HuGっと!プリキュア 竜騎の暗殺者   作:水甲

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第102話 ちっぽけな力でも……

俺達の前に広がった世界……それは時が止まり崩壊した未来だった。

世界中にトゲパワワが溢れ、はぐたんが付けているアクセサリーが点滅していた。

 

「はぐたん……トゲパワワが……」

 

「あなたが思う未来はありません。発注!猛オシマイダー!!」

 

リストルが黒い棒を取り出し、何かの術式を描くとそこから猛オシマイダーが現れた。

エール達が猛オシマイダーに挑むが今まで戦ったときよりも遥かに強く、苦戦をしていた。

俺たちも援護をしようとするが、ブリッツが前に出てきて黒い竜巻で前を塞いだ

 

「お前たちの相手は俺だ!!」

 

ブリッツが両手から黒いエネルギー弾を作り出し、俺達に向かって放ち、俺達はそのまま吹き飛ばされていった。

 

「強力の力の前では我々は無力なのだ!!」

 

「くっ!?」

 

「お前も知っているはずだ!苦しむ俺たちはクライアス社に助けを求めた!子どもたちが安全に暮らせる場所を用意してくれるという約束までしてくれた!だがそれでも……強大な力は故郷を燃やし……すべてを奪っていったことを!」

 

「ぐう!?」

 

ハリーはリストルの言葉を聞き、うつむいていた。強大な力の前ではすべてが無力か……

 

「小さな力を合わせても、強大な力に勝つことはできない!そんな夢が叶うなら……俺達の故郷は滅びることなかった!」

 

「う……うああああああああああああああ」

 

ハリーの悲痛な叫び……俺は立ち上がり、ハリーの側に近寄り……思いっきり背中を蹴った

 

「あたっ!?なにすんねん!?」

 

「さっきから聞いてれば……強大な力の前で無力だとか……ちっぽけな力じゃ勝つことができないとか……それはただ単に諦めたからだろ」

 

「あのな……」

 

「ナイトイェーガーズのミナト・ユウ。お前は強大な力に立ち向かうということがどんな事か知ってるのか!」

 

「あぁ知ってるよ……」

 

俺はこれまでの事を思い出していった。ただただ人々は絶望しかしていなかったことを……

 

「ある村は重税に苦しみ、またある村は何の罪もない人がいるっていうのに焼かれ……」

 

後ろからナイトレイドのみんながゆっくりと立ち上がり、帝具を構え始める

 

「力がない人たちは力あるもの達にただ玩具にされるだけだった……だからこそ俺たちは外から世界を変えようとした!」

 

「それならば分かるはずだ!強大な力の前で、仲間たちが死んでいくということを!」

 

「そうだな……辛く苦しいことだ。俺も仲間や友達……世話になった恩人を失ってきた。だけど俺たちはお前とは違う!」

 

俺は狂龍騎に変わり、拳を構えた。

 

「お前は諦めたんだ!抗うことを……絶望から這い上がることを!!」

 

「黙って聞いていれば……お前はここで死ね!!」

 

ブリッツは黒い雷を落としてきたが、タツミとブラートの二人が盾になって防いでくれた。

 

「スサノオ!」

 

「あぁ」

 

ボスがスサノオの奥の手を使い、ブリッツを守る風の防壁を思いっきり殴った。風の防壁が少しだけ歪んだ瞬間、シェーレが防壁を切り裂き、レオーネが力の限り防壁をこじ開け……

 

「ラバ!あんたわかってるわよね」

 

「わかってるって!」

 

マインの砲撃で防壁を完全に打ち破り、その隙にラバがブリッツの体を拘束した。

 

「この程度……」

 

「俺達は諦めず……絶望から逃げなかった!!」

 

拘束されたブリッツを俺は思いっきりぶん殴り、ブリッツはそのまま吹き飛んでいった。

そしてリストルに向かって更に叫んだ

 

「俺達だけじゃない!エールたちだって諦めていない!」

 

「うん、ミナトくん……私達はあきらめない。私達の未来をつかもう!だから……」

 

エール達は立ち上がり、猛オシマイダーに向かっていく。

 

「ハリー、例えクライアス社に力を貸した過去があっても未来は変わる!」

 

エール達の諦めていない姿を見て、ハリーは顔をあげ、白いミライクリスタルを取り出した。

 

「そうや、俺は未来を信じるって決めたんや……どんな強大な力にだって、仲間を信じて手を取り合えば奇跡は起こる!それをお前らが教えてくれた!フレフレ!プリキュア!」

 

ハリーの応援を聞き、エールは力強く頷いた。

 

「その思い!受け取った!フレフレ!ハート・フォー・ユー!」

 

エールの浄化技を喰らい、猛オシマイダーは浄化されていった。そうだよな。誰も諦めていないんだ。

 

だがその時リストルがハリーの背後に周り、ハリーとはぐたんの二人を連れ去り、タワーの上まで転移した。

 

エールはみんなの力を借り、タワーの上まで登っていく中、俺は

 

「マシェリ」

 

「はい!」

 

マシェリは俺にキスをすると俺は愛龍騎に変わり、翼を生やしてタワーの上に降り立った。それにしてもマシェリは少しずつ変わってきたな……

 

「お前たちが望む未来はかなわない!」

 

「子供とか大人とか関係ない!あなたにも明日がある!」

 

「明日などいらない!」

 

「いい加減目を覚ましやがれ!お前は明日への希望を諦めずに戦えるはずだ!」

 

「黙れ!」

 

リストルの棒術を受け、エールと二人で壁にぶつかった。

 

「ただ絶望するしかない未来など必要ない」

 

「そうだね。だから未来は素敵なものにしなくっちゃね。はぐたんがダンスをできるようになったり、大きくなっておしゃべりすることが増えたり、それが未来。だから未来は愛おしいものなんだ!」

 

「未来がこうなってしまうとしても……俺は信じ続けている。未来は変えられるってな」

 

俺たちの声に反応するかのようにはぐたんの前にミライクリスタル・ホワイトが輝き出し、形を変えた瞬間、巨大な光の化身が現れた。

 

「あれは!?マザー!?」

 

「みんな!行くよ!」

 

「「「「「メモリアルキュアクロック!マザーハート!」」」」」

 

メモリアルキュアクロックにマザーハートをセットし、プリキュアたちが白い衣装に変わり、手にはミライブレスが装着された。

 

「「「「「HUGっとプリキュア今ここに!」」」」」

 

「オール・フォー・ワン!」

 

「ワン・フォー・オール!」

 

「ウィーアー!」

 

「プリーキュアー!」

 

「明日にエールを!」

 

「「「「「ゴーファイ!みんなでトゥモロー!」」」」」

 

巨大な光の光線がリストルを包み込んでいく。

 

「明日……俺の願う明日……」

 

リストルは浄化される寸前で姿を消していった。その瞬間、周りの景色がゆがみ始めるのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クライアス社 研究室

 

「手ひどくやられたみたいだな」

 

ハイトの前にブリッツが横たわっていた。ハイトはブリッツに触れ

 

「お前が受けた痛みのデータはフォルシュに与えておく。さぁ今は休め……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミナトSIDE

 

元の世界に戻った俺たち、ナイトレイドのみんなも元いた場所に戻ったため、タツミとマインの二人しかビューティーハリーに戻ってきていた。

 

「俺はお前らに話さんといかんことがある。実は……」

 

ハリーがすべてを話そうとした瞬間、店の扉が開かれた。

 

「いらっしゃ……」

 

「呼ばれてないけどジャジャジャジャーン!みんなお待たせ!噂の天才科学者ドクタートラウムだよ」

 

トラウムが突然やってきたけど、何だかルールーが物凄く嫌そうな顔をしている

 

「ルールーちゃん~お父さんだよ!」

 

トラウムが抱きつこうとするが、ルールーは思いっきりトラウムを殴った。

 

「ドクタートラウムがルールーのお父さん?」

 

「確かにルールーを作ったのがトラウムなら……」

 

「……理解不能です。なぜ……」

 

何だか今度は親子の問題になってきてないか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 




映画は見てきましたが、映画の話を書くとしたらやはりDVDが出てからになると思いますね。
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