HuGっと!プリキュア 竜騎の暗殺者   作:水甲

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第112話 ほまれの恋の行方

チェルシーSIDE

 

私とアンリはほまれの練習を見ていたが、どうにもほまれの動きが悪い気がする

 

「やっぱり悩んでるね」

 

「アンリ……それにチェルシー……」

 

「全然集中できてない」

 

「もしかしてあのことを悩んでるの?」

 

「あのことって……」

 

「恋について……」

 

「恋をしているほまれ、僕は好きだけどね」

 

「私も……ただその思いを伝えずにいるのは良くないことだよ」

 

「今はスケートに集中したいの。お母さんを安心させたいし……」

 

何というかほまれは本当に頑固だ。何で自分の心のままに動こうとしないんだか……

 

「誰のためでもなく、ほまれのために滑ればいい。100%の輝木ほまれを見せてくれ。それが僕たちの笑顔になる」

 

「私は……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その日の夜、ほまれが縁側で母親と何かを話していた。話し終えた後に私が声をかけた。

 

「チェルシーはさ、恋ってしたことある?」

 

「恋ね~さぁどうだったかな?私の場合は色々とあったからね」

 

ガイアファンデーションを手に入れてからずっと暗殺者として生き続けてきた。そういった幸せなことを経験したことは……

 

「あ~まぁあったっちゃあったかな……ただそれが恋なのかどうかはわからないけど」

 

「どういうこと?」

 

「私のある仲間に対して特別な感情を抱いたことがある。ただそれだけよ」

 

「そうなんだ……」

 

「ほまれはさ、本当の気持ちを伝えたほうが良いよ。伝えられないままだと本当に後悔する」

 

「後悔……」

 

「それにね。私としては……ううん、多分だけどミナトはこう思ってるはず。ほまれたちは幸せな未来を歩んでほしいって……」

 

きっとあいつならそう言うだろうな……それに私もこっちの世界に来てからそう思うようになってきた。

 

「頑張ってね。ほまれ」

 

「チェルシー、うん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次の日になり、はな達と話しているとほまれはあることを言い出した。

 

「はな、フレフレして!さあやもはぐたんも、今から私のハート100%マジアゲするから」

 

「ほまれ……」

 

「私はしなくていいの?」

 

「チェルシーは昨日応援してくれたから……」

 

「そっか」

 

「「フレフレほまれ!」」

 

「ふえふえほまえ!」

 

はな達が応援し、ほまれは駆け出していった。私は応援席にいるえみるとルールーにハリーを連れてきてもらうように連絡するのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

ハリーとほまれが向き合い、はなたちは邪魔しないようにその場を離れるが、私とサヨの二人だけは物陰に隠れて様子を見ていた。

 

「どないんしたんや?もうすぐ本番やろ」

 

「あっ、あのさ……」

 

「というか俺、お前に謝らんといかんよな」

 

「えっ?」

 

「真剣に頑張っとる時に茶化すようなこと言って、悪かったな。ごめん」

 

何というかこういう時に謝るのって、というかハリーはほまれの気持ちに……気が付いてなさそう……

 

「ほんとに鈍感」

 

「はぁ?」

 

「ギャグつまんないし、すぐふざけるし、大事なこと隠すし、ネズミだし、でもなんでだろ。あんたといると全然うまくしゃべれないし、喧嘩しちゃったり、そんなのばっか……なのに……あんたが好き」

 

ついに言ったか……サヨも何故かガッツポーズしてるし……

 

「輝木ほまれはハリーのことが大好きです」

 

ほまれはハリーに自分の気持を伝えた。だけどハリーは……

 

「すまん。俺はお前の気持ちに答えられへん。俺も気持ちを伝えたいと思ってるやつがおる。それをうやむやにしたままお前の気持ちには答えられへん」

 

ほまれはハリーの答えを聞き、ハリーの胸を軽く叩き……涙を流しながら笑顔で……

 

「ありがとう。すっきりした。最高のスケートすべるから見ててね」

 

ほまれはそのまま走っていった。私とサヨは残されたハリーのところへ行こうとするとそこにミナトがやってきた。

 

「なんや、のぞき見か?」

 

「ちょくちょくやられてるからその仕返し……なんてな」

 

「何か言いたげだな」

 

「とりあえずちゃんと思いを伝えるのか?」

 

「……誰にや?」

 

「お前が伝えたいやつに……」

 

「ちゃんと伝える」

 

「そっか……」

 

ミナトは黙ったままハリーの背中を思いっきり叩いた。

 

「ほら、見てやれよ。ほまれの演技を」

 

「当たり前や」

 

観客席に戻るハリーを見送るミナトは、こっちにやってきた

 

「お前らは行かなくて良いのか?」

 

「私達はね」

 

「ここにいるべきだと思ってるから……それに」

 

私は外を見るとビシンの姿を確認できた。こういう時に邪魔をするのはやめてほしいものだね

 

「ミナト、行くわよ」

 

「当たり前だ。後ろは任せたぞ。サヨ、チェルシー」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミナトSIDE

 

外に出るとビシンと猛オシマイダーが姿を現した

 

「何だ。お前たちだけか。プリキュアはどこだ!」

 

ビシンがそう言う中、俺は猛オシマイダーを思いっきりぶん殴った。

 

「邪魔してやるなよ」

 

「猛オシマイダーに向かって放て!!」

 

サヨが矢で猛オシマイダーを射っていく。更にチェルシーは背後に回り込みビシンの肩に針を刺した

 

「ちっ、なんなんだよ!お前らは!」

 

「悪いけど、本当に邪魔はしてほしくないの」

 

「あっちには思いを告げて最高に輝いている女の子がいるの!!」

 

「だから邪魔すんじゃねぇ!!狂龍騎!!更に桐一文字!!」

 

狂龍騎になり、桐一文字で猛オシマイダーを切り刻んでいき、猛オシマイダーはそのまま浄化されるのであった。

 

「な、なんなんだよ!お前らは!」

 

ビシンはそのまま去っていくのであった。

 

 

 

 

 

 

会場に戻るとほまれたちが慌ててこっちにやってきた。

 

「あれ?クライアス社は?」

 

「「「気のせいじゃない?」」」

 

「あの気の所為って……」

 

「たまには猛オシマイダーやらクライアス社が出てこないことだってあるからな」

 

俺はそう言うと、何故かはなたちは嬉しそうにしていた。

 

「ミナトさん、お疲れ様なのです」

 

えみるがそう言うが、全く何のことだか……

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