とある理由でほまれとチェルシーの二人がハリーのお店に来ていた。何故来ているかはもちろん、はなたちが呼んだからだ。
「と言う訳で!もうすぐお店オープン何だけど…何かが違うと思うんだ!力を貸して~」
二人を呼んだ理由は、ハリーのお店が何というかえらく趣味が悪いことになっていることについて、どうすればいいのかと言う相談だった。
「何というか趣味が悪いわね~もしかして私も呼ばれたのは改装の手伝いだったり?」
「チェルシーだったら割りかしオシャレだからと思ってな。セリューも手伝ったんだけど……」
「私もこういうのは疎くって……」
女の子だったら誰でもおしゃれかと思っていたけど、そうは行かないもんな。俺なんかも田舎者だからよく分からないし……
「うーん…どんなお店にしたいの?」
「そらぁ、ぎょうさんお客さんが来る店にしたいがなぁ~。お子様から、マダ~ムまで!ビューティーハリーが…お洒落にまとめまっせ!!」
「だったらお店のイメージズレてると思う」
「なんやて!?めっちゃセレブ感出してんのに~!なんでや!?」
「とりあえずチェルシー、手伝って」
「はいはい」
ほまれとチェルシーの二人がお店のイメージに合った内装を考え、俺らはそれを手伝い、しばらくしてからさっきとは打って変わって綺麗な感じにまとまった。
「こんな感じでどうかな?」
「「わぁ~かわいい~」」
何というか相談して本当によかったのかもしれないな。はなはソファーにくつろぐ中、ほまれが携帯?を取り出し、あることを聞いてきた。
「ねぇ、お店の写真キュアスタに上げてもいい?」
「「是非~!」」
「う、うん……」
「それじゃ私も」
チェルシーも携帯を取り出し、写真を撮りだした。というかチェルシー、お前……
「携帯使えるのか?」
「あら、サヨもセリューも使えるわよ。貴方は……あぁ機械音痴だもんね」
機械音痴じゃないし、ただ単に知らないだけだし……なんて文句を言いたいけど、言ったら言ったで言い返されそうだしやめて、俺は外に散歩に出かけるのであった。
はなside
何だかミナトくんが逃げ出してしまった。もしかしてチェルシーさんにからかわれて怒っちゃったのかな?追いかけようと思うけど、さっきあげたキュアスタのおかげなのか物凄い数のお客さんが来てしまって、それどころじゃなかった。
はぐたんもお客さんがいっぱいで泣きそうになっていた。
「はな~そんな時はこれや!タンバリンや!」
ハリーがそう言って渡してきたタンバリンを受け取り、鳴らすとはぐたんは嬉しそうになり、何だかお客さんたちも楽しそうにしていた。
「おっ、何だか楽しそうな店だな」
ふっと誰かがそんなことを言い、私はその声のほうを見ると黒髪に何だか磯臭いお兄さんがいた。お兄さんは私に気がつくと
「悪いんだけど、なるべく安めの服を買いたいんだけど……何でもいいんだ」
「えっと……ちょっと待ってください」
私は言われた通りなるべく安い値段の服をお兄さんに渡すけど、全部女ものだけど、着るのかな?
「悪いな。これ、お代」
お兄さんはお代を渡しお店から出ていった。何だか気になり、追いかけるとお兄さんのほかに黒髪の女の子とミナトくんと同い年の子がいた。
「ほら、買ってきたぞ」
「ありがとう」
「それにしてもいつの間にか入っていたお金を全部服に使うなんてな……」
「そりゃ、彼女にはおしゃれになってほしいからな」
「のろけか?」
不思議な三人組はそんな事を話しながら、去って行った。何だか気になる感じだった。
ミナトside
散歩から戻ると店にあった洋服が全部売れていた。何というか物凄い成果だな
「ダッハッハハハ、こない人が来るんやったら…価格、倍にしといたらよかったわ~」
何かハリーは金もうけのことしか考えてない人の目をしてるし……
「ねぇ、ほまれちゃん!写真撮って!」
突然のはなの発言を聞いて、驚くほまれ。はなは笑顔で
「ビューティーハリーオープン大成功記念に!お願いお願い~」
はなはほまれとさあやの三人で撮ろうと言い出すのだった。まぁ確かに記念に何かを残すのはいいかもしれないな。
「分かった分かった」
「ハリーとミナトくんたちも」
「遠慮しとくわぁ。オレが入るとお前らが霞んでまうやろ」
「俺もやめとくよ。三人の邪魔するのも悪いし」
「じゃあ行くよー?せーの」
「ま、どうしても言うんやったら…」
「おー!良い写真が撮れた!」
「ほんまにハブにすんなや~!」
情けない声を出すハリー、その瞬間、ハリーが人間形態からハムスターの姿に戻った。おいおい、ほまれはプリキュアについて知ってるけど、お前の姿については知らないんだぞ
「今…何か変な生き物が…」
「アッハハハ…んなアホな」
何とかごまかすハリー、どうにも店の準備やらなんやらで疲れが出てきたみたいだな。
「ほら!もうキュアスタに!」
「本当だ~!キュアスタ映えする良い写真!!」
さあやが話を変え、何とかほまれの興味を引いた。ナイス判断だな。
「ねえ、何で今日…私の事誘ってくれたの?私…プリキュアになれなかったんだよ?」
ほまれがうつむきながらそう告げた。プリキュアになれなかったとか関係なくないか?
「プリキュアとかプリキュアじゃないとか、関係ないよ!私、ほまれちゃんが好きだし、仲良くなりたいんだ!」
「ごめん。ちょっとはぐたんと散歩してくる」
ほまれははぐたんを抱いたまま、外へと出るのであった。やっぱり心の傷は深いな