでしょ?
だから秘匿情報なんです。おわかりいただけましたか?高雄さん?」
「はひ……それはもう、十二分に……」
高雄は彼の話から、もしこの情報が公開された場合を考えていた。
簡単に予測されるだけでも以下のような害があるだろう。
・艦娘に対する魔女狩りめいた所業が横行する
→艦娘が人類に見切りをつけ、深海棲艦により人類全滅。バッドエンド。
・ドロップ艦と建造艦で扱いが変わり、艦隊運用時に致命的な軋轢が生まれる。
→深海棲艦に押し込まれ、人類全滅。バッドエンド。
・艦娘は人類を攻撃しようとしないが、深海棲艦ならそれができるため、『対人戦力』とするための、艦娘の深海棲艦化が研究される。
→各国間の情勢が一気に悪くなり、第三次世界大戦勃発。バッドエンド。
→そもそもその前に、艦娘がそんなことする人類を見放す。バッドエンド。
・その逆に深海棲艦の艦娘化という名目で、深海棲艦の生体研究、同時に艦娘の生態研究が行われる。人権のない艦娘なので、非道な実験が予測される。
→実験が成功しても失敗しても人類の暴走不可避。大惨事世界大戦勃発。バッドエンド。
……パッと思いつくだけで、この有様である。
高雄が目からハイライトを完全に失うのも、仕方ない話だ。
「そういうわけで、この話は口外無用でお願いします。
ちなみに大本営の元帥や大和さん、高雄さんの提督の白蓮大将は、『転化』について知っていますから、話をしていただいても構いません。
あ、あと、他の第2艦隊のメンバーには、敵ボスを倒したら彼女たちがドロップしたということにしておいてください。少しゴリ押しな気もしますが……
……そんな感じでよろしいでしょうか?」
「よろしいんじゃないでしょうか……」
「それではよろしくお願いしますね」
・・・
「そういうわけで、彼女たちの艦娘化については、秘匿するしかありません。
言い換えると、艦娘姿と深海棲艦姿が切り替え可能な存在がいる、という事実を秘匿することになります」
「はい……それは、そうするしかありませんね……」
「ご理解いただけたようで何よりです。
それでは残り2つの問題について、話をしましょう」
鯉住君は一旦話を区切り、別の話題へ移る。
「……まずは、彼女たちの今後についてでしょうか。
大本営預かりとか、ラバウル第1基地預かりにしてくれると、私としては嬉しいな~、って思うんですけど……」
「無理です」
「無理ね」
「諦めてください」
「みんなヒドくない!?」
にべもなく提案を突っぱねられる鯉住君。
これは仕方ない。
そもそも彼女たちが艦娘化したのは、彼を認めたからなのだ。
もしここで、彼の元を離れて別のところに行け、なんて言った日には、おそらく彼女たちは元の生活へ戻るだろう。優雅な人類抹殺ライフに。
「鯉住少佐が面倒見てください。彼女たちがまた暴れださないように」
「頑張りなさいよ。私達の平穏もかかってるんだから」
「それしかないですね」
「うぅ……やっぱりそうなるのかぁ……不幸だわ……」
これからの生活を考え、あまりの精神的負担から、元ビジネスパートナーの口癖を口にしてしまう鯉住君。
人柱ってこんな気持ちだったのかなぁ……
この現代で、生贄の祭壇に捧げられた人たちの気持ちを、理解することになるとはなぁ……
「その問題はアンタが頑張ることで解決ね。ハイ終わり。
それじゃ次の問題にいきましょ」
「叢雲さん……あんまりじゃないですかねぇ……
高雄さんもそう思いません……?」
「……」
高雄はほっぺたを膨らませながら、そっぽ向いている。
よっぽどさっきの常識ブレイクが堪えたようだ。
鯉住君に八つ当たりするくらいには、ダメージを受けているということだろう。
「高雄さん……叢雲のアレって、高雄さんの真似だったのかぁ……」
「おふたりの今後ですが、提督が頑張るということで解決したようですね。
それでは最後の問題……
あのおふたりがしてきた行いについて、どう対応するかですが……」
「古鷹……そんな殺生な……
キミねぇ、俺に全部擦り付けるなんて、いくら何でもひどくないかい……?」
「私だってさっきの話で傷ついてるんですからね!
提督が男を見せて、もっと私達の心の負担を減らしてください!」
「わ、わかった……わかったから泣かないでくれ……
はい、ハンカチ……」
「うぅ……ありがとうございます……」
知ってはいけないことを知り過ぎて泣いちゃった古鷹を前に、叱るに叱れなくなった鯉住君。
女の涙に恋愛初心者が勝てる道理もないのだった。
「わかったよ……俺が頑張るよ……ハァ……
……それじゃ、最後の議題ね。
と言っても、彼女たちの存在が公にできない以上、知らぬ存ぜぬを決め込むしかないんじゃないかな?」
「それは……そうですね……
被害を受けた方々には申し訳ないですが……」
「どうせ公表したら、『加害者であるふたりをよこせ、もしくは処分しろ』みたいな、頭悪い意見が出てくるんでしょ?
実際そうしようとしたら、被害拡大するに決まってるのに」
「まぁ、言い方は悪いけど、そうならざるを得ないよねぇ。
やっぱりこれも秘匿情報にするしかなさそうか……」
「……あ、でも!
欧州の深海棲艦の圧力は劇的に弱まったんですから、それを教えてあげてもいいんじゃないですか?
かなり欧州情勢は厳しいと聞きますし、喜ばれると思いますよ!」
「やっぱり古鷹は優しいなぁ……天使だなぁ……
……そうしてあげたいのは山々なんだけどね、そうもいかないんだよ……」
「え!?ど、どうしてですか?」
「なんでそんなこと知ってるの?ってなっちゃうでしょ?」
「……あぁ、言われてみれば、確かに……」
「それに深海棲艦の圧力が弱まったら弱まったで、それはそれで問題なんだよ。
もう一度世界進出できると判断した国々の中で、帝国主義が復活しちゃうだろうから……」
「チカラによる他国支配ですか……
いや、でも、深海棲艦の脅威がある以上、他の国まで戦力を送ることはできないのでは……」
「そうなんだけどさ、『それが可能になった時の準備』みたいなものは、始めると思うんだよねぇ……
無償で頑張ってくれてるキミたちには、あんまり聞かせたくない話だけど……」
「ええと……」
「まぁ、ともかく、彼女たちの存在を明かせない以上、彼女たちがやらかした事についても、だんまり決め込むしかないと思う。
高雄さんもそれでいいですか?」
「は、はい」
「それじゃ、今の話し合いで決まった……といっても、無かったことにする、といったことぐらいですが……
この話を私の方から大和さんに伝えて、話し合ってみます」
「わかりました……」
もう高雄には、わかりました、としか言えない。
鯉住少佐は思った以上に遥かに視野の広い人だったし、自身の師匠である大和と話し合ってくれるというなら、口をはさむことなどない。
というか、こんな世界情勢をグラつかせる話題じゃなくて、もっと事務的な作業に戻りたい。
資材管理とか、変な緊張しなくていい仕事をして、この地雷原みたいな話を忘れたい。
はやくおうちかえりたい。
・・・
「……では、難しい話はここまでで。
疲労がたまっているところ、お付き合いいただいてありがとうございました」
「いえ……必要なことでしたので……」
「それじゃ古鷹、キミも疲れてるところ申し訳ないけど、高雄さんを部屋まで案内してあげてくれ。
2,3日は照月さんの回復もあるし、滞在されるだろうから、その用意もしてあげてね」
「はい。わかりました。
それじゃ高雄さん、いきましょうか」
「え、えぇ……なんだかドッと疲れが出てきたわ……お願いするわね……」
すぅーっ……とんっ
古鷹に連れられ、高雄が退出する。
「……それで、大和さんに報告するのはいいけど、あのふたりのここでの扱いは決めとかなきゃいけないんじゃないの?」
「そうなんだよねぇ……
『何とかします』だけじゃ報告でもなんでもないからねぇ。
とすると、やっぱり本人たちにどうしたいか聞き取らないとなぁ……」
「頑張るのよ」
「……ついてきてくれないのかい?」
「……」
あっ、そっぽ向いて無視し始めた。
さっきの高雄さんにそっくりじゃないか……
げんなりしながらも、例のふたりと面談することにした鯉住君なのであった。
元深海棲艦の皆さん(転化組)がヤンチャしてた頃の話
長い上物騒なので、興味のある方だけどうぞ。
・横須賀第3鎮守府所属 鳥海(元 集積地棲姫)
小笠原諸島沖に出現した深海棲艦。
どの深海棲艦よりも戦略戦に飢えており、本能に任せて戦いを挑む同胞が許せず、自らが矢面に立つことに。
とんでもない鬼謀と統率力を持っていた彼女は、日本全土の海岸から一斉攻撃という、誰も予測していなかった超規模作戦を実行に移した。
あまりにも壮絶だったその総力戦は、現在、本土大襲撃と呼ばれている。
その戦いで、一ノ瀬少佐(当時)との壮絶な頭脳戦の末、圧倒的なアドバンテージを覆され、敗北。
自身よりも優秀な頭脳を持つ一ノ瀬少佐に感服し、さらなる頭脳戦を求める彼女は帰順することとなった。
現在は将棋盤の上に戦場を移し、充実した日々を送っている。
・佐世保第4鎮守府所属 神通(元 軽巡棲姫)
世界のどこかで顕現し、決まったテリトリーを持たず放浪していた深海棲艦。
定住しなかった理由は、ひとりでも多く、一秒でも長く、戦闘力を有する相手を殺傷していたいから、という物騒なものであった。
艦娘、深海棲艦の区別なく、目に入った相手には必ず攻撃を仕掛け、その全てに勝利してきた。欧州棲姫が唯一敗れた相手でもある。
敗北後命のあった者たちからは『ブラインド・デーモン』と呼ばれ、恐れられていた。
ある時日本近海を放浪していた際、佐世保第4鎮守府の艦隊に遭遇。
当然戦闘となり、一晩に及ぶ死闘の末、敗北。
当時旗艦であった龍驤に、面白い奴がいたということで捕縛され、加二倉少佐(当時)と面会。意気投合し、帰順することに。
今日も彼女は溢れんばかりの殺害衝動を深海棲艦に向けながら、充実した日々を送っている。
・佐世保第4鎮守府所属 瑞穂(元 水母棲姫)
香港近海に顕現した深海棲艦。
収集家にして、深海棲艦にしては非常に優しい性格。
だが、その優しさは深海棲艦の常識に支えられているものであり、人間からすると、とんでもないもの。
彼女は『倒した相手が世界から忘れられないように』という思いやりをもって、頭蓋骨に仕留めた日付を彫って保管するようにしていた。
香港から人類が頭骨を残して消えたのは、彼女が原因。
中国海軍からは『首狩り姫』と呼ばれ、恐怖と憎しみの対象となっていた。
彼女の討伐を目的とした、佐世保鎮守府・中国海軍の連合作戦により、佐世保第4鎮守府の面々と戦闘、そして敗北。
その際同行指揮を執っていた加二倉少佐(当時)に一目惚れし、帰順。
彼と一緒に過ごせる生活も当然幸せだが、彼が亡くなってから彼の頭骨と永遠に過ごす日々も素晴らしいだろうと考えている。
どう転んでも幸せな未来を妄想しながら、充実した日々を送っている。
・トラック第5泊地所属 阿賀野(元 軽巡棲鬼)
オセアニアのキリバス諸島に顕現し、ポリネシアの島々を荒らしまわった深海棲艦。
荒らしまわったと言っても、無慈悲な襲撃ではなく、彼女の目的を満たすための襲撃。その目的とはなんと、フルーツを食べること。
本能のまま島々に上陸し、フルーツ畑を荒らしまわり、ひたすらに食べ続ける生活を送っていた。
フルーツが無くなった島の人間には普通に攻撃を加えていたため、無害というわけではなかった。
それでも他の深海棲艦よりも、人類にとっては危険度の低い相手であったと言える。
トラック第5泊地所属の電の要望により、三鷹少佐率いる艦隊が彼女に接触。
その際彼の『ウチに来れば、東南アジア中のフルーツ食べ放題だよ?』という勧誘を受け、それにホイホイ誘われ、帰順。
現在はその言葉通り、フルーツ食べ放題な充実した日々を送っている。