HuGっと!プリキュア 竜騎の暗殺者   作:水甲

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第118話 時が止まり、始まる

ビューティーハリーにて、集まった俺たち。ジョージ・クライがはなに接触してきたことが理由だった。

 

「はな先輩、怖かったでしょう」

 

「何か攻撃されたのでしょうか?」

 

「ううん、特には……ミナトくんも途中から来てくれたから……ただ……」

 

「ただ?」

 

「あんな悲しい目をする人がいるんだなって思って……」

 

はなの言うとおりかもしれないな。確かに俺もそれを感じた。哀れとかそういうわけじゃなくって本当に悲しそうだった。

 

「なぁ、はな……悲しい目をしていたからって戦うのはやめるとか言わないよな」

 

「ミナトくん……ううん、やめないよ。私は友達と一緒にいるときの幸せ……私はそういうのを守りたいから……だから」

 

「そっか……」

 

戦うことを揺らいだりはしてないみたいだな。だとしたら俺たちがするべきことは……

 

俺はそっと抜け出し、外にいるタツミに声をかけた

 

「敵の気配は?」

 

「特には感じないな……」

 

「そっか……タツミ、みんなに連絡しておいてくれ。多分だけどこれまで以上の戦いが始まるから」

 

「ナイトイェーガーズ全員集合だな」

 

タツミにみんなに集まってもらうように頼むと、俺は空を見上げた。

 

「この世界を守らないとな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クライアス社

 

「僕と君、どちらが描く未来にたどり着くか……審判が今!稟議承認!」

 

クライが本のページを開き、そこから巨大な黒い怪物が現れた。それを見ていたハイトは……

 

「ついに始まるのだな。だとすれば……ブリッツ、リアン、メラルド、準備はできているな」

 

「あぁ」

 

「この日のために……」

 

「楽しいことになりそうね」

 

三人がそれぞれ笑みを浮かべていると、ハイトはフォルシュの方を見た。

 

「フォルシュ、ブリッツとリアンが受けた痛み……憎しみを取り込み、お前は暴龍騎以上の力を手に入れた。これがお前にとって最後の戦いだ……分かっているな」

 

「はい……愛なんてくだらないものには負けません。憎悪の力をみせます」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夜がそろそろ明ける前にビューティーハリーにお泊まり会をしていたはなたちが起き出してきた。

 

「もしかして二人共」

 

「ずっと起きてたんですか?」

 

「何だかごめんね」

 

ほまれ、さあや、はなが申し訳なさそうに俺とタツミに謝ってきた。まぁ何が起きるかわからないしな

 

「これぐらい慣れてるから大丈夫だ」

 

「それに楽しい時間を過ごしてほしかったからな」

 

「そっか、ありがとうね。ねぇ二人も一緒に行こう。新春コンサートに」

 

はなたちに誘われて、俺たち二人はコンサートを聞きに行くことになった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コンサートの会場であるタワーの展望台に来ていた俺たち。夜が明け、日が昇り始めた。

だがそれと同時に空がゆがみ、そこから巨大なビルが降りてきた。そしてビルから紫色のビームが放たれ世界の時が止まった。

俺たちは急いで外に出てビルに近い海岸に来るとそこにはジョージ・クライが待ち構えていた。

 

「もう時は止まった。君たちがどうあがこうと未来は来ない」

 

「そんなのまだわからないでしょ」

 

「ならばこれでどうだ?」

 

ジョージ・クライが本を開くと海の中から大量の猛オシマイダーが現れた。一気に終わらせるつもりか……

 

「みんな、行くぞ」

 

「「「「「ミライクリスタル!ハート、キラっと!」」」」」

 

「輝く未来を抱きしめて!!みんなを応援!元気のプリキュア!キュアエール!」

 

「輝く未来を抱きしめて!!みんなを癒す!知恵のプリキュア!キュアアンジュ!」

 

「輝く未来を抱きしめて!!みんな輝け!力のプリキュア!キュアエトワール!」

 

「「輝く未来を抱きしめて!!みんな大好き!愛のプリキュア!」

 

「キュアマシェリ!」

 

「キュアアムール!」

 

「「「「「HUGっと!プリキュア!」」」」」

 

はなたちがプリキュアに変身し、猛オシマイダーに立ち向かっていった。俺は龍騎になり、タツミもインクルシオを装着し戦うが、数が多いな

 

「少女が目指すは花咲き乱れる理想の王国。夢は叶い、人々に笑顔が満ちた。だが人々の望みはつきなかった。1つの夢が叶えばそのまた次へと、明日への希望は欲望に変わり、王国を狂わせた。だから決めたんだ。時を止めようと」

 

「ぐだぐだうるせぇな!さっきから!」

 

「望みがつきないことは悪いことじゃないだろ!」

 

俺とタツミがジョージ・クライに向かって叫んだ。

 

「君たちなら分かるだろう。欲望に満ちた世界から来たのだから」

 

確かにそうかもしれない……俺達がいた世界は欲望に満ちていたかもしれない。

だけど……

 

「そんな中で明日への希望を取り戻すために俺たちは帝国と戦った……時を止めただけで満足しているお前には負けるつもりはない」

 

「あぁそれに……俺たちだけじゃない!」

 

タツミがそういった瞬間、どこからともなくウェイブが現れ、猛オシマイダーの集団を蹴散らしていった。

 

「待たせたな。他のみんなもこっちに向かってる」

 

「俺達には仲間がいる……仲間とともに俺たちは戦い続ける!明日を信じてるから!」

 

「ミナトくん……そうだよ。トゲパワワがどんなに増えても、アスパワワは消えない。私達は負けない!未来を取り戻すために」

 

エールからアスパワワが溢れ出し、ミライパットが輝き出した。

 

「「「「「メモリアルキュアクロック!マザーハート!」」」」」

 

「「「「「HUGっとプリキュア今ここに!」」」」」

 

「オール・フォー・ワン!」

 

「ワン・フォー・オール!」

 

「ウィーアー!」

 

「プリーキュアー!」

 

「明日にエールを!」

 

「「「「「ゴーファイ!みんなでトゥモロー!」」」」」

 

大量の猛オシマイダーを浄化するエールたち。だがジョージ・クライは本を開き

 

「君には現実を見せないといけないな」

 

本をかかげた瞬間、ビルが巨大な怪物に変わり、ハリーとはぐたんを襲い始めた。ハリーは必死に逃げるが追いつかれ、はぐたんが怪物に飲み込まれた。

エールはすぐに助けようとするが怪物に吹き飛ばされてしまった。

 

「また会おう」

 

ジョージ・クライは姿を消すと、それと同時にリストル、ビシンの二人が立ちふさがった。

 

「ここは決して通さない」

 

「たったふたりだけで何とかなると思っているのか?」

 

「お前たちの相手は別にいる」

 

リストルがそう告げた瞬間、俺、タツミ、ウェイブのそれぞれにある人物たちが立ちふさがってきた。

 

「貴方の相手は私よ」

 

「お前はリアン!?」

 

「終わらせようか」

 

「ブリッツ!?」

 

ウェイブの前にはリアンが、タツミの前にはブリッツが立ち塞がり、俺の前には

 

「久しぶりだな。フォルシュ」

 

「決着をつけようか」

 

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