HuGっと!プリキュア 竜騎の暗殺者   作:水甲

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第11話 ほまれの勇気

はながどうしてもほまれのことが気になり、一緒にほまれのことを探しにいくとほまれははぐたんを抱っこしたままブランコに乗っていた。

 

「なんでわたし……こうなんだろう」

 

落ち込んでいるほまれ、俺らはほまれにそっと近づき、

 

「ごめん、来ちゃった」

 

「あんた達……ごめんね」

 

「何が?」

 

「応援してくれたのにきついこと言っちゃった」

 

もしかしてこの間、はなの応援を拒絶したことか?そのことをずっと気にしてたのか?

はなは隣のブランコを漕ぎながらあることを言い出した。

 

「何て声をかければいいのか正直わからなかった。もっとイケてる言葉を言いたかったけど、心がうっーてなってフレフレしか出来なかったの」

 

「変なの。わたしはあんたみたいなのになりたいのに、みんなあんたみたいな子好きでしょ」

 

「そんなことないよ。おっちょこっちょいだし、グイグイ行きすぎて引かれちゃうことあるし、だけど私…なりたい野乃はながあるの。だから頑張るの!」

 

なりたい野乃はなか……何というかはなの原動力がわかった気がするな。

 

「私、ほまれさんの事好き。前よりずっと好きになった。私やはなちゃんに出来ない事が、ほまれさんには出来る」

 

「ほまれさんには出来ない事が、私達には出来る。私達、きっと凄く仲良くなれる」

 

「ほまれちゃんは、どんな自分になりたいの?」

 

「やめてよね!そのほまれちゃんって言うの…なんか恥ずかしい…やめて」

 

三人がそんな話をする中、チェルシーとセリューの二人に俺はあることを話した。

 

「三人を見ているとさ。俺が望んでいた未来を見ている気分だよ」

 

「ミナトが望んだ未来って?」

 

「前に言っていた。戦いが終わった先、今までの遺恨もなく敵味方関係無くただ平穏な日々を生きていけるようにってことだよね」

 

「あぁ……その一歩がセリュー、お前との約束だったんだ」

 

「約束……戦場で出会ったら戦い、戦場以外では普通に友達として接しようだっけ?」

 

我ながらものすごい約束をしたものだけど、約束のおかげでナイトレイドやイェーガーズも関係なし接することが出来た。

 

「輝木ほまれちゃんだよね?」

 

すると聞き覚えのある声が聞こえ、振り向くとそこにはチャラリートがいた。チャラリートはほまれを縄で縛り上げ、宙に浮かせ

 

「ナンパしに来ました」

 

「質の悪いナンパだな!!」

 

俺はレガオンを取り出し、チャラリートを叩き潰そうとするがギリギリの所で避けられ、チャラリートはほまれを連れてどこかへ向かった。

 

「追うぞ!!」

 

 

 

 

 

チャラリートを追っていくと鳥型のオシマイダーが暴れまわっていた。周辺を見るとほまれから黒い何かが溢れていた。

 

「あれって、ほまれちゃんの……」

 

「助けなきゃ」

 

「うん」

 

はなとさあやの二人がプリキュアに変身し、俺とセリューとチェルシーの三人は捕まっているほまれのところへ向かおうとするが、

 

「フン!!」

 

鋭い斬撃が襲いかかってきた。俺はセリューとチェルシーの二人を突き飛ばし、レガオンの大剣で防ぎ、襲ってきた相手、古風な格好をした男を睨みつけた。

 

「今の斬撃を防ぐか。流石はシュラを倒した男」

 

「あんた……ワイルドハントの……」

 

「拙者はイゾウ。そしてこいつが愛刀の江雪。ナイトレイドよ。貴様の血を江雪に吸わせてもらうぞ」

 

「とりあえず邪魔するな!!」

 

思いっきり大剣を振り落とすが、イゾウは難なく避け、鋭い斬撃を喰らわしてきた。俺は避けるが、少し切られた

 

「どうだ。拙者の斬撃は!!」

 

「アカメの方がすごいぞ!!セリュー、チェルシー、今のうちにほまれのことを……」

 

俺がそう叫び、二人が捕まったほまれのところへ行こうとするが、二人の前に大量の土龍が現れた。何で危険種が……いや、答えは分かってる

 

「ふふふ、また来たぞ。小僧よ!」

 

「こいつ……」

 

「そこの小娘共、気をつけたほうが良いぞ。そいつらはただの土龍ではない。妾とスタイリッシュが一から作り上げ、凶暴性に特化した土龍じゃ」

 

「面倒な相手ってことね」

 

「まぁどれくらいなものかわかりませんが、正義執行です」

 

セリューが地面から刀を取り出し、土龍に向かっていく、はなたちの方を見るとオシマイダーが回転し、巨大な竜巻に変わっていた。はなたちは竜巻に飲み込まれ、近くのビルに叩きつけられていた。

 

「モウ、トベナインダー…モウ、カガヤケナインダー」

 

これはほまれの心の声……しかも暗い声……

 

「モウ、ミライハナインダー!」

 

「もう…未来は無い…。もう…飛べない…」

 

「諦めるな!!」

 

「よそ見をしている場合か!!」

 

俺がほまれに向かって叫んだ瞬間、イゾウの斬撃が迫ってきていた。俺は咄嗟に避けようとするが避けきれない……

 

もうだめかと思った瞬間、金属音がぶつかりあう音が聞こえた。

 

「ふう、こいつの相手は私がやってもいい?」

 

イゾウの斬撃を防いだのは黒い髪に黒い衣装を身にまとった少女。何でこいつが何て今更言うつもりはない

 

「お前は……クロメ!?」

 

「ミナトだっけ?久しぶり」

 

「お前に助けられるとはな……」

 

「私一人じゃないよ」

 

「拙者を無視するな!!」

 

更にイゾウが斬撃を食らわせようとするが、二つの影がクロメの前に現れ、イゾウを吹き飛ばした。

一人は黒い鎧を身にまとい、一人は白い鎧を身にまとっていた。

 

「グランシャリオとインクルシオ……だよな。なんか形状変わってるけどタツミなのか」

 

「あぁ、久しぶりだな。ミナト」

 

「こっちに来て色々とあったけど、お前らと合流できるなんてな」

 

「とりあえずあそこにいる子、助けに行ったら?」

 

「あぁ、頼んだ」

 

俺は頼もしい三人にイゾウを任せ、ほまれのところへ向かった。

 

「ぐぅ、ナイトレイドにイェーガーズの残党が……」

 

「悪いけど、ここで倒させてもらうよ」

 

「クロメ、無理はするなよ。こっちに来て身体の状態が良くなったからって……」

 

「それを言うならウェイブもだろ。帝具二つ同時発動の後遺症があるんだから……」

 

「それだったらドラゴンになってた時の後遺症とか大丈夫なの?」

 

「戦いの最中で喋っているな!!」

 

イゾウが攻撃を仕掛けるが、三人はそれを避け、ほぼ同時にイゾウを蹴り飛ばすのであった。

 

「あっちは大丈夫そうだな。ほまれ、諦めるな。諦めたままじゃ飛べるものも飛べないぞ。無謀でも何でもいい。未来を信じて飛んでみろ!!」

 

「こわい…でも…私は…私は…もう一度…飛びたい…!!!もう一度…輝きたい!!」

 

「行け!!ほまれ!!」

 

ほまれが頷いた瞬間、まばゆい光が溢れてきた。

 

「心が…あふれる」

 

ほまれは現れたミライクリスタルを手にし、飛び上がりまばゆい光に包まれ、プリキュアに変身した。

 

「輝く未来を抱きしめて!!みんな輝け!力のプリキュア!キュアエトワール!」

 

キュアエトワールはキュアエールたちの方を行き、俺もそこに行った。

 

「お待たせ」

 

「キュアエトワール……」

 

「勇気、出したんだな」

 

「ありがとう。ミナト」

 

オシマイダーはまだ回転をしていた。まずはアレを止めないとな。

 

「フレフレ!ハート・スター!」

 

キュアエトワールが星型のエネルギー弾を発射し、オシマイダーに巻き付き動きを止めていた。

 

「ミナト!!」

 

「あぁ!!レガオン!!装着背中!!」

 

レガオンを背中に装着すると赤い翼に変わり、動けないオシマイダーに思いっきり突っ込んだ。

 

「今だ!!キュアエール!!」

 

「フレフレ!ハート・フォー・ユー」

 

キュアエールの光りに包まれ、オシマイダーを倒した。チャラリートは思いっきり落ち込んだ状態で姿を消した。

 

「ふむ、土龍全滅。だが実験としては成功じゃな。それにイゾウ。帰るぞ」

 

「くっ、次会うときこそは……」

 

ドロテアもイゾウも姿を消すのであった。とりあえず戦いは終わりか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハリーの店に戻り、俺はタツミ達に事情を話した。

 

「皇具……それのせいで俺たちはこっちに来たのか」

 

「おまけにワイルドハントにドクターまで……」

 

「でも皇具の力で私達の身体がよくなったんだよね」

 

「タツミたちはサヨと同じ時間から来たんだな。色々と話は聞いてるけど、大変だったんだな。ドラゴンになったりとか……」

 

「あぁ、でも今はなんともないと言うか……インクルシオの奥の手が透明化から竜化に変わった感じなんだ」

 

帝具にも影響が起きてるのか。だとしたらレガオンの奥の手にも影響が出ているかもしれないな。

 

「とりあえず俺たちもクライアス社と言う奴らとの戦いに手を貸すぜ」

 

「だけど住む場所どうする?また橋の下に住む?」

 

「ミナトくんのお友達、ホームレスだったの?」

 

はなたちも話を聞いて、そんなことを言ってるけど、流石にそれは失礼だぞ。はな

 

「それやったら、ここに住むとええ。店も開店したんやけど、店員がワイ一人やからな。店を手伝ってもらうのが条件や」

 

タツミたちはハリーの提案を引き受けるのであった。これで転移してきた全員が揃ったって言うことだな

 

「それじゃまた明日ね!ほまれちゃん!じゃなくて……また明日ね!ほまれ!さあや!」

 

はなと一緒に帰ろうとする中、はなが二人を呼び捨てで呼び始めた。ようやく本当の友だちになれたからだろうな

 

仲間も増え、これから先どうなるかわからないけど、ただ不安なのが、皇具の影響で誰かが転移してきそうだな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふむ、イゾウは敗北したか」

 

「死んではおらぬがな。どうするつもりじゃ?奴らの戦力が上がった以上今後大変になるぞ」

 

「ふふ、イゾウにはいいものを与えるとしよう。それにドクターの方もスカウトしている」

 

「スカウト?誰を?」

 

「実験の中、一人転移した。そいつをな」

 

 

 

 

 

 

 

「というわけなのよ。どうかしら?」

 

「ほう、クライアス社とやらの目的には興味はないが、タツミにセリューの親友が来ているのか。ならばいいだろう。だが私はその皇具を作った男の指示に従うつもりはない。お前もだろう。ドクター」

 

「もちろんよ。実験の都合で付き合っているだけ。私としては帝具と皇具がぶつかり合う中、何が起きるか見てみたいだけよ」

 

「相変わらずおもしろいな。ドクタースタイリッシュ」

 

「貴方もね。エスデス将軍」

 

 

 




次回はプリキュア本編ではなく、ミナト達側の話をやるつもりです
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