HuGっと!プリキュア 竜騎の暗殺者   作:水甲

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第117話 ミアとの再会

新たな年が明け、俺達ははなたちと一緒にお正月を楽しんでいた

 

「きなこ、あんこ、磯辺餅……お正月は素晴らしいです」

 

「超激辛DEAD OR ALIVEソースもあるからね」

 

「いや、それさあやだけだから」

 

「そんな……」

 

みんなが楽しんでいるのを俺はじっと見つめていた。するとタツミとウェイブが声をかけてきた。

 

「ミナト、お前は混ざらなくって良いのか?」

 

「折角新しい年を迎えたのに、そんな難しい顔をしてるなよ」

 

「俺、そんな難しい顔をしてるか?」

 

「「あぁ」」

 

二人同時に言われてしまった。普段だったら楽しむんだけど……

 

「クライアス社との戦いも近い……それにハイトたちとの戦いも……その所為かな……」

 

これから先のことを考え始めたせいなのか、楽しむという気持ちになれないな

 

「ハイトたちとの戦い……」

 

「聞いた話だと結構前から動き出してたんだっけ?」

 

「あぁ、陽斗、クロトの二人からそこら辺の話を聞いてる……」

 

あいつらの話だと、どうにも闇の力を集めているらしい……そんなもの集めて何をするつもりなんだ?

それに一番気になってるのはフォルシュが前に戦ったきり現れていないことだ。

次に戦うときはきっとこれまで以上の戦いになるかもしれないな

 

「なぁタツミ、ウェイブ……」

 

「何だ?」

 

「改まって……」

 

「次の戦いはきっと大きな戦いになる……俺は誰も死なせたくない……」

 

「ミナト……」

 

「……それは俺たちもだ。折角この世界で出会えたんだから……また失いたくないな……」

 

二人も同じ気持ちを持っているということか……だとしたら安心だな

 

「頑張ろうな。タツミ、ウェイブ」

 

「「あぁ!」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

みんなと別れて、俺はある場所に来ていた。そこはスタイリッシュが暮らしているアジトだった。

 

「呼び出してどうしたんだ?」

 

「悪いわね。にしてもいい加減あなたも携帯を持ったらどうかしら?もうすぐこっちに来て一年になるのよ」

 

「そうだけど……未だに慣れなくってな。今回もさあやから呼び出されてるって聞かされたしな」

 

もう一年になるのか……長いようで短かったな。にしても一体何の用事なんだ?

 

「まぁいいわ。彼女が目覚めたわ」

 

「彼女って……未来の」

 

「えぇ、未来のレガオンの使い手……あなたに話したいことがあるんだって」

 

俺はスタイリッシュに案内された部屋に入るとそこにはミアが待っていた。

 

「はじめましてでいいのかな?」

 

「まぁそうなるかもな」

 

「……こうして会うことができるなんて思っても見ませんでした。ミナト・ユウさん……」

 

ミアは何故か涙を流していた。一体どうしたんだ?

 

「何で泣くんだよ……」

 

「それは……未来のことですからあんまりお話できませんけど……私と貴方はあるつながりがあるんです」

 

「レガオンが使えるからか?」

 

「それもありますけど……それよりも貴方にお伝えしたいことがあるんです」

 

「伝えたいこと?」

 

「はい……ハイトの持つ究極の皇具の力です」

 

究極の皇具……何でこいつがそのことを知っているんだ?

 

「未来のハイト……クローン・ハイトが言っていたことです。すべての闇を取り込み、全てを超越することができる皇具『ゼロ』と呼ばれるものと全ての力を扱え、究極の皇具『ディスピア』それが一つになって貴方達は敗北したって言うことを……」

 

「超越の皇具と究極の皇具……」

 

「発動してしまえば……未来を変えることも……何もかも終わりになってしまうって……」

 

「だとしたら発動前にぶっ倒すだけだ」

 

俺がそう言った瞬間、ミアが何故かキョトンとした顔をしていた。

 

「どうしたんだ?わざわざ一つになるのを待つよりもその前に潰せばいい話だろ」

 

「あ、あははは、聞いていた話通りですね。そうですよね。レガオンの愛の力を扱えて、これまでプリキュアたちと一緒に未来を変えてきた貴方なら……きっと何とかできるはずです」

 

何故か嬉しそうにするミア。何というか操られていたからかずいぶんとキャラが違う気がするけどな……

 

「私の知っている歴史では貴方は愛の力を手にしていなかった。だけどきっと大丈夫です」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミアと別れ、出かけているはなたちと合流しようとした時、何故かタワーの方から嫌な気配を感じた。

 

「何だ?まさか……」

 

俺は狂龍騎になり、タワーのエレベーターの方に飛び込むとそこにははなとジョージ・クライがいた。

 

「はな!」

 

「ミナトくん!?」

 

「やぁ、君も来たんだね」

 

「はなに何をするつもりだ?」

 

「何も……ただ話をしていただけだよ。そして君ともね」

 

「俺は話をするつもりはないけどな」

 

「……君は親しい人々を愛する人を悲しませることになる。それが未来が時が止まった原因の一つでもある」

 

「悲しませる?」

 

「僕は取り除きたいんだよ。悲しみも苦しみも全て……破滅につながるものを」

 

「違う!人の心にはいっぱい希望がある!アスパワワは無限に生まれるの!」

 

はなの言うとおりだ。希望に溢れていれば破滅の未来でも変えられるはずだ

 

「君たちは知っているはずだ。人間には悪い心を持っていることを」

 

ジョージ・クライの言葉を聞いて、はなは昔のことを思い出したのか、ショックを受けていた。確かに悪い心を持っているやつだっている。

 

「俺は知っている。悪い心を持っている奴らを、人のことを人だと思わない奴らを……俺たちはみんなを救うためにそいつらを殺し続けてきた。未来を信じて」

 

「ミナトくん……私は未来を信じる!」

 

はながそう告げた瞬間、エレベーターのドアが開きさあやとほまれの二人が駆けつけてきた。

ジョージ・クライは笑みを浮かべて姿を消すのであった。

 

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