HuGっと!プリキュア 竜騎の暗殺者   作:水甲

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第109話 奇跡の変身!

アカメSIDE

 

アンリが事故にあったという連絡を聞き、私、ほまれ、正人は病室へ行くとそこには包帯を巻かれ、ベッドに横たわるアンリとドクタースタイリッシュがいた。

 

「アンリ……」

 

「ほまれ……他にけが人は……」

 

「いないみたいだけど…」

 

「アンリ、大丈夫なのか?」

 

「はは、足の感覚がないんだ……」

 

「スタイリッシュ、お前ではどうにか出来ないのか?」

 

「難しいわね。足の感覚を戻すことは出来ても前みたいに動かすことは出来ないわ。それほどまでに彼は酷使しすぎたのよ」

 

スタイリッシュの持つパーフェクターでも完全に治すことは出来ないのか……アンリはというと

 

「やだなぁ、最後はリンクの上でって思っていたのに……これが……僕の最後なのか……」

 

「最後なんか……」

 

ほまれは言いかけるが何も言えないでいた。私と彼の付き合いはそれほどまで長いわけじゃないが……彼のスケートにかける思いは人一倍すごいものだって分かっている。なのにそんな彼の生きがいを奪われたということは……

 

「僕の足をあげたい……僕が代わってあげられたら……」

 

「同情の言葉なんていらない。そういうのが一番キライなんだよね。出ていってもらえる」

 

「ほまれ、正人、今は一人にしてあげよう」

 

「うん」

 

「わかった……」

 

一番悔しいのアンリのはずだ。だから……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミナトSIDE

 

会場中、悲しみに暮れていた。みんなアンリの事故を聞いたからだろうな

 

「アンリくん……」

 

「こんなの……」

 

もしかしたらクライアス社はこの事を知っていたのか?だから時を止めれば……だとすれば……

 

「まずいかもしれないな」

 

俺はそう呟いた瞬間、突然猛オシマイダーが出現した。更にはリストル、この間の未来のレガオン使い、そして水晶に閉じ込められたアンリの姿があった。

 

「アンリ……」

 

「ミナト、あのレガオン使いは俺たちに任せろ」

 

ブラートの兄貴がサムズアップをしながらそう言い、インクルシオを身にまとい、シェーレ、アカメも帝具を構えた。

 

「兄貴……あぁ!任せておけ」

 

プリキュアに変身したはなたちと一緒に水晶に閉じ込められているアンリを助けようとするが猛オシマイダーが邪魔だし、水晶も硬すぎる

 

「リストル!お前、まだ……」

 

「誰だ?お前?」

 

ハリーがリストルに呼びかけるがリストルはハリーのことを忘れている?これもクライアス社の仕業か……

 

「エール!」

 

「うん!」

 

俺は龍騎になり、エールと一緒に水晶を殴るがやっぱりヒビ一つはいらないか……

 

「私、なんて言えば良いのかわからないよ!けど……私は……悲しい顔のアンリくんを放っておけない!」

 

「悲しい顔なんて……」

 

「水晶の中じゃ鏡がないからわからないか?だったら……」

 

俺は桐一文字を取り出し、水晶の同じ箇所を突いていく。何度か繰り返していけばきっと砕けるはずだ

 

「とっとと出てこいよ」

 

「僕は違う。悲しい思いなんて……」

 

「私、知ってるよ。アンリくんは最初否定から入るよね。でもきちんと向き合えばアンリくんは色んな思いを抱きしめてくれる」

 

「抱き……しめる……」

 

後一押しだな……こういうときは……

 

「エール、応援してやれ」

 

「えっ?」

 

「お前の応援は夢や力を与えてくれるから……アンリにも」

 

「わかった!フレフレ!アンリくん!アンリくんは……なりたいアンリくんになればいいんだよ!」

 

「僕がなりたい……僕……そうだどんどんできることが増えるのが嬉しかったんだ。けど……それ以上に……みんなが僕のスケートで笑顔になるのが嬉しかったんだ。もう一度……もう一度だけ!」

 

水晶にヒビが入り始めるとリストルが茨で縛り始めた。

 

「一度そまった絶望から簡単に抜け出せない!」

 

「確かにそうかもな……だけど簡単に抜け出せることはあるんだよ!」

 

俺は狂龍騎に代わり、桐一文字をリストルに向けて投げつけた。

 

「それは友が……仲間が……愛する人が……応援してくれる人がいれば絶望なんて薙ぎ払える!!」

 

俺がそういった瞬間、何かの力を感じ取ると、未来のレガオン使いがアカメ達のところから離れて、俺に攻撃を仕掛けてきた。

 

「言葉では……何だって言える……」

 

「それが何が悪い……それに絶望の未来よりかは奇跡に満ちた未来のほうが良いだろ!!」

 

エール達がミライブレスをかざしながらアンリを応援していく。その瞬間、アンリがまばゆい光に包まれ、前にはなが描いた衣装を身にまとった姿にアンリが変わった。

 

「みらいへ輝く……プリキュアだ!名前はキュアアンフィニ!」

 

「それがあの姿だよ!」

 

レガオンを弾くと同時にエールのミライクリスタルが光り輝き、俺の方にやってきた。

 

「これは……」

 

「もしかして……エール!ミナトさんにキスをして下さい!」

 

「なんで!?」

 

「いいから早く!私は大丈夫ですから!後でいっぱいしますから!」

 

「え、えっと……」

 

「何というかマシェリもプロポーズされてからはっきり言うようになったね……」

 

「戦ってる最中にノロケは良いんだけど」

 

恥ずかしそうにするアンジュと呆れるエトワール……エールはもじもじしながら俺にキスをした瞬間、愛龍騎の姿に……いやこれは……色がエールのミライクリスタルと同じ……

 

「みんなの応援の力が……宿ってる?言うなれば愛龍騎・エールか!」

 

「うぅ、マシェリはよく頑張ってるね……」

 

「アンフィニ!行くぞ」

 

「あぁ」

 

アンフィニが演目を始めていくと会場中に溢れたトゲパワワが消えていく。猛オシマイダーもまたアンフィニに魅了されて動きが鈍くなり始めていく。

俺はレガオン使い……ミアと攻防を繰り返していた。

 

「愛の力……どうして私には……」

 

「お前には守りたいものや応援してくれるものはいてくれたのか?」

 

「そんな人は……」

 

「未来で戦い続けてきたんだろ!仲間たちと一緒に!」

 

「私にそんな……」

 

「いい加減気がつけよ!お前の周りにいた人がお前を応援していたことに!」

 

蹴りを放ち、ミアを吹き飛ばした瞬間、桐一文字にピンクのオーラがまとい始めた。

 

「目を覚ませ!!」

 

ミアに一太刀入れた瞬間、ミアの周りから何かが爆ぜ、ミアはそのまま倒れ込んだ。今のは……

 

「とりあえず無事みたいだな。エール達は」

 

エール達の方を見ると、猛オシマイダーを浄化し、アンリも変身が解けるが正人が支えていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから戦いも終わり、はな、さあや、ほまれ、俺はアンリの病室を訪れていた。

 

「アンフィニはフランス語で無限という意味なんだ。僕はもう一度なりたい自分を探すよ。例え若宮アンリの体でも若宮アンリの心を縛ることは出来ないんだ」

 

アンリも立ち直ったみたいだな。

 

「それにしても面白いね。君たち3人は翼のプリキュアなんだね。空を舞うキュアエトワール。天使のキュアアンジュ」

 

「いや、私だけは違うっていうか……」

 

「エールって、フランス語で翼って意味だよ。これからもみんなを応援していくんだ」

 

「そっか……うん、私、心から応援するよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

クライアス社

 

「ジョージ・クライ、お前は未来が変わったことを嬉しく思っているようだが……その未来だけは変えることは出来ない……この私の皇具『絶望の楽園 ディスピア』がある限りな……全てを超越し、究極の力を持つものこそが私だということに気が付かない限りな」




次回はオリストになります

ハグプリ本編での最終決戦がどんな感じになるのかわかりませんが、一応ミナトvsハイトの最終決戦は思いついているので、そのための伏線回と言うべき話になります
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