艦これ がんばれ鯉住くん   作:tamino

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今回は、あることないこと色々ねじ込んで物騒な感じになっています。
詳しくは注意書きを呼んでください。


注意書き

・今回の話では物騒な表現、言葉が出てきます。
・直接描写や轟沈描写はありませんが、人によってはひええとなる可能性があります。
・このお話は概ねフィクションです。真に受けるかどうかは私は関知しません。概ねフィクションですから。
・話に信ぴょう性を欠く上に、ダラダラ続いちゃう部分があります。ごめんなさい。


以上に同意していただける場合のみ、読み進めていただくことを推奨します。
今回の話は読み飛ばしてもらっても問題無いよう、次回にあらすじみたいなの入れますので。




第97話

 

陸奥による三鷹少佐の身の上話が始まろうとしている。

現状でも常識の外にある情報目白押しなので、いくらそういうのに耐性がある龍田でも、いっぱいいっぱいとなっていた。

 

もし龍田ではなく秘書艦ズだったら、とっくに真っ白になっていたことだろう。

彼女が役目を変わったのは正解だったといえる。

 

……そんな精神的ピンチを迎える龍田が、提督に声にならないSOSを発していると……

それが通じたのか、提督である鯉住君と、お客さんである三鷹少佐が、一緒に鎮守府散策から戻ってきた。

 

 

 

ガララッ

 

 

 

「ただいま。お待たせしちゃったね」

 

「て、提督……!待ってたわぁ……!」

 

「あら、おかえりなさい。……提督、早かったのね。

それで、どうだったかしら?龍太君の鎮守府は」

 

「いや、もう、凄いのなんのって!

人類の到達していない技術のオンパレードに、軍事施設とは真反対の牧歌的な雰囲気!

まさに龍太君そのものって感じだったよ!

やっぱりキミは凄い!僕じゃ足元にも及ばないって実感したなぁ!」

 

「三鷹さん……褒め殺ししてくるのは、物凄く恥ずかしいのでやめて下さい……」

 

「提督がそこまで言うなんて、本当にスゴイのね……

私も見てみたくなっちゃった。龍太君、あとで私にも色々見せてくれないかしら?」

 

「え、ええ。それは構いませんよ」

 

「フフ。楽しみねぇ」

 

 

興奮して少年のように感想を述べる三鷹少佐は、先ほどの話で出てきた人物像とはまるで一致しない。

 

本当に彼は要注意人物なんだろうか……?

そう考えて首をかしげる龍田。

 

 

「ああ、そうだ。ねぇ提督。

龍田さんにどこまで私達のこと話したか、報告しておくわね。

……まずは私達メンバー全員の来歴を説明してから、アナタの誤解を解いておいたわ。

アナタのことを冷酷非道で血が通ってない人間みたいに思ってたようだから、訂正しておいたわ」

 

「そ、そこまで言うつもりはないんだけどぉ……」

 

「アハハ!気を遣わなくてもいいよ!龍田ちゃん!

その表現も、あながち間違いでもないからさ」

 

「え゛っ……?」

 

「実際僕は普通の人とは考えてることが違ってさ。

例えばだけど……人間は多すぎるから3億人ぐらいまで減らした方がいいと思ってるし、国がいくつ滅ぼうとも、関係ない人が目の前でどうなろうとも、特に何も思わないんだよね。

食物連鎖とか考えると、それくらいの数がちょうどいいと思わない?

むしろ人類はピラミッドの頂点とか自称してること考えると、それでも多いと言っていいくらいだよねぇ」

 

「ひ、ひえっ……」

 

「あーもう、提督、龍田さんビックリしちゃってるでしょ。

もうちょっと歯に衣着せないと」

 

「あ、ごめんごめん」

 

「て、提督ぅ……」

 

 

三鷹少佐の雰囲気から、龍田は気づいてはいけないことに気づいてしまった。

ハッタリや虚勢なのではなく……彼は今の話を本気でしているということに。

 

さらに言えば、

それを実行するとしたら、なんの躊躇もなく実行するだろうということに。

実際にそれができる規模の財力を持っているということに。

 

……地獄の研修で鍛えられた第6感が、仕事しすぎてしまった。

SAN値の減少が著しい。

 

さっきから続く未知との遭遇に、一時的狂気を発症してしまい、半泣きになって鯉住君にしがみついてしまった。

 

 

「おお、よしよし……三鷹さん、俺もその意見は理屈では間違ってると思いませんけど……

あまり人前でその話はしないで下さいね?

誰に話しても、今の龍田みたいになっちゃいますよ?

俺はもう慣れてるから平気ですけど……」

 

「そうよ。そういうこと本気で言うから、普通の人はアナタの事、怪物扱いしちゃうのよ?

そのせいで私達まで腫れ物に触るように扱われるんだから、自重してちょうだい」

 

「当たり前のこと言ってるだけなんだけどなぁ……

キミたちや龍太君に迷惑がかかるなら、控えないといけないかぁ」

 

「頼みますよ。

そういう部分出さなければ、三鷹さんは聖人君主みたいな人なんですから」

 

「そうなの?よくわかんないなぁ……

人の細かい心を読むのって難しいねぇ」

 

「て、提督……怖いわ……グスッ……」

 

「よしよし……大丈夫だからね。

実際三鷹さんが暴走したら大災害待ったなしだけど、そうはなりようがないから」

 

「そうそう。私達がいるし、何より電ちゃんがいるもの。

任せてちょうだい」

 

「今の龍田ちゃん、ウチの山風ちゃんそっくりだね」

 

 

自信満々にする陸奥に、怖がる龍田を頭ナデナデして落ち着かせる鯉住君。

 

このふたりにとって、こういった場面は慣れっこのようだ。

こんな状況がスタンダートというのはどうなんだという話ではあるが。

 

 

 

・・・

 

 

 

……それから暫く龍田が落ち着くまで時間を空けた後。会話を再開することにした。

 

 

「ごめんなさぁい……取り乱したわぁ……」

 

「勘がいい人だと、キミみたいになっちゃうんだよね。

とにかく回復してよかったよ」

 

「どうしようかしら……

あの程度の話だけで今の状態になっちゃうってことは、このまま提督の話を聞かせちゃうのはマズいかしらね?」

 

「そうですね……ちょっと刺激が強すぎたでしょうか。

龍田には退出してもらいましょうかね?」

 

「い、いえ……そんなことで尻尾を巻いてしまったら、神通教官に呆れられて、沈められちゃいます……

それにこのままだと、三鷹少佐は危険すぎる人だって認識で固まっちゃいますしぃ……」

 

「キミたち3人揃って僕のことなんだと思ってるのさ……

劇物や毒物みたいな扱いしちゃって」

 

「普通の人からすると、まさにそんな感じなんですよ……

関わったらいつ消されるかわかんないみたいな」

 

「えー」

 

「えーじゃないわよ。それくらいはわかっててちょうだい」

 

「むっちゃんまで、ひどいなぁ」

 

 

少し困り顔の三鷹少佐を、いつもの事といった感じで秘書艦の陸奥は窘める(たしなめる)。

その様子を見ていた鯉住君は、なんとなく気になったことを聞いてみることにした。

 

 

「それにしてもなんで三鷹さんは、そこまでドライというか……

人類のことを冷めた目で見ているんですか?

普通に学生時代を過ごしてきたって聞いてますし、そんな発想まず出てこないと思うんですけど」

 

「そうだねえ……うーん……」

 

 

三鷹少佐は腕を組んで目をつぶり、何か考えている。

なにかしらを迷っているようだ。

 

 

「もしかして、何か話せない事でもあるんですか?

だったら無理して話していただかなくてもいいですよ?」

 

「……ま、いっか。

大丈夫大丈夫。鯉住君とその部下だし、大丈夫でしょ!」

 

「「 えっ 」」

 

「ちょっと提督……まさか……」

 

「そのまさかだね。なに、なんとかなるって。

五月蠅い連中には僕が話したって伝えれば、おとなしくなるし」

 

「アナタがそこまで言うなら止めはしないけど……

隠さなきゃいけないんじゃなかったの?」

 

「龍太君だしいいかと思って。

それに僕としても、自分のこと知ってもらえるのってすごく嬉しいし」

 

「まぁ、そうねぇ……確かに龍太君だし、なんとかはなるでしょうけど……」

 

「「 えええ 」」

 

 

なにやらキナ臭い展開になってきた。

どうやら三鷹少佐には隠し事があるらしく、ここでそれを暴露するつもりらしい。

 

俺だったらまぁ何とかなるでしょ、みたいな……関わった人はみんなそんな感じになるけど……

その謎の信頼、やめていただけませんか……?

 

 

「人間が何かを怖がる一番の原因は、正体がよくわかんない事じゃない?

ちょうどいい機会だし、長いお付き合いになるだろうし、僕の身の上話はしておいた方がいいんじゃないかな?」

 

「うーん……ウチのメンバーには怖がられ過ぎるのが目に見えてるから話せないけど……龍太君のところなら大丈夫かしらね。

超常現象とか突拍子もない出来事とか、慣れてるでしょうし」

 

「「 いやいやいや…… 」」

 

「実は僕はね、ちょっとした互助会みたいなところのメンバーなんだけど……」

 

「ああ、話が始まっちゃった……ゴメン龍田……」

 

「ううん……いいの……」

 

「そこのメンバーっていうのが、同じご先祖様を持つ集まりなんだよね」

 

「お、同じご先祖様……?」

 

「うん。そう。ヤマタノオロチだね」

 

 

「「 ……へ? 」」

 

 

 

 

 

「八岐大蛇(やまたのおろち)。

古事記とかに載ってて、草薙剣で有名なあれ」

 

 

 

 

 

・・・

 

 

 

「み、三鷹さん……それって一体……?」

 

「ああ、別に化け物から生まれたとかそういうわけじゃないよ?

あれだよ。古事記とか日本書紀って、わかりやすさと覚えやすさ重視で、実際にあったことを物語っぽくしてるじゃない?

だからヤマタノオロチって言っても、実際はでっかい蛇とかじゃないよ?」

 

「まぁ、歴史書がそういったものだってのは知ってましたが……」

 

「いやー!流石は龍太君だね!博識!

普通の人だったら今の段階ですでに伝わらないのに!僕感動しちゃうよ!」

 

「いや、その、はい……ありがとうございます……」

 

「それでヤマタノオロチが何の暗喩かって言うとね。

『八』はたくさんって意味じゃない?八百屋とか八百万(やおよろず)とか。

だから八岐大蛇は『豪族が治める集団がたくさん集まった合同集落』って意味だね。

あとなんで蛇かって言うと、勝った方が負けた方を悪い奴扱いするためだね。

イメージダウン戦略ってやつ。これは人類の伝統芸能だよねー」

 

「はぁ……」

 

 

なんかサラッと裏の歴史が飛び出してきた……

 

 

「だから僕が所属する互助会ってのは、その一大集落に住んでた人たちの子孫の集まりなんだ。

須佐の王であるシュメルミコト……最近だと皇尊(すめらみこと)か。

そいつらがいきなり攻めてきて、宝剣も族長の娘も奪われて、男たちはみんな殺されちゃったけど……俺達ずっと仲間だよね!

……みたいなところから始まったみたい」

 

 

「「 へー…… 」」

 

 

「そんな古い集まりだから、歴史にはみんな詳しくてさ。

僕もいろいろ学んできたんだよ。

で、人類の歴史ってのを見てみるとね。全然なっちゃいなくてさぁ。

別にこの種族ロクなことしないし、生き残んなくてもいいか、って思うようになったってわけ」

 

 

「「 …… 」」

 

 

なんかこの人怖いこと言いだした……

 

 

「だってさぁ、日本だけ見てもひどくない?

僕が知ってる限りだと、天の鳥船と同一視されてる乗り物が、空飛んでた時代からしか知らないけどさ。

 

よく知られてるところから話すと、

国内で各地の豪族同士で殺し合いしまくって、残った出雲の王……大国主って呼ばれてるけど、そいつが虐殺大会に優勝してトップに立ったじゃない?

 

そしたら日本に出戻り組の天津神が九州地方から攻めてきてさ、電撃夜襲で武御雷将軍が大国主の本拠地強襲して、日本の首都を乗っ取ったじゃない?

 

そいつらも下克上が怖くて、僕のご先祖様たちだけじゃなくて、大国主に従属してた氏族たちを攻撃して周るしさ。日本武尊(ヤマトタケル)将軍とかさ。

ホントなんのためにみんな死んでったのさ、とか思うじゃない?」

 

 

「「 はひ…… 」」

 

 

「だよねぇ。

それで結局互助会メンバーは流浪の民とかジプシーとか呼ばれる生活に入ったわけだけど、そこからもひどかったんだよ。

 

シルクロード経由での大陸からの圧力で、聖徳太子とかいう大陸の傀儡政治家に好き放題日本中をかき回されるし、坂上田村麻呂将軍が征夷大将軍とかいう肩書で東北を蹂躙するし、ただのチンピラ集団だった平氏とか源氏とかが、自分は正しいなんて顔しながら暴れまわるし……

さすがにこの辺は、割と最近の話だから知ってると思うけどさ」

 

 

「「 はぁ…… 」」

 

 

割と最近……?

源平合戦って、1000年くらい前の出来事なんだけど……

 

 

「人間なんて、ちょっとチョーシのった奴らが殺して回ることしかしないんだよねぇ。

そんなんだから江戸時代に『もう敵はいない』とか言って油断しまくって、戦国時代と江戸時代に大量に掘り出した金銀を、イギリスに根こそぎ持ってかれちゃうんだよ。

ほら、坂本龍馬とかがグラバーの奴に借金しまくって頭上がらなくなって、明治維新起こさせられて……官軍と幕府軍で二虎競食の計なんて喰らっちゃってさ。

医療用大麻とかいう名目でアヘンと金銀を交換しまくって。

どんだけだよって感じだよね。

しかもそれで傷ついたからって、薩摩に支配されてた沖縄とアイヌが平和に暮らしてた北海道を侵略するし」

 

 

自分の知ってる歴史と違う……

 

 

「その後もさ。ひどいもんだよ。

日清戦争とか言ってヤク中の清軍蹴散らさせられて調子に乗らされるじゃない?

イギリスがラクラク植民地とるために、デコイとしてやる気ないロシアとダラダラ戦わされるじゃない?

そしたら最終的に勝ち目ない戦いをアメリカとさせられるじゃない?

陸軍海軍で懲りずに二虎競食の計喰らいながらさ。

 

……あ、軍艦だった龍田ちゃんは、気分を害しちゃったらごめんね?

キミや当時の関係者を悪く言うつもりはないから。

あくまで人類そのものに呆れてるだけだから」

 

 

「は、はひぃ……大丈夫れす……」

 

 

龍田はまだギリギリ精神を飛ばさずに済んでいる模様。

 

 

「そっか。やっぱ艦娘はみんな強いんだねぇ。感心感心。

それで結局アメリカに心も体も支配されて、資本主義作り出した奴らに貢ぐための家畜にさせられるじゃない?

ホント人類って同じことばっかやってるよねぇ。

いいかげん飽きないのかなって思っちゃうよ。

ま、今は人類の天敵である深海棲艦が出てきてくれたおかげで、ほんのちょっとマシな世界になったけどねー」

 

 

「「 あはは…… 」」

 

 

乾いた笑いしか出ないふたり。

この人、深海棲艦が出てきて世界がマシになったとか言ってるんですけど……

 

 

「ま、それでもさ。

人類全体を見るとさっさと滅べよって感じだけど、個人を見ると全然そうじゃなくてさ。

一生懸命生きてる人がいたり、誰かを救いたいって人がいたり、人間の可能性を追い求めるアスリートやアーティストがいたり……

そういうのって美しいよね。やっぱり人間は滅んじゃだめなんだよ」

 

 

「は、はぁ……良かったです……そう思ってくれて……本当に……」

 

 

「あはは。それもこれも鼎先生と電ちゃんのおかげだねー。

 

……中学生のころ親に『人類という大きなくくりでなく、目の前で生きている存在として相手を見なさい』って諭されてさ。

それからおとなしく世界を見ながら、色んな人と交流しながら生きてきたんだよ。

 

それでも中々いい出会いに恵まれなくて、提督養成学校もロクでもないところでね。

「もうこの際、頑張って人類減らしてみようかな。そしたらなんか変わるかも」なんて考えてたんだけど……

両親以外で初めて「この人はスゴイ!」って存在に出会って、こんな素晴らしい出会いばかりのところに連れてきてもらって」

 

 

「提督は電ちゃん大好きだものね」

 

 

「そりゃそうさ!

自分より遥かに強くて、敵意を持たれているような相手を救いたいだなんて!

僕はそれを初めて聞いたとき、号泣しちゃったよ!

人類だったら確実に、皆殺しにするまで攻撃を加えるところだよ?

それが『救いたい』なんて言葉が出てくるんだ!美しすぎるじゃないか!」

 

 

「そ、そうですね……」

 

 

「自分のためだけだったら、どんな動物でも動けるんだよ。

それを超えたところに到達してこそ、真の人間じゃないかな。

だからそれが自然にできる人を、僕は尊敬しているんだよ。

鼎先生に、一ノ瀬さん、加二倉さん、伊郷元帥、もちろんキミもね」

 

 

「あ、ありがとうございます……」

 

 

「僕の話といっても大したこと無かったと思うけどさ、そんなところだね。

どうだい、龍田ちゃん?分かってくれたかな」

 

 

「はいぃ……」

 

 

常識ブレイクにより、龍田はまた涙目になってしまった。

 

正直知ったところで安心はまったくできない内容だったが、彼の行動原理はふたりともよく理解できた。

 

要するに……

自分を高めようと努力していたり、思いやりをもって生きている人間には、とっても協力的。

一方で、ただ生きているだけの人間にはまったく価値を見出していない。

 

……納得はなかなかできそうにないが、それでも話を聞いたおかげで、彼の価値観を知ることは出来た。

情報の洪水に理解できないこともあったが、異文化コミュニケーションの一環だと割り切ることで、鯉住君は無理やり納得することにした。

 

 

「しかし……本当に良かったですよ……

三鷹さんが鼎大将や電ちゃんと出会ってくれて。

もしそうじゃなかったら、かなり大変なことをしてたんですよね……?」

 

「まあねー。

その互助会の伝手で、世界中の重要人物とかと話をしたんだけどさ。

なぜかみんな『貴方が行動を起こすようならついていきます』なんて言ってくれて。

だから多分あのまま行けば、国家共同体のひとつやふたつ潰してたと思うねー」

 

 

「そ、そうですか……」

 

 

事もなげに言ってるけど、それってヤバいですからね……?

 

 

「ま、そこまでしなくても深海棲艦がやってくれるからいっかってことで、今となってはそこまで頑張るつもりもないかな。

ただし、色々酷いことしてきた連中には、最低限の落とし前はつけてもらうけどね。

最近もその一環として、海外の資産家に散ってた日本銀行の株式を取り戻したおかげで、プライベート株含めて85%まで取得したんだよ」

 

 

「「 ……ん? 」」

 

 

「あらあら。提督、それって言っていいの?

まだ秘密にしておくんじゃなかったの?」

 

「いやね、僕のことを話せたのって本当に久しぶりだから、テンションが上がっちゃって!

ホントは龍太君が少将に昇進した時にばらして、『僕も少将になったんだよ!先輩だから負けられないよね!』ってやりたかったんだけどさ」

 

「随分嬉しそうに話してたものねぇ。

それじゃどうするの?隠しとく必要もないし、さっさと少将に昇進する計画進めちゃう?」

 

「んー、まだそれはいいかな。

せっかくだったら一ノ瀬さん、加二倉さん、龍太君と一緒に昇進したいしね」

 

「ハワイ遠征もまだ見通し立ってないものね。わかったわ」

 

 

もうやだこの人たち……

 

自分たちの知る世界とは違う世界があることを、これでもかと体験させられたふたりなのであった。

 





たつたさんはかわいいなぁ(現実逃避


三鷹少佐はちょっと違うものが見えていて、ちょっと違う世界の住人だったりするので、そっち方面の話はこれ以降あまり出しません。
出すときには今回みたいに警告文入れます。

このお話はギャグ路線前提ですので。
あんまりこういう話ばかりになって、それがブレてもいけませんしね。
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