HuGっと!プリキュア 竜騎の暗殺者   作:水甲

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第120話 最終決戦ーイェーガーズの決戦ー

ミアSIDE

 

猛オシマイダーを蹴散らしながら、私はドロテアさんから話を聞いていた。

 

「お前たちがここに残ってもらったのはある実験体を倒してもらうためじゃ」

 

「あらもしかして危険種を改造しまくっていたやつかしら?」

 

スタイリッシュさんはその実験体というものを知っているみたいだった。プリキュアたちの方はトラウムさんのロボットが猛オシマイダーと相打ちになっていた。その瞬間、海の中から巨大なドラゴンが現れた

 

「あれって……」

 

「あれはいろんな危険種を混ぜ合わせて作った超級危険種、実験体Dじゃ。ハイトのやつは妾が残したものを完成させたみたいだな」

 

「厄介なものを残してくれたわね」

 

「にしても何で貴方がこうして私達と一緒に戦っているのかしら?」

 

チェルシーさんがそう言うと、ドロテアさんが笑みを浮かべた

 

「言ったであろう。プリキュアの浄化……というより愛の力に触れた結果だ。愛の力なんてもの錬金術や科学じゃ証明できない力に触れ、その結果、お前たちに興味を持ったって言うわけだ」

 

愛の力……私には理解できなかったものだけど……彼のはプリキュアの浄化と帝具の力を一つにしたものみたいだ。だとしたら……

 

「それでミナトの異変って?」

 

「そこら辺はまだ秘密ね。彼自身知らないみたいだけど……」

 

「ねぇ、ぶつくさ言ってないであの危険種倒しちゃおうよ」

 

「かなりの経験値を得ることができそうだな。全力で行くぞ」

 

「ふむ、ミアと言ったか」

 

「は、はい、リヴァさん」

 

「お前は彼女たちのところへ行ってやれ。ここは我々でなんとかする」

 

リヴァさんたちだけで何とかできるものなのかな?でも信じることはできる……だって彼の仲間なんだもん

 

「はい」

 

「それじゃ私も戦闘力ないし、ついていくわね」

 

私とチェルシーさんは一緒にプリキュアたちの方へと向かうのであった。

 

「手強い相手じゃが……まぁ十分な勝てる相手じゃな」

 

「ふふふ、ドロテアの実験体はどれほどのものかしらね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウェイブSIDE

 

リアンの放つ砲撃の嵐を俺たちは避け続けていた。あいつの皇具……機械的なものだけど……

 

「全身から重火器を出すのはずるいだろ!!」

 

「あら重火器だけじゃないけど……例えばこんなのとか」

 

砲台から今度は大剣に形を変え、こっちに向かって切りかかってきた。俺は両腕で防ぐが、両腕の部分に亀裂が入った。

 

「バカ力……とかじゃないよな」

 

「悪いけどこれは触れたものを必ず破壊するようにできるのよ……まぁ今のは軽めにやったけど……次はどうかしらね?」

 

「それでしたら!!」

 

ランが空へと上がり、上空からの攻撃に移った。だがリアンは笑みを浮かべ、

 

「空ぐらい飛べちゃんだよね」

 

リアンの背中から炎が吹き出すと、リアンは空へと上がり、猛スピードでランの背後に回り込み、蹴りを喰らわした

 

「くっ!?」

 

「それだったら!ルビカンテ!」

 

ボルスさんが炎でリアンを包み込むが、リアンは平然と炎の中で動いていた。

 

「消えない炎みたいだね。結構厄介だけど……アプソルプシオン!」

 

リアンを包み込んでいた炎がみるみるうちに消えていった。まさかと思うが……吸収したということなのか

 

「良い炎だね。使ってみたいけど……そういう能力じゃないんだよね」

 

リアンは両腕を巨大な機械の腕に変え、俺を思いっきり殴った。この痛み……パワーが上がってる!?

 

「ふふ、どう?吸収して強くなる。厄介な力でしょ」

 

「くそ……」

 

「ウェイブ……ここは私が!」

 

クロメが前に立ち、八房を構える。

 

「八房だっけ?死者を操ることができるみたいだけど……こっちに来てから使ってないみたいだよね」

 

「……使おうと思っていたけど……何故か死体を操ることができなかった。ドクターが言うには八房は全く別な力に変わってるみたい」

 

「へぇどんな?」

 

「これまで切ってきた数に合わせて、切れ味が増していくようになった。私はそれを聞いてから……みんなに黙っていたんだ。こういうときのための秘策として」

 

「それだったら私を殺せるんだね。だけど……奥の手発動!!」

 

リアンを見る見るうちに機械が取り込んでいき、巨大な球体に変わった。

 

「機戎皇神レグルト!!絶対攻防モード!!砲撃と斬撃の嵐の中をくぐり抜け、コアである私に届くかしら?」

 

レグルトの砲撃が俺たちに襲いかかる。何とかしてクロメをあそこまで送り届けないと……

 

「それだったら俺が突破口を……」

 

「悪いけど、ここは私にやらせて」

 

突然セリューがそう言って前に出た。まさか突破口を開くっていうのか?

 

「ランとボルスさんとサヨは援護をお願い。全力で道を切り開くから!奥の手狂化!」

 

セリューの体が真っ赤に……いや、前に見たときよりも真っ赤になってる。まさかあとのことを考えないで……

 

「セリュー……死んだら駄目だから」

 

「サヨ……うん!」

 

セリューが突っ込んでいき、ランとボルスさんとサヨの三人がセリューに向かってくる砲弾を落としていく。

 

「砲撃の嵐をくぐり抜けても……斬撃はどうかしら」

 

「はあああああああああ!!」

 

球体から飛び出してくる刃をセリューは打ち砕いていく。

 

「武器を全部破壊すれば……あんたはただの置物になる!!」

 

刃も砲台も全て破壊していくセリュー。これなら……

 

「武器を破壊するなんて……考えたみたいだけど!!修復機能があるのよ!」

 

セリューが最後の一本を破壊しようとした時、腹部目掛けて刃が一本伸びてきていた。

 

「セリュー!?」

 

「くっ……ごめん……」

 

セリューのお腹を刃が貫こうとした瞬間、セリューが何かに吹き飛ばされた。

 

「セリュー!?大丈夫か」

 

「う、うん……でも……今のは……」

 

俺たちはレグルトの方を見るとそこには見覚えのある犬がセリューの代わりに貫かれていた。あれは……

 

「コロ……?」

 

「きゅ~」

 

セリューの本来の帝具……セリューと一体化したはずなのにどうして……いや前にも出てきたってミナトが言っていたな

 

「こんな犬如き……」

 

「キュー―――!!」

 

コロが唸り声を上げながら、大きくなっていき、レグルトの武装を破壊していく。だがコロの体が砲撃や斬撃でボロボロになっていく

 

「コロ……ウェイブ……お願い」

 

「あぁ……コロ。お前もイェーガーズの仲間だよ。ありがとうな!!グランフォール・フリューゲル!!」

 

俺はコロごとレグルトを蹴りで貫くとレグルトの中から鎧に身を包んだリアンが出てきた。

 

「まだだ!まだレグルトは……」

 

「……終わりだよ!」

 

脱出してきたリアンの背後に回り込んだクロメがリアンを横に切り裂いた。

 

「かはっ!?」

 

リアンは血を流し、レグルトもコロも消滅していく。本当に助かったよ。コロ

 

「まさか……負けるなんて……だけど……貴方達はきっとハイト様に勝てない……全てを超越し究極の皇具を持ったハイト様に……そして貴方達は……存在すら消されるでしょうね……あははははははは……」

 

リアンはそう言って死んでいた。存在すら消されるって……

 

「悪いが俺たちは負けない……特にミナトの奴はな」

 

「コロ……ありがとうね……」

 

俺たちは戦いに勝利したのか、元の場所へ戻されるのであった。

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