ビューティーハリーにて、集まった俺たち。ジョージ・クライがはなに接触してきたことが理由だった。
「はな先輩、怖かったでしょう」
「何か攻撃されたのでしょうか?」
「ううん、特には……ミナトくんも途中から来てくれたから……ただ……」
「ただ?」
「あんな悲しい目をする人がいるんだなって思って……」
はなの言うとおりかもしれないな。確かに俺もそれを感じた。哀れとかそういうわけじゃなくって本当に悲しそうだった。
「なぁ、はな……悲しい目をしていたからって戦うのはやめるとか言わないよな」
「ミナトくん……ううん、やめないよ。私は友達と一緒にいるときの幸せ……私はそういうのを守りたいから……だから」
「そっか……」
戦うことを揺らいだりはしてないみたいだな。だとしたら俺たちがするべきことは……
俺はそっと抜け出し、外にいるタツミに声をかけた
「敵の気配は?」
「特には感じないな……」
「そっか……タツミ、みんなに連絡しておいてくれ。多分だけどこれまで以上の戦いが始まるから」
「ナイトイェーガーズ全員集合だな」
タツミにみんなに集まってもらうように頼むと、俺は空を見上げた。
「この世界を守らないとな」
クライアス社
「僕と君、どちらが描く未来にたどり着くか……審判が今!稟議承認!」
クライが本のページを開き、そこから巨大な黒い怪物が現れた。それを見ていたハイトは……
「ついに始まるのだな。だとすれば……ブリッツ、リアン、メラルド、準備はできているな」
「あぁ」
「この日のために……」
「楽しいことになりそうね」
三人がそれぞれ笑みを浮かべていると、ハイトはフォルシュの方を見た。
「フォルシュ、ブリッツとリアンが受けた痛み……憎しみを取り込み、お前は暴龍騎以上の力を手に入れた。これがお前にとって最後の戦いだ……分かっているな」
「はい……愛なんてくだらないものには負けません。憎悪の力をみせます」
夜がそろそろ明ける前にビューティーハリーにお泊まり会をしていたはなたちが起き出してきた。
「もしかして二人共」
「ずっと起きてたんですか?」
「何だかごめんね」
ほまれ、さあや、はなが申し訳なさそうに俺とタツミに謝ってきた。まぁ何が起きるかわからないしな
「これぐらい慣れてるから大丈夫だ」
「それに楽しい時間を過ごしてほしかったからな」
「そっか、ありがとうね。ねぇ二人も一緒に行こう。新春コンサートに」
はなたちに誘われて、俺たち二人はコンサートを聞きに行くことになった。
コンサートの会場であるタワーの展望台に来ていた俺たち。夜が明け、日が昇り始めた。
だがそれと同時に空がゆがみ、そこから巨大なビルが降りてきた。そしてビルから紫色のビームが放たれ世界の時が止まった。
俺たちは急いで外に出てビルに近い海岸に来るとそこにはジョージ・クライが待ち構えていた。
「もう時は止まった。君たちがどうあがこうと未来は来ない」
「そんなのまだわからないでしょ」
「ならばこれでどうだ?」
ジョージ・クライが本を開くと海の中から大量の猛オシマイダーが現れた。一気に終わらせるつもりか……
「みんな、行くぞ」
「「「「「ミライクリスタル!ハート、キラっと!」」」」」
「輝く未来を抱きしめて!!みんなを応援!元気のプリキュア!キュアエール!」
「輝く未来を抱きしめて!!みんなを癒す!知恵のプリキュア!キュアアンジュ!」
「輝く未来を抱きしめて!!みんな輝け!力のプリキュア!キュアエトワール!」
「「輝く未来を抱きしめて!!みんな大好き!愛のプリキュア!」
「キュアマシェリ!」
「キュアアムール!」
「「「「「HUGっと!プリキュア!」」」」」
はなたちがプリキュアに変身し、猛オシマイダーに立ち向かっていった。俺は龍騎になり、タツミもインクルシオを装着し戦うが、数が多いな
「少女が目指すは花咲き乱れる理想の王国。夢は叶い、人々に笑顔が満ちた。だが人々の望みはつきなかった。1つの夢が叶えばそのまた次へと、明日への希望は欲望に変わり、王国を狂わせた。だから決めたんだ。時を止めようと」
「ぐだぐだうるせぇな!さっきから!」
「望みがつきないことは悪いことじゃないだろ!」
俺とタツミがジョージ・クライに向かって叫んだ。
「君たちなら分かるだろう。欲望に満ちた世界から来たのだから」
確かにそうかもしれない……俺達がいた世界は欲望に満ちていたかもしれない。
だけど……
「そんな中で明日への希望を取り戻すために俺たちは帝国と戦った……時を止めただけで満足しているお前には負けるつもりはない」
「あぁそれに……俺たちだけじゃない!」
タツミがそういった瞬間、どこからともなくウェイブが現れ、猛オシマイダーの集団を蹴散らしていった。
「待たせたな。他のみんなもこっちに向かってる」
「俺達には仲間がいる……仲間とともに俺たちは戦い続ける!明日を信じてるから!」
「ミナトくん……そうだよ。トゲパワワがどんなに増えても、アスパワワは消えない。私達は負けない!未来を取り戻すために」
エールからアスパワワが溢れ出し、ミライパットが輝き出した。
「「「「「メモリアルキュアクロック!マザーハート!」」」」」
「「「「「HUGっとプリキュア今ここに!」」」」」
「オール・フォー・ワン!」
「ワン・フォー・オール!」
「ウィーアー!」
「プリーキュアー!」
「明日にエールを!」
「「「「「ゴーファイ!みんなでトゥモロー!」」」」」
大量の猛オシマイダーを浄化するエールたち。だがジョージ・クライは本を開き
「君には現実を見せないといけないな」
本をかかげた瞬間、ビルが巨大な怪物に変わり、ハリーとはぐたんを襲い始めた。ハリーは必死に逃げるが追いつかれ、はぐたんが怪物に飲み込まれた。
エールはすぐに助けようとするが怪物に吹き飛ばされてしまった。
「また会おう」
ジョージ・クライは姿を消すと、それと同時にリストル、ビシンの二人が立ちふさがった。
「ここは決して通さない」
「たったふたりだけで何とかなると思っているのか?」
「お前たちの相手は別にいる」
リストルがそう告げた瞬間、俺、タツミ、ウェイブのそれぞれにある人物たちが立ちふさがってきた。
「貴方の相手は私よ」
「お前はリアン!?」
「終わらせようか」
「ブリッツ!?」
ウェイブの前にはリアンが、タツミの前にはブリッツが立ち塞がり、俺の前には
「久しぶりだな。フォルシュ」
「決着をつけようか」