HuGっと!プリキュア 竜騎の暗殺者   作:水甲

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第20話 みんなでハイキング

今日ははなたちと一緒にのびのびヶ原にハイキングに来ていた。俺の他にナイトイェーガーズのメンバーで着いてきたのは休みがあったセリューだけだった。

 

「ハイキングか。こういうのも悪くないな」

 

「そうね。たまに思い出すわ。ここは平和な世界だって」

 

「あんたらたまに思うけど、もうちょっと平和を実感したら?」

 

ほまれに突っ込まれるけど、だって平和な日常とか本当になかったから仕方ないだろ。

 

「ハイキングだぁ~!出発~!」

 

はなが楽しそうに走ろうとしたときだった。

 

「スト―――ップなのです」

 

突然呼び止められた。俺たちは声が聞こえたほうを見るとそこには一人の女の子がいた。

女の子ははなの近くにあった小石をひろうと

 

「ふぅ、あと一歩で石につまずいで、転んで坂を転げ落ち、泥まみれになったところだったのです」

 

「えぇ、いや、そんな……」

 

「そんなとはなんですか!!ハイキングはとても危険なんです。ハイキングに行きます。お弁当を食べます。そしたらデザートのみかんが転がって、追いかけている内に迷子になって、二度と帰れなくなる。そんな未来が待っている……なのです」

 

あれ?何でだろう?さっきの話を聞いて、頭の中にはなが迷子になっているイメージが浮かんだんだけど……

 

「まぁこの子みたいな大げさじゃないけど、うっかり転んではぐたんに怪我したら可愛そうだもんな」

 

「あ、そっか」

 

「それに俺の知ってる山はかなり注意力が必要だったから、気をつけて進むべきだと思うぞ」

 

フェイクマウンテンでの特訓はかなり苦労したからな。周辺に注意を払わないと擬態した危険種が襲ってくるし

 

「そこのお兄さんの言うとおりです。いろいろと注意をしたほうが……あの、なんですか?」

 

はなは女の子をじっと見つめていた。するとたちまち笑顔になり

 

「お人形さんみたい~かわゆいの~」

 

「えみるちゃ~ん」

 

「ん?ことり?」

 

「あれ?お姉ちゃんに、ミナトお兄ちゃん。来てたんだ」

 

「ことり、この子と知り合い?」

 

「うん、同じクラスの……」

 

「6年1組、愛崎えみるです」

 

ことりの友達ということはやっぱり同じ年だよな。まだ小さいのに注意力があってすごい子だな

 

「クラスでハイキング行くことになったんだけど、えみるちゃん、集合場所あっちだよ」

 

「本当に行くのですか?ハイキングはとっても危険なのに……」

 

「えみるちゃんは行きたくないの?」

 

「その割には大きいリュックだけど……」

 

「これは危険に備えてるんです」

 

えみるはリュックの中を広げてみせた。緊急用のパラシュートやら何やら結構備えていた。

 

「確かに必要なものばかりね」

 

「あぁ」

 

「あんたらの価値観で言わないでほしんだけど」

 

「せやな……行きたないんやか楽しみなんかどっちなんや?」

 

ここで価値観の違いが出てしまった。いや、セリューは同意してくれたからな。

 

「絶対楽しいと思うんだけどな……」

 

「あなた、信用ならないのです」

 

「私!?」

 

「発言に根拠ない人は信用できません」

 

発言に根拠がないって、いや、まぁ確かにそうかもしれないけど……子供の言うことにいちいち気にしない方が良いな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何だかんだでことりたちとも一緒に行くことになった。歩いていくと途中石橋の近くまでやってきた。

 

「この石橋を渡るみたい」

 

さあやが地図を見ながらそう言い、みんが石橋を渡ろうとした瞬間、えみるがそれを止めた。

 

「ストップなのです」

 

「今度は何?」

 

「みんなで渡ったら、重さに耐えきれず崩れ落ちてしまうのです」

 

「えっ?」

 

「いやいや、そんなわけ……」

 

「きちんと渡れるか確かめる必要が……」

 

えみるがトンカチを取り出し、確かめようとしていたが、俺は橋の近くに倒れていた看板を見つけた。

 

「えみる、ちょっと待った」

 

「何ですか?」

 

「看板が倒れてた。確認する必要はない」

 

俺は倒れていた看板を起こしながら、えみるに見せた。だけどえみるは何故か納得してなかった。

 

「確かに看板に渡るな危険と書かれていますが、ちゃんと危険かどうか確認しないと、もしかしたら修理したのに、看板を取り外し忘れたとか……」

 

「どんだけ心配性なのよ……」

 

「ここまで来ると気にしすぎですね」

 

ほまれとセリューの二人が呆れる中、俺はえみるの頭を撫でた。

 

「もし危険かどうか確認して、えみるが怪我したら大変だろ」

 

「そ、それは……」

 

「えみるちゃん、こういう時はちゃんとした場所に確認しましょう」

 

さあやは電話でこののびのびヶ原の管理人に確認を始めるのであった。確認が終わるとどうやら渡らないほうがいいとのことだった。

俺とセリューはえみるが持っていたロープを使い、うかつに渡れないように処置をするのであった。

 

「これでどうだ?」

 

「あ、ありがとうございます」

 

「ミナトお兄ちゃん、かっこいいよ」

 

とりあえずえみるも納得してくれたみたいだし、これで先に進めるな

 

「何というか、ミナト」

 

「何だよ。ほまれ」

 

「あんた、小さい子に人気あるけど、この世界で手を出したら捕まるからね」

 

「人を小さい子にしか欲情しない変態ピエロと同じにしないでくれないか?」

 

 

 

 

 

 

 

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