ミナトside
ミデンの騒動が終わり、俺たちはピクニックを再開した。しかもプリキュア全員でだ。
あの後の事を語るとしたら、いつの間にか消えていたハイトとメラルド。チェルシーの話ではハイトがプリキュアを助けたらしいけど……
「それにしても……あの時のヌルの言葉って一体……」
ミデンが消えいくなか、ミデンの心の中に残ったヌルの言葉が聞こえた。
『ミナト……愛を忘れないでね。そうすれば奇跡が起きるから』
あの言葉の意味は分からなかった。と言うか愛を忘れるなって……そんなこと……
「ミナトさん?」
「ん?どうした、えみる」
えみるが心配そうに俺を見ていた。考えていたのが顔に出たか?
「いえ、ミナトさん、まだ傷が痛むんですか?」
「いや、何か調子がいいくらいだけど……」
「そうですか。でも不思議ですね。ミナトさん、一番重傷だと聞いていたのに、傷が治ってるなんて」
「うーん、多分ヌルの力を使った影響かもしれないな」
ライオネルの超回復で傷がふさがった可能性がある。まぁ知らずに使っていたから俺にも分からなかったけど……
エスデスside
「ミナトの傷は、ヌルの影響か?」
離れたところでミナトとえみるを見つめている私とスタイリッシュ。スタイリッシュは私の問いに首を横に振った
「違うわね。ライオネルの超回復でもあそこまで完治するなんて思えないわ。ましてや特殊な帝具だとしても同時使用は身体の負担が大きいわ」
「では以前話していた……」
「えぇ愛龍騎の後遺症ね。とはいえ今回はヌルが引き出したからだと思うわ」
「ふむ……愛龍騎か」
「彼は本当に面白いわ。ただ」
「ただ?」
「ハイトが使った皇具。あれは何のために作られたのかしらね」
戦いが終わっても謎が深まるか
メラルドside
研究室に訪れ、私はフラスコの前に立つハイトにあることを聞いた
「皇具を一つ犠牲にしてまで力を貸したのは……大臣が邪魔だったかしら?」
「あぁ、奴は私の計画の邪魔であり、切っ掛けでもある」
「切っ掛け?」
「いずれ話すさ。それに今回は奴等には気がつかれていない。あの皇具の本来の役割に関して……」
フラスコに浮かぶものを見て笑みを浮かべていた。本来の役割か……
「星の記憶から憎しみ、怒りをレギオンに集め終わったのね」
「そう、これで完成する。楽しみにしていろフォルシュ」
フラスコに浮かぶフォルシュは笑みを浮かべていた。本当に……自分の計画のために今回の件を利用したのね。
ミナトside
ミデンの戦いから数ヵ月後、俺たちは最後の戦いを勝ち抜いた。ヌルが残した最後の言葉の意味……その時に俺は気がついた。愛を忘れないでか……確かにそうだったな。
「どうしたの?ミナトくん」
「ん?いや、ちょっとな」
「何か考え事?もしそうなら相談に……」
「ただ単にミデンの騒動の事を思い出してたんだよ」
「あの時は……大変だったね」
「あぁ、だけどこれから先もミデンに思い出を沢山与えるんだろ」
「うん!」
ルールーやハリーたち未来の皆が帰る前に集合写真を撮ろうか……全く部屋の掃除をしていたら、そんな話になるとはな
「はな」
「何?」
「ありがとうな」
「へ?何が?」
この世界に来て、最初にはなたちと出会えたこと、夢物語だった願いを叶えられたこと……心だって救えることを教えてくれたこと……色んなこと全部含めて改めてお礼を言ったけど……まぁわざわざ言うことではないか
「さぁてな。ほら、みんな待たせてるから急ぐぞ」
「え?あ!?ミナトくん!ありがとうって何がなの?教えてよ~」
俺はこの世界で未来へと向かっていく。この平穏な世界で積み上げてきた思い出と共に!
予告
一人の少年が導かれた世界……少年はプリキュアたちと共に戦う。
勇者の力に似た大罪の力を使って……そして記憶に映り込む桜の勇者は誰なのか……
『デリシャスパーティープリキュア 大罪の勇者』
近日更新予定
これにてメモリーズ編完結!
映画の話は本当にいつか書こうと思ってましたが、ようやく書けました。何気にこの龍騎の暗殺者は自分の中でもおも入れがあるので短い間ですが復活できて良かったです
そしてデパプリの話も書く予定ですので、一応予告も
その際はまたよろしくお願いします