とりあえずクリスマスに間に合ったのかな?
突然空から降ってきたのは赤い服を来たおじいさんだった。
「サンタさん!?」
「サンタ?」
「なにそれ?」
「ただの赤い服を来たおじさんじゃないの?」
僕らはサンタという存在が何なのか分からないでいた。はなたちからしてみれば馴染み深いみたいだけど……
「私、今年はいい子にしていたのでプレゼントを……」
はながそんな事を言うと、突然サンタはくしゃみをした。
「このままではクリスマスは中止に……」
「中止!?」
「めちょっく~」
中止になるって聞いて驚くはなたち。中止になったらなにか悪いことでもあるのか?
ビューティーハリーに戻り、ルールーと一緒にクリスマスと言うものが何なのか教えてもらっていた。
「なるほど、サンタは子どもたちにプレゼントを配るという……」
「しかも家に侵入してって……気配もなくできるなんて……」
「ミナト、暗殺者みたいだなと言わないでよね」
俺が言おうとしたことを先に言われた!ちょっとショックなんだけど……
「でも中止って……」
「うむ、トナカイが風邪を引いてな。トナカイの看病をしている内にわしもトナカイ風邪に……あぁこのままでは……」
プレゼントを配ることが出来ないってことか……何というかサンタも大変なんだな
「私達にもできること手伝わせてください」
「しかし、トナカイも寝込んでるし、わしも……」
「どうしよう。ねぇハリー、空とか飛べない?」
「飛べるか!俺はネズミやぞ!」
遂に認めたよ。ネズミだって……するとえみるは俺の方を見た
「ミナトさんは空を飛べるのです。それでしたら……」
「確かに飛べるけど……でもそれでも難しいぞ……長時間飛ぶっていうのは……あぁそういえば」
俺はクリスマスツリーの飾りつけをしているタツミとマインの方を見た。
「おい、俺がそのトナカイとやらの代わりをやれってか?」
「当たり前じゃん。空飛べるし」
「あのな……ドラゴンがそりを引くって……」
う~ん、どうすることも出来ないか……
すると突然トラウムが現れた。一体いつの間に……
「呼ばれてないけどジャジャジャーン!」
「呼んでないので帰ってください」
ルールー、未だに苦手なのか?
「これはドクタートラウムの出番じゃないのかね?」
トラウムはそう言って俺たちを外へと連れ出した。外には機械で出来たトナカイがいた。
「メカトナカイ!4人乗り!」
『メリクリ~』
「かわいい」
「どこが……」
さあや、かわいいって……にしても突っ込まないでおいたけど……
「なぁえみる」
「なんですか?ミナトさん?」
「こっちのトナカイって空を飛べるんだな」
「はい、そうなのです」
「いや、えみる、嘘をつかなくていいから……というか突っ込み入れるの遅くない?」
「気のせいじゃないか?」
ほまれにそう言われる俺であった。
それから俺たちはサンタの手伝いをするために色々と準備を始めることになったのだった。
にしても……
「ルールーちゃん、クリスマスに欲しいプレゼントはないのかな?」
「ありません。あったとしても貴方にはいいません」
落ち込むトラウム。本当にルールーは辛辣だな……
「なぁルールー、もう少し……」
「ミナト……」
その顔はわかっているって顔だな。分かっているのだけどついそういう顔をしてしまうってことか……
「とりあえず何かトラウムに送ってあげたらいいんじゃないのか?」
「………」
黙り込むルールー、ルールーもどうにかしたいってことだよな。すると店にある人物が入ってきた。
「よっ、何だか大変そうだな」
「ラバ、どうしたんだ?」
「なんか色々と大変みたいだから手伝いに来たんだよ」
「そっか、助かるよ」
ラバも手伝いに来てくれたし、俺達は準備を進めていくのだが、ルールーはあることをいい出した。
「そういえばミナト」
「ん?」
「えみるに何か送らないんですか?」
送るってプレゼントを?でもプレゼントはサンタがくれるからいいんじゃないのか?
「調べた結果、恋人はサンタクロースと言う言葉があるので、プレゼントを送ってもいいのでは?」
恋人はサンタクロースって本当にそんな言葉があるのか?でも送るにしても……
「何を送ればいいんだ?」
「えみる嬢ちゃんの好きなものでも送ればいいんじゃないのか?」
「好きなものって……」
好きなもの……さくらんぼ、俺、ルールー、ギター……
「ルールー、ちょっと……」
「ミナト、私をプレゼント扱いしないでください」
バレたか……本当にどうしたものか……
「仕方ありません。付き合いますよ。ミナト」
「だな。こいつに任せたら変なの買いそうだしな」
「それに私も買うものがありますしね」
そんなこんなで俺、ルールー、ラバの三人でえみるのプレゼントを選びに行くのであった。