HuGっと!プリキュア 竜騎の暗殺者   作:水甲

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第1話 転移した場所

「シャンバラの切り札でお前は世界の果てに飛ばされて……」

 

褐色の男、ワイルドハントのリーダーであるシュラ。奴は帝具シャンバラの切り札を発動させようとしていた。

俺は切り札発動前に奴に近づき、喉元にナイフを突き刺した。

 

「悪いな。お前はここで終わりだ」

 

喉を切り裂き、シュラは絶命した。俺は仲間であるタツミとラバを助けようと思い、二人の方を振り向いた瞬間、異変に気がついた。

シュラの帝具から黒い穴が現れ、俺はそれに吸い込まれた。

 

「くそ……ふたりとも……悪い。ここで俺は脱落だ」

 

俺はそう告げ、黒い穴に吸い込まれるのであった。できれば帝国を潰す所を見ておきたかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

気がつくと蒼い空が広がっていた。

 

「俺は……シャンバラが作り出した次元の穴に吸い込まれて……」

 

起き上がりあたりを見渡すと、見たことのない建造物がいくつもあった。どこなんだ?ここ……

 

「帝国領じゃないってことだよな。いや、そもそも俺が知っている世界なのか?」

 

まさかと思うけど、別世界に飛ばされたとか……そんな事あるわけ無いと思いたいけど、あのときシャンバラが暴走したことを考えるとありえる。

 

「さて、どうしたものか」

 

今いる場所は建物の屋上みたいだ。帝具もしっかり持っているけど……困ったことにこの先どう暮らすべきか

 

「ある程度寝泊まりできる場所を探さないと……」

 

そう思い移動しようとした瞬間、さっきまで青空が広がっていたのに急に曇りだし、更にはどこからともなく悲鳴が聞こてきた。

悲鳴が聞こえてきたほうを見ると広い場所で巨大な怪物が暴れていた。おまけに何故か人が倒れている。

 

「面倒事に巻き込まれたな。仕方ない」

 

俺は帝具を握りしめ、化物のいる方に向かった。

 

 

 

 

化物がいる場所につくと化物の隣には変な男が立っていた。化物はあいつが操っているのか?それに女の子が化物の前に立ちはだかっていた。どう見ても戦えるようには見えない。

 

「壊れてないことを祈るしかないな。『呉越竜騎!!レガオン!!』」

 

持っていた短剣型帝具が形を変え、俺の右腕に巨大な剣として装着され、俺は女の子の隣に飛び出した。

 

「おい、お前!」

 

「えっ?誰?」

 

「なんや?あのごっつい剣は?」

 

「何だ!何でお前ネガティブになってないんだ?」

 

「ネガティブ?よく分からないけど!!」

 

レガオンを大きく振りかぶり、化物に叩きつけた。化物はそのまま地面に倒れ込むけど、何だか変だ。

 

「倒せない?変な化物だな」

 

「アホか!!オシマイダーを倒せるわけ無いだろ」

 

男がそう言うけど、倒せないけど止めることは出来るって言うことだな。それだったら……

 

「そこのお前!!逃げろ」

 

「そや、逃げるんや」

 

何だかさっきからネズミが喋ってる気がするけど、気のせいだろうか?

 

「お前じゃないもん!はなだもん!ここで逃げたら…かっこ悪い!」

 

女の子がそう告げていた。逃げたらかっこ悪いか……今のお前は十分かっこいいように見えるけどな

 

「そんなの…私がなりたい野乃はなじゃない!!」

 

突然女の子と近くにいた赤ん坊が光だすと、小さな宝石が現れた。あれは帝具なのか?

 

「心があふれる!!」

 

「ミライクリスタルが生まれた!!はな!お前の気持ち!かましたれーっ!!」

 

「いっくよー!」

 

女の子がまばゆい光に包まれ、光が消えるとそこにはさっきの女の子によく似た子が立っていた。

 

「輝く未来を抱きしめて!!みんなを応援!元気のプリキュア!キュアエール!」

 

プリキュア?よく分からないけど、さっきの女の子が変身したって言うことでいいのか?

 

「キュアエールでいいのか?一緒に行くぞ」

 

「うん!!」

 

とりあえず協力することになり、俺は化物にレガオンを叩きつけた。さらにキュアエールは化物の腕を掴み、地面に叩きつけていた。俺ら二人の攻撃を食らってひるんだ化物。するとネズミが大声で叫んでいた。

 

「いったれー!キュアエール!!」

 

「うん!」

 

キュアエールは両手首に付いている装飾をポンポンに変えると

 

「フレフレ!ハート・フォー・ユー!」

 

ピンク色のエネルギー弾が化物に命中した。化物は安らかな顔をして

 

「ヤメサセテモライマス」

 

化物はそのまま消えるのであった。それにさっきまでいた男もいなくなっていた。

レガオンを元の形に戻すとキュアエールは元の姿に戻り、俺の手を掴んだ。

 

「ありがとう。救けてくれて、私、野乃はな」

 

「俺はミナト・ユウ。ちょっと聞きたいんだけどここは一体どこなんだ?」

 

「どういう事?」

 

「なぁ、お前、まさかと思うんやけど」

 

ネズミが話に入ってきた。というか喋れるものなのか?

 

「異世界から来たのか?お前……」

 

「異世界?」

 

「ネズミの言うとおりだ。とりあえずいろいろと話したいんだが」

 

これが俺にとってプリキュアとの出会い、そして新たな戦いの始まりであった。

 

 

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