クライアス社との戦い……ハイトとの戦いから一週間が過ぎた。俺、セリュー、チェルシー、ラバ、シェーレ、ボルスさん、スタイリッシュ、エア、ドロテア、サヨは元の世界に戻る仲間たちを見送っていた。
「にしてもこっちに残るのって俺だけじゃなかったんだ」
「私は帰っても良かったんだけど、まぁほまれの事を見届けたいからね~」
「私もこっちで色々とね」
「スタイリッシュの研究を手伝わないとな。それにお前に頼まれた例のアレの修復をしないといけないからな」
「えみるお嬢様を支えないといけないんで」
チェルシーはほまれのマネージャーとして、スタイリッシュは医者として、またトラウムにあることの協力を頼まれているみたいで残るらしい。
ドロテアはその手伝い、エアはえみるのためにか
「俺達はまぁミナトに誘われたからな。それに本屋の方も人気があるからな」
「はい……でも本当にできるんですか?」
「色々と大変だけど……まぁ面白そうだっていうのがあるからな」
この二人は俺のあることに協力してもらいたいということもあり、誘ってみたら残ってくれるみたいだった
「ボルスさんは……本当にいいのか?」
「うん、家族と話し合って……こっちで暮らしたほうがいいって」
「そっか……」
ボルスさん一家からしてみればそうだよな。にしても……
「セリュー、お前は本当に……」
「いいの。というか問題児のクロトやミナトがこっちにいる時点で不安でしょうがないからね」
問題児って……
「それにさ、私としてはミナトとまだ一緒に仕事したいからね」
セリューは嬉しそうに言うのであった。
「私もミナトさんに恩返しをしたいので……まだ返しきれていないので」
サヨは俺が助けた時の恩をしっかり返したいから、俺の手伝いをしてくれる
「ミナト……」
「アカメ……お前から受け取った村雨は大切に使わせて……いや使うことがないだろうけど……大切にするよ」
「出来れば村雨の必要ない未来を歩んでくれ」
「あぁ……お前は元の世界に戻ってどうするんだ?」
「旅の途中だったからな……旅を続けるよ」
「でもあっちに戻っても体の方は完治してるから……」
「それでも途中で投げ出すことはできない。それにもしかしたらまだあちらに皇具が残っているかもしれないからな」
「そっか……」
アカメはまだ旅を続けるか……旅が終わったら姉妹仲よく過ごすんだろうな
「ボス、ブラートの兄貴、ラン、スーさんは帝国の再建だっけ?」
「あぁまだ立ち直している最中だからな」
「俺達はこれから国を良くしていくからな」
「そのために頑張らないといけませんからね」
「主の警護は任されているからな」
帝国の再建……きっといい国にしてくれることを祈ってるよ
「エスデスと三獣士、メラルドは?」
「国が新しくなるんだ。私達みたいなものはいらないだろう。とりあえず故郷に三獣士と共に戻るが……ナジェンダ」
「何だ?」
「掴み取った平和をお前自身が崩すようだったら、その時は私がお前の前に出る」
「あらそれだったら私は貴方と決着をつけようかしらね」
メラルドとエスデスの二人は互いに笑みを浮かべた。この二人はそのうち決着を付けるのだろうな
「エスデス。もしも国を乱す大きな存在が現れたら……その時は」
「ふっ、昔みたいに一緒に戦ってやろう」
まぁこの人達がいれば大丈夫だろうな
「ウェイブとクロメは?」
「俺達は……一旦国に戻ってランの手伝いをするよ」
「ちゃんとウェイブの親にあって結婚したこと報告しないとね」
「まぁ幸せにな。姐さんは?」
「私?私は自由にぶらぶら生きるよ。もしかしたらアカメと合流するかもしれないね」
いいコンビだったから、姐さんらしいな
「タツミとマインは?」
「俺の故郷に戻るよ。一度ドラゴンの姿で戻ったけど……こうして戻れたからな」
「それにいい加減この子を産まないといけないからね」
マインはお腹を擦りながらそういった。本当に幸せにな。
「それじゃそろそろ転移の時間よ」
スタイリッシュがトラウムと作り上げた次元転移装置のスイッチを押し、白い穴が開いた。
「ミナト、何かあったらすぐにでも駆けつけるからな」
「タツミ、あんた……できない約束を……まぁでもそれもいいわね」
「ミナト、ちゃんと幸せになるんだぞ!」
「泣かしたら駄目だからね」
みんなが手を振りながら元の世界に戻っていった。俺達はそれを見送りながら……
「また会おう……みんな」
俺はそう呟くのであった。さて……
「あとは……」
二日後に今度はハリーたち未来組が帰ることになっている。はなたちはちゃんと見送ることができるのやら……
「とりあえずいつもどおりの日常に戻りますか」