HuGっと!プリキュア 竜騎の暗殺者   作:水甲

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第19話 背負っていくもの

俺たちの話を聞いてしまったはな。そんなはなをアンリは笑顔であることを言った。

 

「立ち聞き?いい趣味してるね」

 

お前が言うなって言わない方が良いな

 

「影で様子見ていたお前が言うな」

 

ウェイブ……言ってやるなよ。

 

「君には関係ない話だよ」

 

「でもほまれ、困ってる顔してるから……」

 

「じゃあ、君、ほまれのために何が出来るの?」

 

ほまれのために出来ること……はなはその問に笑顔で答えた。

 

「私、夢応援するよ。フレフレ、ほまれ!頑張れ、オッー!」

 

「止めるんだ」

 

はなの応援を止めるアンリ。アンリはにらみつけるようにはなを見た。

 

「ごめん、君って無責任だよね。頑張れって言われなくってもほまれは頑張るよ。応援なんて誰にも出来る。その無責任な頑張れが彼女の重荷になってるんだよ」

 

「あんたね!!」

 

アンリの言葉を聞き、サヨは怒り出し、文句を言おうとするが俺はそれを止めた。

 

「さぁ、行こう。ほまれ」

 

アンリはほまれに手を差し伸べ、ほまれはその手をとるが、はなの手も握っていた

 

「ごめん、私、アンリとは一緒に行けない。見てほしいものがあるんだ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺たちはほまれに連れられ、スケート場に来ていた。ほまれがアンリに見せたいものって一体何なんだろう?

 

「私、頑張れって言われるたびに凄く辛かった。そんな資格が無いって、心がギュッとなって……」

 

「分かるよ。そんなほまれを救えるのは僕だけだ」

 

「だけど私に新しい世界を見せてくれたのは、はなとさあや。それにミナトたちなの」

 

ほまれの言葉を聞いて、嬉しそうにするはなとさあや。俺らだって言われたけど、俺らは特に特別なことはした覚えがないんだけど

 

「はな、フレフレして」

 

「ほまれ……うん!!フレフレ、ほまれ、頑張れ頑張れオッー!」

 

はなの応援を聞いて、ほまれは満足そうにしていた。

 

「私はもう一度みんなの頑張れを背負っていく!!」

 

ほまれが演技を始めた。ほまれの姿はただただ美しく、さあやみたいな天使の羽が見えた。

アンリもそんなほまれの姿にも惚れていた。

 

「なぁ、アンリ」

 

「……なんだい?」

 

「お前ははなの無責任な頑張れが重荷になってるって言うけど、ほまれにとっては重荷になんかなってないよ……お前は頑張れって言われて重荷に感じたことあるのか?」

 

「そんなわけ……」

 

「俺がいた場所では、頑張れとか言われたらそれは応援じゃなく、ただの哀れみだった。だけどこっちに来てはなの応援を聞いて、嬉しく思えるんだよ。哀れみじゃなく背中を押してくれるような感じがしてな」

 

「君は……」

 

ほまれが演技を終えるのと同時に窓の外からオシマイダーの姿が見え、俺達は直ぐ様外へと駆け出すのであった。

 

 

 

 

 

 

 

「渋滞なんて人生でもっとも無駄な時間よね」

 

「おいおい、おばさん。来たみたいだぜ」

 

「誰がおばさんよ!?」

 

俺たちは駆けつけるとビルの上にパップルとエンシンの姿があった。

 

「何だ。久しぶりじゃないか。どうしたんだ?ハイトのやつに気持ち悪いって言われて閉じ込められたのか?だったら整形してやろうか?顔面を殴って」

 

「てめぇ!!」

 

エンシンが剣で斬りかかってくるが、それをグランシャリオを装着したウェイブが受け止めた。

 

「おらっ!!」

 

「てめぇは……イェーガーズの!!」

 

「ミナト、こいつは俺とサヨがなんとかする!!」

 

「頼んだぞ。ウェイブ、サヨ」

 

「あぁ」

 

「任されたよ」

 

エンシンを二人に任せ、俺はキュアエールたちと一緒にオシマイダーと戦おうとした瞬間、地面から水の龍が現れ、俺に向かってきた。

俺は咄嗟に避けるとオシマイダーの近くに三獣士のリヴァがいた。

 

「レガオンのミナトだな」

 

「邪魔する気か……研究部門と手を結んだって言うことでいいのかな?」

 

「手を結ぶか……笑えない冗談だ!!」

 

リヴァの周りの地面から水の柱が吹き出し、俺に向かって攻撃を仕掛けてきた。避け続けるが、水の柱は鋭く地面をえぐり続けてきた。

 

「前に本で見たことがあるけど、ウォーターカッターみたいなもんか」

 

「コチラ側だと中々面白いことが書かれているものがあるからな!!」

 

水の刃をレガオンで弾いていくが、水だから壊すことができない。凍らせれれば楽なんだけど……

 

「ミナト!!」

 

キュアエトワールに呼ばれ、振り向くと何か合図をしていた。何となくだけど、これであってるかな?

俺はレガオンを足に装着し、水の刃から逃げる。だけど逃げた方向はオシマイダーがいる場所に……

 

「おらよ!!」

 

オシマイダーとぶつかる寸前で、俺はオシマイダーの頭上を飛び越えた瞬間、水の刃がオシマイダーに突き刺さった。

 

「ほう」

 

「ちょっと、何やってくれてんのよ!?遊んでるんじゃないわよ。私に無駄な時間は許さないのよ」

 

「無駄な時間なんかない!!仲間と過ごす時間がとても愛おしい!!」

 

キュアエトワールからまばゆい光があふれると共に、キュアアンジュのハートフェザーとキュアエトワールのハートスターでオシマイダーを吹き飛ばした。

 

「エール!!今だよ!!」

 

「フレフレ・ハート・フォー・ユー」

 

キュアエールの必殺技でオシマイダーが浄化された。それにしてもさっきの光、ほまれの心の成長に合わせたみたいだったけど……

 

「グランフォール!!」

 

「ぐああああああ!!」

 

エンシンをウェイブの必殺技で吹き飛ばしていた。流石にウェイブも強くなってきたな。

 

「これでお終いだな。ワイルドハント」

 

「ふふふ、お終いか……面白いこと言うじゃねぇか」

 

「見て、ウェイブ!?」

 

「こいつ!?」

 

ケリを喰らった箇所が見る見る内に再生していく。こいつ、コスミナみたいに危険種に改造されてるのか?

 

「こいつはいいな。それに……」

 

エンシンは持っていた帝具を地面に落とし、踏み砕いた。

 

「帝具はもういい。次は皇具の力を見せてやるよ」

 

エンシンはそう言いながら、姿を消すのであった。それにパップルもリヴァの姿もなかった。

 

「皇具の力……か……」

 

戦いも終わり、アンリもほまれの行道を認めていくのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アンリSIDE

 

ほまれがプリキュア。それにあの彼らは……

 

「中々大変な事情を抱えてるんだね。ほまれは……」

 

一人でそう呟いた瞬間、目の前にまばゆい光が落ちてきた。光が消えるとそこには黒髪の少女と背の高い男が倒れていた

 

「君たちは……」

 

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