HuGっと!プリキュア 竜騎の暗殺者   作:水甲

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第113話 さあやの迷い

今日はさあやとさあやの母親のれいらさんとの親子共演の映画、その撮影現場の見学に来ていた。というかまさかのはぐたんも出演って……

 

「映画の撮影ってこんな感じなんだ」

 

「どんな映画なんだっけ?」

 

「中世の女騎士団長と姫の物語です」

 

「さあやさんのお姫様、とっても楽しみなんです」

 

「にしてもはぐたんは分かるけど……」

 

「何で私達も出ることなんて……」

 

「あははは、確かにね」

 

俺、セリュー、レオーネの姐さんの三人もまた何故か撮影に参加することになっていた。

 

「ミナトさん、すみません。何だか監督が三人がイメージにぴったりということで……」

 

お姫様の格好のさあやが申し訳なさそうにしながら言ってきた。いや、まぁ別に協力するのはいいけど……

 

「姐さんは……」

 

「森に住む獣の女性だね」

 

「セリューは」

 

「騎士団長の側近の騎士ですね」

 

「それで俺は……」

 

「ミナトさんは姫の命を狙う黒い騎士ですね」

 

『ミナトさん(くん)にぴったりだね』

 

その場にいた全員がハモった。そんなにぴったりなのか?

するとさあやのお母さん、れいらさんがスタジオに入ってきた。れいらさんはさあやに近寄り

 

「よろしくさあや。緊張してる?」

 

「うん、けど私、全力で……」

 

さあやが何かを言いかけた瞬間、突然世界がゆがみ始めた。これは……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

気がつくと俺たちは何故か異世界に来ていた。しかも格好が……

 

「この世界……まるでこの台本の」

 

「それじゃ私達、映画の世界に来ちゃったの?」

 

「だとしてもこれは……」

 

俺は黒い鎧を身に纏った姿に変わっていた。何かしらの影響を受けているってことなんだよな。はなは勇者みたいな格好だし、さあやはお姫様の格好だし

 

「見てみて、勇者・はなちゃんだよ~」

 

「私はお姫様で……」

 

「私は武闘家なのかな?」

 

ほまれは武闘家、ハリーとはぐたんは時代劇風の格好だし

 

「私は魔法使いなのです。キュアップ・ラパパ」

 

「私は黒猫のルル。ワクワクもんだにゃ~」

 

なんかえみるとルールーの二人……確かに魔法使いと猫だけど……いいのか?

するとルールーは分析を始めると

 

「ほまれの時と同じVR空間のようだにゃ」

 

というかルールー、ノリノリすぎなんだけど……そういえばセリューと姐さんは……

 

「何だみんなみたいな格好じゃなくって、いつもの格好だ」

 

「警備隊時代の制服だし……」

 

なんでか二人だけはそこまで変わってないみたいだな。何だか羨ましい

 

「とりあえずこの世界から抜け出すためにどうするか……」

 

「それじゃラスボスを倒せば、それだったらこの勇者はなちゃんにって、あれ?これって」

 

はなの手には撮影の時に使われるカチンコを持っていた。するとれいらさんがはなに向かってあることを言い出した。

 

「あなたが監督?それだったら撮影を始めましょう」

 

「えっ?いや、あの……」

 

「私は本気である。最高の映画をとろうぞ!」

 

「お母さん、役に入りきってる」

 

「ぶっとんでるけど、あんたのお母さん、女優なんだね」

 

今回はぐたんのもしものことがあった場合の事を考えて、マキ先生も来ていたけど巻き込まれていたのか

 

とりあえず撮影を始めることとなったのだった。

 

「用意!アクション!」

 

撮影が始まり、特に何の問題も起こらないと思っていると突然蘭世が乱入してきた。

 

「あなたは姫。私は名もなき平民とはこれいかに!チェスト~」

 

突然木の棒と鍋の蓋を持っての戦いが始まったけど、何だかさあやの動きが悪い気がするな

 

「なぁ、セリュー、さあやの動きが悪い気がするんだけど」

 

「いや、私達と同じような動きは出来ないからね」

 

「そういうわけじゃないんだけど、こう何というか……」

 

「集中できてないって感じか?」

 

姐さんも感じ取っていたみたいだった。するとはながカットをかけた。

 

「蘭世ちゃん……」

 

「なんですの今の演技は?他のことに気にかけていて、芝居の世界に入り込めていない」

 

蘭世は呆れてしまい、どこかへ行き、れいらさんも

 

「さあや、芝居に心が感じられない。これではただの親子共演として芸能ニュースになるだけよ」

 

「ごめんなさい……」

 

 

 

 

 

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