HuGっと!プリキュア 竜騎の暗殺者   作:水甲

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第104話 親子の絆 未来の龍騎

ルールーはたこ焼きを食べ続けていた。アンドロイドだからお腹を壊したりしないだろうけど……

 

「やけ食いは良くないぞ。ルールー」

 

「ミナト……私は……」

 

「あっ、ルールー、見っけ。ミナトくんも」

 

やっとと言うべきかはなとはぐたんが俺たちを見つけてきた。

 

「もう探したよ~」

 

「はな、すみません……」

 

「ミナトくん、お疲れ様」

 

「ん、というか分かってたのか?」

 

てっきりはなの事だから本当にルールーが駆け落ちするのかと思っていたのだけど……

 

「うん、だってルールーはえみるのことを裏切ったりしないって分かってたから。ミナトくんもえみるのことを裏切らないっていうのもね」

 

まだ半年くらいの付き合いだけど本当に理解してくれてるんだな。はなの奴は……

 

「はな……」

 

「ルールーは悩んでるんだよね」

 

「はい、あのままトラウムと向き合っているとシステムエラーを起こしそうで……」

 

「システムじゃなくって心でしょ」

 

はなは僕らと一緒にたこ焼きを食べ始めながら、ルールーの悩みを聞くことにした。何というか今回の場合ははなが一番いいかもしれないな

 

「私はずっと分からなかった。はぐたんを……みんなを愛おしいと思う気持ち、アンドロイドとして自分には不要なものではないかと……」

 

「不要じゃないよ」

 

「ルールー、愛というのは不要だって思わないほうが良いと思うぞ。人にとって本当に大切なものだ」

 

「私は……」

 

「お前は人だろ。俺はそう思ってる」

 

「ミナト……」

 

「ねぇルールー、アムールのの意味って知ってる?」

 

「アムールの意味?」

 

「アムールは愛って意味なんだよね。きっとトラウムさんはルールーを初めて見たとき、愛おしいと思ったんじゃないのかな?」

 

「私が愛おしい……」

 

ルールーが思い悩んでいるとどこから変な音が聞こえ、音の方を見るとトラウムが変な乗り物に乗っていた。

 

「ルールーちゃ~ん、どこ~」

 

「何なんですか……あれ?」

 

「ルールー、娘のことを心配しない親はいないんだぞ」

 

「……そうですか」

 

 

 

 

 

 

 

 

ルールーとトラウムの二人っきりにして話をさせたいとはなが言うため、俺は離れようとするがルールーはできれば見届けてほしいと言うため、俺は見届けることにした。

 

だけどトラウムとルールーの二人の間には沈黙が続いていた。

 

「……いつまで沈黙を続けるんですか?」

 

「ご、ごめんなさい。いざこうやって話をするというとなかなか言葉が出ないものだね」

 

「……」

 

何というか本当に俺はここにいて良いものなのか……

 

「君はなかなかやんちゃなアンドロイドでね」

 

昔のルールーは掃除をやらせても研究室をめちゃくちゃにしたり、気遣いのつもりでトラウムを吹きとばしたりと、本当にやんちゃだな……

 

「そんなことが……」

 

「体は今のままだ。中身はまるで子供だった。何も知らない……」

 

何を教えても理解することができなかった。そしてトラウムはあることを思い始めてしまった。

 

「私は君のデータをすべて消し、離れた……」

 

「私は失敗作だからですね」

 

「違う。君が失敗作なのではない。まっすぐ君と向き合えなかった私の失敗……最初プリキュアには嫉妬したよ。何故天才の私にできなかったことを彼女たちにできなかったのか……あまつさえ」

 

トラウムは俺のほうを見た。何だ?俺は何かやったか?

 

「恋というものを教えてくれたみたいだからね」

 

「わ、私はミナトには……」

 

「ルールー、わざわざ否定しなくていいからな」

 

「今ならわかるよ。彼らにとって君は一人のルールーアムールなんだって」

 

「……」

 

これで解決したっていうことでいいのかな?するとえみるがギターを抱えてこっちにやってきた。

 

「ルールー!」

 

「えみる……その、えみる……彼の件は……」

 

「わかっています。ルールーはミナトさんを頼りたかったからですよね。それにもしもルールーと駆け落ちしても……私は三人で幸せになれる未来を探します」

 

「えみる……」

 

何というか本当に頼もしくなってきたな。ただえみる、わかっていて言ってるのか……それかなりドロドロしたものになるぞ……

 

「それに言葉でわかりあえないのでしたら、ギターがあれば……」

 

「ふふ、もう大丈夫です」

 

「そうなのですか?」

 

「えみる、心配してくれたのですね」

 

「当り前なのです。親友なんですから」

 

「親友か……」

 

ルールーとえみるの二人は演奏を始め、トラウムは黙って演奏を聴いていた。

 

「いい曲だ。思い出す。君と初めて出会ったときのことを、何故アムールと名付けたのかを……ルールー・アムール。君は君だ。他の誰でもない。君だけの心を……」

 

「はい、愛します」

 

「それでいいんだ」

 

これで解決したっていうことでいいのかな?親子問題っていうのは本当に厄介だけど、いいものだな

 

そう思った瞬間、突然大きな音が鳴り響いた。

 

「こんなときに来るなよ……えみる、ルールー」

 

「「はい」」

 

 

 

 

 

 

 

 

三人で音が聞こえたところへ向かい、はなたちとタツミ、マインの二人と合流した。

 

はなたちはプリキュアに変身するとそこにはジェロス、猛オシマイダー、メラルドと見知らぬ少女がいた。

 

「何だ?お前の新しい部下か?」

 

「部下?違うけど、貴方の相手よ!」

 

メラルドがそう告げた瞬間、見知らぬ少女が俺に向かって襲いかかってきた。

 

「彼女の名前はミア。見せてあげなさい。貴方の力を!」

 

ミアがメラルドの指示に従い、一瞬の内に鎧を身にまとった。あの鎧は……

 

「それは!?」

 

「貴方の持っているの……レガオン?」

 

ミアの姿が龍騎そのものだった。まさかこいつは!?

 

「未来の龍騎か……それだったら!龍騎!」

 

俺も龍騎に変わり、思いっきりぶつかりあった。

 

 

 

 

タツミSIDE

 

「ミナト!?」

 

「私達も行くわよ!」

 

「あら、あなた達の相手は私よ!」

 

ミナトのところに駆け寄ろうとするが、俺達の前にメラルドが立ちはだかった。

 

「元同盟のくせに未だにクライアス社にいるなんてね」

 

「あなた達の味方になっても面白くないのよね。それに私としては教えを説くためにはこっちにいたほうが好都合なのよね」

 

メラルドが笑みを浮かべた瞬間、マインが物凄く震えていた。何だ?全然殺気を感じなかったぞ?

 

「聞いてたとおり厄介な奴ね………タツミ、あんたなら相性が良いでしょ」

 

「あぁ任せろ!!」

 

俺は拳の連打を繰り出していき、メラルドはすべて防いでいく。アカメから聞いていたとおり虫の力を使えるからか全身を固くしているからダメージを与えられていなかった。

 

「インクルシオ……毒の鱗粉とかは通じそうにないわね。それにその鎧だと虫を潜り込ませることできそうにないわね………だったら耐久力はどれくらいかしら?」

 

メラルドが指を鳴らした瞬間、何十匹ものアリが俺に張り付いてきた。

 

「こんなアリ……」

 

「爆発するアリって……知ってるかしら?」

 

メラルドが再度指を鳴らした瞬間、物凄い爆発が起きた。

 

 

 

 

 

 

 

ミナトSIDE

 

「はあああああああああ!!」

 

「ああああああああああ!!」

 

互いの左腕を大剣に変えながら激しいぶつかり合いを続けていくが、このミアって奴は……俺と同じくらいの強さだ

 

「一気に決めるか……狂龍騎!」

 

「狂龍騎!」

 

俺が狂龍騎になると同時にミアも狂龍騎になり、再びぶつかりあった。互いの実力が同じだとしたら、一瞬でも気を抜けばやられる可能性がある。愛龍騎に変われば良いんだけど……

 

「マシェリ達は……」

 

猛オシマイダーに苦戦をしていた。アムールが敵の攻撃を食らいそうになっていたが、トラウムが助けに入っていた。

 

「ドクタートラウム!何をとち狂ったことを!」

 

「娘を守って何が悪い!」

 

娘を守るか……やっぱあんたはいい父親だよ!!

 

「トラウム……アドラメレク発動!」

 

アムールが帝具を発動し、猛オシマイダーに電撃を喰らわし、猛オシマイダーが怯み、追撃に

 

「アムール・ライトニングロックンロール!!」

 

雷撃をまとわせた一撃を猛オシマイダーに喰らわし、倒れた所で五人の浄化技を喰らわして、猛オシマイダーを浄化するのであった。

 

「マシェリ!頼む!」

 

「分かりました!」

 

愛龍騎になろうとした瞬間、ミアが動きを止めた。

 

「愛……愛が感じる……私が手にしなかったもの……」

 

ミアはそう呟きながら姿を消した。一体今のは……そういえばタツミたちの方は……

 

タツミたちの方を見ると辺りを黒い煙に包まれていた。まさか爆発したけど……

 

「ふふ、やはり私の相手は貴方が一番ふさわしいみたいね。エスデス」

 

「どうやらお前の相手は私みたいだな。メラルド」

 

タツミを抱えたエスデスとメラルドが相対していた。メラルドはため息をつき、その場から去ろうとした。

 

「今の状態じゃ貴方が一方的になるからね……今度は本気でぶつかりあいましょう……」

 

「楽しみにしているぞ。メラルド」

 

 

 

 

 

 

 

戦いが終わり、トラウムからある話を聞かされた。

 

「彼女が未来のレガオン使い……どうやらハイトの後継者に操作されているみたいだな」

 

「あいつは俺を狙ってるんだよな」

 

「あぁだが君たちなら負けないだろうね」

 

「ドクタートラウム。行く場所がないなら私のところに来ない?」

 

エスデスと一緒に来ていたスタイリッシュがトラウムに手伝ってほしいことがあるとのことだった。

 

「貴方なら元の世界に帰れる機械を作れると思うのよ」

 

「ふむ、だが完成してもハイトがいる限り発動することはできないが、手伝えることがあるのなら良いかもしれないな。それに伝えたいことは伝えられたしね」

 

「トラウム……今度一緒にごはんを食べましょう……そうすればきっと……」

 

「ルールー……」

 

「またいつか」

 

「やっぱりお父さんと……」

 

「嫌です」

 

「お父さんと……」

 

何だか見たことのある光景だな……にしても戦いが終わればはぐたんたちは未来に帰るし、俺達も元の世界に戻ることになるんだよな……

 

「帰るということは……ルールーとミナトさんは……」

 

えみるは重大なことに気が付き、大声を上げるのであった。

 

 

 

 

 

 

 

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